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サモンナイトN2

1 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/26(土) 02:26:16 ID:???
〜前スレまでのあらすじ〜

日本のとある高校に通う、主人公【内藤佐門】は同輩であり後輩である
ハヤト、ナツミ、トウヤ、アヤと共に謎の光に包まれ、リィンバウムに召喚される
諸々合って、サッカー選手と軍学校の生徒という二足の草鞋を履くことになった佐門。
だが、彼のステータスはクソ&クソの近所のワルガキにすら劣るクソステであった。

……だが、意外や意外。なんとサッカーのトーナメントも1回戦突破。
しかし、その勝利を喜ぶ暇もなく、戦地での演習が始まる。
茨の君・ヘイゼルの猛攻をなんとか凌ぎきった佐門であったが
無色の派閥の総帥『オルドレイク・セルボルト』と自らの召喚術の相殺によって発生した
爆発に巻き込まれ重症を負ってしまい……


更に>>1は気合を入れすぎて1000の前に容量を食いつぶしてしまうのであった……

625 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/17(土) 01:06:38 ID:xq+lQ49Q
★一休み?2→ ハート9 ★
ハート→女集まればかしましい
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜レヴィと佐門が庭で雑談してる頃〜


ファミィ「……祝勝会なのにお酒はないのよねぇ……」

アズリア「馬鹿者! 此処は一応は軍学校だぞ、そんなもの出るわけなかろう!」

アティ「あの……学長が持ち込むとしてましたが流石に風紀的に駄目だと思って下げちゃいました」

アズリア「あの男は……なぜここぞという時に!」


モブ学長「イエーイ! ……ひっく!」   ※気が抜けて安定のモブ化


ファミィ「残念ねぇ……こういう時はお酒の勢いで抱え込んでる事をバーー!と
     吐き出させて後でそれをネタにするのが面白いのよ♪」

アズリア「貴様、その腹黒さをなんとかしないと嫁の貰い手に困るぞ……
      実家の箔付けを兼ねているだけだから、すぐに退役するのだろう?」

ファミィ「まっ、しばらくはアズリアちゃんの部隊でやっかいになるけどね♪」

アティ「そうか、アズリアは卒業したら士官待遇を受けるでしょうから、
     小さいけど部隊を任されることになるんですか……あの、私も!」

アズリア「待て待て! 士官といってもどうせ、はぐれ者の皿受けにされるに決まっている
      女の軍人の地位は低いからな。そうだな……2、3年は待って」

626 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/17(土) 01:50:28 ID:xq+lQ49Q
ファミィ「流石に3年も経ったら退役しちゃうわよー」

アズリア「ふっ、そうだな……
      なら、私はお前の行動に胃をいためる必要がなくなって万々歳だ」

アティ「ふふっ……でもどうせならまた4人一緒が良いですね!
    あ、また機会があるかは分かりませんが、サッカーするなら今のチームで!」 感情値:3(親友)

アズリア「4人……あぁ、佐門か。確かにアイツは頼りになる
      フッ、はぐれ召喚獣として1歩距離を置いていたつもりだったのだがな……」 感情値:3(親友)

ファミィ「…………そうね。また4人で…………」感情値:4(??)

アズリア「……ほぅ」ニッ

アティ「なるほど、なるほど……」ニコッ

ファミィ「……今、どういう風に受け取ったのかしら?」

アズリア「さてな。私はからかうネタが出来た、という所だ」

アティ「ほほえましいですねー」うふふ

ファミィ「……話を変えましょう」

※当初は全体的に感情値は1-2のエリアで収まる計算でしたので……

627 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/17(土) 02:01:32 ID:xq+lQ49Q
アズリア「そうだな、もう少し後でな」

アティ「ですね♪」

ファミィ「……い、今変えましょう!」








ヒアリー「あ、私は良い友達だなーって思ってるデスよ?」 感情値:3(親友)

レヴィ「僕もそんな感じかなー。殴り合ったライバルでもあるけど」 感情値:3(親友)

■3人組の仲が深まった事で「???」を習得しました。

■ついでにヒアリーとレヴィも少しパワーアップ?した様です

628 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/17(土) 02:04:04 ID:xq+lQ49Q
■ちやほやされるのは此処までだ。
  もうすぐ地獄が待っている……待っていたら良いな


先着1名で


★一休み?3→!card★


と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→佐門のわりと平凡な1日
ハート→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
スペード→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
クラブ→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
JOKER→???

629 :名無しさんと創る物語:2015/10/17(土) 03:54:31 ID:???
★一休み?3→ ダイヤA

630 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/17(土) 23:58:44 ID:xq+lQ49Q
的確にパワーアップマスを踏み抜いていくスタイル。歴史の修正力なんてなかったのだ……

★一休み?3→ ダイヤA ★
ダイヤ→佐門のわりと平凡な1日
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
始まりがあれば終わりがあり、終わりの後には始まりがある。
止め処ない川の流れの様に物事が押し寄せてくるというのが世の常である。
だが、世に平穏という物が全くないというわけではない。
平穏とは儚く、短い。されど形は違えど、人に等しく訪れるものであるのだから……


〜メイメイの店〜

コトコト……

酒気。香。
中華風の部屋を常に満たしていた、この店の特色ともいえる匂い。
それが今日は全く感じられない。
代わりにテーブルの上の茶器から立ち上る紅茶の匂いだけが部屋を満たしていた。

メイメイ「…………」

その中で唯一、メイメイだけが変わらぬ姿であった。

何時ものチャイナドレスで、
何時もの様に過ぎ去った過去に視線を向けている。

覚めない夢に。
開けない夜の中に。

彼女は囚われ続けている。

631 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 00:06:09 ID:1L/HRFCQ
コト……

佐門「……」

佐門はその対面の席で頬杖をついていた。

フラリと冷やかしに来て、
なんとなく雰囲気を察して、
特に何か言う事はなく、頬杖をついてあさっての方向に視線を向ける。

何時もと違うな、とか
どうかしたのか、とか
そんな形式染みた会話は発生しなかった。

そんなに仲が良い訳ではないし、義理もない。
何よりなんとなく察しているのだ。
踏み込んだ所で本人に解決しようという気がないなら無駄なのだと。

メイメイ「…………お茶、淹れるわね」

コト……コト……

佐門「…………砂糖は2個な」

コト……コト……

静かに時間だけが過ぎていく。


■パニック召喚がdice→cardに進化?しました

■召喚力、抵抗力が5ずつ上がった

632 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 00:07:55 ID:1L/HRFCQ
★一休み?4→!card★


と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
ハート→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
スペード→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
クラブ→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
JOKER→???

633 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 00:17:19 ID:???
★一休み?4→ スペード5

634 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 14:28:08 ID:1L/HRFCQ
もうイベントスキップというか、イベントがないというか……

★一休み?4→ スペード5 ★
スペード→そしてあれから時は流れ……(イベントスキップ)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あの後、ウルゴーラではちょっとしたお祭りになった。
優勝パレードが開かれたり、商店街でウルゴーラFCのグッズが販売されたり
街に散歩に出かければ、すぐに囲まれてサインや握手をねだられる。
……気がつけばメイメイの占い屋に行く頻度が増えていた……あそこが一番、人気がなくて平和だから。

                                            失礼ね!!>

周りの熱気が冷め切るまでは実に、一ヶ月以上の時間がかかった。
そしてそれは同時に、俺たちの燃え尽き症候群の完治にまでかかった時間でもあり、
そこからは補習、補習、テスト、補習、テスト、テスト……勉学の日々。
結果的にアティは主席。次席にアズリア。その二人を支えるかの様にファミィが三席。
そして俺は……


先着1名様で


★佐門卒業→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→優秀
ハート→そこそこ優秀
スペード、クラブ→下から数えた方が早い(残当)
JOKER→???

