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サモンナイトN
[774]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/24(木) 19:53:47 ID:OqtxHL2M
★その後→ クラブ5 ★
クラブ→帝国の闇
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ラバウル首相「それでは議題に移る前に各軍の報告を発表していただこう
まず、海軍の状況を……シータ宰相にお願いする」
シータ宰相「はい」
そう言われて立ち上がったのは、彼の左の席に着席していた黒髪の老女であった。
老いさらばえても年齢に似合わぬ筋肉を持つラバウルと反対に、その体は細く、腕も枯れ木の様だ。
しかし、その眼光は鋭く。睨まれただけで動けなくなると感じるだけでの強さがあった。
シータ宰相「まず……私が先頭に立ち立ち上げたこの海軍……
全体の錬度としては陸軍よりもまだ格下という所ですが……
発足当時は稚拙であった帆船も、工船都市パスティスの尽力もあり遥かに進歩しています」
そういうと、シータ宰相は手のひらをパスティスの領主に向け、それに気づいた領主が立ち上がる。
要するに「ほら、拍手を」という無言の催促の様な物である。
パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ!
シータ宰相「本格的な実戦配備にはもう数年の歳月が必要ですが、
ようやく終点……いえ、折り返し地点が見えたというところでありましょう。以上で報告を終わります」
ラバウル首相「素晴らしい……では、リュウ宰相。陸軍はどうかね?」
リュウ宰相「ふーむ、そうですねぇ……」
リュウ宰相と呼ばわれた男性……いや、糸目の青年は
自前の肩で整えられた青い頭髪をいじりながら宙に目を泳がせる。考えを纏めているのだろうか。
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