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サモンナイトN
[312]名無しさんと創る物語:2015/09/11(金) 19:49:23 ID:??? ★あいはぶまねー→ スペードK ★
[313]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 20:14:47 ID:q1/Wm5JY ★あいはぶまねー→ スペードK ★ スペード、クラブ→200バーム ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「200バーム……これだけか」チャリ 軽食一食分程度のそのお金は 召喚された当時、「着替えがないのは大変だろう」 という理由からアティ、ファミィ、アズリアの3人が自分にくれたお金のあまりであった。 佐門「あげたものを返されても縁起が悪いという事で このお釣りだけは残っていたのだ……これで、これで、多分、何かができる!」 淡い期待を胸に佐門は街に出かけた
[314]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 20:49:37 ID:q1/Wm5JY 【帝国】 南方の国家群が皮肉にも「旧王国」の先例に倣って、 エルゴの王の傍流を皇帝として独立分離した国家。 歴史は浅いが技術や経済発展に力を注いでおり、 一定の手順を踏めば召喚術の民生利用も可能であるという ある意味革新的な政策を行っている反面、行き過ぎた研究による弊害が起こっているが これはどうやら、宰相たちの政治的専横が発生している事が原因らしい。 つまる所、王様は大臣様の着せ替え人形。 だが、それでも国は回るというのだから不思議なものだ。 佐門「……てか、此処が帝国のお膝元って事は王様の家も国会も此処にあんのか」 だが、その割りには街中に堅苦しい雰囲気はない。 恐らく、そういう国の【中核】的な施設は街の中心部、普通の人が立ち入れない場所にあるのだろう。 政治と国民。そして、商業や学業などの本部が他の街に移されている事から それぞれを一つに集めず、独立させる事で自由性を高め、発展を促がしているのかもしれない。 佐門(でも、そうすると一つの街が独立したり敵に寝返られたら危ない…… あ、まさか。ウルゴーラの軍学校は貴族の社交の場ってだけじゃなく、 人質の意味もあるのか? 黒すぎるだろ、帝国ぅ! ……いや、その辺は俺の世界もやってるか) まっ昼間からちょっとブルーな気分になった佐門であった。
[315]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 21:08:19 ID:q1/Wm5JY 佐門「さてと、パッと見た所で入れそうな店は……」 【クジ屋】:サッカーチームの勝敗を予測し、 的中させれば倍率に応じて報酬が貰える。一口200バーム 佐門「そういや、サッカーが世界中でブームになってるって言ってたか そうなれば、確かにこういう店も出てくるわな……俺の世界でもあったわ」 【道具屋】:学生が日用品などを買いに来る店。回復アイテムなども売っている 佐門「怪我することもあるだろうし、行って置いて損はないか」 【武器屋】:そのままズバリの店。軍人御用達 佐門「今は何も買えないと思うが、見るだけならタダってところか。うーん、ロマンを感じる」 【酒場】:昼は軽食屋としても店を出している。そこそこな人気店の様で混んでいる。 佐門「知りあいがいたり予想外な人物に会えそうだな」 【占い屋】:稀によく当たる占い師メイメイが店を出しているらしい。女子に人気がある。 佐門「この世界の占いってどういう奴なんだろうな、気になるわ……」
[316]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 21:11:24 ID:q1/Wm5JY 佐門「さて、どうするかな」 A:クジ屋 B:道具屋 C:武器屋 D:酒場 E:占い屋 先着1名様、ageでお願いします
[317]名無しさんと創る物語:2015/09/11(金) 21:13:04 ID:z0QH8io+ E
[318]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 21:42:32 ID:q1/Wm5JY 〜占い屋〜 佐門「ほぉ〜、中々良い内装だな。チャイナ風って感じだわ」 ???「にゃはは〜☆ こっちではシルターン風っていうのよーん」ブワ 佐門「うわっ、酒くさ!!」 ???「ひっど〜い。女の子にその良いぐさはないじゃなぃのぉ」グビグビ そう言って酒をあおるチャイナ服の女性。 豊満な胸、引き締まった体。 どこか浮いているメガネ以外の見た目はザ・チャイナという感じだが、 その性格は豪胆で、朝方、道路に転がっている酔っ払いだった。 佐門「くそっ! いくら良いおっぱいでもこれが女の真実なら こんなんじゃ俺、女の事好きになりたくなくなっちまうよ……」 ???「よくわからないけど、凄く失礼な事を言われてるのは分かるわよ〜☆?」ニコニコ 佐門「ヒェッ! ごめんなさい!」 この時の事を、「笑顔なのに物凄く怖かった。腹黒なんて眼じゃなかった」と佐門は語る
[319]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 21:56:43 ID:q1/Wm5JY ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・ メイメイ「にゃははは〜! それでは、それでは! 迷える若人をこのメイメイさんが占ってさしあげようかにゃ〜」 佐門「わーわー!」パチパチパチパチ メイメイ「の、前に200バーム」サッ 佐門「あ、はい」ジャラ メイメイ「にゃはは〜、まいどありぃ♪ ではでは!」 ぶつぶつと何かを唱えるメイメイ。召喚術を学んだ佐門は それが鬼妖界・シルターン に由来する呪文であるという事までは理解できた。 メイメイ「……へぇ」 佐門「おっ、何々!」 メイメイ「貴方、彼らの召喚に巻き込まれたのね。おあいにく様、もう帰れないわよ」 佐門「!?(な、なんだ。いきなり雰囲気が変った……しかも、彼らだと?)」 彼ら、という言葉が何を示すのか。 なぜだかすぐに理解できた。それは、この世界に来てからも 頭の隅に残り続けた後輩たちの存在。 佐門「……あいつらは無事なのか?」
[320]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 22:30:56 ID:q1/Wm5JY メイメイ「貴方、名前は?」 佐門「……内藤左門だ」 メイメイ「そう、なら佐門……貴方は好きに動きなさい。 貴方は水面に落ちた小石に過ぎないけども…… 小さな波紋は重なって、何時しか大きな波になる」ガタッ 佐門「……それが俺の占い結果か」 メイメイ「そうとも言えるし、そうとも言えない。 占いなんて所詮はきっかけよ。 ……まぁ、道を見失った時に指針ぐらいは示してあげるわ、またきなさい」 佐門「……わかった」ガタッ メイメイ「待ちなさい……これを」 メイメイが差し出したのは古ぼけた一冊の本。 メイメイ「まぁ、もう持ち主もいないしね……あげるわ」 佐門「……貰っとくよ」パシッ タッタッタッタッ……ピタッ 佐門「……その服、乱暴に扱って悪かった メイメイ「別に良いわよ。それじゃあ、またね」 佐門「……あぁ」バタン
[321]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/11(金) 22:41:57 ID:q1/Wm5JY メイメイ「……いやねぇ。 長生きしてるとこういう事もあるのね」 佐門「……同属嫌悪っていうのか、こういうのは」 笑顔で本心を隠し、酔いで悲しみを誤魔化し続ける、メイメイ 道化染みた態度で身のうちを悟らせない、佐門。 二人はどこか似ていた。 今もなお、過ぎ去った過去に縛られ続けている事も。 よく似ていたからこそ、二人はそれぞれから目を逸らせない。 ☆感情が発生しました☆ ・佐門→(苦手だが……)→メイメイ ・メイメイ→(ほっておけない)→佐門 ■アクセサリ【呼び声の書】を取得しました 呼び声の書:【体+20】 【魔+20】 【召喚触媒(霊)】 ■他にアクセサリがないので自動で装備します
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0ch BBS 2007-01-24