635 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 14:29:27 ID:???
★佐門卒業→ ハート10

636 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 14:53:33 ID:1L/HRFCQ
★佐門卒業→ ハート10 ★
ハート→そこそこ優秀
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
中間よりは上だった。
2、3名辞退者が出れば特別クラスに進学できるか出来ないかというところ。
まぁ、その特別クラスは訓練期間の短縮をくらって消える可能性があるらしいが……
それと、モブ学長いわく。

モブ学長「勉強もできるとか、非才系主人公の看板下げたら? 下げろよ!!」

……い、いや……天才の2段くらい下だからまだセーフだし……(震え声)


そういうわけで俺たちは卒業した。

アズリアは本人が言っていた通り、ならず者を集めた捨て部隊の隊長になった。
因みにギャレオが副隊長。何かわりと普通になんとかなりそうだ。

レヴィは、イムラン、キムランと共に腹黒の実家に、ヒアリーとファミィは後方の部隊に
カイゼルとテンシンハンは山篭りの後、どこかの部隊に二人揃って配属され、
時雨はウルゴーラでサッカーのコーチになった。

そして、俺はアティと共に貴族などの護衛を主な任務とする部隊に揃って配属。
威力偵察の成功。継戦能力の高さなどが評価されたらしい。
一応はエリートの部類になるんだろうが、そういう人物ほど前線に行くべきじゃね?

……いや、やっぱ今のなし。死にかけるのとか勘弁だから!! 


■仲間たちのステータスが成長した

■そこそこ優秀で卒業したので、佐門の全てのステータスに+5 更に運が10上がった

637 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 15:28:29 ID:1L/HRFCQ
そして、更に数年。激動の……
いや、ほとんど貴族や金持ちと接するときの礼儀作法とか
食事のマナーとかの勉強と自主訓練だけで過ぎていったんだけど……
勉強、訓練。勉強、訓練。

代わり映えのしない毎日に違和感を覚えつつも、
お金は大事だよ!の精神で毎日必死こいて生きていたら
いつの間にか2X歳。アティやアズリア。腹黒も女性らしく成長していた。

そして、数日前。ようやく仕事をまかされる……と思ったら辞令が下った。


サモン(佐門)
アティ

陸戦隊所属の以下、2名を学究都市ベルゼンへの転属を命ずる。


おい、さっそくエリート街道から転落したぞ!
こんなの絶対、おかしいよ!!




〜学究都市ベルゼン・駐在所〜


佐門「……」 

ざわっ……ざわざわ……

掛け金 2 ×10

638 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 15:34:40 ID:1L/HRFCQ
ダイヤJ+ ハートJ+ ダイヤ10+ ダイヤA+ ハート3+


先輩の手札:ダイヤJ+ ハートJ+ 不明+ 不明+ 不明


先輩「どうした、手が止まってるぜ……?」


佐門「くっ……(まさか異世界に来てまでポーカーをする羽目になるとは!)」


★佐門のカード→!trump !trump !trump !trump !trump ★
と書き込んで下さい。

639 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 15:37:08 ID:???
★佐門のカード→ ダイヤA+ クラブ4+ ダイヤ4+ スペードQ+ クラブ10+

640 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 15:44:23 ID:1L/HRFCQ
先輩の手札:ダイヤJ+ ハートJ+ 不明+ 不明+ 不明(ワンペア)

佐門の手札:ダイヤA+ クラブ4+ ダイヤ4+ スペードQ+ クラブ10(ワンペア)


先輩「さぁ、どうする……交換は2回までだぜ」


佐門「うむむ、ワンペアじゃ厳しいよな……交換は必然だ」


手札:ダイヤA+ クラブ4+ ダイヤ4+ スペードQ+ クラブ10  (ワンペア)


先着1名様、交換するカードを指定(複数可)してください

641 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 15:45:46 ID:NO4Yqp52
ダイヤA+ スペードQ+ クラブ10

642 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 15:51:09 ID:1L/HRFCQ
>ダイヤA+ スペードQ+ クラブ10
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先輩:では、俺もこの(不明)3枚を交換だ

シュッ!

先輩の手札:ダイヤJ+ ハートJ クラブ2+ クラブJ+ ダイヤ9+

佐門の手札:クラブ4+ ダイヤ4(ワンペア)


先輩「さぁ、どうぞ後輩くん?」


佐門「……ドロー!」


★佐門のカード→!trump !trump !trump
と書き込んで下さい。

643 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 15:54:42 ID:???
★佐門のカード→ スペード2+ クラブQ+ ダイヤA+

644 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 15:57:57 ID:1L/HRFCQ

先輩の手札:ダイヤJ+ ハートJ+ クラブ2+ クラブJ+ ダイヤ9+(スリーカード)

佐門の手札:クラブ4+ ダイヤ4+ スペード2+ クラブQ+ ダイヤA+(ワンペア)



佐門「ゲッ!」

先輩「フフッ……さぁ、どうする? どうする?」

佐門「交換する! 当然、当然だ!」


佐門の手札:クラブ4+ ダイヤ4+ スペード2+ クラブQ+ ダイヤA+(ワンペア)


先着1名様、交換するカードを指定(複数可)してください

645 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 15:58:45 ID:NO4Yqp52
スペード2+ クラブQ+ ダイヤA

646 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 16:05:06 ID:1L/HRFCQ
>スペード2+ クラブQ+ ダイヤA
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
先輩:では、俺もこのクラブ2+ ダイヤ9の2枚を交換だ

シュッ!

先輩の手札:ダイヤJ+ ハートJ+クラブJ JOKER+ ダイヤ2+

佐門の手札:クラブ4+ ダイヤ4


先輩「フフッ……」


佐門「……ドロー!」


★佐門、宿命のラストドロー!→!trump !trump !trump
と書き込んで下さい。

647 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 16:08:02 ID:???
★佐門、宿命のラストドロー!→ スペード4+ ハート5+ スペードA+

勝ち目無しw

648 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 16:20:12 ID:1L/HRFCQ
★佐門、宿命のラストドロー!→ スペード4+ ハート5+ スペードA+


フォーカードで負け☆

20bを失った。 

残金:11580b
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

佐門「あーーー、負けたぁあああ!」バサッ

先輩「ククッ……運は悪くない……何せお前の初手は」

初手:ダイヤA+ クラブ4+ ダイヤ4+ スペードQ+ クラブ10+

捨て:ダイヤA+ スペードQ+ クラブ10 1ドロ:スペード2+ クラブQ+ ダイヤA+

捨て:スペード2+ クラブQ+ ダイヤA  2ドロ:スペード4+ ハート5+ スペードA+  

先輩「上手く空気を読み切れれば、お前は勝っていた・・・
    JOKERによるフォーカードは一ランク落ちて、フルハウス相当というのが俺のルール・・・
    リスクを捨てて、危険に踏み込む・・・面白い・・・狂気の沙汰ほど面白い・・・!」

佐門「な、なるほど……(アカギ先輩って、戦場経験がないらしいけど嘘じゃねぇかな……なんだこの威圧)

649 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 16:25:32 ID:???
いや、相手の運がいいんだからこっち悪いでしょww

650 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 16:38:36 ID:1L/HRFCQ
勝ってると逆境モード(ピンチになると補正がかかる)を習得でしたが、
まぁ、これ以上強くなられても困るので!! で!!

クリティカルじゃないと、この章のモブのダメージが入らないんだよなぁ……(絶望)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アカギ「俺の運に喰われきらなかっただけ、お前はマシだ・・・ククッ・・・・・・・
     大体の奴はブタ・・・救う価値もないカス・・・
     ……覚えておけ。勝利とはリスクと交換して手にするものだ・・・・・・」 運:260 
                                            ※本来はこんな数値ないです
佐門(化け物かよ!!) 運:50+10(アクセ)

バン!!

