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サモンナイトNU

1 :サモさん ◆8wdmQW.2pQ :2020/02/16(日) 19:00:03 ID:0DDS6cnc
祝!サモンナイト20周年

このスレはキャプテン森崎及び、
そこから派生した外伝様のシステムを参考にさせて頂いております


舞台は1。
戦闘あり、サッカーは人がもうそもそもあんまいないだろうし
やりたいけどなし(今は)

前作引き続き、弱体化したくそザコ主人公の現代人、
内藤佐門君(サモンナイトを逆にしただけ)と共に困難、苦難をカードとダイスで乗り越えていきましょう


問題はただ一つ、人類がまだこの板に存在するか否かだ
まぁ、1カ月に1レスぐらい着くことを祈り開始

100 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:34:57 ID:???
ハヤト「先輩、先輩」

佐門「なんですかぁ!!」

ハヤト「キレ君に怒らないでくださいって! 大体、いつもそう呼んでたじゃないですか」

佐門「畜生。そんな気もするしそれでいいわ……で、ハヤトくん。何かね」

ハヤト「人が増えてるんで、こう。一応挨拶はしたけどさらっと、さらっと。どういう人が教えてください」

佐門「しょうがねぇなぁ……いいか?」カキカキ


フラット組

レイド:騎士にちかい恰好をした黒髪の剣士。リーダー。冷静沈着

エドス:わし、と話す半裸の男。じじくさいが比較的温厚

リプレ:赤髪のみつあみ少女。皆の母親役。優しい(オレ以外)

ガゼル:お前の隣で寝てるこれ。短髪で野生的。
    かつ直情的。だが、一番話が分かる

アルバ:わんぱく坊やらしい、あったことない

フィズ:耳年魔で活発な短い緑髪の女の子

ラミ:金髪の大人しい女の子

101 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:40:36 ID:???
佐門「で、後は……」


アルディラ:ロングヘアーメガネ美女。半分機械の人らしい。俺の知り合いっぽい

ファルゼン:鎧の騎士。めっちゃかたこと。俺の知り合いぽい


佐門「で、俺と同輩? っぽいお前とで全員。
    因みに子供とは会ったことない。危険人物扱いだったんだ、最近まで」

ハヤト「相変わらず変な事になってますね。んで、先輩……一番聞きたいのはあの
    やっぱ、元の世界じゃないですよね? いや、説明は受けてるんですけど……」

佐門「……あぁ、そうだ」


ハヤト「そう、すか……」


そういうとハヤトは目をつぶり、ぴしゃっと頬をうつと


ハヤト「うし! 分かりました! そういう事と納得します、とりあえず!
    元の世界に戻る事をとりあえずの目標にして、目の前に集中する!」


佐門(ふーん、やるじゃん。強い心を持ってるな、お前。
   まぁ、出来れば協力してあげたいところだがまずは身辺を固めないとな……さて)


佐門「どうすっかなー」

102 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:46:54 ID:???

小さく呟いた言葉は、佐門の不安な内心を如実に表していた

お金もあった、敵意を払いのけるだけの力もあった。

だが、立場と居場所は信頼でのみ築ける。


新天地に降り立ったばかりの今の彼らに、それはまだ。存在していなかった……   


1 話 【終】

103 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:48:58 ID:???


先着1名様で


★夜会話〜→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。数字によって分岐します。


1,7:レイド

2,8:エドス

3,9:リプレ

4,10:ガゼル

5,11:アルバ、フィズ、ラミ

6,12:ファルゼン、アルディラ

13:ハヤト

JOKER:?

