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サモンナイトN
[661]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 19:59:14 ID:YEcpYaHk ★夜会話2→ ハート5 ★ ハート→ファミィ ファミィさん、ちょっと出番多すぎませんかね! ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「さて、そろそろ帰……あっ」 ファミィ「……あら」 顔を上げた所でちょうど街中の方から歩いて来たファミィと目が合う、佐門。 ファミィは何かがぎっしりつまった袋を抱えている様だ。 佐門「……本当、何かあるたびに顔をつき合わせるな」 ファミィ「そうねぇ……いっそ、結婚しちゃう♪ お見合いって面倒なのよね」 佐門「冗談だろ! お前と一緒とか、俺の胃袋が休まる日がねぇだろ!! 死ねと!?」 本当、悪い冗談だ。この世界は楽しいが、危険も多い。永住などごめんだ。 ―――本当にそうか? 佐門「…………ごめんだ」 ファミィ「……あらあら、暗い顔ね♪」 佐門「うるへー。多分、暗くなってきたからからだろ」
[662]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 20:11:27 ID:YEcpYaHk 佐門「あのさ……唐突だけど、お前たちってさ。なんで一緒になったんだ?」 ファミィ「本当に唐突ねぇ……」 佐門の隣に並び、頬杖をつくファミィ。 金色の瞳は沈んでいく夕日を見据えている様で、 その先にある何かを見つめているのかもしれない。 ファミィ「……アティちゃんは正直じゃない? ふだんのおっとりした所から想像できないけど、行動力は凄いのよ」 佐門「……アズリアの方がそう見えるけどな」 ファミィ「違うわ。アズリアちゃんは、むしろブレーキをかけちゃうのよ。 それは家柄が理由だったり、規則だったり……だからこそ、 心の中ではアティちゃんが憎らしくて、でも、その真っ直ぐ差が好きで……でもね」 佐門「……アティもアティでアズリアを羨ましく思ってる部分があるわけか?」 ファミィ「親友っていうんでしょうね、あの二人の関係が。 私はそんな二人を傍で見ているのが好きなのよ。 だからこそ、傍にいる……でも、所詮私は木陰で休む渡り鳥。何時かはこの場所から旅立つ」 佐門「居れば良いんじゃね、とは勉強した今となっちゃ言えねぇな。 金の派閥……聖王都では蒼の派閥と並ぶ巨大な組織なんだろ? そこの娘じゃな」 ファミィ「ただの金の亡者とそれにまとわりつくゲスよ……そう、今はね。私が変えるわ」 佐門「…………そうか」 ……頑張れよ とは言えなかった。 俺のその言葉は、あまりにも軽すぎるから
[663]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 20:37:53 ID:YEcpYaHk ファミィ「……佐門ちゃんは召喚術の事をどう思う?」 佐門「第一印象は興奮。次に奴隷を調達する為の悪行。 でも今は……別の印象がある。もしかすると、そう悪いもんじゃねぇのかなって」 ファミィ「ふぅん、それはなぜかしら?」 佐門「……お前らに、皆には……こうして、召喚術がなければ出会わなかった。 そういう良縁を運んできてくれた召喚術をあんま悪く言えなくなっちまった……いや、言いたくねぇ」 ファミィ「そう……そうね。結局は力の使い方次第なんでしょうね」 佐門「確かに暗い部分もある。でも、世界を超えること、その先の奴らとわかりあう事…… その為に召喚術はある。多分……いや、俺はそう思う事にした。それでいい」 ファミィ「…………クスッ」 佐門「な、なんだよ?」 ファミィ「うふふ、なんでもないの。ただ、その考えが世界に広がったら……てね」 佐門「……あぁ、そうだな。そしたらこの世界は……」 たくさんの人がこの世界の光と闇を正面から見据えられたなら、 それを変えていこうと、心の底から皆が思えたなら…… この世界は本当の理想郷に……リィンバウムになれるのかもしれない 佐門「……な、何か恥ずかしくなってきたな。 よし! やめ、やめ! 変えるぞ、腹黒!」 ファミィ「ふふっ……」 ―――不思議ね。貴方なら出来てしまうんじゃないかと思うの。……私も変えられちゃったのかしら
[664]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 20:55:47 ID:YEcpYaHk ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 3話:「虚ろなるものたち〜Creeping Darkness〜」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〜それからしばらくして、戦地後方〜 ヒューーーーーーーーーーーーーーードカン! ドカン! 教官「えぇええ!!!(大声) これからお前らの任務について説明する!!」 ドカーン! 佐門「う、うるせぇ……あれ、教官と違うな?」 バーーン! ギャレオ「うむ、恐らくあれは現場の指揮官だろう」 佐門「え、まじで? 俺より遥かにナヨっとしてるけど」 ギャレオ「……嘆かわしい事だが、恐らく賄賂や家柄で出世したタイプだ 一度、あのタイプをファルチカの陸戦隊上級科で見た事がある。全くふざけた奴だった」 佐門「で、どうしたんだ?」 ギャレオ「殴ってやった。まぁ、その結果がこれなのだがな」 佐門「ブハハッ! いやー、お見事! ナイス判断だぞ、それ」
