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サモンナイトN2
[811]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:26:10 ID:cGWUV0N6 目を瞑る。 しかし、疲れを感じる体はともかく 波乱の連続で心は冷め切る暇がなかったらしく、一向に眠気がやってこない。 佐門(あるある……寝るときに限って考えちゃう奴。 あるあ……俺、寝たいんだけど……ほんとなぁ」 辿り着いた不思議な島。そこで召喚獣と呼ばれた者たちの楽園。 人が踏み荒らすべきでない理想郷。不可侵の聖域。 だが、自分が此処にいるという事は 彼らもまた辿り着いているのではないだろうか? カイルたちが。 アズリアたちが。 そして、アティが……
[812]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:35:44 ID:cGWUV0N6 新たな出会いが呼ぶのは幸福だけではない。 そう、出会いと別れが一つである様に。 幸福と、不幸…… 光と闇もまた一つなのだから。 胸に湧く期待と不安を唾液と友に嚥下し 佐門は雲ひとつない空を見上げた。 美しいくも残酷さを孕んだ黒白の空。 祈る様に、囁く様に、何かを呟いた。 その時、満天の星空の中に一筋の流れ星が流れ、消えた。 ふと、佐門はあの日見た、夕焼けの空に流れたほうき星を思い出した。 スーと心に安らぎが広がっていく。 佐門(……なんとかなる) そんな気がする。それは漠然とした感覚であったが、 どこか確信染みていて、蛮勇の様であったがそれとは別の何かであった。 ―――おやすみ、リィンバウム また会おう。会いたいよ。 歪だけど、不安定だけど、俺が愛した、この世界……
[813]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:39:54 ID:cGWUV0N6 ―――お前がこの世界を愛すなら "君が皆を愛すなら……" ―――"この世界(彼ら)はきっと、お前(君)にそれを返してくれる(さ)"……
[814]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:46:50 ID:cGWUV0N6 ■ファルゼン 友好段階:3(変革者?) 先着1名で ★夜会話→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→アルディラ ハート→クノン スペード→ファリエル クラブ→ミスミ JOKER→??? ■エンディング分岐は夜会話ではなく、 単純に感情段階にしました。面倒くさい管理はポイー 夜会話で一段階友好段階が上がります なので単純に感情段階を上げるブーストと考えてください
[815]名無しさんと創る物語:2015/10/29(木) 00:26:20 ID:??? ★夜会話→ クラブ9 ★
[816]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 21:45:36 ID:OfEUXmxs ★夜会話→ クラブ9 ★ クラブ→ミスミ ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 食事の後、すぐに眠った所為か、 俺が起きたのは日が昇る前。まだ辺りがくらい時間だった。 ファルゼンに軽く散歩をしてくる旨を告げると(てか、もう起きてるのかよ) 気の向くまま、足の向くままに島を歩き始めた…… 〜風雷の郷〜 佐門「あ、ども」 ミスミ「おや、佐門殿。日も昇る前からこんな場所に…… むっ、まさか夜這いか? やれやれ、佐門殿もおのこという訳か」 佐門「いや、普通にさんぽで……」 ミスミ「まぁ、どうしてもというのならわらわが相手をするのもやぶさかではないんじゃが……」ススッ 佐門「ナニィ!?」 ミスミ「ホホッ、冗談じゃ」 佐門「クソォー!」 男の純情をもて遊ぶとは許せん! 起訴事案ですよ、これは!!!
[817]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 21:54:13 ID:OfEUXmxs ミスミ「すまぬな。キョウマとまた違ったからかい安さが どうにもツボにはまってしまっての。勘弁してくれんかの ほれ、ちこうよれ。折角じゃ、共に朝日を拝もうぞ」」 佐門「…………失礼します」ドサッ ミスミ「やれやれ、もう子供じゃなかろうに……ほれ、機嫌を直せ、佐門殿」クシッ ぼさついた髪の毛をとかす様に優しく頭を撫でる、ミスミさん。 その動きはどこか手馴れていて、ずっと昔に忘れ去った母親の温かみを感じさせた。 佐門「……もう直ってますよ」ムスッ ミスミ「フフッ……そうじゃな。 では、そういう事にしておくとしよう」 だから怒ってないっての! それに……美人に誘われたら俺じゃなくてもテンション上がるだろ! 俺は悪くねぇ! 悪くねぇ! ……今未来の誰かとシンクロした気がする。
[818]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:44:51 ID:OfEUXmxs すっ……すっ…… 佐門「……あの」 すっ……すっ…… 佐門「あの! 何時まで頭を撫でてる気なんですかね!?」 ミスミ「いやなら手をどければ良いんじゃぞ」 佐門「それは……そうなんだけど……」 この暖かさが、どうにも懐かしくて離れがたい。 何時か感じた優しさ。自分を抱きしめていてくれていた暖かさ。 それを思い出させるこの暖かさを、手放したくないとすら思ってしまう ミスミ「ホホッ、まだまだ子供じゃのう♪」 佐門「…………恥っずい」 ―――どうか誰にも見られていません様に…… ■ミスミ 友好段階:3→4(まだまだ子供)
[819]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:54:16 ID:OfEUXmxs 〜数日後、集いの泉〜 集いの泉。 島の中央部に位置する普通の泉……に見えるのだが 召喚師が見ると一目で分かるほど凄い魔力を秘めている。 しかし、この島では一般的に『集いの泉』というと、 泉の中央にある護人が集う集会場であり、会議場である建物の事を言う程度に重要性は薄い。
[820]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:59:29 ID:OfEUXmxs アルディラ「……機械集落、ラトリスクの護人(もりびと)、アルディラ」 キュウマ「鬼妖界・風雷の郷の護人、キュウマ」 ファルゼン「さぷれす、冥界の騎士。ふぁるぜん・・・・・・」 ヤッファ「幻獣界・ユクレス村の護人、ヤッファ」 佐門「居候。海釣り担当、佐門」 アルディラ「四者+1の名の下、此処に会合の場を設けます……」 ファルゼン「セツメイシテクレ、ドウヤッテココニキタノカ・・・・・・」 アティ「…………えっ! なんで佐門さんが平然とそっちに居るんですか!!」 佐門「あー、うん……それは後で話すから……とりあえず説明してやってくれ」 アティ「絶対ですよ!!」
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0ch BBS 2007-01-24