クラブA:チェンソーの悪魔

104 :名無しさんと創る物語:2020/05/30(土) 20:01:49 ID:???
★夜会話〜→ ダイヤ2

105 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 19:57:15 ID:???
>エドス



エドス「記憶は、どの程度戻っておるんじゃ?」

宿屋で同室となったエドスが呼び声の書をめくる佐門に声をかける
佐門はうーんと唸りながら本を閉じると手を握り、開いていく。

1つ、2つ、3つ。4つ。

佐門「別の世界から来たって事。自分の性別とか年齢とカそういう事。
    召喚術の基本的な事と、後は、こいつのことぐらい」


エドス「呼び声の書、であったかの?」

佐門「あぁ、俺と盟約を結んだものだけを呼び出せる。そういうものだな」

エドス「ふむ……普通の召喚術とは違うのじゃな」

佐門「召喚術はまぁ、強制力ってのがやっぱあるからな
    俺の技は双方の合意の元に行われるっていう感じ」


エドス「そう聞いていると、召喚術はまるで奴隷制度のようじゃのう……」

佐門「あー……うん。部分的にはそうかもな
    でも、全部が全部そういう事ではないと思うぜ」

エドス「確かにの。そういう技であっても信頼関係が絶対ない
    とはいいきらんさ。ただ、多くはない。と思うのだ。ワシはな」

106 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 20:06:40 ID:???

エドス「少なくとも、リインバウムには虐げる者と虐げられる者がいる
    幸福の天秤は傾いておるとはおもう。いや、それは間違いなかろう」

佐門「……そうだな。こうして一先ず、先がない場所から出て気はした
   でも何もかも上手くいくかと聞かれれば違うしな。出発点にすぎねぇよな」

エドス「そうじゃの。まさに、ここからじゃ。しかし……いや、すまん。なんでもない」

佐門「?」


エドス(しかし、わしらだけではその出発点にすらこれなかった
    そんなものすらないと目を瞑っていた。だから、此処までこれた
    そういう意味では感謝しておるのじゃ。だから……)


―――わしらはもう、自分たちが弱者だとは思わん。口にもせん


エドス「やるだけやってみるとしよう。死ぬまでの。すまんが、協力して貰うぞ」

佐門「いいさ、乗りかかった船だ。ただし、すぐに沈没するんじゃねぇぞ」

エドス「いいおるわ。当たり前じゃ蝋。沈めば、皆。死ぬしかないんじゃしな!」

佐門「縁起でもねぇ!」



縁起でもねぇが、やる気だけは十分みたいだな。安心したぜ

107 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 20:13:21 ID:???
>エドスが友好的人物になった


〜make more money〜  もっとお金を稼ぐのよ!


リプレ「お金がありません」

ガゼル「チビ共が寝てる早朝に集めたらなんだと思ったら
    ふわ……知ってるぜ、そんなん。寝るわ」

リプレ「お?」

ガゼル「いやぁ、金がないなんて大変だな。おい! なぁ、佐門!」

佐門「なんで俺に振るんだよ……まぁ、でも事実だな
   住む場所も決まってねぇし」

エドス「宿に泊まり続けるわけにもいかんしのう」

レイド「そうだな。まずは住み込みにするにしても
    居場所を確保するのが先決だろう。リプレ、あと何日止まれる?」

リプレ「うん……3日ぐらいかな」

佐門「短い……短くない?」

ハヤト「現実世界で3日止まると安ホテルじゃなけりゃ7、8000円っすよ」

佐門「あ、そっか。んじゃ結構あるな……」

レイド「だが数日で消えるのは確かだな。さて……」

108 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 20:16:14 ID:???

佐門(でも、現実世界、か。ハヤトはまだ少し、此処が夢かも
    そういう事に期待してる部分があるんだろうな……)



先着1名様で


★金! 金! 金!→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→佐門の隠し財産を使うわ
ハート→この辺にぃ、幽霊屋敷ぃ。あるそうっすよ
スペード、クラブ→探せ!! 家を!!

ジョーカー→???

109 :名無しさんと創る物語:2020/06/07(日) 20:26:04 ID:???
★金! 金! 金!→ スペード7

110 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/16(火) 18:31:39 ID:???
スペード、クラブ→探せ!! 家を!!

佐門「宿賃というだけ考えれば1カ月分程度はある
    だが目的が観光ではなく永住だ。だからこそ家がいる」

ガゼル「うーん……いや、だがよ。厳密にはどうすりゃいいんだ?」

レイド「現実的に考えれば家は買うよりは借りる、だろうな。
    どんな場所にしろ、家はある意味永住権のようなもの。値段は張る」


エドス「じゃな。昼の家探しはリプレに。夕方からはワシたちで回るとするか」

リプレ「分かったわ。でも、子供たちはじっとしていられるかしら……」

佐門「いや、ムリだな。子供は1秒休んだら10秒走る。そういうもんだ」

アルディラ「貴方がいうと妙な説得があるのよね」

ファルゼン「ソウダナ」


佐門「なん……だと……?」


こうして、家探しを始める事になったのだ

111 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/16(火) 18:40:27 ID:???
しかし……


