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サモンナイトN2

1 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/09/26(土) 02:26:16 ID:???
〜前スレまでのあらすじ〜

日本のとある高校に通う、主人公【内藤佐門】は同輩であり後輩である
ハヤト、ナツミ、トウヤ、アヤと共に謎の光に包まれ、リィンバウムに召喚される
諸々合って、サッカー選手と軍学校の生徒という二足の草鞋を履くことになった佐門。
だが、彼のステータスはクソ&クソの近所のワルガキにすら劣るクソステであった。

……だが、意外や意外。なんとサッカーのトーナメントも1回戦突破。
しかし、その勝利を喜ぶ暇もなく、戦地での演習が始まる。
茨の君・ヘイゼルの猛攻をなんとか凌ぎきった佐門であったが
無色の派閥の総帥『オルドレイク・セルボルト』と自らの召喚術の相殺によって発生した
爆発に巻き込まれ重症を負ってしまい……


更に>>1は気合を入れすぎて1000の前に容量を食いつぶしてしまうのであった……

754 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 21:45:09 ID:???
★ぷらいずげったぁ1→ 5   4   4   2

755 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 21:55:57 ID:???
★ぷらいずげったぁ2→ 6   4   3   4

756 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:02:52 ID:fKBA0ZsE
★ぷらいずげったぁ1→ 5   4   4   2 ★

★ぷらいずげったぁ2→ 6   4   3   4 ★

4〜5が3つ出た:清酒・龍殺し
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

デレデーン!!

佐門「おっしゃあああ、あたったぁああ!」ガコン

【清酒・龍殺し】


佐門「さ、酒って……いや、飲める年齢にはなったけども……
    いらねーー!! いや、当たったからにはもって行くけどよぉ!」


■清酒・龍殺しを手に入れた


清酒・龍殺し:毒霧用。3回使える。成功率は相手に寄る
         毒霧が成功すると相手は【酔い】(回避のみ10ダウン)

757 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:26:03 ID:fKBA0ZsE
佐門「うーん、しかし此処には何もねぇなぁ……
    中央の塔は気になるが、とりあえず……」

???「とりあえず……何かしら?」

佐門「…………」くるり

何か最近はよく、後ろに立たれるな……
などと思いながらゆっくりと後ろを振り返る佐門。

そこに居たのは亜麻色の長髪を持つ、眼鏡をかけた長身の女性。
ただ、無表情で自分を見つめてくるその女性は
生真面目なアズリアを思い出させるが、美女というより美人という言葉が似合う。
しかし、眼鏡の向こうの瞳はどこか気弱さというか、儚げなイメージを佐門にもたらした。

佐門「……ゴハンにしようかなって」ペリッ

???「そう……その携帯食じゃ喉が渇くでしょう。
     水がある所まで案内してあげるわ……」


佐門「お、あざーーーす!!」




佐門「」(簀巻き)


そういう事になった

758 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:35:47 ID:fKBA0ZsE
〜集いの泉〜


鎧の大男?「……」

鬼の侍「……」

シマウマ人間「……」

眼鏡の女性「……という訳で、機界集落のラトリスクで不審者を捕縛したわ」


佐門「くそっ!! 影のある女は腹黒といい、皆こうなのか!
    もう信じねぇぞ! くそっ! あのボディースーツに騙された! おっぱいに騙された!!」

眼鏡の女性「そ、そんなはしたない言葉を連呼するのはや、やめなさい……///」


シマウマ人間「あー……兄ちゃん。一つ良いかい?」

そういって膝をおり、簀巻きになっている佐門に話しかけてきたのは、
大柄で鼻の高いしましまの模様の人間。言葉にまだ硬さがあるが、
比較的友好かつ穏便にという様子が言葉の端から読み取れる。

佐門「なんだよぉ……」ト涙゙バー

シマウマ人間「単刀直入に聞くが……兄ちゃんはどこから来たんだ?」

佐門「って、言われてもなぁ……」

759 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:40:05 ID:fKBA0ZsE
佐門「俺は……」


A:帝国の軍人だ と簡潔に述べた
B:多分、船が難破して此処に辿り着いた と 表面的な事実だけを伝えた
C:包み隠さず全てを話した
D:自由欄(好きな事を書く場所)

先着1名様、ageでお願いします

760 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 22:44:19 ID:MNL01mCI
C

761 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 22:53:05 ID:fKBA0ZsE
C:包み隠さず全てを話した
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

佐門「そら……あんたらが名も無き世界っていう場所からだけど……」

シマウマ人間「……なるほどな。いや、すまん聞き方が悪かった
         ……帝国か、聖王都か、それとも無色の派閥か?」

佐門「一応、帝国。そこまで忠誠心って奴はねぇけど、わりと給料よくてな」

シマウマ人間「名前は?」

佐門「佐門。一応、内藤って苗字……こっちだと家名だな。
    それがあるけど、まぁ、関係ねぇだろ? もう良いか?」

シマウマ人間「……まだだ。これが一番重要だ。良いか……」

男は佐門の胸倉を掴み上げ、目を見開く。
そこには確かな殺意が篭っていた。

シマウマ人間「兄ちゃん、『どうして此処に来た?』」

佐門「船が難破した(と思う)」

762 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 23:10:33 ID:fKBA0ZsE
シマウマ人間「……ファルゼン」

ファルゼン「ウソハ……ツイテイナイヨウニカンジル……」

鎧の大男(顔は見えないが)はくぐもった声でそう答えた。

佐門(…………あれ? サプレスの住人っぽいけどちょい違う様な?)

シマウマ人間「アルディラはどうだ?」

アルディラ「……外の人間よ。信用はできないわ」

佐門を簀巻きにした張本人は
全てを正直に話したことで逆に警戒心を懐かれた様だ。

佐門(それにしてもあのスカート……短すぎるだろ。
    ……くっ、見えない! ギリギリ見えない!)ググッ

シマウマ人間「キョウマ……は聞くまでもなさそうだな」

キョウマ「えぇ、ご老体という前例がありますから。
      名も無き世界の方だというならば、信じてよろしいかと……ヤッファ殿はどうなのでしょうか?」

佐門(侍っぽいのにゴザル口調じゃ……ない!?)

ヤッファ「まとも役の俺がどっちかに肩入れする訳にもいかねぇだろ
      だが、棚上げしておいて良い議題でもねぇ……アルディラとファルゼン。どうする?」

763 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/26(月) 23:14:11 ID:fKBA0ZsE
先着2名様で


★アルディラの決断→!card★(初接触ボーナス込み)

ダイヤ→信用する
ハート→とりあえず信用する事にした
スペード、クラブ→信用できない
JOKER→???


★ファルゼンの決断→!card★


ダイヤ→信用した上で庇護した(アルディラのカードが1つ上に)
ハート→信用する
スペード→とりあえず信用する事にした
クラブ→信用できない
JOKER→???

764 :名無しさんと創る物語:2015/10/26(月) 23:52:31 ID:???
★アルディラの決断→ ハート8 ★(初接触ボーナス込み)

765 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 00:01:35 ID:???
★ファルゼンの決断→ ダイヤ4

766 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 00:13:03 ID:RZM9PSDI
★アルディラの決断→ ハート8 ★(初接触ボーナス込み)
ダイヤ→信用する(ファルゼンのフォロー)

★ファルゼンの決断→ ダイヤ4 ★
ダイヤ→信用した上で庇護した(アルディラのカードが1つ上に)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ファルゼン「ウソハツケナイニンゲンダロウ。シンヨウニアタイスル」

アルディラ「……とりあえず信用するわ」

佐門「あぁ、やっぱり駄目……あれぇ?」

ファルゼン「アルディラ。カレハワレラヲミステタモノトハチガウ……」

―――ドウカ、モウイチド……ヒトヲシンジテクレナイカ

アルディラ「……分かっているわ。ごめんなさい。
       ただ、意地をはってしまっただけよ……私も彼は信頼に値する……と思うわ」


―――おっしゃあああ、あたったぁああ!

