【佐天さん】とある佐天の学園都市3【マジ天使】

[69]佐天の人：2015/06/05(金) 02:43:17 ID:G+JpH/Eg
土御門「神裂か。少し話したいことがある。
　　　　いや会わせたい奴がいるという方が正しいな。」

真面目モードを維持しながら、土御門が電話をかける。
普段のおちゃらけた彼とは全く違う。魔術師としての土御門がそこにはいた。

神裂「理由を説明してもらって良いですか?」

土御門「天使を宿してる女の子と接触をした。
　　　　彼女が言うには神の薬(ラファエル)を身に宿しているらしい。
　　　　でだ。彼女が使えるのは風の力、つまり本来なら神の火(ウリエル)のはずなんだが……」

結標を治療している間に、土御門が連絡を取っていた。
どうやら神裂という女性らしい。声からは10代後半、いやそれ以上にも感じる。

神裂「分かりました。私も直に確かめるとしましょう。
　　　合流場所はどうしますか?私がそちらへと向かいましょうか?」

土御門「そうしてくれると助かる。場所は……」

土御門が神裂という女性に場所を教えていた。その人がこちらに来るのだろう。

土御門「神裂火織、必要悪の教会(ネセサリウス)の魔術師にして聖人だ。
　　　　力のベクトルとしては似ているはずだ。」

結標「へぇ……魔術ね。統括理事長は、そちらの方にも精通しているのね」

土御門「まあな。で俺も魔術師でもある。
　　　　ただ使えば、死にかけるがな。科学と魔術は相反する。
　　　　だから、科学側の能力をレベル0でも持っている以上、魔術を使えば
　　　　負荷がかかるんだ」

前次写