アティ「もう! 何遊んでるんですか! 初日からこれじゃ、街の平和なんて守れませんよ!」バルン!

佐門「す、すんそん……」(前のめりになりつつ目を逸らす)

アカギ「ククッ・・・佐門、まだ青いな・・・ククッ・・・・・・・」

アティ「先輩も先輩ですよ!! なんで初日からポーカーなんですか! 
     私たちの仕事は警備です! これは警備ですか!? 遊びです!
     時間じゃない? 違います! 早くきたならその分、早く開始するべきですよ!」

アカギ「真面目ちゃんは嫌いじゃないが、何時も思うぜ。なんでもっとスカッと生きねぇのかな・・・・・・ってな」

アティ「先輩!」

ボーーーーーン!!!

アカギ「丁度仕事の時間だ。行くぞ、街に・・・・・・」

佐門「あと5分だけ待ってください……こう、クールダウン的な意味で……」

651 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 16:46:59 ID:1L/HRFCQ
アカギ「俺たちの管轄であるこの地区は他に比べればまだ警備も緩い方だ
     今日は初日って事だし……まぁ、【5回】もみまわりすればそれで十分だ
     だが、間違っても管轄からはみ出すな……死なせてすら貰えなくなる・・・ククッ・・・・・・」

佐門「」

アティ「」

652 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 16:54:52 ID:1L/HRFCQ
■とっても素敵なイベント表■

 1→平和
 2→敵×2
 3→敵×1
 4→敵×1
 5→敵×1
 6→平和
 7→敵×2
 8→平和
 9→アイテム
.10→敵×3
J、Q、K→スパイを見つけた!
じょーかー→スパイを見つけ……*お ぉ っ と*


先着1名様で

★佐門のパトロール→!trump !trump !trump !trump !trump★
と書き込んで下さい。数字によって分岐します。


■スパイを発見できない→正史 サモ3ルート

■スパイを発見できた→IFルート

653 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 16:58:08 ID:???
★佐門のパトロール→ スペードA+ クラブ9+ ダイヤ8+ スペード10+ スペード9+

654 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 17:09:24 ID:1L/HRFCQ
★佐門のパトロール→ スペードA+ クラブ9+ ダイヤ8+ スペード10+ スペード9+ ★

歴史の修正力には抗えないみたいですねぇ……
所詮、主人公は小物!(ここぞとばかりにこき下ろす)


アイテム×2
10→敵×3
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
モブ敵「しねぇえええええ!!」


バキィイイイ!!!!


佐門「……なんだ今のは?」

モブ敵「な、なんだこの鉄板を殴った様な感触は……
     お前、なんなんだよその胸板わよぉおおお!」 攻撃力:45

佐門「さてな……次はこっちの番だぜ(コキコキ)」防御力:63


\ギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!/×3

佐門「お、良いアイテム持ってんじゃん。貰っとくわ」

■経験値を10×3手に入れた

■イチゴキャンディ×2を手に入れた

655 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 17:12:16 ID:1L/HRFCQ
■アイテムの所持限界は廃止。
 預けていたアイテムは回収済み


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【大事なもの】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・財布(11580b)

・呼び声の書 
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄【アイテム】 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
・マジックナイフ:ダメージ+4  敏捷+6 召喚ダメージ+2  E

・ホワイトプレート:被ダメージ-3 召喚被ダメージ-3 敏捷-5 E

・金剛鬼のサモナイト石(鬼):金剛鬼を召喚できる MP消費:25

・ロックマテリアルのサモナイト石(無):ロックマテリアルを召喚できる
                        MP消費:10

・海賊旗:運+10 眠り無効 召喚触媒【機】【霊】  E

・磁気ネックレス:マヒを1/2で無効   触媒【無】【機】 

・ジュウユの実×5:HP60回復

・イチゴキャンディ×2: MP20回復 イチゴ味
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

656 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/18(日) 17:21:43 ID:1L/HRFCQ
〜どこか〜


スパイ「……見逃してくれてありがとう。これで家族の下に帰れる」ダッダッダッ

アティ「…………これで、よかったんですよね?」


■どうあがいても正史?


先着1名で


★主人公、汚名挽回! え、まさかの返上!?→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→直感が冴え渡る! 追跡開始
ダイヤ以外→スパイとすれ違うも華麗にスルー。
JOKER→スパイの本拠地を壊滅させる

657 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 17:24:57 ID:???
★主人公、汚名挽回! え、まさかの返上!?→ ハート6

658 :名無しさんと創る物語:2015/10/18(日) 17:26:22 ID:???
汚名挽回乙

659 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/19(月) 23:56:33 ID:g9zocvF+
この主人公、ボス戦とサッカー時以外はとにかく駄目みたいですねぇ……(諦め)

★主人公、汚名挽回! え、まさかの返上!?→ ハート6 ★
ダイヤ以外→スパイとすれ違うも華麗にスルー。
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
スパイ「ハッ、ハッ、ハッ……」ダダダダダッ

佐門「……ん? 何であの人あんなに息を切らしてるんだ? 
    もしかして……あっ、あっちは鉄道があるんだっけな。寝坊かよ……ご苦労様です!! 諦めろ!」


寝坊すると色々辛いよなぁ……
などと昔の事を思い出しながら、パトロールに戻る佐門であった。
これが後に「お前がついていながら!!!」とアズリアに怒られる原因の一つになるのだが、
そんな事を彼はまだ知らない。

660 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/19(月) 23:59:45 ID:g9zocvF+
先着1名で


★列車ジャック発生! その時彼は……→!card★


と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


クラブ以外→順当に突入部隊に選ばれた模様
クラブ→駐屯所でお茶啜ってました
クラブA→小指を強打し、マンホール?から下水道に落下した
JOKER→ジャックされた鉄道で人質になっていた

661 :名無しさんと創る物語:2015/10/20(火) 00:00:07 ID:???
★列車ジャック発生! その時彼は……→ ハートA

662 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/20(火) 00:16:06 ID:FN1b9CLk
★列車ジャック発生! その時彼は……→ ハートA ★
クラブ以外→順当に突入部隊に選ばれた模様
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………


偉い人「先ほど、旧王国の諜報員により要人や科学者を乗せた鉄道が乗っ取られた!
     此処に集まってもらった者たちにはこれより列車に突入して貰う。諜報員を速やかに捕縛!
     場合によっては殺害も許可する。最優先は要人と科学者たちの安全である! 以上!」


佐門「……あれ、これってまさかさっきの……あっ(察し)」

アティ「そ、そんな……まさか……だって、家族の所に帰るんだって……」



■どうあがいても原作の路線へ。これじゃただのサモンナイト3が始まってしまう!
  いや、まだJOKERを引けば……いや、この主人公じゃ無理ですね(諦め)

663 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/20(火) 00:29:49 ID:FN1b9CLk
佐門(うおおお! 大失敗じゃん! クビ!? クビですかぁ!無色ならぬ無職の派閥は嫌だーーーー!
    いざ、ハヤトたちに会った時に顔を向けられねぇじゃねぇかよぉおおお!!
    後輩に衣食住を恵んで貰うヒモクズルート、ありえまぁああああす!(錯乱) )

此処で主人公なら
「街の平和が!!」とか「俺の所為で善良な市民に危険が!」
などと考えるのかもしれないが、流石に彼にそんな主人公力は佐門にはなかった



偉い人「私と数名は引き続き犯人と交渉……
      まぁ、気を引く為のもので相手の要求は飲む気はないのだが……
      アティは突入部隊に。そして佐門は……」


先着1名様で


★配置はどこよ?→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→お前も突入部隊だ
ハート→アティたちのフォローに回れ
スペード→何か芸でもして相手の気を引け
クラブ→外で待機だ(お茶を啜って待つ)
JOKER→???