アルディラ「あんな玩具(プライズゲッター)で
       無邪気にはしゃいでいた子を疑えないわ……」

ヤッファ「……決まったな。そういう訳だ、兄ちゃん。歓迎するぜ!」

佐門「あ、あれぇー!?」


■朗報、超好印象。 うっそだろーーー!?(バイバイプロット)

767 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 00:29:14 ID:RZM9PSDI
ヤッファ「そうなると兄ちゃんをどこの里に住ませるかだが……
      ぶっちゃけ、色気あった方が良いだろ? そうなると俺の所は除外だな」

キャウマ「風雷の里は……ミスミ様もご老体の事もありますし歓迎してくださると思います」

ファルゼン「ナニモナク、シズカナトコロダガ……ソレデイイナラバ……コイ」

アルディラ「さっきの事も謝らせて欲しいし……それに船が難破って事は
       大分長い間漂流してたのよね? 私が責任を持ってメディカルチェックをします」

ヤッファ「……おし。まずはラトリスクで診察を受けて、風雷の郷で二人と顔合わせ。
      その後、オレの所で飯食って、寝る所は狭間の領域って所で手をうたねぇか、兄ちゃん?」

佐門「お……おう?」



そういう事になった

768 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 00:32:30 ID:RZM9PSDI
先着1名様で


★佐門診断→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→なんでパワーアップしてるの君?
ハート→異常なしすぎて筋トレ
スペード→異常なし+脳内スキャン(ネタ枠)
クラブ→異常なし
JOKER→魔剣所持バレかーらーのー

769 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 00:36:58 ID:???
★佐門診断→ ダイヤ6

770 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 00:40:36 ID:???
これは戦闘民族ですね・・・間違いない

771 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:18:30 ID:RZM9PSDI
★佐門診断→ ダイヤ6 ★
ダイヤ→なんでパワーアップしてるの君?
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

〜機界集落「ラトリクス」〜

ピピピピ……『絶好超』


アルディラ「……嘘、絶好超……えっ、絶好調じゃなくて? い、一応脳のスキャンも!」パチッ


内藤佐門の脳内「食食食食食食食食食食食食食食食食
           愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛愛
           欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲
           欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲欲」


アルディラ「こ、これはクノンが作った相手の考えてることがぼんやりと分かる機能だったわ」アタフタ

佐門「あー……すんません。腹減ってきてて……あと欲は多分……男なんで」

アルディラ「ご、ごめんなさい! 覗き見るつもりは……えーと、これね」パチパチ

アルディラがコンソールを操作すると、佐門の頭に黄色い光が降り注ぎ、2、3度スライドする。
佐門は(あ、これがスキャン……レントゲンみたいなもんか)とふんわりと理解した。

772 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:30:22 ID:RZM9PSDI

もうパワーアップチャンスはJOKER以外ださねぇからなぁ!(手遅れ感)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
結果はやはり異常なし。しかし、佐門は……

シュバババッ!! シュバ!


佐門「あれ、ちょっと強くなってね? 大分動きが良いぞ」

アルディラ「うそ、この子。私たち護人よりちょっと強い……」

佐門はすっかり忘れているのだが、
彼はとある事情により定期船で魔剣を抜剣している。
呼び声の書のバックアップがあったおかげか、
彼はその時の戦闘能力の一部を通常時の能力として取り込んでしまったのである。

オッス!オラ、悟○! ならぬ オッス! オラ、佐門! 状態である。


■プロットのHPが0になりました。 

■佐門の運以外の能力値に+10

Lv 体 魔 攻 防 召  抵  敏  技  運

4   60 58 57 73 51  45  37  55  50
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

773 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:43:13 ID:RZM9PSDI
〜リバビリテーションルーム〜


シュタン! シュタン! シュタン! バッ! シュババババ!!

佐門「うひょーー! バク転とか初めてできた!
    体、かっるーー! やっぱ濡れた服から解放されたおかげかー!」

アルディラ「こら、はしゃぎすぎないの! 
       ただの身体能力の測定で怪我したら元も子もないでしょ!!!」

佐門「あー……はい」

アルディラ「全く、手のかかる弟が増えた気分ね……(……でも、悪くないわ)」ニコッ

クノン「……アルディラ様、わらってます」

アルディラ「あっ……わ、笑ってないわ! さぁ、クノン。テストは終わりよ!
       一応、結果は私のデスクに届けておいて、お願いよ!」

クノン「はい」トコトコ

佐門(んー……この子もロレイラルの機械兵士……いや、看護師?)

無表情というより表情を『知らない』という様に見える。
茶髪、茶眼。腕も足も細く、儚げな人間の少女そのものに見えるが
良く見ると関節やややかくばった肩に機械らしさを色濃く残している。

佐門(なんつーか……今までとはまるで逆だな)

召喚獣といわれる異世界の存在に囲まれる生活。
ハーレム……いや、留学生になった気分であった。

774 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 01:51:15 ID:RZM9PSDI
佐門「んー、せっかくだし何か二人と話してみるか
    だが、何を話せばいいのやら……」


先着1名で


★佐門トーク→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→仲良くなれちゃいました
ハート→佐門、発展。 地雷を避け、わりと話が弾む
スペード→佐門、学ぶ。 地雷を避け、無難に
クラブ→どう足掻いても地雷(家族ネタに突っ込む)
JOKER→佐門、達人。 ホストの如き巧みな会話術(???)

775 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 01:57:38 ID:???
★佐門トーク→ ダイヤ6

776 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 19:36:17 ID:RZM9PSDI
的確にダイヤを出し、鬱フラグをブルドーザーの様に
なぎ倒しながら進んでいく主人公……原作の剥離が加速する!


★佐門トーク→ ダイヤ6 ★
ダイヤ→仲良くなれちゃいました
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門(俺は学んだ……学んだぞ。
    アティはよくわからないが地雷あり。他にも腹黒は父親関係、アズリアは弟……
     アルディラさんは多分、恋人とかそういうのだぞ……回避! 回避ぃ!!!)

アルディラ「どうしたの?」キョトン

佐門「あぁ、いや。アルディラさんの肩の機械はなんなのかなーって思って」

アルディラ「あぁ……私は融機人(ベイガー)だからね。
       これは間違いなく機械よ。不気味かしら?」

佐門「んー……いや、異世界人の俺からするとこの世界の
    大体は摩訶不思議な存在なんでそういう気持ちは特に」

アルディラ「そう……そうね」

佐門にとってはなんでもない言葉なのだが、
アルディラは口角をあげて少し嬉しそうに微笑んだ。

777 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:06:49 ID:RZM9PSDI
佐門「あ、所で融機人(ベイガー)って……
    アルディラさんは人間っぽいし……機界の人類?」

アルディラ「えぇ、そうよ。私たちは血肉のレベルで……
       そう、それこそ産まれた時から精密機械と融合しているの」

佐門「帝国の召喚術の授業じゃ勉強してねぇ事だな……
   (機械と召喚獣を融合させた召喚兵器は勉強したけど、それとは違うだろうな)」

アルディラ「こちらの世界にはほとんど融機人がいないし当然よ。
       それよりも今、召喚術の勉強って言ってたけども、もしかして召喚師なの?」

佐門「一応、鬼・機 の召喚師……」

アルディラ「え、名も無き世界の人なら全属性の召喚術を使える筈よね?」

佐門「マジで!? 最高で2属性って聞いてますけど!!」

778 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:13:39 ID:RZM9PSDI
アルディラ「それは他の世界とのハーフの場合よ。
       たとえば、リィンバウムの召喚師は属性もバラバラだけど
       機界の出身人間は絶対に機属性、鬼界なら鬼属性とその世界の属性を持つのよ」

佐門「腹黒の言ってた事と違うな。と、いう事は……」カキカキ

アルディラ(機)+リィンバウムのAさん(霊)=子供(機/霊)

アルディラの子供(機/霊)+リィンバウムのBさん(鬼/獣)=子供(全属性)

佐門「って事?」

アルディラ「なんでその例になったのか知らないけど
       最後だけ違うわ。全属性を使えるのは名も無き世界の出身者か、その子孫だけよ」カキカキ


アルディラの子供(機/霊)+リィンバウムのBさん(鬼/獣)=子供(いずれかの属性2つ)


アルディラ「こうなるわね」

佐門「おー、なるほど。勉強になる……いや、卒業してるんだけど」

779 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:24:57 ID:RZM9PSDI
アルディラ「でも、何かを学ぶことは悪くない筈よ?」

佐門「まぁ、確かに」

トコトコ

クノン「アルディラ様、佐門様。お茶をお持ちしました」

アルディラ「あら……ありがとうね、クノン」

佐門「お、どうも……あ、そういやクノンも融機人なのか?」

クノン「いえ、私はアルディラ様の健康管理と護衛を受け持っている
    看護医療用機械人形(フラーゼン)型式番号AMN−7Hです」

クノンはマニュアルを読み上げるかの様に一息でそう言うと
お茶を机の上に置き、一歩下がる。無駄が全くない動きだ。

780 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:44:56 ID:RZM9PSDI
佐門「……あれ、クノンっていうのは?」

