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サモンナイトN2
[818]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:44:51 ID:OfEUXmxs すっ……すっ…… 佐門「……あの」 すっ……すっ…… 佐門「あの! 何時まで頭を撫でてる気なんですかね!?」 ミスミ「いやなら手をどければ良いんじゃぞ」 佐門「それは……そうなんだけど……」 この暖かさが、どうにも懐かしくて離れがたい。 何時か感じた優しさ。自分を抱きしめていてくれていた暖かさ。 それを思い出させるこの暖かさを、手放したくないとすら思ってしまう ミスミ「ホホッ、まだまだ子供じゃのう♪」 佐門「…………恥っずい」 ―――どうか誰にも見られていません様に…… ■ミスミ 友好段階:3→4(まだまだ子供)
[819]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:54:16 ID:OfEUXmxs 〜数日後、集いの泉〜 集いの泉。 島の中央部に位置する普通の泉……に見えるのだが 召喚師が見ると一目で分かるほど凄い魔力を秘めている。 しかし、この島では一般的に『集いの泉』というと、 泉の中央にある護人が集う集会場であり、会議場である建物の事を言う程度に重要性は薄い。
[820]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:59:29 ID:OfEUXmxs アルディラ「……機械集落、ラトリスクの護人(もりびと)、アルディラ」 キュウマ「鬼妖界・風雷の郷の護人、キュウマ」 ファルゼン「さぷれす、冥界の騎士。ふぁるぜん・・・・・・」 ヤッファ「幻獣界・ユクレス村の護人、ヤッファ」 佐門「居候。海釣り担当、佐門」 アルディラ「四者+1の名の下、此処に会合の場を設けます……」 ファルゼン「セツメイシテクレ、ドウヤッテココニキタノカ・・・・・・」 アティ「…………えっ! なんで佐門さんが平然とそっちに居るんですか!!」 佐門「あー、うん……それは後で話すから……とりあえず説明してやってくれ」 アティ「絶対ですよ!!」
[821]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 23:11:56 ID:OfEUXmxs アルディラ「なるほど、佐門……彼と同じ船に乗っていたのね」 佐門「……え、ごめん。マジでそうなん? 記憶がわりと怪しいんだけど、ねぇ?」 アティ「居ました! しかもとんでもないことしてました!」 佐門「えぇ……まぁ、いいや。それも後で聞く」 キュウマ「そんな偶然が……と言いたい所ですが 現にこうしてその偶然の産物である方がおられますからね……信じましょう」 スカーレル「予想以上にトントン拍子に話が進んで怖いんだけど、 アナタが居ると「あぁ……」って不思議な納得が湧き上がってくるわ……」 海賊の船長と高速で意気投合し、 1日で信頼の地盤を築き上げる謎のコミュ力の高さ。 どんな人間にも一つぐらいは武器がある。佐門の武器は腹筋(防御力)とコミュ力であった……
[822]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 23:22:26 ID:OfEUXmxs カイル「まっ、理解してくれたっつーなら話ははええ! ともかく俺らは船の修理が終わり次第でていくつもりだ。 その為に必要な物(道具や木材)だけ貸しちゃもらえねぇか?」 カイルが笑顔を浮かべてそう言った。 此処まで大分スムーズに話が進んだのだし、このまま綺麗に解決するかと思ったが…… アルディラ「彼の知りあいだというなら協力してあげたいけど……それはできないわ」 明確な拒否の言葉。 この場にいる誰もがその言葉を予測していただろうか? いや、いなかった筈だ。 ソノラ「どうしてっ!? 船が直ったら出て行くって言ってるじゃん!」 アルディラ「それは……」 ヤッファ「それは佐門と違い……アンタたちがリィンバウムの人間だからさ」 アルディラの言葉を遮る様にヤッファは静かに、 しかし感情を込めてそう言い放った。
[823]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 23:24:04 ID:OfEUXmxs 先着1名で ★お久しぶりです!→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→生徒 ハート→先生 スペード→海賊 クラブ→軍人 JOKER→病人
