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サモンナイトN2
[780]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:44:56 ID:RZM9PSDI
佐門「……あれ、クノンっていうのは?」
アルディラ「私がつけてあげたの。可愛い名前でしょ?」
佐門「まぁ……確かに可愛い」
アルディラ「でしょ! ほら、クノン。彼も可愛いって、お礼を言ってあげて」
クノン「……はい、ありがとうございます」
その言葉は変らず感情の篭らない無機質な物だったが、
白い肌に僅かに朱色が差し込んでいた。
そんなクノンを見て、アルディラは微笑む。
クノンはアルディラの笑顔を見て首をかしげたが、 省3
[781]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:48:35 ID:RZM9PSDI
佐門(親と子……いや、この場合姉妹って感じかな)
アルディラの知性的かつ、落ち着い佇まいの向こう側にある優しさと、愛情。
クノンの機械的な態度に隠れた、未熟ではあるが、確かに存在する感情。
二人はとてもよく似ている。その不器用さも
佐門(また遊びに来るかな……)
すぐ側で見守っていたい、この姉妹を
そんな事をぼんやりと思いながら静かにゆったりとした時間を過ごした
■アルディラ 友好段階:3(弟の様な子)
省5
[782]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:00:52 ID:RZM9PSDI
〜鬼妖界集落「風雷の郷」〜
キョウマ「ミスミ様、こちらの方が例の漂流者……佐門殿です」
佐門「佐門です(殿って久しぶりに聞いたな
アズリアが超初期に言ってたな……すぐに呼び捨てになったけど)」
ミスミ「ほぅ、御主が……」
艶やかな黒髪。頭部から突き出た角。
和服の様な服は体のふくよかなラインを浮かび上がらせるが、
開いた胸元からは肌を見せない様にアンダーシャツを着込んでいる。 省25
[783]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:10:06 ID:RZM9PSDI
ミスミ「して、佐門殿……
お主はどうやら名も無き世界の者であるとか……真であろうか?」
佐門「真であります……あ、やべ。口調うつっちゃった」
ミスミ「ホホ……ほんに愉快なお人よのぅ
して、それを証明する手段はお持ちか?」
佐門「それは当然あ……あっ!」
ミスミ「あっ?」
佐門「あー、その……今はないです……」
それもその筈。教科書などのびしょびしょの
荷物は別所で絶賛、日干し乾燥中であったからだ。
省24
[784]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:14:55 ID:RZM9PSDI
ミスミ「……で、どうなんじゃ? まさかできぬとは言うまい?」
佐門「くっ……えーーーい、やっちゃる!! 見てろよ、見てろよぉ!!」
★パニック召喚→!card★
と書き込んで下さい。数字にによって分岐します。
1→金盥(自分に5ダメ)
2→金盥(敵に5ダメ)
3→回復(自分)
4→膝に矢(自分に10ダメ)
5→召喚成功
6→落とし穴に落ちる(自分に15ダメ)
7→召喚成功
8→額に矢(自分に20ダメ)
9→召喚成功 省10
[785]名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 21:16:56 ID:???
★パニック召喚→ ハートK ★
[786]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:32:21 ID:RZM9PSDI
★パニック召喚→ ハートK ★
とんでもないものを召喚してしまった……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「まずは機属性。集中、集中……」スゥ
召喚術にもっとも大切な物は集中。
どんな場所でも、いかなる状況でも集中を切らしてはいけない。
召喚術の基礎の基礎。
しかし経験が浅い召喚師は簡単に集中を乱してしまい、
その基礎の基礎を守れぬ物も多い。結果、制御を失った召喚獣によって亡き者に…… 省29
[787]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:43:37 ID:RZM9PSDI
シュパッ!
ミスミ「うむ、送還も中々の手際。
だが、まだ一属性じゃぞ?」
佐門「分かってる……とりあえず補助に魔道具を使う。それぐらいは良いよな?」
ミスミ「もちろんじゃ」
佐門「よし!」パラッ
腰の専用のホルダーに固定された呼び声の書を取り出し、開いた。
未だにページ数が全く増えていない呼び声の書だが、
これがあるとないでは精度も違ってくるので佐門はいつも持ち歩いていた。
佐門「……ミスミ様、アンタは鬼属性だな? 省22
[788]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:54:25 ID:RZM9PSDI
我が名は佐門……盟約を超越する者―――
開いた書に手を置き、静かに囁く様に呼びかけはじめると
体からあふれる魔力はゆるやかな風を起こし、手入れも適当なややふぞろいな黒髪が揺れる。
ミスミ「これは……」
キョウマ「召喚術……いや、間違いなく召喚術ですが……
我らの使うそれとは違う……これは一体……」
古き英知の術と、我が声によって今此処に召喚の門を開かん
省26
[789]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:07:59 ID:RZM9PSDI
佐門「……よし! 上手く行った!
今回はばっちしだった!ようこそ、こんごう……鬼? あれ?」
佐門の視線の先には吹き飛んだ屋根。
そして、空に浮かぶ長い体を持った赤い蛇……の様な何か
蛇「………………」
佐門「……鬼?」
ミスミ「ち、ち、違うぞ、佐門殿! 鬼とはワシじゃ!
ワシの様なツノがついた生き物じゃ! わかるか!」
あわてているのか、ピンとはった両手の人差し指を頭にのせ 省33
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