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ペア麻雀選手権!
[292]◆Subara.Qc. :2013/09/30(月) 23:02:38 ID:???
―1回戦第3試合 淡&優希,竜華&星夏,久&美穂子,照&尭深―
恒子「さあ、第3試合の選手が入場してきています!」
恒子「今回の組み合わせには、白糸台、清澄、風越と、同門対決になる組が多数!注目です!」
健夜「いつも打っている相手同士だけに…手の内はお互いよくわかっているでしょうね…」
――第3試合、そこは期せずして、3つの先輩後輩同士がぶつかる場になっていた。
[293]◆Subara.Qc. :2013/09/30(月) 23:14:06 ID:???
――まずは一年生vs上級生組の、白糸台。
淡「あ、テルー!たかみ先輩も!」
照「淡…」
尭深「淡ちゃん…今日はよろしくね」
淡「今日は負けないよ!二人とも!!」
淡(テルとたかみ先輩が組むなんて…凶悪ってもんじゃないよ…)
淡(でも!私だって二人のことはよく知ってるし!カンケーないない!)
淡(今日は二人まとめてやっつけちゃうから!)
[294]◆Subara.Qc. :2013/09/30(月) 23:18:45 ID:???
――その隣では、清澄の一年生が部長に熱い視線を送る。
優希(部長と対決だじぇ…。部活ではいつも打ってるけど…)
優希(いつも勝つために導いてくれたり… タコスおごってくれたり…)
優希(勝てなくても、いっぱい励まして慰めてくれて…大好きな部長…)
優希(今日は、勝って恩返しだじぇ!)
久(東場の優希は要注意よね…いつも通りに)
久(しかも、あの大星さんと一緒か…ちょっと危険、かも)
久(でも…)チラッ
省6
[295]◆Subara.Qc. :2013/09/30(月) 23:24:43 ID:???
――そして、急遽参戦することになったこの人も。
星夏(キャプテン…!本当にここでキャプテンと打てるんだ…!)ドキドキ
竜華「なんや、緊張しとるん?」
星夏「清水谷さん…」
竜華「竜華でええて、相方やろ?」
星夏「はあ…」
竜華「…まっ、ウチらさっきが初対面やったけどなー」
星夏「…はい…」
[296]◆Subara.Qc. :2013/09/30(月) 23:32:27 ID:???
―回想・開会式前のこと―
咏「えーっ、今、地元の旅館!?」
電話相手「……ごめんね、嫁がどうしてもってさ…」
咏「いまさら困るって!今日はこっちの仕事に開けといてって、マネージャーからも聞いてるはずだろー?」
電話相手「……ごめんね、ごめんね…」
咏「……嫁のためってさ……アンタ、本当そっちの話になると…」
電話相手「…あ、そうだ!埋め合わせに、嫁が売ってるアクセサリーがあるから!今度ひとつ貰ってくるよ!」
省13
[297]◆Subara.Qc. :2013/10/01(火) 00:03:50 ID:???
咏「じゃねー」
ピッ
咏「…さて、困ったねぃ」
咏「さすがに一人じゃ出場させてくれないだろうし…」
咏「ドタキャンはまだしも、黙ってバックレるわけにはいかないねぃ…私にも一応、立場ってもんが…」
咏「何か、代わりの手を考えないとねぃ」
咏「誰か、その辺に… 使えそうな人材(カモ)は…」
星夏(うぅ〜、キャプテン…)ウロウロ
星夏(心配で会いに来ちゃったけど…… どこにいるんだろ……)
咏「……いた」
[298]◆Subara.Qc. :2013/10/14(月) 14:46:27 ID:???
咏(あの子、麻雀部員だねぃ…見たことある…)
咏(こいつぁ好都合だね…。代わりに)
咏「おーっと、そこ行く彼女!こんなところで何してるんだいっ!?」
星夏「み、三尋木プロ!?」ビビクン
咏「こっちはペア麻雀選手権の出場者控え室だよっ!部外者は遠慮してもらえるかねぃ〜」
星夏「す、すみません!すみません!」
[299]◆Subara.Qc. :2013/10/14(月) 14:48:19 ID:???
咏「おやー?よく見りゃー君、麻雀部の選手かなー?」(棒読み)
咏「どこで見たんだっけ…。あー、その制服、長野の風越だねぃ。」(棒読み)
星夏「あ…はい……」
咏「今日の大会にも出てるよね、キャプテンの福路さんだっけ」
星夏「ええ……」
咏「そうそう、相方の子はあの全国優勝した清澄の部長さんだよね」
星夏「…………」
咏「で、君はその清澄の部長にボッコボコにされちゃった文堂さん、だっけ?」ニヤリ
星夏「!!」
[300]◆Subara.Qc. :2013/10/14(月) 14:49:57 ID:???
星夏「よ、よくご存知ですね…」
咏「ま、解説するかもしれない選手のことはひととおりチェックするからね〜」
咏「その部長と自分とこのキャプテンがペア組むっていうんじゃ、そりゃー心中穏やかじゃねーやなー」
星夏「そ、そんなつもりじゃ…」
咏「で、自分も出たくって、思わずここに来ちまったわけだ」
星夏「わ、私は別に…」
[301]◆Subara.Qc. :2013/10/14(月) 14:51:30 ID:???
咏「出してやろうかい?」
星夏「!?」
咏「今なら特別!私の権限でちょろんっと大会出させてあげることもできるんだけどね〜」
星夏「そ、そんな…私なんかが…」ウジウジ
咏(あんまノリが良くないね…断られても困るんだけどさ…)
星夏「…………」
咏(『気弱な面のある一年生、メンタル面で成長を期待…』だったかな、この子の資料に書いてあったの)
咏(折角だからもうちょろっとハッパかけてやろっかねぃ…。大サービスだ)
[302]◆Subara.Qc. :2013/10/14(月) 14:52:42 ID:???
咏「リベンジ、したくねーの?」
星夏「!」
咏「やられちゃった相手だったらさ、見返してやったらいいんじゃねーの?知らんけど」
星夏「…………」
咏「私なんかが私なんかが…、そうやって引っ込んでいるっきりじゃ、いつまでも強くはなれねーぜぃ〜?」
星夏「……いいんですか?」
咏「よし決定!」
星夏「えっとでも、それって三尋木プロと組んで、ですか…?」
咏「んー、まあ最悪それでいいんだけど…できればもう一人…いねっかな…」キョロキョロ
省3
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