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サモンナイトN3
[280]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 18:58:26 ID:mzUBQGu+ 佐門「はっ……えっ?」 頬に残るじんわりとした痛み。 きょとんとした目で何かぶつけたのかと辺りを見渡し、しばらくして 目の前にある乗り出してきた誰かの体と振り切られた手に気づいた。 佐門「おまっ……」 ファミィ「それで!!!」 ―――貴方が死んじゃったら元も子もないじゃない!!! 佐門「…………かもしれねぇな」 ファミィ「かもしれないかじゃないわ!」 どうして どうして ファミィ「貴方は私たちの事を考えてくれないの! 貴方が……佐門ちゃんが死んだら! 私が何時もの様に笑顔を浮かべていられると思うの!? アティが、アズリアが、どう思うかもわからないの!」 佐門「……それは」 ファミィ「分かってクセに! 人の気持ちに無関心なんてフリして、 一番注意を向けている貴方は……嫌い、嫌いよ! 貴方なんか嫌いよ……でも、でも……好きなの! だから!」 ―――いなくならないでよ……お願い、お願いよ……
[281]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 19:02:20 ID:mzUBQGu+ ファミィ「ひっく……」 佐門「…………」 ガタッ。ギッ、ギッ、ギッ……バサッ 佐門「此処、夜は冷えるぞ。今更だけど…… そんなうっすい寝巻きでよく寝れるな。それ着とけ」 ギッ、ギッ、ギッ…… 佐門「それから、やっぱり約束はできねぇわ。 人間何時か死ぬもんだし。何より……俺はもう後悔はしたくない」 何かすればよかったとか 何か出来たかもしれないとか 佐門「そんなのゴメンだ。そりゃ、俺は無能だ。 何にもなれないかもしれねぇけど……最近、分かったんだよ」 ―――それでも、”俺”にはなれる ギッ、ギッ、ギッ…… 軋んで音を立てる木の床板に耳を向ける。 誰かの泣き声を聞きたくないから『ギッ』というその音だけを聞こうとした 傍から見ればまた逃げてると言われるのだろう。 でも、今はそれが精一杯だった。少なくとも、前とは違う。答えを示す事ができたのだから―――
[282]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 19:25:09 ID:mzUBQGu+ 佐門(まだ真正面から、人の優しさも思いも受け止めきれねぇけど……) 何時かきっと……俺という存在に誓って必ずそういう男になってみせる。 だから今は…… 佐門「……おやすみ」 バタン! ギッ、ギッ、ギッ…… 佐門「…………はぁ」 はりつめていた空気を吐き出し、扉によりかかって背筋を伸ばす その時、1枚の薄い扉越しに聞いた言葉は ―――おやすみなさい 一応の和解の言葉だった、そんな気がする ■ファミィ 友好段階:1(好きだけど嫌い)→■ファミィ 友好段階:3(嫌いだけど……) ※最後だし少し色をつけて……好感度はマスクデータにする方がジッサイ楽だと思います(学習)
[283]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/02(土) 19:27:50 ID:mzUBQGu+ 因みに心理描写とうでほっとくと最低でも6〜10レスは食いつぶしそうなので 基本的に7割ほどカットしております。本当は台本式でサクサク行きたいのですが悪い癖です。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ★追加イベント→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→追加イベントなし ハート→追加イベントなし スペード→サッカーしようぜ! クラブ→追加イベントなし JOKER→??? クラブA→???
[284]名無しさんと創る物語:2016/01/02(土) 19:28:17 ID:??? ★追加イベント→ クラブJ ★
[285]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 20:45:53 ID:zbQ43XIA 間が開きすぎてしまった……でもちゃんと終わらせますぞー ★追加イベント→ クラブJ ★ クラブ→追加イベントなし ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― 佐門「……しまったな」 一人部屋、呟きながらたたずむ佐門。 今、彼は深刻な問題を抱えていた…… 佐門「ファルゼンに夜来いって言われてたが、夜が深まりすぎて……道が分かんねぇ」 といってもこのまま呼び出しを無視するのも気が引ける よーく魔力を感じればなんとなく目的地の方角ぐらいは分かるかもしれない が、今日は少々疲れすぎた。集中力などまるでない ならば適当に歩いてみるか、あるいは棒でも転がすか 佐門(運か勘か……う、うーむ……よし、勘だ! 歩くぞぉーー!) 困った時に運ではなく自分(の勘)を信じる様になったのは 彼にとって大きな進歩だが彼がそれに気づかは分からない―――
[286]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 20:48:00 ID:zbQ43XIA ドン!ドン! 佐門「うわっ!? な、なんだ……鳥か?」 突然の騒音に驚きつつもその音が聞こえた場所―――部屋の窓の方に目を向ける佐門 するととそこには…… 青白い顔の見知らぬ少女「……」 佐門「……」 青白い(光を放つ)見知らぬ少女が窓から佐門の部屋を覗き込んでいた 佐門「…………」汗ダラダラ 青白い顔の見知らぬ少女「…………ノロッテヤル」 佐門「」
[287]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 20:50:03 ID:zbQ43XIA 先着1名様で ★真冬のホラースペシャル→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→ノリに合わせていた ハート→なんとか冷静さを取り戻す スペード→意識を保つも動揺 クラブ→無事、気絶 JOKER→ジェダイ
[288]名無しさんと創る物語:2016/01/17(日) 20:56:30 ID:??? ★真冬のホラースペシャル→ クラブQ ★ 復活ウレシイ・・・ウレシイ・・・
[289]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 22:18:41 ID:zbQ43XIA ★真冬のホラースペシャル→ クラブQ ★ クラブ→無事、気絶 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ピキーン!! 佐門(この感じ……分かるぞ!) その時、佐門の脳内に電流が走った 召喚師として彼が持つサプレスへの適性…… それが一瞬にして目の前の存在を”本物の幽霊である”という事を内藤佐門という男に理解させた! 佐門「……え、本物? ウワァアアアアアア!!!」バタリ 青白い顔の見知らぬ少女「あ、あれ……」 内藤佐門……苦手な物は兄。絡み合った人間関係。そして、ホラー全般であった。 青白い顔の見知らぬ少女「ご、ごめんなさいーー! ちょっとした悪ふざけだったんですーー!」 こうして、宵の出会いは夢の中に溶けていく 何時か思い出されるその日まで……
[290]サモさん ◆zHt6XgZ6n2 :2016/01/17(日) 22:20:34 ID:zbQ43XIA 先着1名様で ★その後を語る者→!card★ と書き込んで下さい。スートによって分岐します。 ダイヤ→釘 ハート→機 スペード→鬼 クラブ→鎧 JOKER→??? A→オルドレイク君
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0ch BBS 2007-01-24