アルディラ「私がつけてあげたの。可愛い名前でしょ?」

佐門「まぁ……確かに可愛い」

アルディラ「でしょ! ほら、クノン。彼も可愛いって、お礼を言ってあげて」

クノン「……はい、ありがとうございます」

その言葉は変らず感情の篭らない無機質な物だったが、
白い肌に僅かに朱色が差し込んでいた。

そんなクノンを見て、アルディラは微笑む。
クノンはアルディラの笑顔を見て首をかしげたが、
アルディラは「気にしなくて良いのよ」と囁き、クノンの頬を優しく撫でた。

781 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 20:48:35 ID:RZM9PSDI
佐門(親と子……いや、この場合姉妹って感じかな)

アルディラの知性的かつ、落ち着い佇まいの向こう側にある優しさと、愛情。
クノンの機械的な態度に隠れた、未熟ではあるが、確かに存在する感情。

二人はとてもよく似ている。その不器用さも

佐門(また遊びに来るかな……)

すぐ側で見守っていたい、この姉妹を
そんな事をぼんやりと思いながら静かにゆったりとした時間を過ごした


■アルディラ 友好段階:3(弟の様な子)

■クノン 友好段階:1(不思議なお客様)

  からスタート。クノンの感情の芽生えにブーストが掛かっている模様

782 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:00:52 ID:RZM9PSDI
〜鬼妖界集落「風雷の郷」〜

キョウマ「ミスミ様、こちらの方が例の漂流者……佐門殿です」

佐門「佐門です(殿って久しぶりに聞いたな
          アズリアが超初期に言ってたな……すぐに呼び捨てになったけど)」
      
ミスミ「ほぅ、御主が……」

艶やかな黒髪。頭部から突き出た角。
和服の様な服は体のふくよかなラインを浮かび上がらせるが、
開いた胸元からは肌を見せない様にアンダーシャツを着込んでいる。
どうやら自分の魅力は理解しているが、それを傘に偉ぶるつもりもなく。

事前にこの郷の長という説明を受けていたが
どうやらそれに足る長らしい、慎ましさという物を持っている人物だと感じ取れた。

佐門(うっ、未亡人オーラ! この人は夫かーー!
    いや、乗り越えてるかもしれない……かもしれない……)

一歩歩くと地雷原。
愉快な世界、リィンバウム。

佐門「愉快じゃねぇよ……」

キャウマ「はっ、どうかいたしましたか?」

佐門「なんでもない! 独り言だよぉ!」

783 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:10:06 ID:RZM9PSDI
ミスミ「して、佐門殿……
    お主はどうやら名も無き世界の者であるとか……真であろうか?」

佐門「真であります……あ、やべ。口調うつっちゃった」

ミスミ「ホホ……ほんに愉快なお人よのぅ
    して、それを証明する手段はお持ちか?」

佐門「それは当然あ……あっ!」

ミスミ「あっ?」

佐門「あー、その……今はないです……」

それもその筈。教科書などのびしょびしょの
荷物は別所で絶賛、日干し乾燥中であったからだ。

ミスミ「ふむ……そういえばお主召喚師であるとか?」

佐門「え、どうしてそれを?」

ミスミ「ふふっ、気にするでない。
     ならば単純じゃな。2属性の召喚術を行使してみせぃ!」

佐門(ぐわーーーー! アルディラさんの話が本当なら
    機属性は磁気ネックレスの誓約の儀式でいけるけど、わりと無茶ぶりぃ!)

何せ、パニック召喚に変化した召喚術は未だに完治の目処がなく。
この数年、佐門は『たらい召喚師』として陸戦隊で(笑い的な意味で)わりと有名だった

784 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:14:55 ID:RZM9PSDI
ミスミ「……で、どうなんじゃ? まさかできぬとは言うまい?」

佐門「くっ……えーーーい、やっちゃる!! 見てろよ、見てろよぉ!!」


★パニック召喚→!card★
と書き込んで下さい。数字にによって分岐します。


 1→金盥(自分に5ダメ)
 2→金盥(敵に5ダメ)
 3→回復(自分)
 4→膝に矢(自分に10ダメ)
 5→召喚成功
 6→落とし穴に落ちる(自分に15ダメ)
 7→召喚成功
 8→額に矢(自分に20ダメ)
 9→召喚成功
.10→額に矢(敵に20ダメ)
  J→とんでもないものを召喚してしまった……
  Q→とんでもないものを召喚してしまった……
  K→とんでもないものを召喚してしまった……
じょーかー→アシュタル

785 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 21:16:56 ID:???
★パニック召喚→ ハートK

786 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:32:21 ID:RZM9PSDI
★パニック召喚→ ハートK ★
とんでもないものを召喚してしまった……
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「まずは機属性。集中、集中……」スゥ

召喚術にもっとも大切な物は集中。
どんな場所でも、いかなる状況でも集中を切らしてはいけない。

召喚術の基礎の基礎。
しかし経験が浅い召喚師は簡単に集中を乱してしまい、
その基礎の基礎を守れぬ物も多い。結果、制御を失った召喚獣によって亡き者に……
などという事件も多いのだが、その分佐門は恵まれていた。

暗殺者との死闘。莫大な魔力を持つオルドレイクとの戦い。
経験という意味では十分すぎたからだ。



       ……古き英知の術と、我が声によって今ここに召喚の門を開かん

       我が魔力に答えて異界より来たれ、異界のものよ!  


                    カッ!!

ドリトル「チュイーーーーン」

佐門「あぁ、よろしくな。んじゃ、還すからちょっと待てよ……」

■ドリトルの召喚石を手に入れた
  ドリトル(MP消費:20)
  【ドリルラッシュ】:威力20 

787 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:43:37 ID:RZM9PSDI
シュパッ!

ミスミ「うむ、送還も中々の手際。
    だが、まだ一属性じゃぞ?」

佐門「分かってる……とりあえず補助に魔道具を使う。それぐらいは良いよな?」

ミスミ「もちろんじゃ」

佐門「よし!」パラッ

腰の専用のホルダーに固定された呼び声の書を取り出し、開いた。
未だにページ数が全く増えていない呼び声の書だが、
これがあるとないでは精度も違ってくるので佐門はいつも持ち歩いていた。

佐門「……ミスミ様、アンタは鬼属性だな?
    だから鬼属性の召喚術を使う。文句はないな?」

ミスミ「うむ、頑張るのだぞ」

佐門を見守るミスミの視線はどこか生暖かい。まるで背伸びする息子を見守る様なその瞳。
要するにさっきの言葉も「言ってみただけ」であり、疑念など微塵もないのである。

キョウマ(ミスミ様も子供の様な事をする……
      だが、この様に楽しそうな笑顔を浮かべるこの方を見るのも久しぶりですね)

佐門「行くぞ!」

ミスミ「うむ!」

788 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 21:54:25 ID:RZM9PSDI

             我が名は佐門……盟約を超越する者―――


開いた書に手を置き、静かに囁く様に呼びかけはじめると
体からあふれる魔力はゆるやかな風を起こし、手入れも適当なややふぞろいな黒髪が揺れる。

ミスミ「これは……」

キョウマ「召喚術……いや、間違いなく召喚術ですが……
      我らの使うそれとは違う……これは一体……」


          古き英知の術と、我が声によって今此処に召喚の門を開かん

目を見開くとそこには門がある。
それは佐門の中にイメージとして作られた物だが、
その先には確かに別の世界の存在が生きる世界がある。

佐門「……」

開いた門の先に手を伸ばす。その手は門を超え
相手のエルゴ(真なる名)を掴み、束縛……するのではなく。
触れ、ただ呼びかける。来い、来てくれと……


          我が魔力に答え、異界より来たれ異界の友よ!!!


                 カッ!!!

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!

789 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:07:59 ID:RZM9PSDI
佐門「……よし! 上手く行った! 
    今回はばっちしだった!ようこそ、こんごう……鬼? あれ?」

佐門の視線の先には吹き飛んだ屋根。
そして、空に浮かぶ長い体を持った赤い蛇……の様な何か

蛇「………………」

佐門「……鬼?」

ミスミ「ち、ち、違うぞ、佐門殿! 鬼とはワシじゃ!
    ワシの様なツノがついた生き物じゃ! わかるか!」

あわてているのか、ピンとはった両手の人差し指を頭にのせ
「わかるか、これが鬼じゃ!」としきりにツノを両手を前後してツノアピールをする。
そんな事をせず、素直に頭に生えるツノを指差せば良いのだが、
それができない所に相手の慌てぶりがはっきりと現れている。

龍神オボロ「我が名は龍神オボロ……
        此処は……リィンバウムか。久方ぶりだ……
        お前が新たな誓約者(リンカー)か?」

佐門「えっ、えっ、なにこれデカイ……」

龍神オボロ「……違う様だな。だが、構わん。
        我はお主の心を垣間見た……闇も、光も全てを……
        誓約ではなく、盟約をお主と結ぼう。我が魂、費えぬ限り。
        お主の一族を護る事を此処に誓おう、佐門よ……」

790 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:14:38 ID:RZM9PSDI
オォオオオオオオオオオオオオオ!!!

