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サモンナイトN2

1 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/26(土) 02:26:16 ID:???
〜前スレまでのあらすじ〜

日本のとある高校に通う、主人公【内藤佐門】は同輩であり後輩である
ハヤト、ナツミ、トウヤ、アヤと共に謎の光に包まれ、リィンバウムに召喚される
諸々合って、サッカー選手と軍学校の生徒という二足の草鞋を履くことになった佐門。
だが、彼のステータスはクソ&クソの近所のワルガキにすら劣るクソステであった。

……だが、意外や意外。なんとサッカーのトーナメントも1回戦突破。
しかし、その勝利を喜ぶ暇もなく、戦地での演習が始まる。
茨の君・ヘイゼルの猛攻をなんとか凌ぎきった佐門であったが
無色の派閥の総帥『オルドレイク・セルボルト』と自らの召喚術の相殺によって発生した
爆発に巻き込まれ重症を負ってしまい……


更に>>1は気合を入れすぎて1000の前に容量を食いつぶしてしまうのであった……

690 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 01:03:09 ID:???
一気に読んでしまった、面白いので頑張ってください!

691 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 01:04:53 ID:???
★あの名選手は今……(ばあや)→ クラブ5

692 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 06:44:31 ID:???
★あの名選手は今……(アリーゼ)→ ハート7

693 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 22:38:37 ID:Ikso69RE
>>690 ありがとうございます。
     そういうお言葉を頂けると大変励みになります。


★あの名選手は今……(ばあや)→ クラブ5 ★
クラブ→誰

★あの名選手は今……(アリーゼ)→ ハート7 ★
ハート→有名なので知ってる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
老女「なるほど佐門さ……」

アリーゼ「あぁ!!! 佐門さん! フィールドの蹂躙者、暴虐の王!!」ダッ

佐門「」

アリーゼと呼ばれた少女の口から出たのは
彼が記憶から消してしまいたい歴史ナンバー2ぐらいの言葉であった。

アリーゼ「ほっそりとした体から放たれるキャノンシュート……あぁ、今は鍛えられてますけど!
      フィールドが歓声につつまれた、ハットトリック……伝説のドリブルシュート!
      聞いてました! 私、最終戦だけは父と見に行ったんですよ!! あのPK、凄かったです!!」ガシリ

佐門「お、おう(この子、好きな事と友達には凄い口数が多くなるタイプか……!)」

アリーゼ「凄いです! 感激です!」ブンブン!

老女「……なるほど、存じませんでしたが
    家に篭りがちなお嬢様が知っているとすれば、かなり有名な方なのでしょう。
    ではしばらくの間、話し相手になってくださいませ……それでは」ササッ

694 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 22:56:58 ID:Ikso69RE
佐門「話かぁ……まぁ、何話すにせよ
    まず、この手を離してくれると嬉しいんだが……」

アリーゼ「えっ、手を離…………あっ!」ササッ

興奮覚めきり正気に戻ったのか、アリーゼは真っ赤な顔をした後、手を振り払い
素早く、あまり使われない小船を止める為のスペースに隠れてしまった。
階段にして5、6段。高低差は僅かなのだが、こちらからは絶妙に見えない。

佐門(よくそんな場所を瞬時に見つけたな……関心するぞ)

人づきあいが苦手というのもあるが、
相手は箱入りお嬢様だ。恐らく男性に対しても苦手意識があるのだろう。

佐門(さて、どんな話をしたもんか……確実に興味を引くならサッカー
    もう少し自己紹介を続けてみれば、態度も少しは軟化しそうなもんだけど……
    いっそ、相手が何か話してくれるのを待つ……でも、これは引込み思案にはキツそうだ)

A:仲良くなろう自己紹介
B:無難にサッカーの話題
C:鳴くまで待とうホトトギス作戦(じっと待つ。ひたすらに)

先着1名様、ageでお願いします

695 :名無しさんと創る物語:2015/10/23(金) 22:57:56 ID:fjrMU+bc
A

696 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 23:11:53 ID:Ikso69RE
>A:仲良くなろう自己紹介
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
”佐門……佐門……自己紹介です……まずは自己紹介をするのです……”

佐門(こ、この声は……まさか俺の心の声!)

まゆるさん(いや、私の声だ)

佐門(お前は……凄い久しぶりのまるゆさん!!)

まるゆさんとは最初の試合で人数が足りず
止む終えず、スケットカードを引かせた結果、
『一応、イベント用意しておくけど引くわけねぇな……』と思っていたら引かれた便利枠である。

佐門(てめぇ、何年も出てこなかったから
    「そうか、あれは夢だったんだ……」と思って安心してたのに!!)

まるゆさん(ふっ、すまんな提督……鎮守府が三度ほど壊滅の危機に追い込まれてな……
        まぁ、私の身の上話は置いておいて……子供とのコミュニケーションに困っている様だったのでな)

佐門(……で、自己紹介をしろと?)

まゆるさん(そうだ、どんな出会いも一度きりとは限らぬ……
        良縁も悪縁も末永く付き合っていくもの。そして、全ては理解から始まるのだ)

佐門(……くっ! 何か凄い分かる! ちょっと納得しちまった!)

まるゆさん(そういう訳で私は\港湾棲姫よーー!/  
       ……やれやれ、休ませてくれぬらしい……まぁ、頑張るのだ、提督よ  \ドカーーン!/)プツ

佐門(……アイツのいる世界もチラッと日本って聞いたんだけど、嘘だろ! なんだよ今の爆発音!)

697 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 23:33:19 ID:Ikso69RE
アリーゼ「……」ジー

佐門「…………(くそ、なんてやりづらい距離感だ。
          しかも近付けそうにねぇ! 中距離戦のエースかよ! ならば!)」


ニア自己紹介をする


佐門「……そんな訳で俺は佐門。
    えーと、アリーゼちゃんか。まぁ、よろしく頼む」

アリーゼ「……」ペコッ

佐門「(お、会釈を返してきた) まぁ、この見た目の通り、軍人だ。
    一応、数回だが実戦も経験済。一応、召喚師でもある。
    魔道具も持ってるんだぜ(ゴソゴソ) この古ぼけた本な」

アリーゼ「あっ……」ヒョコッ

佐門(……あぁ、本に反応した感じだな。読書家か
    そっちの方向に話を振って見るかな……んー)

698 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/23(金) 23:38:21 ID:Ikso69RE
佐門「あー、えーとだな……」


A:どんな本が好きか聞いてみる
B:実は小説を書くんだ! と言ってみる
C:そっと呼び声の書を差し出す

先着1名様、ageでお願いします

699 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 00:39:37 ID:mC+4Roxo


700 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 16:56:26 ID:teim3pQc
>A:どんな本が好きか聞いてみる
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「あー……もしかして読書好きか?
    俺も最近は(やっとこっちの字を完璧に読める様になったし)少しは本を読むんだが……
    アリーゼはどんな本が好きなんだ?」

アリーゼ「……です」

佐門「ん?」

アリーゼ「小説とかが好きです……あの……偶に書いたりもします」

佐門「ほー、そうなのか
    (こりゃ、「俺も話書いてます!」とか言ったら逆に喰い突かれ過ぎてやばかったか?)」
        

なんにせよ、少しは距離が縮まったな……と感じた佐門であった。

佐門「えーと、因みにオススメは?」

アリーゼ「こ……恋する乙女シリーズで……す」

佐門「おー、恋愛小説かな? 今度読んでみるか」

アリーゼ「あの……でも十年以上続いてますから凄い巻数ですよ」

佐門「…………まっ、まぁ、まずは1巻読んでみるかな」ヒクヒク

十年も続く恋愛小説ってなんだよ……
ラノベの比じゃねぞ、どんだけドロドロしてんだろう……

701 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:12:50 ID:teim3pQc
アリーゼ「あの……これ、1巻です。よければ」

気がつくとアリーゼは佐門の隣……
までとはいかないが、3歩先まで近付き本を差し出していた。
少しは打ち解けたのだろうか……

佐門「あぁ、さんきゅー」

パラパラと中身を確認すると、どうやら王宮恋愛の部類の様だ。

佐門(召喚した女性と王様が国を立て直す? 契約する描写はねぇけどこれ、腹黒が言ってた
    聖王都の『護衛獣』とかいう召喚術か? なるほどなぁ……この召喚された女性視点なのか)

