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サモンナイトN3
[225]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/12/13(日) 17:58:58 ID:PBHjtfbA
佐門「それは……」
佐門の開きかけた口にアルディラの人差し指が当てられる。
そして泣き喚く子供をあやすかの様に
あるいは小さな弟を擽るかの様に静かに唇をなぞった。
意図を察したのか、佐門は二の句を継がず黙り込み、
気恥ずかしさから顔を逸らした。頬には僅かに赤みが浮き上がっている。
アルディラ「私は普段の貴方を見て、話して、そしてそういう結論を出したの。
まぁ、最初は……少し頑固だったものね。貴方が違和感を感じるのも無理ないけども……」
アルディラの手が佐門の頭を撫でる。
優しく、何かを解きほぐすかの様にゆっくりと、ゆっくりと……
アルディラ「だから、貴方も私を信頼して欲しいの。
一人で抱え込まないで、苦しまないでいいの……」
佐門「…………あぁ」
ふと佐門の脳裏に兄の顔が浮かんだ。
その顔は自分を見下すわけでもなく、突き放すわけでもなく。
―ー―おやすみ、佐門
優しい笑顔を浮かべていた
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