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【主人公力】副キャプテン半田5【マシマシ】
[526]副キャプテン半田:2017/05/04(木) 20:56:18 ID:SbgCuPAQ
光明寺
半田「光明寺だ。パスカットにいくかタックルにいくかは臨機応変に対応してくれ」
光明寺「ああ任せてくれ(深い位置からドリブルされた時には真っ向から立ち向かうしかないが……それでも止めてみせよう)」クイッ
半田「まだ一点取られただけだ、そりゃあ相手は既に二本もシュートを撃ってるが、こっちも相手のやり方が分かってきた頃だ。
ここから反撃するなんて楽勝だぜ。前半はまだ約半分ある、ガンガン攻めてさっさと追い抜くぞ!!」
一同『おおっ!!』
半田の号令の元に部員達は闘志を更に燃え上がらせる。
そんな中、円堂一人だけが静かに自分の掌を見つめていた。
円堂(……今は間違いなくピンチ。この大会で先制点を相手に奪われたのはこれが初めてだ、このままもし点が取れなかったら……
取れたとしてもそれ以上に俺が失点しちゃったら敗けだ、でも……何でか分からないけどすっげえわくわくしてる!!
俺の中で新しい何かが生まれていく感じ……これは……)
入学当初から使い続けてきたグローブは幾つもの激闘を越えてきてボロボロになっている。
そこには円堂の汗と血と涙が染み込んでおり、それはもはや自分の体の一部と読んで差し支えないだろう。
磨耗した指先が、解れかけたエンブレムが円堂に今までの努力を思い出させてくれる。
不思議と自信が満ち溢れもうどんなシュートが飛んでこようと、絶対に抑えられる気がした。
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