よくある恋愛物だが、妙にリアリティのある。
軽く読んだ所、恋愛漫画特有のドロドロさはまだない。
だが、心の揺れ動き方などの感情描写が妙に色濃い。
まるで実体験の様だ……などと思いながらしばしの間、読みふけった。

佐門「まじかよ、わりと面白い」

アリーゼ「ほ、本当ですか!」

佐門「これなら俺でも読めるわ」ペラッ

アリーゼ「よ、よかったです」(笑顔)


■アリーゼと多少、打ち解けられた。友好段階:2(友人)からスタート


■これまでの感情値は
  マスクデータの友好値(サッカーのパスや戦闘時の共闘補正)に移動されます。

702 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:29:20 ID:teim3pQc
アリーゼ「あの、続きもあるんです! できれば感想を……」

タッタッタッ……

老女「お嬢様、お待たせしました。
    佐門様もお忙しいところ、申し訳ありませんでした……無事、家庭教師の方と合流できました」

佐門「あぁ、いやいや! こちらこそ中々楽しい時間を……」

???「……佐門さん?」

佐門「…………あっ」

振り向くとそこには彼女がいた。
腰まで伸びる赤い髪。
少し間の抜けた顔。人を信じ、裏切る事を知らない純粋な蒼い瞳。
何時も俺たちを笑顔で迎えてくれた、頭が良いのに不器用な女の子。

新たな出会いと、

そして……再会

満天の青空の下で俺の心は嵐の中の大海原の様に荒れ狂っていた。
再会の喜び以上の戸惑いに埋め尽くされた思考の中で……


佐門「ア……ティ」

俺はただ、太陽(しょうじょ)の名を呼んだ。

703 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:41:25 ID:teim3pQc
〜船内〜

ドタドタドタ

アリーゼ「ギャレオ! 佐門が到着したそうだな! なぜ報告しなかっ……た……?」

佐門「に……逃げ出してしまった。
    しかも本も持ってきてしまった……どんだけダメ人間だ、俺はよぉ……」

木箱に座り、ひたすらにどんよりとした雰囲気を浮かべる佐門の手には恋する乙女シリーズ1巻。
結局、佐門は「あ、仕事の時間だ!」と全力で逃げ出してしまったのだった。

佐門(あの時、何も言えなかった引け目が……罪悪感が……ぐおお、直視できるかぁ!)ドンヨリ

ギャレオ「……申し訳ありません、隊長。事情は不明ですが、
      ご覧の有様でして、とりあえずこいつが立て直すのを待っていた次第です」

アズリア「そ、そうか!(ま、まさか、私に会うのが嫌で? 
              いや、あれだけ殴れば当然か……きちんと此処で謝るつもりだったのだが……な)ドンヨリ

ギャレオ(くっ、暗い! 船内といえどランタンで灯りは絶やしておらぬというのに……暗い気がするぞ!)

あくびは伝染する。どんよりとした空気もまた然りである。
結局、この状況はこの船が出発するまで続いた。

704 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 17:44:26 ID:???
こいつ気にしすぎだろw

705 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:50:24 ID:teim3pQc
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………

アズリア「……すまん!」

佐門「あぁ、えぇ……おう?」

力強く頭を下げた勢いでアズリアのショートーヘアーの黒髪が揺れた。
軍人という休みの少ないせわしない職業の割に髪も肌つやも悪くない。
そういう所の手入れをかかせない所は女性なのだろう。

アズリア「これだけはまず、言っておきたかった。
      アイツが……アティがやめたのを全てお前の責任にした。
      傍に居られなかった歯がゆさを全て、お前にぶつけてしまった」

佐門「……いや、仕方ねぇよ。それだけ大事に思ってたって事だろ? ……気にするなよ」

アズリア「……気にするに決まっている。お前もまた友なのだ……
      歳が違えど、世界が違えど……そんなお前に、私は……」

ギャレオ(世界……? もしや佐門は……)


■ギャレオは早々に頑固さが取れたので
 原作よりも大分知能にブーストがかかってます

706 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 17:56:23 ID:teim3pQc
佐門「あー……じゃあ」スッ

静かに手を差し出す。

佐門「握手だ。仲直りと……これからもよろしくな の意味で
    それでチャラにしようぜ。ほら、お前も手を出せ、手」

アズリア「……あぁ」スッ

ガシッ

佐門「またしばらくよろしく頼む」

アズリア「あ、あぁ! こちらこそだ」

ギャレオ(これが真の友情という奴かぁ! うおおおおおおおお!!!)涙ドバーー


―――そういや、昔はこれをさせる側だったな

ハヤトと、トウヤと、ナツミと、アヤと……

アズリア「……佐門?」

佐門「あ、すまん。ちょっと考え事だ。それじゃあ……」

パンパンと軍服の埃をはたき、立ち上がる

佐門「仕事の話を聞かせてくれ。一般旅行者もいるし、見た目はただの船だが……違うんだろ?」

アズリア「……その通りだ。この船は―――」

707 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 18:02:41 ID:teim3pQc
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………

コツコツコツ……

佐門「海賊対策の為に一般客船でブツを輸送か……」

アズリアの話では彼女たちはあくまで
この船の警備という事で船に乗船していた。しかし、彼女とギャレオ。佐門を含め、
表にいるのは4人だが、船倉にもう30人の海兵が待機しているという話であった。


佐門(それだけの人数が必要なブツの警護なぁ……
    うわぁ、厄ネタだよ、厄ネタ……今日はツイて―――)

―――佐門さん?

佐門(ツイてねぇのか、ツイてるのか。わかんねぇなぁ……)

708 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 18:05:49 ID:teim3pQc
佐門「さて、とりあえずパトロールでもしてこいって話だが……」


A:甲板に出てみる
B:船内をぶらつく
C:客室に戻って本を読む

先着1名様、ageでお願いします

709 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 18:08:05 ID:ag/SkcR6
B

710 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 19:32:59 ID:teim3pQc
>B:船内をぶらつく
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「一応、仕事をしているという体裁だけは
   取っておくのが俺の帝国軍人道だぜ……」

要するにただのサボリである。

佐門「さて、適当にグルっとしたら部屋に戻って昼寝でも……」

アズリア「昼寝でも…………なんだ?」

佐門「…………はっ、隊長殿! 此処は異常なしであります!」ビシッイ!

アズリア「今更取り繕っても無駄だ、馬鹿ものぉおおーーー!」ベチィイイイン!

佐門「あいたぁ!! てか、これ腹黒のポジションだろ!」

ゴウという効果音つきでもおかしくないデコピンを受けた佐門の額は
やや赤みをおびている。泣きっ面に蜂ならぬ、蜂で泣きっ面。

だが、蜂(アズリア)刺されたのは完全に佐門の自業自得であった。

711 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 19:41:53 ID:teim3pQc
アズリア「全く、佐門。お前という奴は変らんな。もう少し真面目になっていると思ったぞ。
      元・学究都市ベルゼンのエリート軍人だというのに、あっちでは何をしていたのだ……」

佐門「パトロール以外は先輩とポーカーしてるだけだったかな……」

アズリア「なんだと!」壁ドン

佐門「ひぃ、すんません!」

立ち居地は逆なのに妙にこの構図が馴染む男らしさ。
下手な男よりカッコイイのがアズリアであった。
当然の様に男性人気よりやっぱり女性人気の方が高いらしい(ギャレオ談)


アズリア「まぁ、良い……ほら、行くぞ。
      この辺の客室はすでに一度回っているから、甲板の方に行くぞ……来い」

佐門「……はい」


そういう事になった

712 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 19:53:59 ID:teim3pQc
〜甲板〜

ザザー……ザザー……

アズリア「…………」カツカツ

佐門「……」カツカツ


謎の沈黙。もしかしてまだ怒っているのだろうか、と
アズリアの顔を覗き込むが、そこにはビシッとしたりりしい顔があるだけで
表面上は平常どおりという風に見える。

佐門(あー、確か元からそう口数は多いほうではなかったか……)

と、数年前の記憶を掘り起こす2x歳の佐門。
よかったよかったと安心もつかぬま……この静寂は妙に不安を掻き立てる。

佐門(ば、ばつが悪い! 何か話題は……話題は!)