[824]名無しさんと創る物語:2015/10/29(木) 23:30:41 ID:??? ★お久しぶりです!→ クラブ2 ★
[825]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 21:50:54 ID:cviUSEu+ ★お久しぶりです!→ クラブ2 ★ クラブ→軍人 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 〜カイルの海賊船〜 アティ「…………」 カイル「…………」 スカーレル「…………」 佐門(く、空気が悪い! ヤッファさんよぉ、爆弾投げていくんじゃないよぉ!) ―――此処はかつて、召喚獣の実験島だった場所。 そして今は帰る術を失くした俺たちはぐれ召喚獣の……はぐれ者たちの島だ…… 佐門「(……よし! 空気をかえる!)あ、そういやお前たちもこの島に漂着してたんだな! お前らさぁ、あの時何かあったか知らねぇ? 俺、頭打ったのか微妙に記憶飛んでて……」 カイル「ん? あ、あぁ……嵐があったんだよ」 佐門「嵐? ……あぁ、そうか。じゃあ、俺はその嵐で落っこちたとかそんな感じか」 そういえば……と佐門は授業を思い出す。 なんでもこの世界の造船技術はまだ研究が始まったばかりで 安定的な航海を行うのは難しいという事なのだ。海軍の地位が低い主な原因がこれである。 だからこそ、陸軍から海軍への移動は『左遷』という認識が一般的なのだ。 ……そして、そんな船がマストを折られた状況で嵐に遭えば、 恐らく、甲板は地獄の様にぐらぐらと揺れるに違いない。
[826]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 21:56:45 ID:cviUSEu+ 佐門「ひでぇ状態だっただろうな…… そら、記憶も飛ぶわ。軍服もボロボロだったし……」 カイル「お前も中々に大変だったみたいだな……」 スカーレル(服がボロボロになったのに、本人はピンピンしてるって可笑しくないかしら?) ■なお、死のふちから舞い戻りパワーアップした模様
[827]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 22:12:08 ID:cviUSEu+ カイル「……てかよ。アイツらの話し方からすると、 佐門、お前もはぐれって奴じゃねぇのか?」 佐門「ん、あぁそうだぞ。ちなみに名も無き世界の出身な。 一応、アティとアズリア……お前が戦ってた軍人も知ってる でも、基本的には遠方の出って事になってて隠してるから黙っててくれよな」 スカーレル「あら、ごまかさないのね?」 佐門「アンタはえーと……」 スカーレル「挨拶が遅れたわね。あたしはスカーレルよ。 そこの船長とその妹の保護者……みたいなものかしら。よろしくね、軍人さん♪」 そういって瞬き一つ。ウィンクを飛ばしてくる ファーコートを着込んだ、ザ・オカマさん。 結われた紫の髪と肌はよく手入れされ、ツヤツヤしている。 だが、一歩踏み込んだ先には別の何かがある様な…… 佐門(踏み込むのはやめとこ……) 有事の際以外は基本的にチキンである佐門であった(地雷は除く)
[828]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 22:28:51 ID:cviUSEu+ 佐門「じゃあ、スカーレルで良いな。 それで誤魔化さないのって話だが……その選択肢があったかぁ!」 スカーレル「えっ」 佐門「冗談だ。てか、排他的な奴らが「佐門はともかく」 なんて言ってるんだ、分かるだろ? 島の奴らには俺の事を全部話してる。離誤魔化しきれねぇよ」 スカーレル「なるほどね……じゃあ、なんで全てを話したの?」 佐門「それは……」 それはなんでだ。 命が惜しかったから? その場のノリで? ……違うな。それはきっと…… ―――……大丈夫です。もう、全部……終わりましたから 佐門「……逃げてばっかじゃ駄目だ。多分、そう思ったんだ」 過去から 自分から 何より―――他人から スカーレル「……」フッ ―――中々良い男じゃない、アンタ。惚れちゃいそうよ
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0ch BBS 2007-01-24