ご利用ガイド
最新20
板
1-
前
次
新
レス
サモンナイトN2
[794]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:40:45 ID:RZM9PSDI >A:ちょいちょい話しに出てくる、ご老体について ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「あ、そういえばさっきキョウマさんが……」 『「えぇ、ご老体という前例がありますから。 名も無き世界の方だというならば、信じてよろしいかと……』 佐門「って、言ってたんですが……俺と同じ世界の人がいるんですよね?」 ミスミ「ふむ、ご老体の事か……そうだな、会って見るか、佐門殿?」 佐門「是非。そろそろ故郷の雰囲気が恋しくなってきてますんで」 ミスミ「よろしい。佐門殿なら、問題なかろう。こっちじゃ」
[795]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:45:24 ID:RZM9PSDI ………………………………………………………………………… ………………………………………………… ……………………………… ……………… 〜ゲンジの庵〜 ゲンジ「おぉ……! この髪、この瞳の色……まさしく日本人!!」 わしゃわしゃわしゃ 佐門「ちょ、くすぐっ……やめ、やめ! アハハハハハハッ!!!!」 ゲンジ「おぉ、すまんな。当の昔にこの世界に骨を埋めると決めた身 まさか再び同郷の者に会えるとは思っていなかったのでな……」 佐門「骨を埋める、ですか……」 佐門と違い、ゲンジはしっかりと選んだ上で此処にいる 単純さ差ではあるが、その差は越えがたく。大きい。 佐門にはそう感じられた。
[796]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:57:17 ID:RZM9PSDI 郷の離れにある、木造の平屋作りの小さな家。 日本にあった彼がどう生き、どう生活していたかは知らないが、 それはすでに過去の事。今はこの離れこそが彼の家。 ゲンジが生き、死んでいく。彼の帰るべき場所なのである。 ゲンジ「……迷っておるのだな。 元の世界とこちら。どちらが自らの生きるべき場所だと」 佐門「えっ………………はい」 ゲンジ「手助けてしてやりたいが…… それはおぬしが選ぶべき事。 ……厳しく、冷たいと感じるかもしれんがな」 佐門「…………分かってる、けど」 ゲンジ「そう、これは簡単に割り切れる事でもない。その通りじゃ……」
[797]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:03:50 ID:RZM9PSDI ゲンジ「……お主、佐門といったか?」 佐門「……内藤佐門。内藤の性はもう大分名乗っては……」 ゲンジ「うむ、では佐門。先ほどの答えは示してやれんが、 何かに悩んだ時はこのワシ、ゲンジを尋ねるが良い。 元・教師としてお前の眼を開く手伝いぐらいはしてやろう」 佐門「はい、ありがとうございます!」 ミスミ(ふふっ、ご老体……まだまだ現役でございますな) 白髪の老人、ゲンジ。 目の前座られると勝手に背筋が伸びてしまう迫力の持ち主。 シルターンの麗人、ミスミ 未亡人オーラを纏う、子供の遊び心を残す懐の深い女性。 あとエロイ 彼らとの出会いは佐門に何をもたらすのか…… ■ミスミ 友好段階:3(愉快な来訪者)
[798]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:28:08 ID:RZM9PSDI 〜霊界集落「狭間の領域」〜 ヤッファ「という訳で、此処が霊界集落「狭間の領域」だ」 佐門「いや、どういう訳……ヤッファさんの家がある 幻獣界集落「ユクレス村」で飯を食うんじゃ……」 ヤッファ「すまねぇな……もう、夕食の時間だろ? そうするとガキ共が飯を喰いに戻ってくるんだが…… 外の人間が来たって噂を聞きつけて、あわせろってうるさくてよ……」 佐門「あぁ……」 恐らく、執行猶予付きでまだ完全に信用はしてないぞ という事なのだろう。子供は宝。それはどの世界でも通用する理屈の様だ。 ヤッファ「まぁ、ああは言ったが俺としてはもう少し様子をみてぇわけだ。 兄ちゃんがこの島を狙ってきたわけじゃないにしても、 安全な人間であるという確証を得るために少し時間が欲しいんだわ」 佐門「あー……飯は持ってきてくれるんですよね?」 ヤッファ「それはな。朝と夜は俺が此処に飯を持ってくる 昼は……まぁ、すまねぇが俺にも仕事がある。 わりぃが、昼はアルディラにシリアルでも貰ってくれ……んじゃ、またな兄ちゃん」ゴト
[799]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:35:46 ID:RZM9PSDI 佐門(見た感じ、ヤッファさんは島のまとめ役って感じか……忙しそうだな) 個人の意思は尊重する。重要な決断は代表者の多数決、ヤッファさんは議長。 中々胃痛がしそうなポジションだなぁ、と佐門は思った。 佐門「……モグ あ、美味い」 肉こそないものの、新鮮な野菜は肉に勝る。 佐門(そんな話は聞いた事があるが本当なんだな……あ、ナウパの実もある) ナウパの実とは要するにバナナの事である。 佐門(そういえば、アティの好物だったな…… 当時はともかく、今のアティがバナナを咥えるのは色々不味い。主に股間的に…… 島のどこかで会っても、ナウパの実は俺の見えない場所で食えって言わないと……) ―――まぁ、まずは仲直りというか謝るのが先なのかもしれねぇけど 佐門「……謝ればアイツは許してくれるんだろうな でも、本当にそれで良いのやら……はぁーーー」ドテン 悩みは尽きない。 2X歳のわりにそういう部分だけ青春まっさかりというアンバランスさ。 大人になれない子供。 子供のままの大人。 一般的に佐門という人間を表すならば確実に前者であるが、 実際はその中間であるからして、なんとも言えない。 迷いを振り切った佐門がどういう人間になるのか。それは佐門にしか分からない。
[800]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:38:08 ID:RZM9PSDI 先着1名様で ★夜の出会い→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 それ以外→ファルゼン? スペード→ファルゼン クラブ→キザ天使 JOKER→???
[801]名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 23:40:42 ID:??? ★夜の出会い→ スペード2 ★
[802]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:54:55 ID:RZM9PSDI ★夜の出会い→ スペード2 ★ スペード→ファルゼン ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ノシッ、ノシッ…… ファルゼン「ヨクキタ……」 佐門「あー、えっと……ファルゼンさん、だったよな?」 ファルゼン「ファルゼンデイイ。ケイゴモヒツヨウナイ…… ゲンジドノはトモカク、ホカノモノニモソウスルトイイダロウ」 佐門「あー、そうで……そうか? でも、何か皆、俺よりすげぇ年上って感じがして自然と引き締まっちゃうんだよな…… あー、でも……そうしてみよっかな。ファルゼンは何か見た目と感覚一致しないし」
[803]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 00:00:25 ID:cGWUV0N6 ファルゼン「イッチシナイ?」 佐門「あぁ、えーとな……見た目は凄いイカツイのにさ、何かこう……」 ―――中身はちょっと年下のか細い女の子っていうか ファルゼン「……!!! ソウカ……ミタメドオリナノダガナ……」 佐門「やべ、気にしたか? 悪い! でも、何かそんな感覚がな……」 "そうさ、あの子は見た目通りの女の子だよ……仲良くしてくれると嬉しいよ" 佐門「あれ、今……男の声が―――あ、やっぱいない!」 また幻聴か…… いや、そういえば似た声を船の上で聞いたな。 などと晴れ掛かった忘却の霧だったが、「まぁ、いいか……」という 佐門特有の適当さがはっきされた結果、あっと今に記憶は再び霞がかる。
前
次
写
名前
E-mail
0ch BBS 2007-01-24