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サモンナイトN3
[51]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/08(日) 15:38:12 ID:2erOD9dA
アルディラ「……私は」
アルディラさんは好きとも嫌いとも言わない。
答えを探す様に、いなくなった誰かを探す様に。
ただ肩を震わせ瞳を迷わせるその姿は、
彼女を見た目より一回りも二回りも小さな女性に見せる。
佐門「……アルディラさん。手、借りますね。あ、アティもな」
パシッ
アティ「ひゃっ!」
アルディラ「あっ……」
強引に二人の右手と右手を結ばせる。
そして少し気恥ずかしいが、結ばれた手の上に自分の手を重ねる。
アティの手は暖かい。
アルディラさんの手は少し冷たいけど……やっぱり暖かい。
きっとこれが生きてるって事なんだと思う。
佐門「言葉って奴は素直じゃねぇから、
口に出せば出すほどこんがらがっちまう時ってのもある。でもさ……」
―――こうして触れ合う手の中にある暖かさはきっと……皆、同じだ
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