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サモンナイトNU
[144]名無しさんと創る物語:2020/08/29(土) 22:36:18 ID:??? ★俺達のお店! スペード9 1 ★
[145]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 18:44:43 ID:??? ★俺達のお店! スペード9 1 ★ >スペード、クラブ→宿屋 佐門「宿屋かな……通行の多い、王都。部屋を持て余すほどの屋敷とくればな」 ガゼル「だがよぉ。ここは結構、入口からも離れてるぜ?」 ハヤト「んー、いや。そこは問題にならないんじゃないか?」 ガゼル「あん?」 怪訝な顔をするガゼル。佐門も「?」という表情を浮かべている中 何かに気づいた様にエドスとレイドだけは「なるほど……」とうなずいた。 リプレも浮かんだことはあるが自身はない様で答え合わせを求める様に リプレ「ごめんね、ハヤトくん。どういう事?」 と、続けた
[146]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 18:52:36 ID:??? ハヤト「俺の世界じゃ、お金や立地もそうだけど一番は口コミ…… 要するに対応がいいとか、料理が上手いとか布団がよくてよく寝れたとか そういう【宿の質】って奴を人から人へ繋がってたんだ。だからさ」 佐門「なるほど、世界は違っても人間である以上。その辺は変わらないか サービスの質。そして、満足すればそいつは別の人間に宣伝してくれる筈、か」 ハヤト「ええ、俺もいくつか部活の仲間と行く予定だった場所が携帯に……」 佐門「けい…・・たい……?」 ハヤト「こんなもの日常の範疇でしょ! なんで忘れてるんですか!」ゆさゆさ 佐門「ワカラナイ。オレ、悪くない」ガクガク ガゼル「ま、まぁともかく。満足させりゃいいって事だろ。料理はまぁ、大丈夫だな 案内人もエドスとレイドで十分だろ。顔はいいしな」 エドス「ははっ! 褒められるとうれしいのう。だがそれを言うならレイドだけじゃなくお前も悪くないぞ」 ガゼル「は、冗談はよせよ。他人の世話なんてごめんだ。なら、雑用をするぜ俺はよ」 リプレ「そう、私も悪くはないかと思うんだけど」 ガゼル「! ……い、いや、俺は……ど、どうすっかな」 佐門(分かりやす……) ハヤト(分かりやすいな……)
[147]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 19:05:49 ID:??? 佐門「でもさ、男性じゃなく女性の案内人…… ていうか中居さん? まぁ、そういうのいるんじゃないか。リプレは厨房だしな」 ハヤト「ローテで回すにしても3人は欲しいな……リプレを抜いて今、2人か」 アリー(あれ、私。察そうと退散するつもりが巻き込まれてる?」 アルディラ「え、3人いるじゃない?」 佐門「は? 厨房がメインのリプレを抜いて……アリー、アルディラ……」 アルディラ「この子がいるから3人よ?」ピッ ファルゼン「…………」 佐門「!?」 アルディラ「まぁ、夜限定だけどね。クノンがいたら医療のサービスも開設できたんだけど ……まぁ、私も専門ではないけど多少は対応できるわ。これで問題はないわね」 佐門「はい」 ハヤト「驚きすぎて口数が減ってる……」 ガゼル「俺も驚いたわ……鎧の大男かと」 エドス、レイド「あぁ(うむ)」 リプレ、アリー(分かってたけど、なんとなく……でも雰囲気的にだまッとこ)
[148]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 19:11:23 ID:??? >宿屋が開かれることになりました ハヤト「あ、そうだ(唐突)。一番元気そうだし、変人ぷりで目立つし宣伝してきてくださいよぉ」 佐門「変人で目立つってお前」 リプレ「え、えーと……」 ガゼル「あぁ、そうだな。適任だ。お前いってこい」 佐門「ひでぇ扱いだ!!」 先着1名様で ★宣伝!!card★ スペースを消して、★に囲まれた範囲を まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→謎の金持ちが引っかかる ハート→変人ぷりで宣伝した スペード→いたって普通の宣伝。次へ クラブ→はー、つっかえ!! やめたら、この仕事! ジョーカー→傾奇者が釣れた
[149]名無しさんと創る物語:2020/09/09(水) 21:42:56 ID:??? ★宣伝! ハート4 ★
[150]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:28:14 ID:??? >変人ぶりで宣伝した それは、突然の遭遇だった。 商人「いやぁ、商談が長引いてしまった。今日はとまりだぞ息子よ……息子、どうした?」 息子「お父さん……あれ……何……?」 商人「おぉ? おお……あれはなぁ、あれは……何……?」 佐門「…………ラッパーです」 そこには緑色の皮膚をした河童の衣装をまとった人物が居た
[151]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:33:21 ID:??? 佐門「本当は歌って踊って宣伝がしたかった…… でも異世界だから! 異世界だからラッパーの概念がなくて、河童しかなくて! 衣装もこれしか! うぅ……」 商人「あ、はい」 息子「すげー! この衣装。ぶよぶよする!」グイグイ 佐門「はっはっはっ。これこれ、坊や。借りものだからやめなさい」 息子「すげーーー!」グイグイ 佐門「オラァアアアアアー!!」 息子「モガゴォオオー」 商人「てめーーー! なにを息子の口に詰め込みやがった!!」 佐門「フォフォフォ……」
[152]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:41:16 ID:??? 佐門「きゅうりです」 商人「なんだ、野菜か……」 息子「ボリボリ……みずみずしくそれでいて青臭くない。果肉は固く、歯ごたえがあり食べ甲斐がある これはいいきゅうりですね。加工済みの漬物などが食べたい所ですが生でも十分食べる事ができる美味しさです」クイッ 佐門「!!!(な、なんて野郎だ……こいつ、子供の癖にきゅうりに動じねぇ! しかも正しく評価している!) 何者だ!」 息子「ただの野菜好きの商人の息子ですよ……それで、他の野菜も期待していいのでしょうか?」クイッ 佐門「当然だ…・…うちは自家栽培じゃなく仕入れ先もいいぜ……来な……うちの宿に」 息子「父上。こちらにお邪魔しましょう」クイッ 商人「父上!?」 こうしてこの出来義とをきっかけに知名度は少しずつだが広まっていく事になる…… >宿の知名度が少し上がった ★☆☆☆☆
[153]サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:52:52 ID:??? 宣伝はそれからもしばしば続いた。 といっても佐門も毎回、そんな小芝居をするわけでもなく、その辺は気まぐれだった どちらかというと普通に宣伝する事の方が多い。ビラを配ったり、酒場で旅人に声をかけたり 元々、きさくな人物だったので声を賭ける事自体に抵抗はなかった。 ただ、声をかけたはいいが雑談の方が長くなりがちなのは問題だったが充実感はあった 平和の中に在る事が楽しかったのかもしれない。戦いをしている時より、ずっと楽しい そう思うのは、戦いをしていたことがある種、【日常】と化していた故なのかもしれない。 人は日常に退屈し、非日常に喜びを見出す存在だから…… ―――俺はきっと、思い出したくないんだ。戦いの記憶を 自分を探してくれていた人間がいるのに身勝手だとも感じる だが、楽しい今を棄ててまで取り戻す価値があるのか、佐門にはわからなかった そして、ある日
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0ch BBS 2007-01-24