天地を震わす咆哮が響き、
そしてその名残が消える頃には龍も消えていた。

キョウマ「」

後にはあまりの衝撃に気絶したキョウマだけが残った


■龍神オボロの召喚石を手に入れた
  オボロ(MP消費:80)
  【天河凶瀾】:威力70  複数 

  オボロ(MP消費:80)×2(佐門+鬼属性持ちの誰か)
  【天羅万象】:威力90  複数 

791 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:24:57 ID:RZM9PSDI
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………


ミスミ「……」ズズー

佐門「……」ズズー

縁側でお茶を啜る二人。
どこか哀愁を漂わせる二人の後ろには半壊した家と気絶したキョウマ。

佐門「……何か、すんません」

ミスミ「ほほ、気にする出ない。煽ったのはわらわ。
    それに……よいものを見れたわ……龍神様とはの」

佐門「ミスミ様はシルターンの鬼ですし、知りあいだったり?」

ミスミ「まさか! あの方とわらわはまさに月とスッポン!
     何より、わらわたちは存在を知っているというだけじゃ
     亜龍たちには憧れの対象化もしれんがの……」

佐門「ふーん、シルターンの神様って所か……」

ミスミ「神? あぁ、ご老体が言っていた、宗教とかいう……
    それは違うぞ。リィンバウムにも、シルターンにも、宗教という物はない
    『神』というのは一番強いものの称号の様なものじゃて」

佐門「うぅん、この凄い適当というかアバウトな世界……」

792 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:30:12 ID:RZM9PSDI
ミスミ「……しかし、よい風じゃ。
    新たな出会いを呼び込む。暖かく、優しい風じゃのう……」

佐門「……ふわっ(確かに凄い眠くなる風だわ……
            でも、せっかくだしもう少し話してみるか)」



A:ちょいちょい話しに出てくる、ご老体について
B:シルターンってどんな所なんですか?
C:学んだとはなんだったのか! 地雷(家族ネタに突っ込む)
D:自由欄(好きなようにどうぞ)

先着1名様、ageでお願いします

793 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 22:31:26 ID:12qRPPPc
A

794 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:40:45 ID:RZM9PSDI
>A:ちょいちょい話しに出てくる、ご老体について
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「あ、そういえばさっきキョウマさんが……」


『「えぇ、ご老体という前例がありますから。
  名も無き世界の方だというならば、信じてよろしいかと……』


佐門「って、言ってたんですが……俺と同じ世界の人がいるんですよね?」


ミスミ「ふむ、ご老体の事か……そうだな、会って見るか、佐門殿?」

佐門「是非。そろそろ故郷の雰囲気が恋しくなってきてますんで」

ミスミ「よろしい。佐門殿なら、問題なかろう。こっちじゃ」

795 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:45:24 ID:RZM9PSDI
…………………………………………………………………………
…………………………………………………
………………………………
………………

〜ゲンジの庵〜


ゲンジ「おぉ……! この髪、この瞳の色……まさしく日本人!!」

わしゃわしゃわしゃ

佐門「ちょ、くすぐっ……やめ、やめ! アハハハハハハッ!!!!」

ゲンジ「おぉ、すまんな。当の昔にこの世界に骨を埋めると決めた身
     まさか再び同郷の者に会えるとは思っていなかったのでな……」

佐門「骨を埋める、ですか……」

佐門と違い、ゲンジはしっかりと選んだ上で此処にいる
単純さ差ではあるが、その差は越えがたく。大きい。
佐門にはそう感じられた。

796 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 22:57:17 ID:RZM9PSDI

郷の離れにある、木造の平屋作りの小さな家。
日本にあった彼がどう生き、どう生活していたかは知らないが、
それはすでに過去の事。今はこの離れこそが彼の家。

ゲンジが生き、死んでいく。彼の帰るべき場所なのである。


ゲンジ「……迷っておるのだな。
     元の世界とこちら。どちらが自らの生きるべき場所だと」

佐門「えっ………………はい」

ゲンジ「手助けてしてやりたいが……
     それはおぬしが選ぶべき事。
     ……厳しく、冷たいと感じるかもしれんがな」

佐門「…………分かってる、けど」

ゲンジ「そう、これは簡単に割り切れる事でもない。その通りじゃ……」
     

797 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:03:50 ID:RZM9PSDI
ゲンジ「……お主、佐門といったか?」

佐門「……内藤佐門。内藤の性はもう大分名乗っては……」

ゲンジ「うむ、では佐門。先ほどの答えは示してやれんが、
     何かに悩んだ時はこのワシ、ゲンジを尋ねるが良い。
     元・教師としてお前の眼を開く手伝いぐらいはしてやろう」

佐門「はい、ありがとうございます!」

ミスミ(ふふっ、ご老体……まだまだ現役でございますな)


白髪の老人、ゲンジ。
目の前座られると勝手に背筋が伸びてしまう迫力の持ち主。

シルターンの麗人、ミスミ
未亡人オーラを纏う、子供の遊び心を残す懐の深い女性。   あとエロイ

彼らとの出会いは佐門に何をもたらすのか……


■ミスミ 友好段階:3(愉快な来訪者)

798 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:28:08 ID:RZM9PSDI
〜霊界集落「狭間の領域」〜

ヤッファ「という訳で、此処が霊界集落「狭間の領域」だ」

佐門「いや、どういう訳……ヤッファさんの家がある
    幻獣界集落「ユクレス村」で飯を食うんじゃ……」

ヤッファ「すまねぇな……もう、夕食の時間だろ?
      そうするとガキ共が飯を喰いに戻ってくるんだが……
      外の人間が来たって噂を聞きつけて、あわせろってうるさくてよ……」

佐門「あぁ……」

恐らく、執行猶予付きでまだ完全に信用はしてないぞ
という事なのだろう。子供は宝。それはどの世界でも通用する理屈の様だ。

ヤッファ「まぁ、ああは言ったが俺としてはもう少し様子をみてぇわけだ。
      兄ちゃんがこの島を狙ってきたわけじゃないにしても、
       安全な人間であるという確証を得るために少し時間が欲しいんだわ」

佐門「あー……飯は持ってきてくれるんですよね?」

ヤッファ「それはな。朝と夜は俺が此処に飯を持ってくる
      昼は……まぁ、すまねぇが俺にも仕事がある。
      わりぃが、昼はアルディラにシリアルでも貰ってくれ……んじゃ、またな兄ちゃん」ゴト

799 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:35:46 ID:RZM9PSDI
佐門(見た感じ、ヤッファさんは島のまとめ役って感じか……忙しそうだな)

個人の意思は尊重する。重要な決断は代表者の多数決、ヤッファさんは議長。
中々胃痛がしそうなポジションだなぁ、と佐門は思った。

佐門「……モグ  あ、美味い」

肉こそないものの、新鮮な野菜は肉に勝る。

佐門(そんな話は聞いた事があるが本当なんだな……あ、ナウパの実もある)

ナウパの実とは要するにバナナの事である。

佐門(そういえば、アティの好物だったな……
    当時はともかく、今のアティがバナナを咥えるのは色々不味い。主に股間的に……
     島のどこかで会っても、ナウパの実は俺の見えない場所で食えって言わないと……)

―――まぁ、まずは仲直りというか謝るのが先なのかもしれねぇけど

佐門「……謝ればアイツは許してくれるんだろうな
    でも、本当にそれで良いのやら……はぁーーー」ドテン

悩みは尽きない。
2X歳のわりにそういう部分だけ青春まっさかりというアンバランスさ。

大人になれない子供。

子供のままの大人。

一般的に佐門という人間を表すならば確実に前者であるが、
実際はその中間であるからして、なんとも言えない。
迷いを振り切った佐門がどういう人間になるのか。それは佐門にしか分からない。

800 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:38:08 ID:RZM9PSDI
先着1名様で


★夜の出会い→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


それ以外→ファルゼン?
スペード→ファルゼン
クラブ→キザ天使
JOKER→???

