ご利用ガイド
最新20
板
1-
前
次
新
レス
サモンナイトN2
[779]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:24:57 ID:RZM9PSDI アルディラ「でも、何かを学ぶことは悪くない筈よ?」 佐門「まぁ、確かに」 トコトコ クノン「アルディラ様、佐門様。お茶をお持ちしました」 アルディラ「あら……ありがとうね、クノン」 佐門「お、どうも……あ、そういやクノンも融機人なのか?」 クノン「いえ、私はアルディラ様の健康管理と護衛を受け持っている 看護医療用機械人形(フラーゼン)型式番号AMN−7Hです」 クノンはマニュアルを読み上げるかの様に一息でそう言うと お茶を机の上に置き、一歩下がる。無駄が全くない動きだ。
[780]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:44:56 ID:RZM9PSDI 佐門「……あれ、クノンっていうのは?」 アルディラ「私がつけてあげたの。可愛い名前でしょ?」 佐門「まぁ……確かに可愛い」 アルディラ「でしょ! ほら、クノン。彼も可愛いって、お礼を言ってあげて」 クノン「……はい、ありがとうございます」 その言葉は変らず感情の篭らない無機質な物だったが、 白い肌に僅かに朱色が差し込んでいた。 そんなクノンを見て、アルディラは微笑む。 クノンはアルディラの笑顔を見て首をかしげたが、 アルディラは「気にしなくて良いのよ」と囁き、クノンの頬を優しく撫でた。
[781]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:48:35 ID:RZM9PSDI 佐門(親と子……いや、この場合姉妹って感じかな) アルディラの知性的かつ、落ち着い佇まいの向こう側にある優しさと、愛情。 クノンの機械的な態度に隠れた、未熟ではあるが、確かに存在する感情。 二人はとてもよく似ている。その不器用さも 佐門(また遊びに来るかな……) すぐ側で見守っていたい、この姉妹を そんな事をぼんやりと思いながら静かにゆったりとした時間を過ごした ■アルディラ 友好段階:3(弟の様な子) ■クノン 友好段階:1(不思議なお客様) からスタート。クノンの感情の芽生えにブーストが掛かっている模様
[782]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:00:52 ID:RZM9PSDI 〜鬼妖界集落「風雷の郷」〜 キョウマ「ミスミ様、こちらの方が例の漂流者……佐門殿です」 佐門「佐門です(殿って久しぶりに聞いたな アズリアが超初期に言ってたな……すぐに呼び捨てになったけど)」 ミスミ「ほぅ、御主が……」 艶やかな黒髪。頭部から突き出た角。 和服の様な服は体のふくよかなラインを浮かび上がらせるが、 開いた胸元からは肌を見せない様にアンダーシャツを着込んでいる。 どうやら自分の魅力は理解しているが、それを傘に偉ぶるつもりもなく。 事前にこの郷の長という説明を受けていたが どうやらそれに足る長らしい、慎ましさという物を持っている人物だと感じ取れた。 佐門(うっ、未亡人オーラ! この人は夫かーー! いや、乗り越えてるかもしれない……かもしれない……) 一歩歩くと地雷原。 愉快な世界、リィンバウム。 佐門「愉快じゃねぇよ……」 キャウマ「はっ、どうかいたしましたか?」 佐門「なんでもない! 独り言だよぉ!」
[783]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:10:06 ID:RZM9PSDI ミスミ「して、佐門殿…… お主はどうやら名も無き世界の者であるとか……真であろうか?」 佐門「真であります……あ、やべ。口調うつっちゃった」 ミスミ「ホホ……ほんに愉快なお人よのぅ して、それを証明する手段はお持ちか?」 佐門「それは当然あ……あっ!」 ミスミ「あっ?」 佐門「あー、その……今はないです……」 それもその筈。教科書などのびしょびしょの 荷物は別所で絶賛、日干し乾燥中であったからだ。 ミスミ「ふむ……そういえばお主召喚師であるとか?」 佐門「え、どうしてそれを?」 ミスミ「ふふっ、気にするでない。 ならば単純じゃな。2属性の召喚術を行使してみせぃ!」 佐門(ぐわーーーー! アルディラさんの話が本当なら 機属性は磁気ネックレスの誓約の儀式でいけるけど、わりと無茶ぶりぃ!) 何せ、パニック召喚に変化した召喚術は未だに完治の目処がなく。 この数年、佐門は『たらい召喚師』として陸戦隊で(笑い的な意味で)わりと有名だった