A:卒業してから何をしてたんだ? (無難なジャブ) 
B:そういやアズリアの家族って……
C:あっちを思い出すなー! と 元の世界を引き合いに出した
D:ところでさっき、アティが……(完全なる地雷)


先着1名様、ageでお願いします

713 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 20:21:24 ID:ag/SkcR6
B

714 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 20:42:17 ID:teim3pQc
>B:そういやアズリアの家族って……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「あー……そういやアズリアの家族って……」

ザッ

アズリア「…………」

佐門(アーーーッ!! こっちの方が地雷だったくせぇーーー!!)


佐門は人の地雷の半分は家族関係であると、今日、この日学んだ

715 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 20:50:09 ID:teim3pQc
アズリア「……佐門」

佐門「お、おう!」

アズリア「お前にとっての家族とは……家とはなんだ?」

佐門「……あー」

自分の地雷もばっちり家族関係であったが、
先に口を開いてしまった以上、黙ってるわけにもいかないか、と佐門は思った。

佐門「まぁ、あんま良い場所じゃなかったかなぁ」

アズリア「なに、そうなのか?」

佐門「意外そうに言うなよ……まぁ、こんなふざけた性格だもんな……
    いやぁ、厳しい場所だったな。分家の方に流されたからはそうでもなかったけど」

やれやれと、肩をすくめて空を見た。

佐門「あの頃の思い出の灰色さと比べると、
    この雲ひとつない蒼穹のなんたる美しき事か……」

アズリア「……すまんな」

佐門「別にかまわねぇよ」

716 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:15:36 ID:teim3pQc
佐門「俺の実家は旧華族の出なんだよ」

アズリア「家族?」

佐門「あぁ、偶に忘れるけど世界観が違うんだよなぁ……
    まぁ、貴族の出って事だ。頭に『元』が引っ付くわけだが」

アズリア「そうか、貴族か。それで『分家』という言葉が出てきた訳か
      しかし、なぜ本家から分家に流されて……あっ! すまん」

佐門「家長……兄貴の命令だよ。俺は出来が悪くてな。
    いや、兄貴が特別出来が良すぎただけだと思うけどよ……天才って奴だぜ、ありゃ」

アズリア「……そうか」

佐門「おう」

そうして再び訪れる静寂。
あんな暗い話をすれば当然の事である。

佐門(俺ってコミュ力低すぎぃ!?)

佐門の額に玉の様な汗が浮かぶ。
ほかに何かないか、少ない脳細胞を必死に働かせて考える。
そして、「いやぁ、晴れだな!」などというありふれた言葉を口から出そうとした時であった

717 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:20:44 ID:teim3pQc
アズリア「私の家族……というか家系は、代々、帝国に仕える軍人であった」

佐門「……あ、そういや演習の時も特別待遇だったなお前。
    そうか、そうなるとアズリアが次の家長っていうか、当主か」

アズリア「あぁ、口惜しい事にな……そして、私の立場は本来、
      我が弟である、イスラが継ぐべきものであったのだ……しかし、弟には荷が勝ちすぎていた」

そういってアズリアは静かに水平線を見つめた。
いや、もっと別のものを見つめているのだろうという事は佐門にも分かった。


アズリア「……【召喚呪詛】 知っているか?」

佐門「いや……名前的に召喚術ってのは分かる」

アズリア「サプレスに位置する召喚術だ。本来は数刻の間、行動を鈍らせる程度だが、
      イスラにかけられた物は桁が違う。何せ弟は毎日死に……そして生き返る」

佐門「っ!? おいおい、冗談だろ!?」

アズリア「事実だ。弟は生に喜びを見出せず、しかし、死という名の平穏も与えられない。
      見かねた父が剣を振り上げる所を見た事があるが……剣もはじかれてしまった」

佐門「……最悪だな」


アズリア「……だというのにあの子は何時も笑顔を浮かべる。「大丈夫だよ、姉さん」と……
      だから私は軍人になった。あの子を守れる様に……いや、何時か救える様にという理由だったのかもしれん……」

718 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:28:14 ID:teim3pQc
佐門「なぁ、その救うってのは……」

―――殺すって事か?

佐門「……いや、すまん。なんでもねぇ」

アズリア「……そうか」

口には出せなかった。
そんなの分かりきっているから。

これほど家族を大事に思う少女が、
苦しんでいる家族を前にしたアズリアたちがどう思うかなんて……想像するに容易い。

治せないなら。

助けられないなら。

―――せめて、楽に

719 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:30:46 ID:teim3pQc

佐門(召喚術って……なんなんだ? 俺に出会いをくれたこの魔法は……
    どれだけの不幸を影で生み出し続けてる? ……クソ! どうすりゃ良い!)

でも、思うだけだ。 悩んだフリをしているだけだ。

”そうだ……どうせお前は何もしない”

―――ドクン―――

佐門「痛っ!」グラッ

アズリア「佐門!」スッ

膝から崩れ落ちた佐門を抱えるアズリア。
佐門の顔は青く、脈拍は速く、呼吸は荒い。

アズリア「大丈夫か、今、医務室に!」

佐門「だ、大丈夫だ。それより、どうやらこの船。わりとヤバイものを運んでい……」

ヒュウウウウウウウウウウウウウウ!!  ドカーン!

佐門「うおお!?」グラグラ

720 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 21:32:52 ID:teim3pQc
先着1名で


★着水しナイト!→!card★


と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→微動だにしない。ヒューッ! コイツはやるかもしれねぇ
ハート→体勢を崩しただけで済んだ
スペード→着水。船に戻れるか?
クラブ→無事、着水。のち遭難
JOKER→抜剣のち、海賊船両断

721 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 21:34:09 ID:???
★着水しナイト!→ スペードK

722 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 23:47:17 ID:teim3pQc
★着水しナイト!→ スペードK ★
スペード→着水。船に戻れるか?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
グラッ

佐門「ギョエエエエエ!!!」

ボチャン!

アズリア「なっ!? 佐門!!」

ドガーン!! ドタタタタタタ……

アズリア「くっ、船をぶつけて……貴様ら、海賊か!」

カイル「お察しの通りだよ! 相手になってくれんのかい、美人の姉ちゃん?」

アズリア「この場に兵は……新兵だけか。
      新兵! 貴様たちは互いの死角を補いつつ
      二人で一人を相手にする様にして戦え! 前にはですぎるな!」

新兵1・2「は……はい!」

723 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/24(土) 23:53:16 ID:teim3pQc
佐門以外のネームドキャラが甲板に居る

       +

  兵隊の指揮が高い


よって、復帰確率上昇
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「くそぉ! あれってカイルの船だろ! 
    あの海賊旗はばっちり覚えてるぞ……くそっ、絶対にゆるさねぇからなぁ!」

先着1名で


★復帰しナイト→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


クラブ以外→復帰、奇襲後に戦闘へ
クラブ→がっ……駄目!
JOKER→魔剣を召喚した状態で復帰する(ステータス+20)

724 :名無しさんと創る物語:2015/10/24(土) 23:55:48 ID:???
★復帰しナイト→ ダイヤK

725 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 13:26:44 ID:skiLGhDI
★復帰しナイト→ ダイヤK ★
クラブ以外→復帰、奇襲後に戦闘へ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ガキィイン!!!

アズリア「コイツ……手強いぞ!」

カイル「よぉ、そろそろ息が上がってくるんじゃねぇか?
     まだまだ下に仲間がいるんだろ? さっさと呼んで来たらどうだい!」

アズリア「さて、なんの話だ?(有事の際は貨物と乗客の護衛に人員を割けと命令した以上……増援は望めない
                  マストは破壊され、航行不能。この場から抜け出すにはコイツらを倒すしかなさそうだ)」

カイル「……へっ! 気丈な女は嫌いじゃねぇぜぇええ!」グワァ!

バシャン!

