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サモンナイトN3
[42]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/07(土) 20:38:38 ID:qnAo4/wg >>40 あぁ……申し訳ありません。前スレでは間違っていなかったのですが、 このスレだとテンプレから間違っていますね、以後は気をつけます。 キャラクターの名前を間違ってる時が一番、肝が冷えます ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「此処は……」 A:二人の会話に混ざる B:もう少し様子を見る C:おや、あれはクノン…… 先着1名様、ageでお願いします
[43]名無しさんと創る物語:2015/11/07(土) 20:39:48 ID:fxD8KTTI A
[44]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/07(土) 22:45:18 ID:qnAo4/wg 時には悪いほうにも働く…… 今回は同じはぐれである佐門と仲良くなってしまった結果、 アルディラさんがより排他的になってしまった感じです。 ばたふらいえふぇくと! >A:二人の会話に混ざる ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門(さっさと会話に混ざるか…… あんまり遅いと来た意味自体がなくなってしまうかもしれないしな) 気がついたら話は終わって、喧嘩別れしてました! ……なんてことは御免である。此処は多少話の腰が折れても混ざるべきだと佐門は判断した。 テクテクテク…… アティ「あっ……」 佐門「あー、ども……こんばんは」 まだきちんとした謝罪もできていない気まずさから 思わず目が合いそうになったアティからやや目を逸らす佐門。 アルディラ「佐門……アナタも私の説得に来たのかしら?」 佐門「まっ、そんな所ですかね。 アルディラさんは……アティとどこまで話ました?」 アルディラ「話すことなんて……ないわ」 佐門「……あー」
[45]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/07(土) 22:48:19 ID:qnAo4/wg 「残念」というより「やっぱりか」という納得の方が強い。 恐らく、全く話を取り合っていないという感じなのだろう。 佐門(悪い人じゃない、悪い人じゃないんだが……) 時間が傷を癒すというが、逆になる時も当然あるのだ。 そして島の住人たちはずっと停滞を続けてきた。ならば…… 佐門(怨恨の根は深く、傷も深い……か いや、悪いのは此処を実験場にしてた召喚師というか人間で 今を生きる人たちにまで贖罪を求めているって感じはしないけど……) 割り切ろうとしている部分はある。 それでも、割り切れない部分もある。 佐門(そうだな……誰しもそんな簡単に全てを認め、許せる訳じゃねぇよ そんな完璧な奴、いないんだ……たとえ異世界出身でも……) ―――結局、同じ人間なんだ
[46]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/07(土) 22:50:49 ID:qnAo4/wg 佐門「……さて、どうしたもんかな」 A:まぁ、そういわずアティの話を聞いてください B:じゃ、アルディラさんの話をしてください! C:それじゃあ、俺の話をしましょう。雑談です D:自由欄(好きなことをかくところ。複数指定などは×) 先着1名様、ageでお願いします
[47]名無しさんと創る物語:2015/11/08(日) 09:00:08 ID:I7+jGUX6 C
[48]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/08(日) 15:34:00 ID:2erOD9dA >C:それじゃあ、俺の話をしましょう。雑談です ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門(さて、どうしたもんかね……) アティを援護するか。 アルディラさんから言葉を引き出してみるか。 いずれにせよ、無難に……無難? ―――あれ、何か違げぇな 佐門「……よし! 雑談でもしましょうか、アルディラさん」 アティ「えっ、佐門さん?」 アルディラ「随分、唐突ね……」 佐門「唐突って訳でもないと思いますが……いや、唐突か?」 我ながら俺は自分という人間が分からない。 考えれば考えるほど、分からなくなる。だから…… ―――思ったままに動くことにする
[49]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/08(日) 15:35:44 ID:2erOD9dA 佐門「アルディラさん、俺はアナタと同じはぐれです。 でもまぁ、俺を召喚した奴はそこそこ良い奴で、事故的な召喚の結果 俺を還せないって分かった時はそれはもう、申し訳なさそうにしてたみたいです」 アルディラ「話し方的に……その人に直接会った訳じゃないのね」 佐門「代理の人が来たんですよ。本人は1日でも2日でも頭を下げ続けそうなんで その代理の人が部屋に縛り付けてきたそうです。まっ、でも……多分、違うんですよ」 そう、きっと……違う。 俺は誰かに選ばれた訳でも、望まれた訳でもない。 佐門「ある人に『お前はただ巻き込まれただけだ』って教えてもらいまして…… まぁ、こっちに来たのはその召喚師の所為じゃなくて他に原因があったみたいですね」 アティ「じゃあ……」 佐門「ん?」 無言を貫いていたアティが顔を上げる。 そこに何時もの笑顔はない。ただ、家で孤独に親を待つ子供の様な…… 戸惑いと不安に揺れる蒼い瞳が自分をじっと見つめていた。 佐門(あぁ、そうか、お前は優しい奴だもんな……だからずっと、気にしていたんだな、お前は……) 大丈夫、大丈夫だ。俺は…… アティ「じゃあ……うらんで、ないんですか……?」 佐門「……あぁ」 ―――怨んでなんかいない
[50]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/08(日) 15:36:52 ID:2erOD9dA 佐門「それは俺がもし……その召喚師に召喚されてても同じだ あっちに未練たらたらだけど、俺はこの世界に来て良かったと思ってる」 光と影の境目が曖昧で、 次の瞬間にはめちゃくちゃになっていそうなか弱い世界だけど 色んなものをツギハギあわせた 子供の工作レベルのパッチワークの世界だけど 佐門「俺は……この世界が好きだよ」 ふと思う。 変わるのが怖いと思う今の俺はすでに変り始めているんじゃないか? そして、そのきっかけをくれたのはこの世界がくれた、出会いと……別れ。 佐門「二人はどうなんだ?」 アルディラ「わ、私は……」 アティ「好きです!!」 アルディラさんの声を遮ったのはアティだった。 瞳いっぱいに涙を浮かべてはいるが、そこに戸惑いも不安もない。 はっきりとした意思の光がそこにある。 アティ「良い事ばかりじゃありません…… どうして、私が……そんな事もいっぱい、いっぱいありました! でも……好きです!」 ―――この世界が……リィンバウムが大好きです!
[51]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/11/08(日) 15:38:12 ID:2erOD9dA アルディラ「……私は」 アルディラさんは好きとも嫌いとも言わない。 答えを探す様に、いなくなった誰かを探す様に。 ただ肩を震わせ瞳を迷わせるその姿は、 彼女を見た目より一回りも二回りも小さな女性に見せる。 佐門「……アルディラさん。手、借りますね。あ、アティもな」 パシッ アティ「ひゃっ!」 アルディラ「あっ……」 強引に二人の右手と右手を結ばせる。 そして少し気恥ずかしいが、結ばれた手の上に自分の手を重ねる。 アティの手は暖かい。 アルディラさんの手は少し冷たいけど……やっぱり暖かい。 きっとこれが生きてるって事なんだと思う。 佐門「言葉って奴は素直じゃねぇから、 口に出せば出すほどこんがらがっちまう時ってのもある。でもさ……」 ―――こうして触れ合う手の中にある暖かさはきっと……皆、同じだ
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0ch BBS 2007-01-24