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【手強い】副キャプテン半田4【ライバル達】
[859]副キャプテン半田:2016/12/20(火) 21:06:00 ID:nMfOljZ+
三重県某所
雷門と緒戦で当たることとなる戦国伊賀島中学。少々唐突であるが、ここでその練習風景を少し覗いてみよう。
風魔「喰らえ!蜘蛛の糸!!」ヒュバッ
霧隠「甘い!残像だ!」ヒュンッ!
まるでバトル漫画の一場面のようなかけ声と共に、グラウンドを駆け巡る少年たち。彼らこそが戦国伊賀島サッカー部員である。
その中でも一際鋭い動きを見せる二人組がいた。
中里「行くでゴザル!!」シュババババ
シェスター「なんの!シップウドトウ!!」ズザァッ!
おそらく殆どの人が登場を予想していたであろう、中の里のサッカー忍者 中里正人と「精密機械」の異名を持つ
西ドイツが誇るニンジャマニア フランツ・シェスター。
本来の歴史であればライバルとなっていた二人は、こちらの世界では奇しくも同じチームで共に戦っていた。
伊賀島「全員集合!」
と、ここでグラウンドに一人の老人が突如現れた。老人の号令に従い部員たちはすぐに老人の前に跪く。
霧隠「監督、なに用でしょうか?」
伊賀島「皆に知らせねばならぬことがある」
現役の忍者であり、部員たちに忍術を応用したサッカー技術の指導を施している
戦国伊賀島の監督──伊賀島仙一は重々しい口調でそう切り出した。
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