801 :名無しさんと創る物語:2015/10/27(火) 23:40:42 ID:???
★夜の出会い→ スペード2

802 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/27(火) 23:54:55 ID:RZM9PSDI
★夜の出会い→ スペード2 ★
スペード→ファルゼン
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ノシッ、ノシッ……

ファルゼン「ヨクキタ……」

佐門「あー、えっと……ファルゼンさん、だったよな?」

ファルゼン「ファルゼンデイイ。ケイゴモヒツヨウナイ……
        ゲンジドノはトモカク、ホカノモノニモソウスルトイイダロウ」

佐門「あー、そうで……そうか?
    でも、何か皆、俺よりすげぇ年上って感じがして自然と引き締まっちゃうんだよな……
    あー、でも……そうしてみよっかな。ファルゼンは何か見た目と感覚一致しないし」

803 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 00:00:25 ID:cGWUV0N6
ファルゼン「イッチシナイ?」

佐門「あぁ、えーとな……見た目は凄いイカツイのにさ、何かこう……」

―――中身はちょっと年下のか細い女の子っていうか

ファルゼン「……!!! ソウカ……ミタメドオリナノダガナ……」

佐門「やべ、気にしたか? 悪い! でも、何かそんな感覚がな……」

"そうさ、あの子は見た目通りの女の子だよ……仲良くしてくれると嬉しいよ"

佐門「あれ、今……男の声が―――あ、やっぱいない!」

また幻聴か……
いや、そういえば似た声を船の上で聞いたな。
などと晴れ掛かった忘却の霧だったが、「まぁ、いいか……」という
佐門特有の適当さがはっきされた結果、あっと今に記憶は再び霞がかる。

804 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 00:06:19 ID:cGWUV0N6
ファルゼン「! サモン、ソノスガタハ……!」

佐門「え、何? 食べかすでもついてる?」

ファルゼン「イズミヲミロ!」

佐門「なんだよ、そんなにあせっ……うわーーー!! ケモミミ! 白髪! なんだこれ!」

ファルゼンに急かされ泉を覗くと、そこに映っていたのは
いつものぼさぼさな不ぞろいの黒髪の自分ではなく、
長髪ロングの白髪にケモミミを添えたビジュアルオタバンドのボーカルの様な姿の自分。

佐門「アッーーーー!!! なんだこれ!! 戻して!! 戻れよ! 戻らんーーー!!」グイー

耳をひっぱるが外れない。よく触ればフニっとした感覚があり、
生ものだという事が分かる。つまり、頭から生えているのだ。QED証明終了。

佐門「じゃねーーー! なんだこりゃーーー!」

           フッ

佐門「……あれ、戻った? 戻ったよな? なぁ?」

ファルゼン「ウ、ウム……」

佐門「……よ、良かった。流石に俺の年齢であれはキツイ……
    いや、俺の並のルックスではキツいだな。言葉はは正しく……」ドサリ

805 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 00:09:43 ID:cGWUV0N6
佐門(今日はあっちこっちで騒いでばかりな気がするぞ……
    何だこれ、最初は終了日未定のバケーションみたいな認識だったのに)

踏んだり蹴ったりの連続。
休暇と思ったら、何時もとあんまり変らなかった。

佐門(うぅ、この流れだとコンボでオルドレイク来襲とかありそうだぞ、縁起でもねぇ……
    あの暗殺者の野郎には一度、借りを返しておきたいが、オルドレイク君はかえって!!」

ゴロゴロゴロ……ゴン!

ファルゼン「…………オチツイタカ?」

佐門「……おう」

とりあえず雑談で気を紛らわすことにした。

806 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 00:11:24 ID:cGWUV0N6
佐門「さて、何を話すか……」


A:その鎧について
B:さっきの姿の事
C:アルディラが呟いた『護人』について
D:自由欄(好きな事を書く)

先着1名様、ageでお願いします

807 :名無しさんと創る物語:2015/10/28(水) 01:22:38 ID:O9rJs4pU
C

808 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:08:48 ID:cGWUV0N6
C:アルディラが呟いた『護人』について
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「そういえば、アルディラが……」

ファルゼン「……スマヌ。あの方はトシウエアツカイノホウガヨロコブカモシレヌ」

佐門「……アルディラ’さん’が『護人』がどうたらって
    言ってるのを聞いたんだが、これってなんの事か分かるか?」

ファルゼン「モリビト……『ロアーズ』トモイウ。
        ワレラ、シマノシュゴシャノコショウダ」

佐門「ロアーズ……(か、カッコイイ……)
    島の守護者って、あの場にいたお前ら4人がそうなんだよな?」

ファルゼン「ソウダ。ワレラハコノシマニイルカギリ、ナガイジュミョウトチカラヲエル」

佐門「長い寿命と力……何かすげぇな。
   (要するにコンセントが護人で電源が島って事か。そんなすげぇパゥワァーがあるのか……なるほど)」

佐門の頭に浮かんだのはエヴァ○ゲリ○ンさながら、
背中についたコンセントを引きずりながら戦う、ファルゼン。

佐門「……不便じゃねぇの?」

ファルゼン「ムシロカイテキカモシレヌ」

佐門「えぇ……そうかぁ? 本当に?」

ファルゼン「ウ、ウム?」

世界観の違いによる些細なズレであった。

809 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:19:25 ID:cGWUV0N6
佐門「あー、ところでだ!
    あの時、ファルゼンは俺の事をフォローしてくれたよな。なんでだ?」

ファルゼン「……キカイガキタ。ソウカンジタノダ」

佐門「機会? なんの機会がだ?」

ファルゼン「ワレラガカワルキカイ……カコカラトキハナタレルトキガダ」

佐門「過去……アイツらが、だよな?」

ファルゼン「カレラト……ソシテ、シマニイキルスベテノモノガダ。ムロン……」



―――私も

810 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:21:14 ID:cGWUV0N6
佐門「…………あれ?」ゴシゴシ

ファルゼン「ドウシタ?」

佐門「いやさ……あ! いや、なんでも! ちょっと、疲れてるだけだ」

ファルゼン「ソウカ……デハ、ユックリトヤスムガヨイ
        カンイテキデハアルガ、ネドコハヨウイサセタ」

佐門「あ、あぁ……(これは言っちゃならんよな。寝よ寝よ)」

そう、顔が見えないからって鎧の大男をか弱い少女に見間違えた。
などという男に言うのは明らかな侮辱な訳で、その言葉をぐっと飲み込んだ佐門は横になった。

811 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:26:10 ID:cGWUV0N6
目を瞑る。
しかし、疲れを感じる体はともかく
波乱の連続で心は冷め切る暇がなかったらしく、一向に眠気がやってこない。

佐門(あるある……寝るときに限って考えちゃう奴。
    あるあ……俺、寝たいんだけど……ほんとなぁ」


辿り着いた不思議な島。そこで召喚獣と呼ばれた者たちの楽園。

人が踏み荒らすべきでない理想郷。不可侵の聖域。

だが、自分が此処にいるという事は
彼らもまた辿り着いているのではないだろうか?

カイルたちが。

アズリアたちが。

そして、アティが……

812 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:35:44 ID:cGWUV0N6

新たな出会いが呼ぶのは幸福だけではない。

そう、出会いと別れが一つである様に。

幸福と、不幸……
光と闇もまた一つなのだから。

胸に湧く期待と不安を唾液と友に嚥下し
佐門は雲ひとつない空を見上げた。

美しいくも残酷さを孕んだ黒白の空。
祈る様に、囁く様に、何かを呟いた。

その時、満天の星空の中に一筋の流れ星が流れ、消えた。

ふと、佐門はあの日見た、夕焼けの空に流れたほうき星を思い出した。

スーと心に安らぎが広がっていく。

佐門(……なんとかなる)

そんな気がする。それは漠然とした感覚であったが、
どこか確信染みていて、蛮勇の様であったがそれとは別の何かであった。

―――おやすみ、リィンバウム

また会おう。会いたいよ。
歪だけど、不安定だけど、俺が愛した、この世界……

813 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:39:54 ID:cGWUV0N6

―――お前がこの世界を愛すなら



    "君が皆を愛すなら……"



―――"この世界(彼ら)はきっと、お前(君)にそれを返してくれる(さ)"……

814 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/28(水) 23:46:50 ID:cGWUV0N6
■ファルゼン 友好段階:3(変革者?)


先着1名で


★夜会話→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→アルディラ
ハート→クノン
スペード→ファリエル
クラブ→ミスミ
JOKER→???


