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サモンナイトN3
[277]名無しさんと創る物語:2016/01/01(金) 12:12:43 ID:EA5Y+MC6 ★ヘタレと処女→ ハート8 ★
[278]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 18:55:48 ID:mzUBQGu+ 今更ですが、あけましておめでとうございます 今年も……といっても恐らく来週中、早ければ明日には完結ですので この話も残すところあとほんの僅か。どうか最後までお付き合いください ★ヘタレと処女→ ハート8 ★ ハート→仲治り ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ファミィ「…………」 佐門「…………(もぐっ)」 ファミィ「…………」 佐門「…………(もぐもぐっ)」 ファミィ「…………」 佐門(つ、辛い!) 部屋を包む沈黙。 お互いが口を開かけては閉じ、開きかけては閉じ…… そんな事を繰り返し、ただ時間だけが過ぎ去っていく。
[279]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 18:57:10 ID:mzUBQGu+ ファミィ「……アティちゃんに聞いたわ。戦ったって……」 佐門「ん? あ、あぁ……オルドレイクか」 実際には剣を完璧に制御している所を見せただけで 狂喜乱舞しながら帰っていったので戦闘は行っていないのだが…… 佐門「向き合っただけだぞ。魔剣を見せたら相手は何か納得して退いたからな」 ファミィ「……どうして残ったの?」 佐門「あのなぁ……背中見せて逃げられる相手じゃねぇのは分かるだろ! アティは膝が震えてた。俺はそうでもなかった。だったらどっちが残るかなんて……」 パンッ!!!
[280]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 18:58:26 ID:mzUBQGu+ 佐門「はっ……えっ?」 頬に残るじんわりとした痛み。 きょとんとした目で何かぶつけたのかと辺りを見渡し、しばらくして 目の前にある乗り出してきた誰かの体と振り切られた手に気づいた。 佐門「おまっ……」 ファミィ「それで!!!」 ―――貴方が死んじゃったら元も子もないじゃない!!! 佐門「…………かもしれねぇな」 ファミィ「かもしれないかじゃないわ!」 どうして どうして ファミィ「貴方は私たちの事を考えてくれないの! 貴方が……佐門ちゃんが死んだら! 私が何時もの様に笑顔を浮かべていられると思うの!? アティが、アズリアが、どう思うかもわからないの!」 佐門「……それは」 ファミィ「分かってクセに! 人の気持ちに無関心なんてフリして、 一番注意を向けている貴方は……嫌い、嫌いよ! 貴方なんか嫌いよ……でも、でも……好きなの! だから!」 ―――いなくならないでよ……お願い、お願いよ……
[281]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 19:02:20 ID:mzUBQGu+ ファミィ「ひっく……」 佐門「…………」 ガタッ。ギッ、ギッ、ギッ……バサッ 佐門「此処、夜は冷えるぞ。今更だけど…… そんなうっすい寝巻きでよく寝れるな。それ着とけ」 ギッ、ギッ、ギッ…… 佐門「それから、やっぱり約束はできねぇわ。 人間何時か死ぬもんだし。何より……俺はもう後悔はしたくない」 何かすればよかったとか 何か出来たかもしれないとか 佐門「そんなのゴメンだ。そりゃ、俺は無能だ。 何にもなれないかもしれねぇけど……最近、分かったんだよ」 ―――それでも、”俺”にはなれる ギッ、ギッ、ギッ…… 軋んで音を立てる木の床板に耳を向ける。 誰かの泣き声を聞きたくないから『ギッ』というその音だけを聞こうとした 傍から見ればまた逃げてると言われるのだろう。 でも、今はそれが精一杯だった。少なくとも、前とは違う。答えを示す事ができたのだから―――
[282]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 19:25:09 ID:mzUBQGu+ 佐門(まだ真正面から、人の優しさも思いも受け止めきれねぇけど……) 何時かきっと……俺という存在に誓って必ずそういう男になってみせる。 だから今は…… 佐門「……おやすみ」 バタン! ギッ、ギッ、ギッ…… 佐門「…………はぁ」 はりつめていた空気を吐き出し、扉によりかかって背筋を伸ばす その時、1枚の薄い扉越しに聞いた言葉は ―――おやすみなさい 一応の和解の言葉だった、そんな気がする ■ファミィ 友好段階:1(好きだけど嫌い)→■ファミィ 友好段階:3(嫌いだけど……) ※最後だし少し色をつけて……好感度はマスクデータにする方がジッサイ楽だと思います(学習)
[283]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 19:27:50 ID:mzUBQGu+ 因みに心理描写とうでほっとくと最低でも6〜10レスは食いつぶしそうなので 基本的に7割ほどカットしております。本当は台本式でサクサク行きたいのですが悪い癖です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★追加イベント→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→追加イベントなし ハート→追加イベントなし スペード→サッカーしようぜ! クラブ→追加イベントなし JOKER→??? クラブA→???
[284]名無しさんと創る物語:2016/01/02(土) 19:28:17 ID:??? ★追加イベント→ クラブJ ★
[285]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 20:45:53 ID:zbQ43XIA 間が開きすぎてしまった……でもちゃんと終わらせますぞー ★追加イベント→ クラブJ ★ クラブ→追加イベントなし ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「……しまったな」 一人部屋、呟きながらたたずむ佐門。 今、彼は深刻な問題を抱えていた…… 佐門「ファルゼンに夜来いって言われてたが、夜が深まりすぎて……道が分かんねぇ」 といってもこのまま呼び出しを無視するのも気が引ける よーく魔力を感じればなんとなく目的地の方角ぐらいは分かるかもしれない が、今日は少々疲れすぎた。集中力などまるでない ならば適当に歩いてみるか、あるいは棒でも転がすか 佐門(運か勘か……う、うーむ……よし、勘だ! 歩くぞぉーー!) 困った時に運ではなく自分(の勘)を信じる様になったのは 彼にとって大きな進歩だが彼がそれに気づかは分からない―――
[286]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 20:48:00 ID:zbQ43XIA ドン!ドン! 佐門「うわっ!? な、なんだ……鳥か?」 突然の騒音に驚きつつもその音が聞こえた場所―――部屋の窓の方に目を向ける佐門 するととそこには…… 青白い顔の見知らぬ少女「……」 佐門「……」 青白い(光を放つ)見知らぬ少女が窓から佐門の部屋を覗き込んでいた 佐門「…………」汗ダラダラ 青白い顔の見知らぬ少女「…………ノロッテヤル」 佐門「」
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0ch BBS 2007-01-24