佐門「カイル、この野郎ぉおおお!!」グワシィ

ベキベキ

カイル「いでででででで! て、てめぇ、佐門か!!」

突如、這い上がってきた佐門はすぐに近場のカイルに飛び掛り、
関節技を決める。すぐに腕力の差で抜け出されてしまったが、ダメージは与えられた筈だ

726 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 13:43:50 ID:skiLGhDI
佐門「アズリア! お前は他の奴らのフォローに回れ! こいつは引き受けた! 」

アズリア「強敵だぞ、やれるのか!」

佐門「大丈夫だ! 行け、アズリア! 何より相手は俺に借りがある……そうだろ、カイルゥ!」ダッ

カイル「へっ、言うじゃねぇか! 今度は手加減しねぇぜ!!」ダッ


ガキィイイン!!


アズリア「よし、任せた! そこの二人! お前たちは中にバリケードを築け! 
      貨物もそうだが、乗客の命は守られねばならん! 他の相手は私一人で十分だ!」

新兵1・2「はい!」ダダダダダッ


佐門「今度も俺が勝つ!」」

カイル「今度こそ俺が勝つ!」


                「行くぜぇえええええええ!!!」」


■奇襲成功により、カイルのHP半減+技術-10 の状態で戦闘を開始します

727 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 13:49:54 ID:skiLGhDI
装備の変更は必要なさそうなので称号だけ


■称号を変更しますか?

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
・無銘:魂の居場所求めし名も無き者よ知れ、我思う故に我在り。

・破壊魔:たとえ、目の前にどんな壁があろうとも……諦めないと誓った
     【称号装備中のみ『壊・一点破』を習得】

※壊・一点破:必殺判定で『スペード同士』でも武器破壊が発生する
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

A:する(破壊魔だけなので自動的に破壊魔になります)
B:しない

先着1名様、ageでお願いします

728 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 14:19:51 ID:9hjp1rNQ
B

729 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 14:37:58 ID:skiLGhDI
★【船長】カイル
HP 30/30  武装:鉄の拳(ダメージ+6)
MP 20/20 . 防具:ロックメイル(被ダメージ-6)
        .アクセ:ブラックマント(召喚被ダメージ-6)
命中判定→50-10+2(ストラ)+(!dice + !dice)
回避判定→50-10+2(ストラ)+(!dice + !dice)
必殺判定→!card
攻撃判定→61+2(ストラ)+(!card +!dice)
防御判定→40+2(ストラ)+(!card +!dice)★

★【無銘】佐門
HP 50/50 武装:マジックナイフ(ダメージ+4  敏捷+6 召喚ダメージ+2)
MP 48/48 防具:ホワイトプレート(被ダメージ-3 召喚被ダメージ-3 敏捷-5)
       アクセ:海賊旗:運+10 眠り無効
命中判定→45+2(ストラ)+(!dice + !dice)
回避判定→45+2(ストラ)+(!dice + !dice)
必殺判定→!card
攻撃判定→47+2(ストラ)+(!card +!dice)
防御判定→63+2(ストラ)+(!card +!dice)★
【補足・補正】
佐門の運補正は+-3 です
【ブロッキング】:必殺判定で【ダイヤ】【ハート】を出した時のみ発動。
          ダメージを無効化し、ターンの最後に攻撃を行う
カイルの運補正は+-2です
【雄たけび】:必殺判定で【ハート】を出した時、そのターンのみ攻撃に+20、防御に-15
【オラオラ!】:攻撃判定のカードが【ダイヤ】なら
         ダメージ判定の結果に攻撃力の1/4を加える
JOKERはダイヤの15として扱います


先着2名様で、1キャラずつ
★で囲まれた範囲をコピーして書き込んでください

730 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 15:27:53 ID:???
★【船長】カイル
HP 30/30  武装:鉄の拳(ダメージ+6)
MP 20/20 . 防具:ロックメイル(被ダメージ-6)
        .アクセ:ブラックマント(召喚被ダメージ-6)
命中判定→50-10+2(ストラ)+( 3 + 6
回避判定→50-10+2(ストラ)+( 1 + 5
必殺判定→ ダイヤ2
攻撃判定→61+2(ストラ)+( ダイヤK + 2
防御判定→40+2(ストラ)+( クラブA + 6 )★


731 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 15:29:32 ID:???
★【無銘】佐門
HP 50/50 武装:マジックナイフ(ダメージ+4  敏捷+6 召喚ダメージ+2)
MP 48/48 防具:ホワイトプレート(被ダメージ-3 召喚被ダメージ-3 敏捷-5)
       アクセ:海賊旗:運+10 眠り無効
命中判定→45+2(ストラ)+( 1 + 4
回避判定→45+2(ストラ)+( 3 + 5
必殺判定→ スペードQ
攻撃判定→47+2(ストラ)+( クラブJ + 6
防御判定→63+2(ストラ)+( ハート3 + 6 )★

732 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 19:48:54 ID:TRfmDrQ+
船長強い・・・と思ったら佐門の防御が頭可笑しい
1/2を潜り抜けた上で固定値65の防御をぶち抜かなければならんとは

733 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 20:16:46 ID:skiLGhDI
>>732
硬いです。硬すぎて、扱いに困る硬さです。更に倒されても気合で2分の1で起き上がり、
気合が発動しなくても抜剣覚醒して、ステータス+20した上で全回復して起き上がります。
可笑しい……これじゃ主人公というより敵側のボスです
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
★【船長】カイル
HP 30/30  武装:鉄の拳(ダメージ+6)
MP 20/20 . 防具:ロックメイル(被ダメージ-6)
        .アクセ:ブラックマント(召喚被ダメージ-6)
命中判定→50-10+2(ストラ)+( 3 + 6 )
回避判定→50-10+2(ストラ)+( 1 + 5 )
必殺判定→ ダイヤ2
攻撃判定→61+2(ストラ)+( ダイヤK + 2 )
防御判定→40+2(ストラ)+( クラブA + 6 )=49/2=24★ *クリティカルにより半減*

★【無銘】佐門
HP 50/50 武装:マジックナイフ(ダメージ+4  敏捷+6 召喚ダメージ+2)
MP 48/48 防具:ホワイトプレート(被ダメージ-3 召喚被ダメージ-3 敏捷-5)
       アクセ:海賊旗:運+10 眠り無効
命中判定→45+2(ストラ)+( 1 + 4 )
回避判定→45+2(ストラ)+( 3 + 5 )
必殺判定→ スペードQ
攻撃判定→47+2(ストラ)+( クラブJ + 6 )=66  *クリティカル*
防御判定→63+2(ストラ)+( ハート3 + 6 )★
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
カイルの【オラオラ!】 佐門は攻撃を回避した!
佐門のクリティカル攻撃! カイルは倒れた!

734 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 20:24:51 ID:skiLGhDI
・敵のランク【普通】との戦いで経験値を10得た

・【圧勝】ボーナスで経験地を10得た 

・内容【勝利】  経験値を20得た


【無銘】 『佐門』 EXP:80/100 (鬼/霊/機/獣)

735 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 20:36:38 ID:skiLGhDI
カイル(チッ……腕が痛みやがる。長期戦は不利か……一気に決めるぜ!」

タン……タン……

佐門(あのリズム……ボクシングスタイル……いや、違うな。
    似てるけど基本は出たとこ勝負の喧嘩スタイル。隙がねぇしその発展系って所か……)

シュルル……パシッ

ナイフを逆手に構え、腰を落とす。下段からの切り上げ、つまりはカウンターの姿勢である。

カイル「……へっ、いいぜ! その勝負……のってやらぁあああ!」グワァアアア!!

佐門「……」スッ

カイル「なっ!?」

バキイイイイイイイイイイイイイイイ!!!

構えを解いた佐門にカイルの攻撃は確実にヒットした。しかし……

グワシィ!!

佐門「……ギリギリ耐えられると思ってたぜ」

カイル「あっ! まさかてめぇ! やめろぉ!」

佐門「効く耳もたーーん!!あばよぉおおお!!」ブン!

カイル「うわぁああああ!! てめぇええ、覚えてろよぉおおお!!」

バシャアアアアン!!

736 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 21:02:54 ID:skiLGhDI
あわれカイルは海の中。

こうして海賊一家の船長は海に還ったのであった……

ざばぁあ!