■エンディング分岐は夜会話ではなく、
  単純に感情段階にしました。面倒くさい管理はポイー
  夜会話で一段階友好段階が上がります
  なので単純に感情段階を上げるブーストと考えてください

815 :名無しさんと創る物語:2015/10/29(木) 00:26:20 ID:???
★夜会話→ クラブ9

816 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 21:45:36 ID:OfEUXmxs
★夜会話→ クラブ9 ★
クラブ→ミスミ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
食事の後、すぐに眠った所為か、
俺が起きたのは日が昇る前。まだ辺りがくらい時間だった。
ファルゼンに軽く散歩をしてくる旨を告げると(てか、もう起きてるのかよ)
気の向くまま、足の向くままに島を歩き始めた……



〜風雷の郷〜

佐門「あ、ども」

ミスミ「おや、佐門殿。日も昇る前からこんな場所に……
    むっ、まさか夜這いか? やれやれ、佐門殿もおのこという訳か」

佐門「いや、普通にさんぽで……」

ミスミ「まぁ、どうしてもというのならわらわが相手をするのもやぶさかではないんじゃが……」ススッ

佐門「ナニィ!?」

ミスミ「ホホッ、冗談じゃ」

佐門「クソォー!」

男の純情をもて遊ぶとは許せん!
起訴事案ですよ、これは!!!

817 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 21:54:13 ID:OfEUXmxs
ミスミ「すまぬな。キョウマとまた違ったからかい安さが
     どうにもツボにはまってしまっての。勘弁してくれんかの
     ほれ、ちこうよれ。折角じゃ、共に朝日を拝もうぞ」」

佐門「…………失礼します」ドサッ

ミスミ「やれやれ、もう子供じゃなかろうに……ほれ、機嫌を直せ、佐門殿」クシッ

ぼさついた髪の毛をとかす様に優しく頭を撫でる、ミスミさん。
その動きはどこか手馴れていて、ずっと昔に忘れ去った母親の温かみを感じさせた。

佐門「……もう直ってますよ」ムスッ

ミスミ「フフッ……そうじゃな。
    では、そういう事にしておくとしよう」

だから怒ってないっての!
それに……美人に誘われたら俺じゃなくてもテンション上がるだろ!
俺は悪くねぇ! 悪くねぇ! ……今未来の誰かとシンクロした気がする。

818 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:44:51 ID:OfEUXmxs
すっ……すっ……

佐門「……あの」

すっ……すっ……

佐門「あの! 何時まで頭を撫でてる気なんですかね!?」

ミスミ「いやなら手をどければ良いんじゃぞ」

佐門「それは……そうなんだけど……」

この暖かさが、どうにも懐かしくて離れがたい。
何時か感じた優しさ。自分を抱きしめていてくれていた暖かさ。
それを思い出させるこの暖かさを、手放したくないとすら思ってしまう

ミスミ「ホホッ、まだまだ子供じゃのう♪」

佐門「…………恥っずい」


―――どうか誰にも見られていません様に……


■ミスミ 友好段階:3→4(まだまだ子供)

819 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:54:16 ID:OfEUXmxs
〜数日後、集いの泉〜


集いの泉。
島の中央部に位置する普通の泉……に見えるのだが
召喚師が見ると一目で分かるほど凄い魔力を秘めている。

しかし、この島では一般的に『集いの泉』というと、
泉の中央にある護人が集う集会場であり、会議場である建物の事を言う程度に重要性は薄い。

820 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 22:59:29 ID:OfEUXmxs
アルディラ「……機械集落、ラトリスクの護人(もりびと)、アルディラ」

キュウマ「鬼妖界・風雷の郷の護人、キュウマ」   

ファルゼン「さぷれす、冥界の騎士。ふぁるぜん・・・・・・」

ヤッファ「幻獣界・ユクレス村の護人、ヤッファ」

佐門「居候。海釣り担当、佐門」

アルディラ「四者+1の名の下、此処に会合の場を設けます……」

ファルゼン「セツメイシテクレ、ドウヤッテココニキタノカ・・・・・・」

アティ「…………えっ! なんで佐門さんが平然とそっちに居るんですか!!」

佐門「あー、うん……それは後で話すから……とりあえず説明してやってくれ」

アティ「絶対ですよ!!」

821 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 23:11:56 ID:OfEUXmxs
アルディラ「なるほど、佐門……彼と同じ船に乗っていたのね」

佐門「……え、ごめん。マジでそうなん?
    記憶がわりと怪しいんだけど、ねぇ?」

アティ「居ました! しかもとんでもないことしてました!」

佐門「えぇ……まぁ、いいや。それも後で聞く」

キュウマ「そんな偶然が……と言いたい所ですが
       現にこうしてその偶然の産物である方がおられますからね……信じましょう」

スカーレル「予想以上にトントン拍子に話が進んで怖いんだけど、
        アナタが居ると「あぁ……」って不思議な納得が湧き上がってくるわ……」


海賊の船長と高速で意気投合し、
1日で信頼の地盤を築き上げる謎のコミュ力の高さ。
どんな人間にも一つぐらいは武器がある。佐門の武器は腹筋(防御力)とコミュ力であった……

822 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 23:22:26 ID:OfEUXmxs
カイル「まっ、理解してくれたっつーなら話ははええ!
     ともかく俺らは船の修理が終わり次第でていくつもりだ。
     その為に必要な物(道具や木材)だけ貸しちゃもらえねぇか?」

カイルが笑顔を浮かべてそう言った。
此処まで大分スムーズに話が進んだのだし、このまま綺麗に解決するかと思ったが……


アルディラ「彼の知りあいだというなら協力してあげたいけど……それはできないわ」


明確な拒否の言葉。
この場にいる誰もがその言葉を予測していただろうか? いや、いなかった筈だ。

ソノラ「どうしてっ!? 船が直ったら出て行くって言ってるじゃん!」

アルディラ「それは……」

ヤッファ「それは佐門と違い……アンタたちがリィンバウムの人間だからさ」

アルディラの言葉を遮る様にヤッファは静かに、
しかし感情を込めてそう言い放った。

823 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/29(木) 23:24:04 ID:OfEUXmxs
先着1名で


★お久しぶりです!→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→生徒
ハート→先生
スペード→海賊
クラブ→軍人
JOKER→病人

824 :名無しさんと創る物語:2015/10/29(木) 23:30:41 ID:???
★お久しぶりです!→ クラブ2

825 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 21:50:54 ID:cviUSEu+
★お久しぶりです!→ クラブ2 ★
クラブ→軍人
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
〜カイルの海賊船〜


アティ「…………」
カイル「…………」
スカーレル「…………」

佐門(く、空気が悪い! ヤッファさんよぉ、爆弾投げていくんじゃないよぉ!)

―――此処はかつて、召喚獣の実験島だった場所。
     そして今は帰る術を失くした俺たちはぐれ召喚獣の……はぐれ者たちの島だ……

佐門「(……よし! 空気をかえる!)あ、そういやお前たちもこの島に漂着してたんだな!
    お前らさぁ、あの時何かあったか知らねぇ? 俺、頭打ったのか微妙に記憶飛んでて……」

カイル「ん? あ、あぁ……嵐があったんだよ」

佐門「嵐? ……あぁ、そうか。じゃあ、俺はその嵐で落っこちたとかそんな感じか」

そういえば……と佐門は授業を思い出す。
なんでもこの世界の造船技術はまだ研究が始まったばかりで
安定的な航海を行うのは難しいという事なのだ。海軍の地位が低い主な原因がこれである。
だからこそ、陸軍から海軍への移動は『左遷』という認識が一般的なのだ。

……そして、そんな船がマストを折られた状況で嵐に遭えば、
恐らく、甲板は地獄の様にぐらぐらと揺れるに違いない。

826 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 21:56:45 ID:cviUSEu+
佐門「ひでぇ状態だっただろうな……
    そら、記憶も飛ぶわ。軍服もボロボロだったし……」

カイル「お前も中々に大変だったみたいだな……」

スカーレル(服がボロボロになったのに、本人はピンピンしてるって可笑しくないかしら?)

