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サモンナイトN2
[444]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/11(日) 14:00:45 ID:rgb2lpHw
〜宿屋〜
試合でくたくただった俺は宿に着くなり眠ってしまったらしい。
机の上に置かれていた冷め切った夕食を見る限り、少なくとも夕食の時間はとっくに過ぎた様だ。
窓を開けるとそこには満天の星空がある。冷え切った冬の風に頬を撫でられ、
そういえばもう冬だったなと、ふと思った。
佐門「もう、冬か……」
やがて暖かな風と共に春が訪れ、また夏がやってくる。
そして、秋。冬……気がつけばそれが当たり前になっていく。
佐門「……帰りたいか?」
分からない
佐門「帰りたくないのか?」
……分からない。
佐門「……この世界は好きか?」
答えられない。答えてしまったら、もう決めなくてはいけない。
だから今の俺にはそれを先延ばしにする事しかできなかった。
たとえ、その日が明日でも、一瞬後でも―――
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