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サモンナイトNU
[11]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/17(月) 20:41:16 ID:??? リプレ「い、いいんだよ! そういうの期待して助けた訳じゃないし! それに、あんな傷だらけで流されてる人がいたら誰だって助けるよ」 佐門「はは、そうかもな(なるほど、良い奴だ……さーて、俺はどうなのやら)」 にぎにぎと手を動かす。まだ体中の傷が引きつっていたい。 少しは動けそうだが、【動ける】というだけの状態の様だ だが、動けるならば少なくとも死にはしまい。戦える。 佐門「(戦える? 何と……うーん)参ったなぁ……何がなんだか」 気が付いたら瀕死。のち、記憶喪失。 状況に追いつかない思考に、佐門はため息をついた。
[12]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/17(月) 20:43:22 ID:??? レイド「……ここはリィンバウム。 中央北にある街、サイジェントだ。聞き覚えはあるかい?」 佐門「いや、リィンバウムはある様な気はするけど……すいません」 レイド「いや、いいんだ。まぁ、あれだけの怪我。無理だと思っていたのが 数日で此処までになったんだ。しかるべき代償というべきさ……しかし」 レイドは佐門の体つきを見つめる。包帯の下には今の傷だけでなく たくさんの古傷が見えた。レイドには佐門という男性が戦いの中に居た。 歴戦の戦士であることが容易に分かった。しかし、そうなると…… レイド(考えられるのは旧王都。だが、そんな悪い人間にも見えない。とりあえず……) 今は隔離して様子を見る他ない。 レイドはそう結論付けた。
[13]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/17(月) 20:45:31 ID:??? 先着1名様で ★リプレの第一印象→!card レイドの第一印象→!card ガゼルの第一印象→!card エドスの第一印象→!card★ スペースを消して、★に囲まれた範囲を まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→超好感触 ハート→好感触 スペード→普通 クラブ→悪い JOKER→愛情、あるいは友情 佐門とスート一致:運命を感じる 内藤佐門(主人公)用カード: ハートA
[14]名無しさんと創る物語:2020/02/17(月) 21:46:05 ID:zDRvYTkg ★リプレの第一印象→ クラブ9 レイドの第一印象→ クラブ7 ガゼルの第一印象→ ダイヤ9 エドスの第一印象→ クラブQ ★
[15]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/18(火) 07:57:06 ID:??? ★リプレの第一印象→ クラブ9 レイドの第一印象→ クラブ7 ガゼルの第一印象→ ダイヤ9 エドスの第一印象→ クラブQ ★ エドス「正直に言えば、俺は手切れ金を渡して 此処を出て貰うのがいいと考えている」 そう切り出したのは上半身裸の筋肉質の男。 彼はエドス。石切りをしているこの孤児院の大黒柱の一人だ。 リプレ「エドス、それは……」 エドス「分かっている。あくまで傷が癒えたらだ。 リプレ、お前も分かっている筈だ……アイツは戦士 戦いの中にあって、戦いに命をかけ、戦いを呼ぶ」 リプレ「……それは」 レイド「……私も賛成だ。子供たちも、リプレ君も、怯えさせたくない」 リプレ「っ……」
[16]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/18(火) 08:02:11 ID:??? ???「待てよ、俺は反対だぜ」 レイド「ガゼル……」 ガゼル。それが彼の名。 紫の髪の野性味のあるその少年は 苛立たし気にエドスとレイドを一瞥すると、切り出す。 ガゼル「なぁ、厄介者だから追い出せ。その理屈に苦しめられた。 そういう俺らだからこそ、それだけはやっちゃいけねぇだろ」 レイド「確かにそうだが。だが、今回は……」 エドス「そうだ、ガゼル。分かっているだろう。 手入れされた長剣。謎の本。そして」 ―――サモナイト石 エドス「アイツは召喚師でもある可能性が高い。 分かるだろ。その危険性が……長居させるわけにはいかない」 ガゼル「うるせぇ! 何時からそんな理屈をこねる様になった まるでこの街を無茶苦茶にしたアイツらみてぇによ!」
[17]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/18(火) 08:08:07 ID:??? リプレ「……うん、わかったわ。ガゼル。 やっぱりしばらく様子を見ましょう。 レイド、エドス。それでいいわね?」 エドス「……まぁ、ガゼルはこうなったら折れねぇしな」 レイド「そうだな。それに今の言葉は……正直効いた」 ガゼル「……わりぃ。でもよ、少し様子を見させてくれ。 監視は俺がやるからよ……だが、ちびたちは近づけない様にしてくれや」 そう言ってガゼルは一人、部屋を出た。 ガゼル「……寝言とは言え、あんな言葉を聞いたらよ…… 俺みてぇな馬鹿でもわかるぜ……いや、俺だから分かる」 ―――に、逃げろ……お、お前ら、必ず生き延びろよ…… ガゼル「アイツは、俺と同じ……いや、俺達と同じだって事がな……」
[18]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/18(火) 08:13:30 ID:??? 先着1名様で ★翌日イベント→!card★ スペースを消して、★に囲まれた範囲を まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→リプレ ハート→レイド スペード→ガゼル クラブ→エドス JOKER→KIZUNA 佐門とスート一致:好感触 内藤佐門(主人公)用カード: ハート10
[19]名無しさんと創る物語:2020/02/18(火) 17:56:40 ID:ZkQUcAFg ★翌日イベント→ クラブ4 ★
[20]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/19(水) 15:13:17 ID:??? >クラブ→エドス 早朝、剣をふるう佐門。 それを壁によりかかってしばらく見つめていたエドスは 意を決したように口を開いた。 エドス「正直な話、俺はお前の事を信頼していない」 佐門「よっ……ほっ……目の前にいる相手にそれ言う?」 エドス「その鍛え具合、あの重症からそこまで数日で回復した 人外じみた回復力。安心できる要素が何もない……すまんな」 佐門「正面から言われるだけマシ、なんだろうなぁ。 かまわねぇよ、理解できる。本当、俺はなんなんだろうな」 肩にかかる黒髪。 その先端はうっすらと薄緑と赤が入り混じった多色。 佐門「何者かはわからない。だが、人間ではあるつもりだ。 だから恩をあだで返す事はしない……この言葉だけは信じてくれ」
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0ch BBS 2007-01-24