■なお、死のふちから舞い戻りパワーアップした模様

827 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 22:12:08 ID:cviUSEu+
カイル「……てかよ。アイツらの話し方からすると、
     佐門、お前もはぐれって奴じゃねぇのか?」

佐門「ん、あぁそうだぞ。ちなみに名も無き世界の出身な。
    一応、アティとアズリア……お前が戦ってた軍人も知ってる
    でも、基本的には遠方の出って事になってて隠してるから黙っててくれよな」

スカーレル「あら、ごまかさないのね?」

佐門「アンタはえーと……」

スカーレル「挨拶が遅れたわね。あたしはスカーレルよ。
       そこの船長とその妹の保護者……みたいなものかしら。よろしくね、軍人さん♪」

そういって瞬き一つ。ウィンクを飛ばしてくる
ファーコートを着込んだ、ザ・オカマさん。
結われた紫の髪と肌はよく手入れされ、ツヤツヤしている。
だが、一歩踏み込んだ先には別の何かがある様な……

佐門(踏み込むのはやめとこ……)

有事の際以外は基本的にチキンである佐門であった(地雷は除く)

828 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 22:28:51 ID:cviUSEu+
佐門「じゃあ、スカーレルで良いな。
    それで誤魔化さないのって話だが……その選択肢があったかぁ!」

スカーレル「えっ」

佐門「冗談だ。てか、排他的な奴らが「佐門はともかく」
    なんて言ってるんだ、分かるだろ? 島の奴らには俺の事を全部話してる。離誤魔化しきれねぇよ」

スカーレル「なるほどね……じゃあ、なんで全てを話したの?」

佐門「それは……」

それはなんでだ。
命が惜しかったから? その場のノリで?
……違うな。それはきっと……

―――……大丈夫です。もう、全部……終わりましたから


佐門「……逃げてばっかじゃ駄目だ。多分、そう思ったんだ」

過去から

自分から

何より―――他人から

スカーレル「……」フッ

―――中々良い男じゃない、アンタ。惚れちゃいそうよ

829 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 22:49:07 ID:cviUSEu+
カイル「……ヘッ! じゃあ、ちっとドヤされるだろうが、
     仲間から逃げる訳にもいかねぇよな、佐門?」

佐門「えっ、アズリアたちがいるのか?」タ

スカーレル「巨漢の筋肉男と美人系のお嬢さんだけはね。
        一応、牢屋には入れてるけど不自由はさせてないわよ。
       そうね……じゃあ、ソノラに案内させるわ」

佐門「ソノラ?」

カイル「俺の妹分だ」

佐門「あぁ、なるほど。あの金髪の」

スカーレル「何かアンタたち便利ね……」

830 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 22:58:36 ID:cviUSEu+
〜海賊船・牢屋〜


佐門「よっ!」

アズリア「佐門、生きていたのか!」

ギャレオ「だから言ったでありましょう、隊長殿……佐門なら大丈夫であると」

佐門「お前の謎の俺に対しての信頼なんなの?」

ギャレオ「信頼されないよりはマシだろう?」

佐門「ちがいねぇ」

牢屋を見回してみるとベッドもあり、毛布もある。
部屋自体には施錠され、見張りもいたが牢の鍵はあきっぱなし
不便させていないとうのは事実の様だった

佐門「という訳でこの通り無事だ。
    他の奴らはどうした? 島に潜伏中か?」

アズリア「……いや、途中でかけつけたギャレオ以外は
      皆、船倉にいたのだ。運が良くてこの船と同じ様に漂流。悪ければ……船と運命を共にした事だろう」

佐門「……そうか」

顔も知らない。名も知らない。
そういう人たちの為に悲しむことは佐門に出来なかった。
だからせめて、無事であるようにと静かに祈った。

831 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 23:11:00 ID:cviUSEu+
佐門「……で、どうするんだ? ある程度の事情は聞いてるんだろ?」

アズリア「廃棄された召喚術の実験場。はぐれ者たちの島か……
      事実ならば是が非でも帝国に報告すべきなのだろうな」

ギャレオ「その通りです、隊長。
      事実ならば此処の技術は帝国の発展に大きく役に立つことでありましょう」

アズリア「あぁ、その通りだ。だが……」

佐門「だが?」

ギャレオ「命を助けられた以上、その相手に礼を尽くすのも帝国軍人以前に
      人として、人間として当然であろう? 人心を捨てし者は獣でしかない」

佐門「……つまり、どうするか悩んでいると」

アズリア「……軍人として、人として、ままならぬものだな。
      どちらかを選べば、どちらかを捨てねばならん」

佐門「お、おいおい。そこまで深刻なことかよ!」

アズリア「ッ……当然だ!」

―――私はレヴィノスの人間なのだぞ!

アズリア「軍人としての自分に背を向けるなら……私は……」

佐門「……悪い」

832 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 23:20:26 ID:cviUSEu+
ギャレオ「……ですが隊長」

アズリア「分かっている。そろそろ方針を決めねばならん。
      何を捨て、何を取るのか……隊長の私が決めねばならんのだ」

アズリアの瞳が揺れる。
人としてのアズリアと軍人としてのアズリア。
水と油の様に交じり合えないそれが、『此処(心の中)から出せ』と騒ぎ立てる。

佐門は目を伏せ、腕組んだ。
そして、長い長い沈黙の末にアズリアは……

833 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/30(金) 23:23:48 ID:cviUSEu+
先着1名で


★アズリアの決意→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→私は人間だ
ハート→私は……
スペード、クラブ→私は軍人だ
JOKER→綺麗なビジュ

834 :名無しさんと創る物語:2015/10/30(金) 23:35:37 ID:???
★アズリアの決意→ スペード8


835 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 00:56:45 ID:sIdEtjQA
■時々、歴史の修正力みたいな物を感じます!

★アズリアの決意→ スペード8 ★
スペード、クラブ→私は軍人だ
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アズリア「……行くぞ、ギャレオ」スクッ

ギャレオ「ハッ!」スクッ

佐門「……どこへ行く気だ?」

アズリア「この船。そして、アティ……更にお前までもがここに辿り着いたならば、
      同様にあの船が此処に辿り着いている可能性も高い。ならば……探すさ」

ギャレオ「脱出も最悪、イカダでも作れば良い。
      そしてこの島を脱出し帝国に戻った暁には……」

佐門「……扉は開けておく」コツッ

836 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 01:04:26 ID:sIdEtjQA
ギャレオとの会話を打ち切り、歩き出す。その足取りは重く、鈍い。
アズリアは『行く』とは言ったが『来い』とは言わなかった。
いや、なんとなく察したのだろう。それが無駄なことである事に。

佐門に帝国に対する忠誠心はない。
見知った者たちと帝国。天秤にかければ、当然彼の心は人に傾く。
苦楽を共にした仲間であったアズリアはそれを理解している。ギャレオもまた……

アズリア「……さらばだ」

―――さらばだ、佐門」

佐門「…………じゃあな」

ふと、軍学校を思い出す。
訓練、そして、サッカー……

佐門(なんだかんだで楽しかったな、あの頃はよ……)

もう戻れない。戻らない。
時計の針は進んでいく。


■アズリアとギャレオが【敵対】しました

837 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 01:05:48 ID:sIdEtjQA
先着1名で


★それからどうした→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→鉄砲娘
ハート→腹黒
スペード→暗殺者
クラブ→召喚師
JOKER→僕は綺麗なビジュ(ラスト)

838 :名無しさんと創る物語:2015/10/31(土) 01:12:44 ID:???
★それからどうした→ JOKER

839 :名無しさんと創る物語:2015/10/31(土) 01:13:44 ID:???
・・・あれ?また俺ここでJOKERひいちゃった?

840 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 01:31:30 ID:sIdEtjQA
>>839
嘘だろ、承太郎! また原作が死んだぞ!!    原作HP(原作度)  -10000/6850
まぁ、良い方向に流れそうですね

★それからどうした→ JOKER ★
JOKER→僕は綺麗なビジュ(ラスト)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
佐門「…………」コツッコツッ


無言で通路を進む。
決意は揺るがぬ。しかし、心は晴れない。


???「ケッ、シケたつらしてやがんなぁ、オイ!」

佐門「……お前、誰だよ?」

ビジュ「なんだぁ、このビジュ様をしらねぇとはモグリかよてめぇ!」

薄い緑の髪の毛に人相の悪い顔。
しかも顔に刺青とくれば誰がどう見ても不良の部類である。

佐門(そういや、寄せ集め部隊って聞いてたな……)

組織に属せぬ流れ者。
ある意味では今の自分と似ている彼らに佐門は一瞬、シンパシーを感じるも
『あぁ、今。決別したばかりだったな。そうだったね』とすぐにブルーになる。

841 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 01:42:25 ID:sIdEtjQA
ビジュ「おい、てめぇ! 何無視してやがる!」

