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サモンナイトN
[662]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/22(火) 20:11:27 ID:YEcpYaHk
佐門「あのさ……唐突だけど、お前たちってさ。なんで一緒になったんだ?」
ファミィ「本当に唐突ねぇ……」
佐門の隣に並び、頬杖をつくファミィ。
金色の瞳は沈んでいく夕日を見据えている様で、
その先にある何かを見つめているのかもしれない。
ファミィ「……アティちゃんは正直じゃない?
ふだんのおっとりした所から想像できないけど、行動力は凄いのよ」
佐門「……アズリアの方がそう見えるけどな」
ファミィ「違うわ。アズリアちゃんは、むしろブレーキをかけちゃうのよ。
それは家柄が理由だったり、規則だったり……だからこそ、
心の中ではアティちゃんが憎らしくて、でも、その真っ直ぐ差が好きで……でもね」
佐門「……アティもアティでアズリアを羨ましく思ってる部分があるわけか?」
ファミィ「親友っていうんでしょうね、あの二人の関係が。
私はそんな二人を傍で見ているのが好きなのよ。
だからこそ、傍にいる……でも、所詮私は木陰で休む渡り鳥。何時かはこの場所から旅立つ」
佐門「居れば良いんじゃね、とは勉強した今となっちゃ言えねぇな。
金の派閥……聖王都では蒼の派閥と並ぶ巨大な組織なんだろ? そこの娘じゃな」
ファミィ「ただの金の亡者とそれにまとわりつくゲスよ……そう、今はね。私が変えるわ」
佐門「…………そうか」
……頑張れよ とは言えなかった。
俺のその言葉は、あまりにも軽すぎるから
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