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ペア麻雀選手権!
[202]名無しさんと創る物語:2013/08/21(水) 00:18:14 ID:??? ★豊音&初美→( クラブ2 ):( ダイヤ3 )/★ ★衣&穏乃→( ハート5 ):( スペード2 )/★ ★おはよう姫様→ クラブ2 ★
[203]名無しさんと創る物語:2013/08/21(水) 11:43:47 ID:??? もう起きたじゃないか!(憤怒)
[204]◆Subara.Qc. :2013/08/26(月) 16:01:23 ID:??? ★( ハート8 + 1 )巡目★ ★玄&咲→( ダイヤ5 ):( ダイヤ7 )/玄( グー )咲( チョキ )★ ★小蒔&良子→( スペード10 ):( ダイヤQ )/★ ★豊音&初美→( クラブ2 ):( ダイヤ3 )/★ ★衣&穏乃→( ハート5 ):( スペード2 )/★ ★おはよう姫様→ クラブ2 ★ ------------------------- ★( ハート8 + 1 )巡目★→9巡目 ★玄&咲→( ダイヤ5 )+【リンシャンドラゴン(+9)】+【魔王の片鱗(マイナス無効)】=14 :( ダイヤ7 )→【ドラゴンロード】=9+【リンシャンドラゴン(+4)】=13 /玄( グー )咲( チョキ )★ ★小蒔&良子→( スペード10 )+【九面(最弱)(+3)】+【苦海墜底(-5)】=8 :( ダイヤQ )= /★ ★豊音&初美→( クラブ2 )+【苦海墜底(-5)】=-3 :( ダイヤ3 )= /★ ★衣&穏乃→( ハート5 )=5 :( スペード2 )= /★ ★おはよう姫様→ クラブ2 ★ →玄&咲のツモ、12000オール。姫様おめざめ -----------------------------------------------------------------------------
[205]◆Subara.Qc. :2013/08/26(月) 16:09:11 ID:??? 恒子「さあ第二試合、小鍛治プロはまずはどのペアに注目ですか?」 健夜「どのペアも気になりますが…どうなるか予測がつかないのは松実&宮永ペアかな…」 恒子「ほう、その心は!」 健夜「カンからの嶺上開花を得意とする宮永選手ですが、カンドラにはあまり縁がありませんでした。 それが松実選手と組んだことでどうなるか…」 恒子「カンしてドラが増えるなら高打点出しまくりですね!」 健夜「そう簡単ではないですよ…。ドラが増えたら切れる牌も限定され、制約も増えるという事です。 いつもの松実選手以上に」 健夜(松実さんがドラを切れないなら、宮永さんのほうでどれだけ調整できるかが鍵かな…)
[206]◆Subara.Qc. :2013/08/26(月) 18:11:51 ID:??? ―回想・顔合わせ― 玄「えっと…はじめまして?です…?」 咲「…はい、ちゃんとお話しするのは初めてですね…」 玄「…………」 咲「…………」 玄(あの宮永さんの妹さん…。そして、全国で穏乃ちゃんを倒した清澄の大将さん…) 咲(和ちゃんの元先輩…。決勝でお姉ちゃんと優希ちゃんと打った、ドラの人…) 玄咲((知ってるのに、知らない人だ……))
[207]◆Subara.Qc. :2013/08/26(月) 18:14:26 ID:??? 玄(どうしよう…話題が無いのです…おもちも…) 咲(何を話せばいいのかな…) 玄(あ、そうだ!) 玄「ぜ、全国大会ではお姉さんにお世話になりましたのです!私、お姉さんと麻雀打ったんですよ!」 咲「はい…見てましたから」 玄「そ、そうだよね…」 咲「…………」 玄「…………」
[208]◆Subara.Qc. :2013/08/26(月) 18:32:42 ID:??? 玄「……そういえば、お姉さんとはどうして長野と東京と別々に?」 咲「あっ…えっと…」 ――一言では答え難い質問に、咲は一瞬口ごもる。 玄も空気が読めない子ではない。その変化は敏感に察していた。 玄「あ…変なこと聞いちゃったかな?」 咲「ううん、いいんです。もう仲直りしましたから…」 咲「…ちゃんと、お話しますね」
[209]◆Subara.Qc. :2013/08/27(火) 18:56:25 ID:??? ――これから照とも戦うかもしれない、大会の相方。 内緒にしておいたままで、いざというときに心配をかけたくはない。 そして何より、他人に笑って話せるようになった事なんだという自信が、咲自身にも欲しかった。 玄「そ、そんな大事そうなお話…私が聞いちゃっていいんですか?」 咲「はい…!聞いてもらいたいんで、お願いします!」 ――インターハイ終了後、ようやく和解することができた宮永姉妹。 意を決して、咲はその経緯を語り出す。
[210]◆Subara.Qc. :2013/08/27(火) 18:58:46 ID:??? 咲「――というわけ、なんです…」 玄「……宮永さん……」 ギュッ 咲「!?」 ――ひととおり話し終え、一息ついたそのとき。 玄は思わず咲を抱きしめていた。
[211]◆Subara.Qc. :2013/08/27(火) 19:01:34 ID:??? 玄「よかったね…仲直りできて、よかったね…」 咲「あ、あの、松実さん?」 ――抱きしめたまま泣きながら、玄は静かに語りかける。 玄「私にも…おねーちゃんがいるの…」 咲「……はい」 玄「ずっと一緒で大好きで…お姉ちゃんと離れ離れになるって思ったら、私…」 ――決して饒舌で喋りが達者なわけではない。 でも、ただやさしく抱きしめてくれるそのことが…咲には嬉しかった。 咲(あったかい…お姉ちゃんより、抱きしめられたときの感触も… 和ちゃんには負けるけど… さっき初めて会った私に… ボッコボコにされた相手の妹なのに… 純粋に心配してくれてるのがわかる…いいひとだ…)
[212]◆Subara.Qc. :2013/08/27(火) 19:04:46 ID:??? 玄「大切な人と離れ離れになることって…辛いよね… でも、しなくちゃいけないお別れっていうのもあって… 私はそこで、それでも待っていたいって思ったの」 咲(……?) 玄「私は昔から…、ずっと、待っている人だった…。 宮永さんは…待っているんじゃなくて、自分から会いに行こうとしたんだね…強いね…」 咲「そんな…。私なんて自分じゃ何もできなくて…最初は、逃げていただけです」 咲「…会いに行けたのは、和ちゃんたちのおかげなんです」 玄「和ちゃん?」 咲「背中を押してくれた、大切な仲間がいたから…」 玄「仲間…仲間か…。うん!それはステキだね!」
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0ch BBS 2007-01-24