カイル「勝手に殺すんじゃねぇ! くそ!」

モブ海賊たち「せ、船長!」

人数差で圧されていた佐門たちであったが、
船長であるカイルが破れたことでその士気は一気に低下した。
兵法において戦場の指揮官を狙うのは不利的状況を打破するポピュラーな手段である。


アズリア「……流石だ。これは私も負けてられんな」ザッ

佐門「では、勝負といきましょうか、隊長殿!
    ザコは1。そこそこやる奴は2。あぁ、カイルは除外してあげましょう。ハンデで」ニッ

アズリア「フッ! 抜かせ」ダッ


こうして俺たちは苦しい戦況勝ち抜き、航海を終えた……

737 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 21:06:10 ID:skiLGhDI
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………


〜浜辺〜



佐門「終えると思ったんだけどなぁ……
    なんで俺は浜辺に打ち上げられてるん…ベェーーークション!!」

738 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 21:12:05 ID:skiLGhDI
佐門「おー、寒……持ってた荷物は近場で拾えたけど、
    このマッチとか完全に湿ってつかいもんにならねぇな……どうしよ」


A:人を探す
B:漂流物を漁る
C:自然に帰る(森の中へ)
D:素振り

先着1名様、ageでお願いします

739 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 21:15:49 ID:8+QtrUJ+
A

740 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 22:28:20 ID:skiLGhDI
>A:人を探す
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「とりあえず誰かと合流するか……
    この辺ぐるりとすれば誰かいるだろ、多分」

741 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 22:31:19 ID:skiLGhDI
★ぶらりと人探し→!card★
と書き込んで下さい。数字にによって分岐します。


 1→いねぇ!
 2→経験値
 3→いねぇ!
 4→経験値
 5→いねぇ!
 6→いねぇ!
 7→アズリアたち
 8→アティ
 9→いねぇ!
.10→いねぇ!
  J→現地人
  Q→逮捕
  K→逮捕
じょーかー→???

742 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 22:33:08 ID:???
★ぶらりと人探し→ ハート9

743 :名無しさんと創る物語:2015/10/25(日) 23:49:17 ID:???
まさか船長をワンパン撃破するとはこの読者の目を持ってしても(ry

744 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/25(日) 23:54:34 ID:skiLGhDI
★ぶらりと人探し→ ハート9 ★
9→いねぇ!

ニアミス
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ぐるりと回った所、少々の戦闘の痕跡を発見したりはしたのだが
人の姿を発見するには至らなかった……

佐門「いねぇ! くそぉー、まじかぁ……
    どうすっかなぁ……多少の飯ぐらいはあるけど」

荷物を確認。


こっちに来るとき持っていた教科書2点(ほとんど置き弁)
鉛筆、シャペ(昔からの愛用)ン+シャー芯、メモ用のノート数冊、借りた小説
服の着替え数点、下着、空気の抜けたサッカーボール、非常食、真水。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜フレーバーの境界線〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
大事な物、アイテム


佐門「ぐ、軍服の替えがねぇ……つっても、今着てるのは
    岩肌に引っ掛けたのかずたずたのワイルドスタイルになってるしなぁ……
    流石に着てられねぇわな。この場に捨てていくわ。あらよっと!」ベリィ

それでも傷一つ負わない辺り、流石の防御力である。

745 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 00:12:06 ID:fKBA0ZsE
佐門「まっ、立ち往生って訳にもいかねぇし、食料も長くはもたねぇ。
    誰も見つからなかった以上……森の中に行くしかねぇわな」

長い木の棒にくくりつけこいのぼりの様に揺れる服。
今の佐門の気分はまさに、最終決戦。関が原の武士。

佐門(何か家紋の旗持ってた気がするし……多分)

746 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 00:17:03 ID:fKBA0ZsE
先着1名で


★そういう訳で森に来まして→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→ザ・ゴースト
ハート→忍者ナンデ
スペード→マシンシティ
クラブ→シマシマ集落
JOKER→泉

747 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 00:29:57 ID:???
★そういう訳で森に来まして→ スペードQ

748 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 01:04:36 ID:fKBA0ZsE
★そういう訳で森に来まして→ スペードQ ★
スペード→マシンシティ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

ウィーン……ガガガガガガガガ


佐門「うわ、ロボだ、ロボ!! 
    すげー、この世界に来て機械らしい機械は初めて見たぞ!」

はしゃいでしまうのも仕方ないだろう。
技術の錬度などは違えど、しっかりと動く機械。
そこにかつて自分が居た世界のなごりを感じてしまい、感極まってしまったのだろう。

佐門「しかし、すげぇな……とりあえずこの世界で機械って事は
    恐らく、あれは機界ロレイラルの技術って事か。うーん……
    そうなると此処はその技術を流用した実験都市かぁ?」

■佐門は名も無き世界出身の為、4属性を全て使えますが(本人は気づいていない)
  その適性は鬼(6)<機(5)<霊(4)<獣(1) の順。 異世界の知識の深さもその数字に順ずる



A:当然、入る
B:バックします
C:しばらくじっとしてる

先着1名様、ageでお願いします

749 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 09:20:02 ID:???
A
主人公なら・・・、ここは入っていくしかない!(原作無知)

750 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 15:04:34 ID:tZ082DaM
A

751 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 21:22:50 ID:fKBA0ZsE
原作はこのスレの5倍ぐらいは面白いですよ!
プレイを薦めた所ですが、SRPGは時間を食うのでそうもいきませんね。
ノベルとかだとよかったのですが……


A:当然、入る
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜???〜


ウィーン……

                ガガガガガガ

ウィーン      ガガガガガガ
                     ウィン、ウィン


佐門「うへー、道路工事みてぇ。
    でも、あんなちっこいロボットがこの街?を整備してるのか。すげぇなぁー」

更によく見ればロボット同士が
お互いを修理しあっている光景すら見える。

佐門(すげぇなぁー……この世界―――いや、ロレイラルの技術は
    俺の世界の何倍も先なんだな……あっちはまともなロボットなんてまだだぞ
    大きなニュース……何か遺伝子のドラフト解析? とかいう奴が終わったてのは見たな)

※サモンナイトの一作目の発売日は2000年。 
  つまり、ゲームの世界も2000年(多分) 
  佐門は1作目の世界の人間という設定。そして、こちらに飛ばされたのはその夏です

752 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 21:30:08 ID:fKBA0ZsE
これだけ巨大な施設なら
警報装置の一つもあるのが当然なのだろうが、
そんな事も露知らず、ふらふらと街中を歩く佐門。

右へ左へ。
しかし、町並みはどこも似通っておりイマイチ見分けがつかない。
この街で目立った観光スポット(佐門基準)は
街の中央にそびえる大きな塔?くらいである。


佐門「……おや?」

その時、視線の片隅に写ったのは自動販売機の様な装置。
近付いてみると、どうやら余ったサモナイト石の回収装置の様だが……

佐門「余ってないんだよなぁ……
    ……お! これワンプレイだけいけるじゃん! 
    誰か入れたまま忘れていったな、ラッキーー!!」

赤い扉があれば開ける。
ボタンがあれば押す。

好奇心は猫を殺すなどというが、
好奇心と冒険心を抑えきれないのは人の性である

佐門「それ、ポチーーー!!」ポチッ

753 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 21:38:38 ID:fKBA0ZsE
先着2名様で


★ぷらいずげったぁ1→!dice !dice !dice !dice★

★ぷらいずげったぁ2→!dice !dice !dice !dice★

と書き込んで下さい。数字によって分岐します



1〜3が3つ出た:アクセサリ

4〜5が3つ出た:清酒・龍殺し

6が3つ出た:超小型発火装置

ハズレ:釣り餌

754 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 21:45:09 ID:???
★ぷらいずげったぁ1→ 5   4   4   2

755 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 21:55:57 ID:???
★ぷらいずげったぁ2→ 6   4   3   4

756 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:02:52 ID:fKBA0ZsE
★ぷらいずげったぁ1→ 5   4   4   2 ★

★ぷらいずげったぁ2→ 6   4   3   4 ★

4〜5が3つ出た:清酒・龍殺し
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

デレデーン!!