664 :名無しさんと創る物語:2015/10/20(火) 00:43:44 ID:???
★配置はどこよ?→ ハート9

665 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/20(火) 21:57:57 ID:FN1b9CLk
★配置はどこよ?→ ハート9 ★
ハート→アティのフォローに回れ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
偉い人「列車内は狭く戦い辛い……よって、アティは単独で突入!
     佐門はアティのフォローに回れ! 他の者は列車にコレをしかけろ!」

佐門「……なんですか、それ?」

偉い人「知る必要はない。お前たちが上手くやれば必要でなくなる」

アティ「……!」

佐門(……あぁ! 爆弾だな!
    そういや、この街は極秘の研究を色々してるって話だったな)

【学究都市ベルゼン】
街というよりは帝国の技術研究機関であり、
優れた頭脳や魔力の 持ち主は此処へ優先的印集められ、
あらゆる分野で帝国に利益を もたらす研究を行う場所であるが、
テロリストやスパイなどの進入が幾度ともなく行われる為、
陸戦隊(陸軍)の選抜部隊が常駐し、警備に当たっている。


佐門(ん? 爆弾? ……ゲゲッーーー!! 
    情報や技術を渡すぐらいならって、映画かよ!! コイツら人間じゃねぇ!)

666 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/20(火) 22:04:25 ID:FN1b9CLk
先着1名で


★そうはいってもモブは余裕→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→機関室(運転室)を目前にして足止め(経験値+30)
スペード、クラブ→モブ敵に苦戦し足止めを食う(経験値+10)
JOKER→アティを追い抜き、ボス戦へ

667 :名無しさんと創る物語:2015/10/20(火) 22:19:36 ID:???
★そうはいってもモブは余裕→ スペードA

668 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/20(火) 23:33:37 ID:FN1b9CLk
★そうはいってもモブは余裕→ スペードA ★
スペード、クラブ→モブ敵に苦戦し足止めを食う(経験値+10)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………

乗客に偽装していた敵「」(白目)

佐門「くそ、しょっぱなから足止めをくらっちまったな……
   (余裕で勝てる敵だったんだけど、乗客の被害とかそういうの考えるとどうしてもな)」


■全く本筋に関われない主人公()がいるらしい……
   (ダイヤ・ハートだとちょこっとだけ関われた)

669 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/21(水) 00:22:00 ID:HruOBkiE
先着1名様で


★ばらふらいえふぇくと→!zange★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


JOKER:後々、何かが起こる……?
クラブA:特に何も起こらなかった

670 :名無しさんと創る物語:2015/10/21(水) 00:59:02 ID:???
★ばらふらいえふぇくと→ *JOKER*

671 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/21(水) 22:57:22 ID:HruOBkiE
★ばらふらいえふぇくと→ *JOKER* ★
  JOKER:後々、何かが起こる……?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

佐門「とと、いけね! 俺も先を急ぐぞ!」ダダッ


―――今思えば、此処が最初の分岐点だったんだと思う


佐門「大分体力は余ってるな……いやー、俺も強くなった!」


―――この世界で俺は、余りにも他人に無関心すぎた。
     いや、関心を持つ余裕がなかったというのが正しいと思う。


佐門「えーと……此処は大丈夫か。この先か?」ガラッ


―――何せ周りの人間は優秀で、その差を埋めるために何時も必死だった
     きっと、心の底でアティたちの事を無敵人間とか思っていて……


佐門「……此処だ! アティ、大丈夫か!」ガラッ


―――そんな訳ないのに……当たり前の事を当たり前だと気づけない
     ……俺は自分勝手な子供でしかなかった。歳だけ無駄に取った、クソガキ……

672 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/21(水) 22:58:34 ID:HruOBkiE
―――多くを知り、そして何時か自分を知るが良い……―――

……知りたくなかった。自分がこんなにも卑しい人間だったなんて
強くなったつもりで、それは所詮、ガワだけの事で

……俺自身は未だに道に迷い続けてる

この世界はとても強い光を持っている。
でも、それを覆いつくしかねない闇も同時に孕んでいて……

そう、リィンバウムは……まるで色んな世界を切り貼りつなぎ合わせたパッチワークの様な世界だ。
仮止め様の糸を解くだけでバラバラになる。そんな危うさがある綱渡りの世界。

……でもこの世界が好きだ。この世界に生きる人たちが好きだ。
毎日を精一杯に生きようとする人たちがとても羨ましい。

羨ましすぎて、俺は街灯に群がる蛾の様に彼らに近付いてしまう。

何もできないのに。

何もしないのに…………

673 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/21(水) 23:51:45 ID:HruOBkiE
アティ「……大丈夫です。もう、全部……終わりましたから」

アティの無理やりに作った笑顔が頭の中に焼きついて離れない。

何を言えばよかったのだろう。いや、俺に何か言えたのだろう。

少なくとも、あの頃の俺は……そう、今と同じ様に何の言葉も持っていなかった。だから……

佐門「…………お疲れ様!」ニッ

ただ、ありふれたねぎらいの言葉をかけることしかできなかった。
そしてその数日後、勲章授与式を目前にして、アティは突然軍を去った。

理由は分からない。聞こうと探したけど、結局見つける事ができなかった。

……いや、本当は探す気もなかったのかもしれない。
何も選ばず、傍観者を気取り続けていた馬鹿な俺は誰も見ていなかったから。
あの時、一言。何か一言だけでも言おうとすれば、きっと。何かが変ったのに……

―――信じる……信じます! 

佐門「きっと……何かできたんだよな、俺でも。やろうとすれば、きっと……」

ごめん。

ごめん。

ごめん。

相手のいない謝罪は青空に溶けて消え、心の中の後悔を際立たせる――――――

           サモンナイトN序章―軍学校編―  完  

674 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/21(水) 23:53:40 ID:HruOBkiE
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

                       レヴィEND(友情)

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

あれからしばらくして俺は休暇届けを提出した。
すると、アカギ隊長にとんでもない事を言われた。

アカギ「もう戻ってこなくていい」

えっ、クビですか? と素で返答してすると

アカギ「お前をご所望の部隊がある。まぁ、俺の権限で跳ね除ける事もできるが・・・・・・ククッ……どうせ、お前は拒否しない」

と言って一枚の紙を差し出してきた。
転属先は帝国海軍。エリートの陸軍から、寄せ集めの海軍へ
通常なら飛ばされたーー! と悲観すべきなんだんろうが、状況だが少し事情が違った。

【帝国軍海戦隊第6部隊】  隊長【アズリア・レヴィノス】 副隊長【ギャレオ】

アティが居なくなった後、「お前がいながら!」としこたま殴られれ(残当)
「二度とお前の顔は見たくない!!」とまで言われたのだが、どういう心変わりだ……
厄介事の臭いがするぜぇ……キャンセルで!! などという事を思考の端に浮かべながらも。

佐門「分かりました、休暇開けに合流します」

そう言って、俺は街を出た。
そして、俺は今、帝国と双璧をなす聖王国の首都、ゼラム。
その南西に位置する港街ファナンに来ていた。ある人物と会うために……

675 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 00:03:58 ID:1SOF0V7A
レヴィ「もーーー! 何年、待たせるのさーー!
     手紙届いてたでしょーーーー! もっと遊びに来てよーー!」


ぷくーーと頬を膨らませるレヴィ。
見た目と相まって可愛らしいといえばそうなんだが、
実年齢はこちらの世界換算で3桁という話を聞いた記憶があるでの
なんとも言えないんだよなぁ……

レヴィ「……今、なに考えてた?」

佐門「お前の年齢について。3桁ぐらいって言ったけど、実際は4桁以上あんだろ? とか」

レヴィ「はぁーーーーー(ため息)  そんなんじゃ恋人もできないよ、佐門はさーー!
     容姿も並ぐらいなんだからさぁーー! 言葉でその分を埋めないと駄目だよ!」

佐門「唐突な駄目だしはヤメロォ! 泣くぞちくしょう!」

大体、女扱いできる容姿じゃないんだよなぁ……まずはロリを卒業してからどうぞ。

バキィイイ!!