[784]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:14:55 ID:RZM9PSDI ミスミ「……で、どうなんじゃ? まさかできぬとは言うまい?」 佐門「くっ……えーーーい、やっちゃる!! 見てろよ、見てろよぉ!!」 ★パニック召喚→!card★ と書き込んで下さい。数字にによって分岐します。 1→金盥(自分に5ダメ) 2→金盥(敵に5ダメ) 3→回復(自分) 4→膝に矢(自分に10ダメ) 5→召喚成功 6→落とし穴に落ちる(自分に15ダメ) 7→召喚成功 8→額に矢(自分に20ダメ) 9→召喚成功 .10→額に矢(敵に20ダメ) J→とんでもないものを召喚してしまった…… Q→とんでもないものを召喚してしまった…… K→とんでもないものを召喚してしまった…… じょーかー→アシュタル
[785]名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 21:16:56 ID:??? ★パニック召喚→ ハートK ★
[786]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:32:21 ID:RZM9PSDI ★パニック召喚→ ハートK ★ とんでもないものを召喚してしまった…… ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「まずは機属性。集中、集中……」スゥ 召喚術にもっとも大切な物は集中。 どんな場所でも、いかなる状況でも集中を切らしてはいけない。 召喚術の基礎の基礎。 しかし経験が浅い召喚師は簡単に集中を乱してしまい、 その基礎の基礎を守れぬ物も多い。結果、制御を失った召喚獣によって亡き者に…… などという事件も多いのだが、その分佐門は恵まれていた。 暗殺者との死闘。莫大な魔力を持つオルドレイクとの戦い。 経験という意味では十分すぎたからだ。 ……古き英知の術と、我が声によって今ここに召喚の門を開かん 我が魔力に答えて異界より来たれ、異界のものよ! カッ!! ドリトル「チュイーーーーン」 佐門「あぁ、よろしくな。んじゃ、還すからちょっと待てよ……」 ■ドリトルの召喚石を手に入れた ドリトル(MP消費:20) 【ドリルラッシュ】:威力20
[787]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:43:37 ID:RZM9PSDI シュパッ! ミスミ「うむ、送還も中々の手際。 だが、まだ一属性じゃぞ?」 佐門「分かってる……とりあえず補助に魔道具を使う。それぐらいは良いよな?」 ミスミ「もちろんじゃ」 佐門「よし!」パラッ 腰の専用のホルダーに固定された呼び声の書を取り出し、開いた。 未だにページ数が全く増えていない呼び声の書だが、 これがあるとないでは精度も違ってくるので佐門はいつも持ち歩いていた。 佐門「……ミスミ様、アンタは鬼属性だな? だから鬼属性の召喚術を使う。文句はないな?」 ミスミ「うむ、頑張るのだぞ」 佐門を見守るミスミの視線はどこか生暖かい。まるで背伸びする息子を見守る様なその瞳。 要するにさっきの言葉も「言ってみただけ」であり、疑念など微塵もないのである。 キョウマ(ミスミ様も子供の様な事をする…… だが、この様に楽しそうな笑顔を浮かべるこの方を見るのも久しぶりですね) 佐門「行くぞ!」 ミスミ「うむ!」
[788]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:54:25 ID:RZM9PSDI 我が名は佐門……盟約を超越する者――― 開いた書に手を置き、静かに囁く様に呼びかけはじめると 体からあふれる魔力はゆるやかな風を起こし、手入れも適当なややふぞろいな黒髪が揺れる。 ミスミ「これは……」 キョウマ「召喚術……いや、間違いなく召喚術ですが…… 我らの使うそれとは違う……これは一体……」 古き英知の術と、我が声によって今此処に召喚の門を開かん 目を見開くとそこには門がある。 それは佐門の中にイメージとして作られた物だが、 その先には確かに別の世界の存在が生きる世界がある。 佐門「……」 開いた門の先に手を伸ばす。その手は門を超え 相手のエルゴ(真なる名)を掴み、束縛……するのではなく。 触れ、ただ呼びかける。来い、来てくれと…… 我が魔力に答え、異界より来たれ異界の友よ!!! カッ!!! ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24