佐門「おっしゃあああ、あたったぁああ!」ガコン

【清酒・龍殺し】


佐門「さ、酒って……いや、飲める年齢にはなったけども……
    いらねーー!! いや、当たったからにはもって行くけどよぉ!」


■清酒・龍殺しを手に入れた


清酒・龍殺し:毒霧用。3回使える。成功率は相手に寄る
         毒霧が成功すると相手は【酔い】(回避のみ10ダウン)

757 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:26:03 ID:fKBA0ZsE
佐門「うーん、しかし此処には何もねぇなぁ……
    中央の塔は気になるが、とりあえず……」

???「とりあえず……何かしら?」

佐門「…………」くるり

何か最近はよく、後ろに立たれるな……
などと思いながらゆっくりと後ろを振り返る佐門。

そこに居たのは亜麻色の長髪を持つ、眼鏡をかけた長身の女性。
ただ、無表情で自分を見つめてくるその女性は
生真面目なアズリアを思い出させるが、美女というより美人という言葉が似合う。
しかし、眼鏡の向こうの瞳はどこか気弱さというか、儚げなイメージを佐門にもたらした。

佐門「……ゴハンにしようかなって」ペリッ

???「そう……その携帯食じゃ喉が渇くでしょう。
     水がある所まで案内してあげるわ……」


佐門「お、あざーーーす!!」




佐門「」(簀巻き)


そういう事になった

758 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:35:47 ID:fKBA0ZsE
〜集いの泉〜


鎧の大男?「……」

鬼の侍「……」

シマウマ人間「……」

眼鏡の女性「……という訳で、機界集落のラトリスクで不審者を捕縛したわ」


佐門「くそっ!! 影のある女は腹黒といい、皆こうなのか!
    もう信じねぇぞ! くそっ! あのボディースーツに騙された! おっぱいに騙された!!」

眼鏡の女性「そ、そんなはしたない言葉を連呼するのはや、やめなさい……///」


シマウマ人間「あー……兄ちゃん。一つ良いかい?」

そういって膝をおり、簀巻きになっている佐門に話しかけてきたのは、
大柄で鼻の高いしましまの模様の人間。言葉にまだ硬さがあるが、
比較的友好かつ穏便にという様子が言葉の端から読み取れる。

佐門「なんだよぉ……」ト涙゙バー

シマウマ人間「単刀直入に聞くが……兄ちゃんはどこから来たんだ?」

佐門「って、言われてもなぁ……」

759 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:40:05 ID:fKBA0ZsE
佐門「俺は……」


A:帝国の軍人だ と簡潔に述べた
B:多分、船が難破して此処に辿り着いた と 表面的な事実だけを伝えた
C:包み隠さず全てを話した
D:自由欄(好きな事を書く場所)

先着1名様、ageでお願いします

760 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 22:44:19 ID:MNL01mCI
C

761 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:53:05 ID:fKBA0ZsE
C:包み隠さず全てを話した
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

佐門「そら……あんたらが名も無き世界っていう場所からだけど……」

シマウマ人間「……なるほどな。いや、すまん聞き方が悪かった
         ……帝国か、聖王都か、それとも無色の派閥か?」

佐門「一応、帝国。そこまで忠誠心って奴はねぇけど、わりと給料よくてな」

シマウマ人間「名前は?」

佐門「佐門。一応、内藤って苗字……こっちだと家名だな。
    それがあるけど、まぁ、関係ねぇだろ? もう良いか?」

シマウマ人間「……まだだ。これが一番重要だ。良いか……」

男は佐門の胸倉を掴み上げ、目を見開く。
そこには確かな殺意が篭っていた。

シマウマ人間「兄ちゃん、『どうして此処に来た?』」

佐門「船が難破した(と思う)」

762 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 23:10:33 ID:fKBA0ZsE
シマウマ人間「……ファルゼン」

ファルゼン「ウソハ……ツイテイナイヨウニカンジル……」

鎧の大男(顔は見えないが)はくぐもった声でそう答えた。

佐門(…………あれ? サプレスの住人っぽいけどちょい違う様な?)

シマウマ人間「アルディラはどうだ?」

アルディラ「……外の人間よ。信用はできないわ」

佐門を簀巻きにした張本人は
全てを正直に話したことで逆に警戒心を懐かれた様だ。

佐門(それにしてもあのスカート……短すぎるだろ。
    ……くっ、見えない! ギリギリ見えない!)ググッ

シマウマ人間「キョウマ……は聞くまでもなさそうだな」

キョウマ「えぇ、ご老体という前例がありますから。
      名も無き世界の方だというならば、信じてよろしいかと……ヤッファ殿はどうなのでしょうか?」

佐門(侍っぽいのにゴザル口調じゃ……ない!?)

ヤッファ「まとも役の俺がどっちかに肩入れする訳にもいかねぇだろ
      だが、棚上げしておいて良い議題でもねぇ……アルディラとファルゼン。どうする?」

763 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 23:14:11 ID:fKBA0ZsE
先着2名様で


★アルディラの決断→!card★(初接触ボーナス込み)

ダイヤ→信用する
ハート→とりあえず信用する事にした
スペード、クラブ→信用できない
JOKER→???


★ファルゼンの決断→!card★


ダイヤ→信用した上で庇護した(アルディラのカードが1つ上に)
ハート→信用する
スペード→とりあえず信用する事にした
クラブ→信用できない
JOKER→???

764 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 23:52:31 ID:???
★アルディラの決断→ ハート8 ★(初接触ボーナス込み)

765 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 00:01:35 ID:???
★ファルゼンの決断→ ダイヤ4

766 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 00:13:03 ID:RZM9PSDI
★アルディラの決断→ ハート8 ★(初接触ボーナス込み)
ダイヤ→信用する(ファルゼンのフォロー)

★ファルゼンの決断→ ダイヤ4 ★
ダイヤ→信用した上で庇護した(アルディラのカードが1つ上に)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ファルゼン「ウソハツケナイニンゲンダロウ。シンヨウニアタイスル」

アルディラ「……とりあえず信用するわ」

佐門「あぁ、やっぱり駄目……あれぇ?」

ファルゼン「アルディラ。カレハワレラヲミステタモノトハチガウ……」

―――ドウカ、モウイチド……ヒトヲシンジテクレナイカ

アルディラ「……分かっているわ。ごめんなさい。
       ただ、意地をはってしまっただけよ……私も彼は信頼に値する……と思うわ」


―――おっしゃあああ、あたったぁああ!

アルディラ「あんな玩具(プライズゲッター)で
       無邪気にはしゃいでいた子を疑えないわ……」

ヤッファ「……決まったな。そういう訳だ、兄ちゃん。歓迎するぜ!」

佐門「あ、あれぇー!?」


■朗報、超好印象。 うっそだろーーー!?(バイバイプロット)

767 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 00:29:14 ID:RZM9PSDI
ヤッファ「そうなると兄ちゃんをどこの里に住ませるかだが……
      ぶっちゃけ、色気あった方が良いだろ? そうなると俺の所は除外だな」

キャウマ「風雷の里は……ミスミ様もご老体の事もありますし歓迎してくださると思います」

ファルゼン「ナニモナク、シズカナトコロダガ……ソレデイイナラバ……コイ」

アルディラ「さっきの事も謝らせて欲しいし……それに船が難破って事は
       大分長い間漂流してたのよね? 私が責任を持ってメディカルチェックをします」

ヤッファ「……おし。まずはラトリスクで診察を受けて、風雷の郷で二人と顔合わせ。
      その後、オレの所で飯食って、寝る所は狭間の領域って所で手をうたねぇか、兄ちゃん?」

佐門「お……おう?」



そういう事になった

768 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 00:32:30 ID:RZM9PSDI
先着1名様で


★佐門診断→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→なんでパワーアップしてるの君?
ハート→異常なしすぎて筋トレ
スペード→異常なし+脳内スキャン(ネタ枠)
クラブ→異常なし
JOKER→魔剣所持バレかーらーのー

769 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 00:36:58 ID:???
★佐門診断→ ダイヤ6

770 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 00:40:36 ID:???
これは戦闘民族ですね・・・間違いない

771 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:18:30 ID:RZM9PSDI
★佐門診断→ ダイヤ6 ★
ダイヤ→なんでパワーアップしてるの君?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜機界集落「ラトリクス」〜

ピピピピ……『絶好超』


アルディラ「……嘘、絶好超……えっ、絶好調じゃなくて? い、一応脳のスキャンも!」パチッ


内藤佐門の脳内「食食食食食食食食食食食食食食食食
           愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
           欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲
           欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲」


アルディラ「こ、これはクノンが作った相手の考えてることがぼんやりと分かる機能だったわ」アタフタ

佐門「あー……すんません。腹減ってきてて……あと欲は多分……男なんで」

アルディラ「ご、ごめんなさい! 覗き見るつもりは……えーと、これね」パチパチ

アルディラがコンソールを操作すると、佐門の頭に黄色い光が降り注ぎ、2、3度スライドする。
佐門は(あ、これがスキャン……レントゲンみたいなもんか)とふんわりと理解した。

772 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:30:22 ID:RZM9PSDI

もうパワーアップチャンスはJOKER以外ださねぇからなぁ!(手遅れ感)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
結果はやはり異常なし。しかし、佐門は……

シュバババッ!! シュバ!