佐門「弁慶はらめぇ!」ゴロゴロ

レヴィ「ふっ、なんとなく悪口を考えてるのは分かるよ、魂の輝きでね……」

霊界サプレスの能力を無駄遣いしやがって、クソがぁ!!

佐門「……でも、お前といると多少楽だな……」

隠し事が隠し事にならないというのは、少し気が楽になる気がする。

676 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 00:18:06 ID:1SOF0V7A
レヴィ「……あ、お姉ちゃん(ファミィ)は怒ってなかったよ
    この前戻ってきた時も『佐門ちゃんじゃしょうがないでしょうねぇ……』って」

佐門「その逆の意味の信頼はなんなんだ……」

レヴィ「だって佐門だし……意味はわかるよね?」

鋭い。というか、こいつの場合は歳の功って奴か。
分かってるんだろうな。俺がどこも見ていなかった事に。

レヴィ「与え、求めず。 そんな事ができるのは聖人か傍観者のどっちかだよ。
     そういうの僕……駄目だと思うな。 今なら少しは分かるんじゃない?」

顔を覗き込んでくる紫の瞳。
そこに映りこむ自分の姿を直視するのが怖くて、視線を外す。

佐門「分かる……かもな」

要領を得ない返事しか返せない自分が少し情けない。

レヴィ「うーん……ならいいや」

佐門「……良いのか?」

レヴィ「良いんだよ。一歩でも進んでるなら、良いんだ」

677 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 00:35:03 ID:1SOF0V7A
佐門「……そうか」

レヴィ「そうだよ! さっ、今日は何して遊ぼうか!
     えーとね……かくれんぼとかしようよ!!」

佐門「あー……そうだな」

一歩、一歩。考えながら進んでみよう。
見て、感じて、考える。それで何かが変れば良い。
そうしたら何時か……分かるのか、俺が誰なのか……

レヴィ「……分かるよ」

佐門「ん?」

レヴィ「なんでもない♪ さぁ、行こう! 時間は有限だよ!」グイッ

佐門「うおっ! おいおい、ちょっともう少しセンチメンタリズムに浸らせて!」

レヴィ「ハハハッーーー! いくぞぉーー!」ダダダダダッ

佐門「ギェエエエエエエエエエエ!! 皮がずるむけるぅううう!」ズリズリズリズリ


―――大丈夫、君ならできるよ。 僕を助けてくれた君ならさ…… レヴィ“盟友”

678 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 00:47:33 ID:1SOF0V7A
先着1名様で


★緑:ばたふらいえふぇくと補正(+2)+呼び声の書補正(+2)+!card  
  赤:ばたふらいえふぇくと補正(+2)+呼び声の書補正(+2)+!card ★

と書き込んでください。数字によって分岐します。



J以上→佐門、抜剣可
J以下→所詮モブ(不可)
JOKER(15)→完全制御

679 :名無しさんと創る物語:2015/10/22(木) 00:55:06 ID:???
★緑:ばたふらいえふぇくと補正(+2)+呼び声の書補正(+2)+ クラブQ   
  赤:ばたふらいえふぇくと補正(+2)+呼び声の書補正(+2)+ ダイヤ8  ★


680 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 01:25:03 ID:1SOF0V7A
ボスキラーの為に情熱でも燃やしてるのかな、彼は……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★緑:ばたふらいえふぇくと補正(+2)+呼び声の書補正(+2)+ クラブQ=16(JOKER)   
  赤:ばたふらいえふぇくと補正(+2)+呼び声の書補正(+2)+ ダイヤ8=12(Q)  ★


佐門の魔剣適性

緑:完全制御
赤:抜剣可

681 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 01:36:23 ID:1SOF0V7A

〜帝国領のアドニス港〜

佐門「此処で合流って話なんだが……
    まいったなぁ。荷物適当に押し込んでたから軍服がシワシワだぞ」


A:クリーニング屋を探す
B:このまま合流する
C:少しブラブラする

先着1名様、ageでお願いします

682 :名無しさんと創る物語:2015/10/22(木) 15:24:53 ID:c8yU9ZQg
C

683 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 18:27:46 ID:1SOF0V7A
>C:少しブラブラする
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
帝国領アドニスといえば
温暖な気候で資産家に人気の場所だった様な気がする。
そういえばマル……マルティネス? そんな名前の大商人が此処に家を持っていた様な……

佐門「少しぶらついてみるか。
    ……っと、その前にその辺の木陰で着替えとかねぇとな」

帝国軍人割引(学割的な)のもあるかもしれないしな……

などという下賎な考えであったがシワシワの軍服を見て、
先行投資として媚を売っておこうなどと考える商人が居る訳ない。

684 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 18:29:10 ID:1SOF0V7A
ザッ、ザッ、ザッ……

佐門「意外と露店は少ないんだな……しかも、たけぇ」

露店に並ぶのは大きな動物の毛皮。
佐門と世界が三桁は違う絨毯など、高額な商品ばかり。
まぁ、場所が場所だけに金持ち狙いなのだろうから当然なのだが……

???「もし、そこの軍人様……」

佐門「あぁ、はいはい」クルリ

振り向いた先にいたのは白髪の老女。
しかし、キリっとした目つきとピンと伸びた背筋は
老化による劣ろいを感じさせず、彼女の芯の強さをハキハキと感じさせた。

老女「申し訳ありません、駐在所の方でしょうか?」

佐門「あぁ、いえ。違げぇ……(……あ、極秘扱いって言ってたか)
    えーと、そうだ……です。欠員補充という形で今日付けで此処に転属になりまして……」

老女「あぁ、やはりそうですございますか。
    さぞ急いでいたのでしょうね。服がシワシワでございますよ」

佐門「あ、アハハ……ソウデス。イソイデマシタ
   (面倒草手服の隅に投げてただけなんだよなぁ……だまっとこ)」

老女「それではお忙しい所申し訳ないのですが、
    少しだけお嬢様を警護していただけないでしょうか……
    私は此処で待ち合わせをしている人を探して来なければいけませんので……」

佐門「分かりました。それでお嬢様というのは……」

685 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/22(木) 18:31:51 ID:1SOF0V7A
先着1名で


★お嬢様の姿は?→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→おてんば
スペード、クラブ→引っ込み思案
JOKER→セット

686 :名無しさんと創る物語:2015/10/22(木) 19:15:16 ID:???
★お嬢様の姿は?→ スペードJ

687 :名無しさんと創る物語:2015/10/22(木) 19:16:18 ID:???
★お嬢様の姿は?→ ハート7

688 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 00:50:19 ID:Ikso69RE
★お嬢様の姿は?→ スペードJ ★
スペード、クラブ→引っ込み思案
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

お嬢様「あ、あの……その……よろしくお願いします」ササッ

オレンジがかった茶髪の少女……恐らく、例のお嬢様なのだろうが、
それだけいうと、すぐに老女の後ろに隠れてしまった。
この人が居なくなったらダンボールにでも隠れるのか? などと佐門は思った。

老女「アリーゼお嬢様……申し訳ありません、軍人様。
    お嬢様は昔から引っ込み思案でして……ところで、お名前をお聞きしても?」

佐門「あぁ、俺は……佐門です」


老女「佐門様でございますか……」

アリーゼ「佐門さん……」

689 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 00:52:52 ID:Ikso69RE
先着2名様で


★あの名選手は今……(ばあや)→!card★

★あの名選手は今……(アリーゼ)→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→実は試合見に行っていたファン
ハート→有名なので知ってる
スペード→サッカーだけは知ってる
クラブ→誰
JOKER→白馬の王子様

690 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 01:03:09 ID:???
一気に読んでしまった、面白いので頑張ってください!