佐門「……うわ、小物くさ」

ビジュ「あんだとぉ!?」

佐門「おっ、超テンプレの不良感!」

一周回って、どこかいとおしさすら感じそうになる小物。
自由なのも小物すぎて害にならないとカイルが判断したのだろう。

佐門(コイツはからかうと面白い枠だな……)

ビジュ「くそっ、正義面する隊長と副官から逃げ出せたのよぉ!
     あの腹黒はキッチリ残ってやがるし、船員は俺に雑用を押し付けるし……
     あーーーーー!!これなら俺も一緒に逃げ出しておくんだったぜ、ちくしょう……」

見ればビジュの背中には大きな木箱。
中身が何かは知らないが、雑用を誰かに押し付けられたのは間違いなさそうだ。

佐門「……うわーーー! 足が吊ったぁ、うごけねぇー!(棒)」

ビジュ「て、てめぇ! マジでふざけるんじゃねぇぞーーー! どけ! どけぇええ!」ガクガクガク

しばらくビジュで戯れた。
なぜか心が和んだ。明日も頑張れそう。

■ビジュが綺麗になった! もう正史はボロボロです

842 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 01:45:55 ID:sIdEtjQA
佐門「さて、気分が少し良くなった所で……」


先着1名で
★イベント→!card★


と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→アティさん、気づく
ハート→サモンウォーズ・EP1 腹黒の逆襲
スペード→召喚師さんのありがたい説法(嘘)
クラブ→姉さん、事件です!(イベントなどなかった。戦闘です)
JOKER→???

843 :名無しさんと創る物語:2015/10/31(土) 01:48:16 ID:???
★イベント→ スペード10

844 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 18:01:53 ID:sIdEtjQA
次スレ:サモンナイトN3

http://dicestory.net/test/read.cgi/bbs/1446274482/


容量使い切るまでは此処で続行

845 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 21:25:52 ID:sIdEtjQA
★イベント→ スペード10 ★
スペード→召喚師さんのありがたい説法(嘘)
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
アズリアが逃げたという報告はカイルの妹のソノラを通し、
すぐにカイルに伝わった。同様に逃がしたのが佐門であるという事もだ。
憤慨するソノラに対し、カイルはただ「良いんじゃねえか?」の一言で全てを片付けてしまった。

「ただし……」と一つだけ条件を出してきたのだが……


〜カイルの海賊船・キッチン〜


???「……どうぞ」コトッ……

佐門「あぁ、どうも……」

そういってお茶を差し出し、
佐門の対面の席に座ったのは、燃え尽きた様な灰色の髪をした青年。
いかにも好青年という顔をしているのだが、佐門の経験上。そういう人間には地雷があるのだ。備えよう。

ヤード「ヤードと申します。サプレスの召喚師で、
     今はこの船に客人として乗車しております」

佐門「って事は……あの日も中に居たわけか。災難だな、アンタも……」

ヤード「……申し訳ありません。定期船に偽装されたあの船を
    襲撃する様にお願いしたのは私なのです……そして、その後の事も……全て、私が原因」

佐門「えぇ……」

やっぱり地雷案件かよぉ! という佐門の心の声が聞こえた気がした。

846 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 21:48:40 ID:sIdEtjQA
佐門「……あー、とりあえずそれは分かった。
    ところで、その後の事ってなんなんだ?」

ヤード「そうですね。佐門さんが……あぁ、すいません。
     貴方の名前はカイルさんにお聞きしまして……」

佐門「構わねぇよ。とりあえず、ヤード。話を続けてくれ」


ヤード「……はい。佐門さんが船の上での記憶を失くしているのは聞いております。
     本題とも関係があることなのでそれも含めて話させていただきましょう……」

そういうとヤードは2枚の紙片を差し出した。
1枚には緑の剣。1枚には赤い剣が記されている。

佐門「……なんだこれ?」

ヤード「赤い剣が紅の暴君(キルスレス)。緑の剣は碧の賢帝(シャルトス)
     いずれも高純度のサモナイト石を利用したサモナイトソード言われる……魔剣です」

847 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 21:56:57 ID:sIdEtjQA
佐門「ま、魔剣ってお前……(や、厄ぅーーーー!)」

ヤード「……今、佐門さんが想像していると通りです。恐ろしく、そして危険な剣……
     だからこそ、私はその剣を盗みだした……そう、無色の派閥から」

佐門「えっ? どこだって?」

ヤード「無色の派閥。それも総帥であり、私の師でもあった
     オルドレイク・セルボルトの元からです……あの男にだけはこの剣、渡してはならないと……」

佐門「くそぉおおおお!! まーーた、てめぇかオルドレイクぅうううううう!!!」バンバン

佐門の中で出来れば二度と聞きたくない名前だけど
どっかでまた聞く気がしてたランキング1に堂々のランクインをする男。
無色の総帥、オルドレイク・セルボルト。
戦力比は一般兵1に対して単体で10倍以上。 なお、佐門は7.5ぐらいである(適当)

ヤード「……知りあいなのですか?」

佐門「軍学校時代、演習で威力偵察やった時にバッタリ遭遇だよ、もう……
    しかも片腕の暗殺者ぶつけてくるは、とんでもない召喚術使うわ……よく相殺できたな、俺……」

ヤード「それは……申し訳ありません」

佐門「いや、良い……元・弟子で今は関係ないもんな……続けてどうぞ」

848 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 22:04:11 ID:sIdEtjQA
ヤード「……ともかく、この2本の魔剣があの場にあったのです。
     そして、それの確保と破壊が私の目的だったのですが……アナタが予想以上に強く」

佐門「えっと、すまん?」

防御力で弾いた上に不意打ちした後にワンパンでボスを沈めた男。
そんな事、誰が想定しようか。出来るわけが無い。

ヤード「それで私はやむを終えず魔剣を使いました。
     しかし暴走させてしまい、嵐が起きたのです……
      襲い来る波。揺れる甲板……そして、船を飲み込むあの大波……もう駄目だと思いました」

佐門「よく生きてたな……」

ヤード「……それは、貴方が高波を吹き飛ばしたからです」

佐門「えっ」

ヤード「碧の賢帝(シャルトス)を抜いた貴方は高波を吹き飛ばしました。
     しかし高めすぎた力の反動で甲板より吹き飛ばされ、海の中に……」

849 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 22:07:07 ID:sIdEtjQA
ヤード「少し前に確認できたことですが、
     紅の暴君(キルスレス)はアティさんの手元にある様です……
     そして、恐らく貴方も碧の賢帝(シャルトス)を呼び出せる筈 」

佐門「この場に2本の魔剣が揃ってるって訳か……で、どうするの?」

ヤード「それは……」

850 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 22:10:23 ID:sIdEtjQA
先着1名で


★静かなるヤード→!card★
と書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→良い値で買おう
ハート→静かに写真を差し出してきた
スペード→出来れば譲ってくれたら……
クラブ→貴方から奪い返せと?(絶望)
JOKER→よこせぇええええ!(戦闘)

851 :名無しさんと創る物語:2015/10/31(土) 22:27:38 ID:???
★静かなるヤード→ ダイヤ2

852 :名無しさんと創る物語:2015/10/31(土) 22:54:13 ID:???
ん?今言い値で買うって言ったよね?

853 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 23:47:15 ID:sIdEtjQA
■佐門の経歴:浮浪者→学生→軍人→無職(さっき)→金持ち(島を出たら)
  これはとんだシンデレラボーイですね……

★静かなるヤード→ ダイヤ2 ★
ダイヤ→良い値で買おう
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヤード「……あの男の弟子でしたので資産はそれなりにあります。
     綺麗なお金ではありませんし、脱出後に言い値で買わせていただければと……」

佐門「え、いや……ただで……」

ヤード「無論、私が確実に破壊できるとは限りません。
     破壊の手段の確保ができるまでは佐門さんに魔剣をお預けする事になるでしょう。
     力を使いこなせるならばやすやすと奪われる事もないでしょうし……」

佐門「いや、だから……」

ヤード「よって、護衛もかねて私の無色の派閥時代の資産全てを差し上げます。
     私は身一つあればいくらでもやり直せますし、そのつもりです……」

佐門「……じゃあ、そういう感じで」

ヤード「快く承諾してくださり感謝いたします」ペコリ

■ラスボスを倒した後、(フレーバーですが)金持ちになることが確定した模様。
 

854 :サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2015/10/31(土) 23:49:39 ID:sIdEtjQA
>>修正

ヤード「よって、取引には護衛も含めるという形で、この島を出て陸に戻り次第、
     無色の派閥時代の資産全てを差し上げます。
     私は身一つあればいくらでもやり直せますし、そのつもりです……」

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