佐門「あれ、ちょっと強くなってね? 大分動きが良いぞ」

アルディラ「うそ、この子。私たち護人よりちょっと強い……」

佐門はすっかり忘れているのだが、
彼はとある事情により定期船で魔剣を抜剣している。
呼び声の書のバックアップがあったおかげか、
彼はその時の戦闘能力の一部を通常時の能力として取り込んでしまったのである。

オッス!オラ、悟○! ならぬ オッス! オラ、佐門! 状態である。


■プロットのHPが0になりました。 

■佐門の運以外の能力値に+10

Lv 体 魔 攻 防 召  抵  敏  技  運

4   60 58 57 73 51  45  37  55  50
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

773 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:43:13 ID:RZM9PSDI
〜リバビリテーションルーム〜


シュタン! シュタン! シュタン! バッ! シュババババ!!

佐門「うひょーー! バク転とか初めてできた!
    体、かっるーー! やっぱ濡れた服から解放されたおかげかー!」

アルディラ「こら、はしゃぎすぎないの! 
       ただの身体能力の測定で怪我したら元も子もないでしょ!!!」

佐門「あー……はい」

アルディラ「全く、手のかかる弟が増えた気分ね……(……でも、悪くないわ)」ニコッ

クノン「……アルディラ様、わらってます」

アルディラ「あっ……わ、笑ってないわ! さぁ、クノン。テストは終わりよ!
       一応、結果は私のデスクに届けておいて、お願いよ!」

クノン「はい」トコトコ

佐門(んー……この子もロレイラルの機械兵士……いや、看護師?)

無表情というより表情を『知らない』という様に見える。
茶髪、茶眼。腕も足も細く、儚げな人間の少女そのものに見えるが
良く見ると関節やややかくばった肩に機械らしさを色濃く残している。

佐門(なんつーか……今までとはまるで逆だな)

召喚獣といわれる異世界の存在に囲まれる生活。
ハーレム……いや、留学生になった気分であった。

774 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:51:15 ID:RZM9PSDI
佐門「んー、せっかくだし何か二人と話してみるか
    だが、何を話せばいいのやら……」


先着1名で


★佐門トーク→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→仲良くなれちゃいました
ハート→佐門、発展。 地雷を避け、わりと話が弾む
スペード→佐門、学ぶ。 地雷を避け、無難に
クラブ→どう足掻いても地雷(家族ネタに突っ込む)
JOKER→佐門、達人。 ホストの如き巧みな会話術(???)

775 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 01:57:38 ID:???
★佐門トーク→ ダイヤ6

776 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 19:36:17 ID:RZM9PSDI
的確にダイヤを出し、鬱フラグをブルドーザーの様に
なぎ倒しながら進んでいく主人公……原作の剥離が加速する!


★佐門トーク→ ダイヤ6 ★
ダイヤ→仲良くなれちゃいました
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門(俺は学んだ……学んだぞ。
    アティはよくわからないが地雷あり。他にも腹黒は父親関係、アズリアは弟……
     アルディラさんは多分、恋人とかそういうのだぞ……回避! 回避ぃ!!!)

アルディラ「どうしたの?」キョトン

佐門「あぁ、いや。アルディラさんの肩の機械はなんなのかなーって思って」

アルディラ「あぁ……私は融機人(ベイガー)だからね。
       これは間違いなく機械よ。不気味かしら?」

佐門「んー……いや、異世界人の俺からするとこの世界の
    大体は摩訶不思議な存在なんでそういう気持ちは特に」

アルディラ「そう……そうね」

佐門にとってはなんでもない言葉なのだが、
アルディラは口角をあげて少し嬉しそうに微笑んだ。

777 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:06:49 ID:RZM9PSDI
佐門「あ、所で融機人(ベイガー)って……
    アルディラさんは人間っぽいし……機界の人類?」

アルディラ「えぇ、そうよ。私たちは血肉のレベルで……
       そう、それこそ産まれた時から精密機械と融合しているの」

佐門「帝国の召喚術の授業じゃ勉強してねぇ事だな……
   (機械と召喚獣を融合させた召喚兵器は勉強したけど、それとは違うだろうな)」

アルディラ「こちらの世界にはほとんど融機人がいないし当然よ。
       それよりも今、召喚術の勉強って言ってたけども、もしかして召喚師なの?」

佐門「一応、鬼・機 の召喚師……」

アルディラ「え、名も無き世界の人なら全属性の召喚術を使える筈よね?」

佐門「マジで!? 最高で2属性って聞いてますけど!!」

778 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:13:39 ID:RZM9PSDI
アルディラ「それは他の世界とのハーフの場合よ。
       たとえば、リィンバウムの召喚師は属性もバラバラだけど
       機界の出身人間は絶対に機属性、鬼界なら鬼属性とその世界の属性を持つのよ」

佐門「腹黒の言ってた事と違うな。と、いう事は……」カキカキ

アルディラ(機)+リィンバウムのAさん(霊)=子供(機/霊)

アルディラの子供(機/霊)+リィンバウムのBさん(鬼/獣)=子供(全属性)

佐門「って事?」

アルディラ「なんでその例になったのか知らないけど
       最後だけ違うわ。全属性を使えるのは名も無き世界の出身者か、その子孫だけよ」カキカキ


アルディラの子供(機/霊)+リィンバウムのBさん(鬼/獣)=子供(いずれかの属性2つ)


アルディラ「こうなるわね」

佐門「おー、なるほど。勉強になる……いや、卒業してるんだけど」

779 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:24:57 ID:RZM9PSDI
アルディラ「でも、何かを学ぶことは悪くない筈よ?」

佐門「まぁ、確かに」

トコトコ

クノン「アルディラ様、佐門様。お茶をお持ちしました」

アルディラ「あら……ありがとうね、クノン」

佐門「お、どうも……あ、そういやクノンも融機人なのか?」

クノン「いえ、私はアルディラ様の健康管理と護衛を受け持っている
    看護医療用機械人形(フラーゼン)型式番号AMN−7Hです」

クノンはマニュアルを読み上げるかの様に一息でそう言うと
お茶を机の上に置き、一歩下がる。無駄が全くない動きだ。

780 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:44:56 ID:RZM9PSDI
佐門「……あれ、クノンっていうのは?」

アルディラ「私がつけてあげたの。可愛い名前でしょ?」

佐門「まぁ……確かに可愛い」

アルディラ「でしょ! ほら、クノン。彼も可愛いって、お礼を言ってあげて」

クノン「……はい、ありがとうございます」

その言葉は変らず感情の篭らない無機質な物だったが、
白い肌に僅かに朱色が差し込んでいた。

そんなクノンを見て、アルディラは微笑む。
クノンはアルディラの笑顔を見て首をかしげたが、
アルディラは「気にしなくて良いのよ」と囁き、クノンの頬を優しく撫でた。

781 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:48:35 ID:RZM9PSDI
佐門(親と子……いや、この場合姉妹って感じかな)

アルディラの知性的かつ、落ち着い佇まいの向こう側にある優しさと、愛情。
クノンの機械的な態度に隠れた、未熟ではあるが、確かに存在する感情。

二人はとてもよく似ている。その不器用さも

佐門(また遊びに来るかな……)

すぐ側で見守っていたい、この姉妹を
そんな事をぼんやりと思いながら静かにゆったりとした時間を過ごした


■アルディラ 友好段階:3(弟の様な子)

■クノン 友好段階:1(不思議なお客様)

  からスタート。クノンの感情の芽生えにブーストが掛かっている模様

782 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:00:52 ID:RZM9PSDI
〜鬼妖界集落「風雷の郷」〜