691 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 01:04:53 ID:???
★あの名選手は今……(ばあや)→ クラブ5

692 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 06:44:31 ID:???
★あの名選手は今……(アリーゼ)→ ハート7

693 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 22:38:37 ID:Ikso69RE
>>690 ありがとうございます。
     そういうお言葉を頂けると大変励みになります。


★あの名選手は今……(ばあや)→ クラブ5 ★
クラブ→誰

★あの名選手は今……(アリーゼ)→ ハート7 ★
ハート→有名なので知ってる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
老女「なるほど佐門さ……」

アリーゼ「あぁ!!! 佐門さん! フィールドの蹂躙者、暴虐の王!!」ダッ

佐門「」

アリーゼと呼ばれた少女の口から出たのは
彼が記憶から消してしまいたい歴史ナンバー2ぐらいの言葉であった。

アリーゼ「ほっそりとした体から放たれるキャノンシュート……あぁ、今は鍛えられてますけど!
      フィールドが歓声につつまれた、ハットトリック……伝説のドリブルシュート!
      聞いてました! 私、最終戦だけは父と見に行ったんですよ!! あのPK、凄かったです!!」ガシリ

佐門「お、おう(この子、好きな事と友達には凄い口数が多くなるタイプか……!)」

アリーゼ「凄いです! 感激です!」ブンブン!

老女「……なるほど、存じませんでしたが
    家に篭りがちなお嬢様が知っているとすれば、かなり有名な方なのでしょう。
    ではしばらくの間、話し相手になってくださいませ……それでは」ササッ

694 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 22:56:58 ID:Ikso69RE
佐門「話かぁ……まぁ、何話すにせよ
    まず、この手を離してくれると嬉しいんだが……」

アリーゼ「えっ、手を離…………あっ!」ササッ

興奮覚めきり正気に戻ったのか、アリーゼは真っ赤な顔をした後、手を振り払い
素早く、あまり使われない小船を止める為のスペースに隠れてしまった。
階段にして5、6段。高低差は僅かなのだが、こちらからは絶妙に見えない。

佐門(よくそんな場所を瞬時に見つけたな……関心するぞ)

人づきあいが苦手というのもあるが、
相手は箱入りお嬢様だ。恐らく男性に対しても苦手意識があるのだろう。

佐門(さて、どんな話をしたもんか……確実に興味を引くならサッカー
    もう少し自己紹介を続けてみれば、態度も少しは軟化しそうなもんだけど……
    いっそ、相手が何か話してくれるのを待つ……でも、これは引込み思案にはキツそうだ)

A:仲良くなろう自己紹介
B:無難にサッカーの話題
C:鳴くまで待とうホトトギス作戦(じっと待つ。ひたすらに)

先着1名様、ageでお願いします

695 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 22:57:56 ID:fjrMU+bc
A

696 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 23:11:53 ID:Ikso69RE
>A:仲良くなろう自己紹介
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
”佐門……佐門……自己紹介です……まずは自己紹介をするのです……”

佐門(こ、この声は……まさか俺の心の声!)

まゆるさん(いや、私の声だ)

佐門(お前は……凄い久しぶりのまるゆさん!!)

まるゆさんとは最初の試合で人数が足りず
止む終えず、スケットカードを引かせた結果、
『一応、イベント用意しておくけど引くわけねぇな……』と思っていたら引かれた便利枠である。

佐門(てめぇ、何年も出てこなかったから
    「そうか、あれは夢だったんだ……」と思って安心してたのに!!)

まるゆさん(ふっ、すまんな提督……鎮守府が三度ほど壊滅の危機に追い込まれてな……
        まぁ、私の身の上話は置いておいて……子供とのコミュニケーションに困っている様だったのでな)

佐門(……で、自己紹介をしろと?)

まゆるさん(そうだ、どんな出会いも一度きりとは限らぬ……
        良縁も悪縁も末永く付き合っていくもの。そして、全ては理解から始まるのだ)

佐門(……くっ! 何か凄い分かる! ちょっと納得しちまった!)

まるゆさん(そういう訳で私は\港湾棲姫よーー!/  
       ……やれやれ、休ませてくれぬらしい……まぁ、頑張るのだ、提督よ  \ドカーーン!/)プツ

佐門(……アイツのいる世界もチラッと日本って聞いたんだけど、嘘だろ! なんだよ今の爆発音!)

697 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 23:33:19 ID:Ikso69RE
アリーゼ「……」ジー

佐門「…………(くそ、なんてやりづらい距離感だ。
          しかも近付けそうにねぇ! 中距離戦のエースかよ! ならば!)」


ニア自己紹介をする


佐門「……そんな訳で俺は佐門。
    えーと、アリーゼちゃんか。まぁ、よろしく頼む」

アリーゼ「……」ペコッ

佐門「(お、会釈を返してきた) まぁ、この見た目の通り、軍人だ。
    一応、数回だが実戦も経験済。一応、召喚師でもある。
    魔道具も持ってるんだぜ(ゴソゴソ) この古ぼけた本な」

アリーゼ「あっ……」ヒョコッ

佐門(……あぁ、本に反応した感じだな。読書家か
    そっちの方向に話を振って見るかな……んー)

698 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 23:38:21 ID:Ikso69RE
佐門「あー、えーとだな……」


A:どんな本が好きか聞いてみる
B:実は小説を書くんだ! と言ってみる
C:そっと呼び声の書を差し出す

先着1名様、ageでお願いします

699 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 00:39:37 ID:mC+4Roxo


700 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 16:56:26 ID:teim3pQc
>A:どんな本が好きか聞いてみる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「あー……もしかして読書好きか?
    俺も最近は(やっとこっちの字を完璧に読める様になったし)少しは本を読むんだが……
    アリーゼはどんな本が好きなんだ?」

アリーゼ「……です」

佐門「ん?」

アリーゼ「小説とかが好きです……あの……偶に書いたりもします」

佐門「ほー、そうなのか
    (こりゃ、「俺も話書いてます!」とか言ったら逆に喰い突かれ過ぎてやばかったか?)」
        

なんにせよ、少しは距離が縮まったな……と感じた佐門であった。

佐門「えーと、因みにオススメは?」

アリーゼ「こ……恋する乙女シリーズで……す」

佐門「おー、恋愛小説かな? 今度読んでみるか」

アリーゼ「あの……でも十年以上続いてますから凄い巻数ですよ」

佐門「…………まっ、まぁ、まずは1巻読んでみるかな」ヒクヒク

十年も続く恋愛小説ってなんだよ……
ラノベの比じゃねぞ、どんだけドロドロしてんだろう……

701 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:12:50 ID:teim3pQc
アリーゼ「あの……これ、1巻です。よければ」

気がつくとアリーゼは佐門の隣……
までとはいかないが、3歩先まで近付き本を差し出していた。
少しは打ち解けたのだろうか……

佐門「あぁ、さんきゅー」

パラパラと中身を確認すると、どうやら王宮恋愛の部類の様だ。

佐門(召喚した女性と王様が国を立て直す? 契約する描写はねぇけどこれ、腹黒が言ってた
    聖王都の『護衛獣』とかいう召喚術か? なるほどなぁ……この召喚された女性視点なのか)

よくある恋愛物だが、妙にリアリティのある。
軽く読んだ所、恋愛漫画特有のドロドロさはまだない。
だが、心の揺れ動き方などの感情描写が妙に色濃い。
まるで実体験の様だ……などと思いながらしばしの間、読みふけった。

佐門「まじかよ、わりと面白い」

アリーゼ「ほ、本当ですか!」

佐門「これなら俺でも読めるわ」ペラッ

アリーゼ「よ、よかったです」(笑顔)


■アリーゼと多少、打ち解けられた。友好段階:2(友人)からスタート


■これまでの感情値は
  マスクデータの友好値(サッカーのパスや戦闘時の共闘補正)に移動されます。

702 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:29:20 ID:teim3pQc
アリーゼ「あの、続きもあるんです! できれば感想を……」

