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サモンナイトNU
[123]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/20(月) 18:17:35 ID:???
★蒼の思惑 クラブ5 ★
スペード、クラブ→表面上はともかく、どこか不穏な気配を感じる
エクス「それで、どうしましたか?」
金色の髪の少年は穏やかな口調でそう目の前の初老の男性に言った。
男性は明らかに年下の彼にどこか、媚びる様な笑顔を浮かべると「ええ、ええ」とうなずいた
フリップ「エクス総帥のお言いつけの通り、お渡ししました。
しかしいささかスムーズにいきすぎて怪訝な顔はしておりましたが」
エクス「構いません。恩を売られた、ぐらいはわかっていらっしゃるでしょう
少なくとも、これで僕が訪れても追い返されることはありません」
フリップ「……エクス様を追い返すと? 蒼の派閥の総帥を?」
エクス「話に聞いた限り、彼は穏便にすませてようと
表面上はこびへつらうかもしれませんが魂は売りませんよ」
―――たとえ記憶を失おうとも、悪に転ぶことはないでしょう
フリップ「おぉ、それはそれは。正義に燃ゆる男という訳ですか
蒼の派閥の理念にも、えぇ。沿った男でございます。よいご縁だ!」
フリップは怖かった。彼にそう言ったエクスの眼は「お前と違って」と言われた気がしたからだ
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