キョウマ「ミスミ様、こちらの方が例の漂流者……佐門殿です」

佐門「佐門です(殿って久しぶりに聞いたな
          アズリアが超初期に言ってたな……すぐに呼び捨てになったけど)」
      
ミスミ「ほぅ、御主が……」

艶やかな黒髪。頭部から突き出た角。
和服の様な服は体のふくよかなラインを浮かび上がらせるが、
開いた胸元からは肌を見せない様にアンダーシャツを着込んでいる。
どうやら自分の魅力は理解しているが、それを傘に偉ぶるつもりもなく。

事前にこの郷の長という説明を受けていたが
どうやらそれに足る長らしい、慎ましさという物を持っている人物だと感じ取れた。

佐門(うっ、未亡人オーラ! この人は夫かーー!
    いや、乗り越えてるかもしれない……かもしれない……)

一歩歩くと地雷原。
愉快な世界、リィンバウム。

佐門「愉快じゃねぇよ……」

キャウマ「はっ、どうかいたしましたか?」

佐門「なんでもない! 独り言だよぉ!」

783 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:10:06 ID:RZM9PSDI
ミスミ「して、佐門殿……
    お主はどうやら名も無き世界の者であるとか……真であろうか?」

佐門「真であります……あ、やべ。口調うつっちゃった」

ミスミ「ホホ……ほんに愉快なお人よのぅ
    して、それを証明する手段はお持ちか?」

佐門「それは当然あ……あっ!」

ミスミ「あっ?」

佐門「あー、その……今はないです……」

それもその筈。教科書などのびしょびしょの
荷物は別所で絶賛、日干し乾燥中であったからだ。

ミスミ「ふむ……そういえばお主召喚師であるとか?」

佐門「え、どうしてそれを?」

ミスミ「ふふっ、気にするでない。
     ならば単純じゃな。2属性の召喚術を行使してみせぃ!」

佐門(ぐわーーーー! アルディラさんの話が本当なら
    機属性は磁気ネックレスの誓約の儀式でいけるけど、わりと無茶ぶりぃ!)

何せ、パニック召喚に変化した召喚術は未だに完治の目処がなく。
この数年、佐門は『たらい召喚師』として陸戦隊で(笑い的な意味で)わりと有名だった

784 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:14:55 ID:RZM9PSDI
ミスミ「……で、どうなんじゃ? まさかできぬとは言うまい?」

佐門「くっ……えーーーい、やっちゃる!! 見てろよ、見てろよぉ!!」


★パニック召喚→!card★
と書き込んで下さい。数字にによって分岐します。


 1→金盥(自分に5ダメ)
 2→金盥(敵に5ダメ)
 3→回復(自分)
 4→膝に矢(自分に10ダメ)
 5→召喚成功
 6→落とし穴に落ちる(自分に15ダメ)
 7→召喚成功
 8→額に矢(自分に20ダメ)
 9→召喚成功
.10→額に矢(敵に20ダメ)
  J→とんでもないものを召喚してしまった……
  Q→とんでもないものを召喚してしまった……
  K→とんでもないものを召喚してしまった……
じょーかー→アシュタル

785 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 21:16:56 ID:???
★パニック召喚→ ハートK

786 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:32:21 ID:RZM9PSDI
★パニック召喚→ ハートK ★
とんでもないものを召喚してしまった……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「まずは機属性。集中、集中……」スゥ

召喚術にもっとも大切な物は集中。
どんな場所でも、いかなる状況でも集中を切らしてはいけない。

召喚術の基礎の基礎。
しかし経験が浅い召喚師は簡単に集中を乱してしまい、
その基礎の基礎を守れぬ物も多い。結果、制御を失った召喚獣によって亡き者に……
などという事件も多いのだが、その分佐門は恵まれていた。

暗殺者との死闘。莫大な魔力を持つオルドレイクとの戦い。
経験という意味では十分すぎたからだ。



       ……古き英知の術と、我が声によって今ここに召喚の門を開かん

       我が魔力に答えて異界より来たれ、異界のものよ!  


                    カッ!!

ドリトル「チュイーーーーン」

佐門「あぁ、よろしくな。んじゃ、還すからちょっと待てよ……」

■ドリトルの召喚石を手に入れた
  ドリトル(MP消費:20)
  【ドリルラッシュ】:威力20 

787 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:43:37 ID:RZM9PSDI
シュパッ!

ミスミ「うむ、送還も中々の手際。
    だが、まだ一属性じゃぞ?」

佐門「分かってる……とりあえず補助に魔道具を使う。それぐらいは良いよな?」

ミスミ「もちろんじゃ」

佐門「よし!」パラッ

腰の専用のホルダーに固定された呼び声の書を取り出し、開いた。
未だにページ数が全く増えていない呼び声の書だが、
これがあるとないでは精度も違ってくるので佐門はいつも持ち歩いていた。

佐門「……ミスミ様、アンタは鬼属性だな?
    だから鬼属性の召喚術を使う。文句はないな?」

ミスミ「うむ、頑張るのだぞ」

佐門を見守るミスミの視線はどこか生暖かい。まるで背伸びする息子を見守る様なその瞳。
要するにさっきの言葉も「言ってみただけ」であり、疑念など微塵もないのである。

キョウマ(ミスミ様も子供の様な事をする……
      だが、この様に楽しそうな笑顔を浮かべるこの方を見るのも久しぶりですね)

佐門「行くぞ!」

ミスミ「うむ!」

788 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:54:25 ID:RZM9PSDI

             我が名は佐門……盟約を超越する者―――


開いた書に手を置き、静かに囁く様に呼びかけはじめると
体からあふれる魔力はゆるやかな風を起こし、手入れも適当なややふぞろいな黒髪が揺れる。

ミスミ「これは……」

キョウマ「召喚術……いや、間違いなく召喚術ですが……
      我らの使うそれとは違う……これは一体……」


          古き英知の術と、我が声によって今此処に召喚の門を開かん

目を見開くとそこには門がある。
それは佐門の中にイメージとして作られた物だが、
その先には確かに別の世界の存在が生きる世界がある。

佐門「……」

開いた門の先に手を伸ばす。その手は門を超え
相手のエルゴ(真なる名)を掴み、束縛……するのではなく。
触れ、ただ呼びかける。来い、来てくれと……


          我が魔力に答え、異界より来たれ異界の友よ!!!


                 カッ!!!

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

789 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:07:59 ID:RZM9PSDI
佐門「……よし! 上手く行った! 
    今回はばっちしだった!ようこそ、こんごう……鬼? あれ?」

佐門の視線の先には吹き飛んだ屋根。
そして、空に浮かぶ長い体を持った赤い蛇……の様な何か

蛇「………………」

佐門「……鬼?」

ミスミ「ち、ち、違うぞ、佐門殿! 鬼とはワシじゃ!
    ワシの様なツノがついた生き物じゃ! わかるか!」

あわてているのか、ピンとはった両手の人差し指を頭にのせ
「わかるか、これが鬼じゃ!」としきりにツノを両手を前後してツノアピールをする。
そんな事をせず、素直に頭に生えるツノを指差せば良いのだが、
それができない所に相手の慌てぶりがはっきりと現れている。

龍神オボロ「我が名は龍神オボロ……
        此処は……リィンバウムか。久方ぶりだ……
        お前が新たな誓約者(リンカー)か?」

佐門「えっ、えっ、なにこれデカイ……」

龍神オボロ「……違う様だな。だが、構わん。
        我はお主の心を垣間見た……闇も、光も全てを……
        誓約ではなく、盟約をお主と結ぼう。我が魂、費えぬ限り。
        お主の一族を護る事を此処に誓おう、佐門よ……」

790 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:14:38 ID:RZM9PSDI
オォオオオオオオオオオオオオオ!!!

天地を震わす咆哮が響き、
そしてその名残が消える頃には龍も消えていた。

キョウマ「」

後にはあまりの衝撃に気絶したキョウマだけが残った


■龍神オボロの召喚石を手に入れた
  オボロ(MP消費:80)
  【天河凶瀾】:威力70  複数 

  オボロ(MP消費:80)×2(佐門+鬼属性持ちの誰か)
  【天羅万象】:威力90  複数 

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