タッタッタッ……

老女「お嬢様、お待たせしました。
    佐門様もお忙しいところ、申し訳ありませんでした……無事、家庭教師の方と合流できました」

佐門「あぁ、いやいや! こちらこそ中々楽しい時間を……」

???「……佐門さん?」

佐門「…………あっ」

振り向くとそこには彼女がいた。
腰まで伸びる赤い髪。
少し間の抜けた顔。人を信じ、裏切る事を知らない純粋な蒼い瞳。
何時も俺たちを笑顔で迎えてくれた、頭が良いのに不器用な女の子。

新たな出会いと、

そして……再会

満天の青空の下で俺の心は嵐の中の大海原の様に荒れ狂っていた。
再会の喜び以上の戸惑いに埋め尽くされた思考の中で……


佐門「ア……ティ」

俺はただ、太陽(しょうじょ)の名を呼んだ。

703 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:41:25 ID:teim3pQc
〜船内〜

ドタドタドタ

アリーゼ「ギャレオ! 佐門が到着したそうだな! なぜ報告しなかっ……た……?」

佐門「に……逃げ出してしまった。
    しかも本も持ってきてしまった……どんだけダメ人間だ、俺はよぉ……」

木箱に座り、ひたすらにどんよりとした雰囲気を浮かべる佐門の手には恋する乙女シリーズ1巻。
結局、佐門は「あ、仕事の時間だ!」と全力で逃げ出してしまったのだった。

佐門(あの時、何も言えなかった引け目が……罪悪感が……ぐおお、直視できるかぁ!)ドンヨリ

ギャレオ「……申し訳ありません、隊長。事情は不明ですが、
      ご覧の有様でして、とりあえずこいつが立て直すのを待っていた次第です」

アズリア「そ、そうか!(ま、まさか、私に会うのが嫌で? 
              いや、あれだけ殴れば当然か……きちんと此処で謝るつもりだったのだが……な)ドンヨリ

ギャレオ(くっ、暗い! 船内といえどランタンで灯りは絶やしておらぬというのに……暗い気がするぞ!)

あくびは伝染する。どんよりとした空気もまた然りである。
結局、この状況はこの船が出発するまで続いた。

704 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 17:44:26 ID:???
こいつ気にしすぎだろw

705 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:50:24 ID:teim3pQc
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………

アズリア「……すまん!」

佐門「あぁ、えぇ……おう?」

力強く頭を下げた勢いでアズリアのショートーヘアーの黒髪が揺れた。
軍人という休みの少ないせわしない職業の割に髪も肌つやも悪くない。
そういう所の手入れをかかせない所は女性なのだろう。

アズリア「これだけはまず、言っておきたかった。
      アイツが……アティがやめたのを全てお前の責任にした。
      傍に居られなかった歯がゆさを全て、お前にぶつけてしまった」

佐門「……いや、仕方ねぇよ。それだけ大事に思ってたって事だろ? ……気にするなよ」

アズリア「……気にするに決まっている。お前もまた友なのだ……
      歳が違えど、世界が違えど……そんなお前に、私は……」

ギャレオ(世界……? もしや佐門は……)


■ギャレオは早々に頑固さが取れたので
 原作よりも大分知能にブーストがかかってます

706 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:56:23 ID:teim3pQc
佐門「あー……じゃあ」スッ

静かに手を差し出す。

佐門「握手だ。仲直りと……これからもよろしくな の意味で
    それでチャラにしようぜ。ほら、お前も手を出せ、手」

アズリア「……あぁ」スッ

ガシッ

佐門「またしばらくよろしく頼む」

アズリア「あ、あぁ! こちらこそだ」

ギャレオ(これが真の友情という奴かぁ! うおおおおおおおお!!!)涙ドバーー


―――そういや、昔はこれをさせる側だったな

ハヤトと、トウヤと、ナツミと、アヤと……

アズリア「……佐門?」

佐門「あ、すまん。ちょっと考え事だ。それじゃあ……」

パンパンと軍服の埃をはたき、立ち上がる

佐門「仕事の話を聞かせてくれ。一般旅行者もいるし、見た目はただの船だが……違うんだろ?」

アズリア「……その通りだ。この船は―――」

707 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 18:02:41 ID:teim3pQc
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………

コツコツコツ……

佐門「海賊対策の為に一般客船でブツを輸送か……」

アズリアの話では彼女たちはあくまで
この船の警備という事で船に乗船していた。しかし、彼女とギャレオ。佐門を含め、
表にいるのは4人だが、船倉にもう30人の海兵が待機しているという話であった。


佐門(それだけの人数が必要なブツの警護なぁ……
    うわぁ、厄ネタだよ、厄ネタ……今日はツイて―――)

―――佐門さん?

佐門(ツイてねぇのか、ツイてるのか。わかんねぇなぁ……)

708 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 18:05:49 ID:teim3pQc
佐門「さて、とりあえずパトロールでもしてこいって話だが……」


A:甲板に出てみる
B:船内をぶらつく
C:客室に戻って本を読む

先着1名様、ageでお願いします

709 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 18:08:05 ID:ag/SkcR6
B

710 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 19:32:59 ID:teim3pQc
>B:船内をぶらつく
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「一応、仕事をしているという体裁だけは
   取っておくのが俺の帝国軍人道だぜ……」

要するにただのサボリである。

佐門「さて、適当にグルっとしたら部屋に戻って昼寝でも……」

アズリア「昼寝でも…………なんだ?」

佐門「…………はっ、隊長殿! 此処は異常なしであります!」ビシッイ!

アズリア「今更取り繕っても無駄だ、馬鹿ものぉおおーーー!」ベチィイイイン!

佐門「あいたぁ!! てか、これ腹黒のポジションだろ!」

ゴウという効果音つきでもおかしくないデコピンを受けた佐門の額は
やや赤みをおびている。泣きっ面に蜂ならぬ、蜂で泣きっ面。

だが、蜂(アズリア)刺されたのは完全に佐門の自業自得であった。

711 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 19:41:53 ID:teim3pQc
アズリア「全く、佐門。お前という奴は変らんな。もう少し真面目になっていると思ったぞ。
      元・学究都市ベルゼンのエリート軍人だというのに、あっちでは何をしていたのだ……」

佐門「パトロール以外は先輩とポーカーしてるだけだったかな……」

アズリア「なんだと!」壁ドン

佐門「ひぃ、すんません!」

立ち居地は逆なのに妙にこの構図が馴染む男らしさ。
下手な男よりカッコイイのがアズリアであった。
当然の様に男性人気よりやっぱり女性人気の方が高いらしい(ギャレオ談)


アズリア「まぁ、良い……ほら、行くぞ。
      この辺の客室はすでに一度回っているから、甲板の方に行くぞ……来い」

佐門「……はい」


そういう事になった

712 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 19:53:59 ID:teim3pQc
〜甲板〜

ザザー……ザザー……

アズリア「…………」カツカツ

佐門「……」カツカツ


謎の沈黙。もしかしてまだ怒っているのだろうか、と
アズリアの顔を覗き込むが、そこにはビシッとしたりりしい顔があるだけで
表面上は平常どおりという風に見える。

佐門(あー、確か元からそう口数は多いほうではなかったか……)

と、数年前の記憶を掘り起こす2x歳の佐門。
よかったよかったと安心もつかぬま……この静寂は妙に不安を掻き立てる。

佐門(ば、ばつが悪い! 何か話題は……話題は!)