[665]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 21:07:10 ID:YEcpYaHk 教官「そこぉー! うるさいぞ! ともかく、貴様らのやることは大きくわけて3つ!」 1:兵站業務(食料の運搬、整理、調理など) 2:衛生兵の補助(応急処置、包帯替えなど) 3:威力偵察 佐門「……応急処置とかしらねぇぞ」 ギャレオ「この学校では前期に習う物だそうだ。 ファルチカでも最初に習ったな。応急処置というのはあれで難しい」 教官「最も3は非常に難易度が高い。偵察が? 否、生還がという意味だ! 普段は 坊ちゃん揃いのウルゴーラにはやらせないのだが……今年は優秀な奴がいるらしいな?」 佐門「アティか……アティだろうな」 教官「アティ! そして、そのアティと模擬戦で引き分けた佐門! この2名に数名のチームを引き連れて威力偵察を行って貰う!」 佐門「ゲッ!?」 ギャレオ「……教官! それは流石に無茶ではないでしょうか!」 教官「無茶ではない。私が可能と判断したのだからな…… で、お前は……あぁ、ギャレオ。優秀らしいな。ではお前は……」 品定めする様にねっとりとした視線を生徒たちの間を泳がせる教官。しばらくして……
[666]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 21:19:45 ID:YEcpYaHk 教官「……アズリア・レヴィノス 様。ファミィ・マーン様でございますね お二方は私の傍で戦地を学んでいただきます。あぁ、ご安心を! 兵士ほぼは出払っておりますが、この護衛のギャレオめは戦地叩きあげでございます! あぁ、もちろん私も……この部隊を指揮するに値する能力は身につけておりますが」 ファミィ「……あらあら(恩を売ってるのかしら? 名前、覚えておくわよ……別の意味でね)」」 アズリア「……感謝する(この場で不要に騒ぐのは家名を傷つける事となる……)」 ギャレオ「くっ……すまん(ゲスが……護衛といいつつも自身の身の安全の為に俺をつけたな!)」 佐門「気にするなよ、お前の所為じゃねぇ」 教官「……さて、まずは佐門! お前には……」 先着1名様で ★佐門PT→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→教官「ヒアリー、レヴィの2名と共に威力偵察を命じる!」 ハート→教官「レヴィと共に威力偵察を命じる!」 スペード→教官「テンシンハンと共に威力偵察を命じる!」 クラブ→教官「ヒアリー……いや、単独の威力偵察を命じる!」 佐門「ナニィ!?」 JOKER→カイゼル「やはりそう来たか。何時、向かう? 私も同行する」 佐門「かきょ……カイゼル!」
[667]名無しさんと創る物語:2015/09/22(火) 22:15:21 ID:??? ★佐門PT→ ハートJ ★
[668]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 23:21:07 ID:YEcpYaHk ★佐門PT→ ハートJ ★ ハート→教官「レヴィと共に威力偵察を命じる!」 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 教官「レヴィ・マーンと共に威力偵察を命じる!」 佐門「……了解(マーン……あぁ、義妹という事になってた ……あれ、じゃあなんでアイツは偵察に?)」 時雨「確か、お妾さんの子供という設定になっていた筈だから恐らく…… 将来、家を騒がす可能性のある芽をつんでおこうという話だと思うよ、提督」ヒソッ 佐門「時雨もいたのか……が、かなり信憑性はあるな。確かか?」ヒソッ 時雨「うん、僕はサッカー用の待機艦娘になる前は ブラック鎮守府といわれる地域にいたからね……慣れっこさ、この手の策謀は…… いや、そういうにはあまりにもお粗末だね。誰が見たって死んでこいって状況さ」ヒソッ 佐門「……まっ、新兵―――より錬度の低い学兵だしなこっちは」ヒソッ 時雨「うん、皆の目に見える形でなんらかの成果を持ち帰るべきだね。 帰ってきて適当に報告しただけじゃ消される可能性は十分にあるよ」ヒソッ 佐門「おっと! おっとぉ!」 教官「何を騒いでいる! 出発は10分後だ、準備をしろ!」 レヴィ「……佐門、威力偵察って何?」 佐門「……すげぇ危ない事だ。戦闘もある。だから、俺の言う事を聞いてくれ」 レヴィ「……うん、分かった。頑張ろうね」グッ
[669]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/23(水) 00:05:42 ID:bxjS2ESg 佐門「しかし、この状況は予想してなかった、予想してなかったぞぉ……(冷汗)」ダラダラ レヴィ「まぁ、ニンゲンってほとんどそういう奴だよ!」 佐門「あー、うん……でも、良い奴もいるからな」 レヴィ「知ってる!! 佐門たちは良いニンゲン!!」 佐門「……お、おう!」(流石に目の前で褒められると照れるわ……) 佐門(さて、どうするか……アティの所はテンシンハンとカイゼルが入ったか 他の部隊はもう仕事が始まって話せそうにないが……アティたちとなら時間があるか?) A:アティたちと話す B:レヴィと話す C:誓約の儀式を行う D:静かに集中して時間まで過ごす 先着1名様、ageでお願いします
[670]名無しさんと創る物語:2015/09/23(水) 01:22:20 ID:ITNi5hZs C
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0ch BBS 2007-01-24