A:卒業してから何をしてたんだ? (無難なジャブ) 
B:そういやアズリアの家族って……
C:あっちを思い出すなー! と 元の世界を引き合いに出した
D:ところでさっき、アティが……(完全なる地雷)


先着1名様、ageでお願いします

713 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 20:21:24 ID:ag/SkcR6
B

714 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 20:42:17 ID:teim3pQc
>B:そういやアズリアの家族って……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「あー……そういやアズリアの家族って……」

ザッ

アズリア「…………」

佐門(アーーーッ!! こっちの方が地雷だったくせぇーーー!!)


佐門は人の地雷の半分は家族関係であると、今日、この日学んだ

715 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 20:50:09 ID:teim3pQc
アズリア「……佐門」

佐門「お、おう!」

アズリア「お前にとっての家族とは……家とはなんだ?」

佐門「……あー」

自分の地雷もばっちり家族関係であったが、
先に口を開いてしまった以上、黙ってるわけにもいかないか、と佐門は思った。

佐門「まぁ、あんま良い場所じゃなかったかなぁ」

アズリア「なに、そうなのか?」

佐門「意外そうに言うなよ……まぁ、こんなふざけた性格だもんな……
    いやぁ、厳しい場所だったな。分家の方に流されたからはそうでもなかったけど」

やれやれと、肩をすくめて空を見た。

佐門「あの頃の思い出の灰色さと比べると、
    この雲ひとつない蒼穹のなんたる美しき事か……」

アズリア「……すまんな」

佐門「別にかまわねぇよ」

716 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:15:36 ID:teim3pQc
佐門「俺の実家は旧華族の出なんだよ」

アズリア「家族?」

佐門「あぁ、偶に忘れるけど世界観が違うんだよなぁ……
    まぁ、貴族の出って事だ。頭に『元』が引っ付くわけだが」

アズリア「そうか、貴族か。それで『分家』という言葉が出てきた訳か
      しかし、なぜ本家から分家に流されて……あっ! すまん」

佐門「家長……兄貴の命令だよ。俺は出来が悪くてな。
    いや、兄貴が特別出来が良すぎただけだと思うけどよ……天才って奴だぜ、ありゃ」

アズリア「……そうか」

佐門「おう」

そうして再び訪れる静寂。
あんな暗い話をすれば当然の事である。

佐門(俺ってコミュ力低すぎぃ!?)

佐門の額に玉の様な汗が浮かぶ。
ほかに何かないか、少ない脳細胞を必死に働かせて考える。
そして、「いやぁ、晴れだな!」などというありふれた言葉を口から出そうとした時であった

717 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:20:44 ID:teim3pQc
アズリア「私の家族……というか家系は、代々、帝国に仕える軍人であった」

佐門「……あ、そういや演習の時も特別待遇だったなお前。
    そうか、そうなるとアズリアが次の家長っていうか、当主か」

アズリア「あぁ、口惜しい事にな……そして、私の立場は本来、
      我が弟である、イスラが継ぐべきものであったのだ……しかし、弟には荷が勝ちすぎていた」

そういってアズリアは静かに水平線を見つめた。
いや、もっと別のものを見つめているのだろうという事は佐門にも分かった。


アズリア「……【召喚呪詛】 知っているか?」

佐門「いや……名前的に召喚術ってのは分かる」

アズリア「サプレスに位置する召喚術だ。本来は数刻の間、行動を鈍らせる程度だが、
      イスラにかけられた物は桁が違う。何せ弟は毎日死に……そして生き返る」

佐門「っ!? おいおい、冗談だろ!?」

アズリア「事実だ。弟は生に喜びを見出せず、しかし、死という名の平穏も与えられない。
      見かねた父が剣を振り上げる所を見た事があるが……剣もはじかれてしまった」

佐門「……最悪だな」


アズリア「……だというのにあの子は何時も笑顔を浮かべる。「大丈夫だよ、姉さん」と……
      だから私は軍人になった。あの子を守れる様に……いや、何時か救える様にという理由だったのかもしれん……」

718 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:28:14 ID:teim3pQc
佐門「なぁ、その救うってのは……」

―――殺すって事か?

佐門「……いや、すまん。なんでもねぇ」

アズリア「……そうか」

口には出せなかった。
そんなの分かりきっているから。

これほど家族を大事に思う少女が、
苦しんでいる家族を前にしたアズリアたちがどう思うかなんて……想像するに容易い。

治せないなら。

助けられないなら。

―――せめて、楽に

719 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:30:46 ID:teim3pQc

佐門(召喚術って……なんなんだ? 俺に出会いをくれたこの魔法は……
    どれだけの不幸を影で生み出し続けてる? ……クソ! どうすりゃ良い!)

でも、思うだけだ。 悩んだフリをしているだけだ。

”そうだ……どうせお前は何もしない”

―――ドクン―――

佐門「痛っ!」グラッ

アズリア「佐門!」スッ

膝から崩れ落ちた佐門を抱えるアズリア。
佐門の顔は青く、脈拍は速く、呼吸は荒い。

アズリア「大丈夫か、今、医務室に!」

佐門「だ、大丈夫だ。それより、どうやらこの船。わりとヤバイものを運んでい……」

ヒュウウウウウウウウウウウウウウ!!  ドカーン!

佐門「うおお!?」グラグラ

720 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:32:52 ID:teim3pQc
先着1名で


★着水しナイト!→!card★


と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→微動だにしない。ヒューッ! コイツはやるかもしれねぇ
ハート→体勢を崩しただけで済んだ
スペード→着水。船に戻れるか?
クラブ→無事、着水。のち遭難
JOKER→抜剣のち、海賊船両断

721 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 21:34:09 ID:???
★着水しナイト!→ スペードK

722 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 23:47:17 ID:teim3pQc
★着水しナイト!→ スペードK ★
スペード→着水。船に戻れるか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
グラッ

佐門「ギョエエエエエ!!!」

ボチャン!

アズリア「なっ!? 佐門!!」

ドガーン!! ドタタタタタタ……

アズリア「くっ、船をぶつけて……貴様ら、海賊か!」

カイル「お察しの通りだよ! 相手になってくれんのかい、美人の姉ちゃん?」

アズリア「この場に兵は……新兵だけか。
      新兵! 貴様たちは互いの死角を補いつつ
      二人で一人を相手にする様にして戦え! 前にはですぎるな!」

新兵1・2「は……はい!」

723 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 23:53:16 ID:teim3pQc
佐門以外のネームドキャラが甲板に居る

       +

  兵隊の指揮が高い


よって、復帰確率上昇
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「くそぉ! あれってカイルの船だろ! 
    あの海賊旗はばっちり覚えてるぞ……くそっ、絶対にゆるさねぇからなぁ!」

先着1名で


★復帰しナイト→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


クラブ以外→復帰、奇襲後に戦闘へ
クラブ→がっ……駄目!
JOKER→魔剣を召喚した状態で復帰する(ステータス+20)

724 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 23:55:48 ID:???
★復帰しナイト→ ダイヤK

725 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 13:26:44 ID:skiLGhDI
★復帰しナイト→ ダイヤK ★
クラブ以外→復帰、奇襲後に戦闘へ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガキィイン!!!

アズリア「コイツ……手強いぞ!」

カイル「よぉ、そろそろ息が上がってくるんじゃねぇか?
     まだまだ下に仲間がいるんだろ? さっさと呼んで来たらどうだい!」

アズリア「さて、なんの話だ?(有事の際は貨物と乗客の護衛に人員を割けと命令した以上……増援は望めない
                  マストは破壊され、航行不能。この場から抜け出すにはコイツらを倒すしかなさそうだ)」

カイル「……へっ! 気丈な女は嫌いじゃねぇぜぇええ!」グワァ!

バシャン!

佐門「カイル、この野郎ぉおおお!!」グワシィ

ベキベキ

カイル「いでででででで! て、てめぇ、佐門か!!」

突如、這い上がってきた佐門はすぐに近場のカイルに飛び掛り、
関節技を決める。すぐに腕力の差で抜け出されてしまったが、ダメージは与えられた筈だ

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