佐門「金! 金! 金!! 騎士として恥ずかしくないのか!!」

ガゼル「いや、騎士じゃねぇし当然なんじゃね?」

裕福な土地であればあるほど高い。それは当然の定理であった

エドス「まぁ、ある意味わかっていた結果じゃの。
    だが、現地にきて確認出来る事もあろう」

レイド「その通りだ。少なくとも、難しいという事は分かった
    だが子供たちの事を考えて日の当たる場所で生きていく事を決めた以上
    難しくても、やりとおさねばならん。それもまた、事実なのだ。そうだろう?」

佐門「あ、はい……レイドってなんだ、もしかして元騎士だったりする?」

ガゼル「あぁ。本人も気にしてはいねぇだろうが、一応謝っておけよ」

佐門「うっす! しかし、先行きが早々怪しくなってるなぁ……と、なると」

112 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/16(火) 18:46:25 ID:???
先着1名様で


★私にいい考えがある! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→召喚術の伝手をたどってみるかぁ
ハート→港街ファナンに
スペード、クラブ→しらみつぶしにいくぞ! ※危険

ジョーカー→やると決めた時、すでに俺の行動は終わっている

113 :名無しさんと創る物語:2020/06/16(火) 20:17:24 ID:???
★私にいい考えがある クラブ10

114 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/25(木) 16:29:46 ID:???
スペード、クラブ→しらみつぶしにいくぞ! ※危険




佐門「しかし手段を考える時間もコネもない
   なら、やはり物量戦で行くしかない……」

ハヤト「先輩! それしっぱしたら終わりな奴ですよ!!」


佐門「失敗しなきゃいいんだ。可能性は気合と勇気で補え!!
  

ハヤト「無茶だって言ってる!!」


佐門「知ってる!!!!」

115 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/25(木) 16:33:16 ID:???
先着1名様で


★佐門:  2

 フラット:! dice

 ラスちゃん:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:家が見つかった

いずれも3以下:(エンディング)工事完了です

116 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/25(木) 16:34:30 ID:???
先着1名様で


★佐門:! dice

 フラット:! dice

 ラスちゃん:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:家が見つかった

いずれも3以下:(エンディング)工事完了です

117 :名無しさんと創る物語:2020/06/25(木) 19:12:34 ID:???
★佐門: 6

 フラット: 3

 ラスちゃん: 3

118 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:04:20 ID:???
>★佐門: 6  クリティカル

 フラット: 3

 ラスちゃん: 3 ★




ガゼル「なんとかなったな……」

エドス「まぁ、期日までにお金を払えるかじゃがの」

レイド「冗談でもやめてくれ。しっかり計算した上で挑んだんだ。
    値上げされでもしたらびた一文払えないんだ」

リプレ「一応、結構値下げして貰ったから少しだけ余裕はあるけどそれでもきついわ」

ガゼル「おい、まじか。うちの母ちゃんは何時、そんな交渉してたんだ」

レイド「そういえば5分ほど出てくるのが遅かったな」

エドス「うーむ、女性はおそろしいのう。さて、佐門はどうなっているのか……」


フラットの面々の成果は上々とはいえないが
なんとか首一枚を繋げる事に成功した、という意味では優秀な結果だった。
そして、その少し前。佐門とハヤトは2人で街に繰り出していた……

119 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:12:56 ID:???

ハヤト「……先輩、まじで見つかるもんですね」

佐門「いや、俺も正直うまくいくとは……二人とも結構高いサプレスの
    適性を持ってる感じだからさ。強い力を持つ者同士が傍に居れば増幅現象が起きるかもってさ」

機界に特に高い適性を持つ佐門は霊界にも高い適性を持っている
もっとも、今は盟約を結んだ対象にのみ行使される特殊な召喚術であるため、
その属性の有無はさほど意味がない。

合体召喚術という部類の技がある。いわゆる高い適性を持つ同士が
同属性の召喚を行使するものだが、高い威力を発揮する。部分的にしか思い出せなかったが
その存在を思い出した佐門はハヤトをつれだした。

2人が揃えば、霊界の力を探知するセンスがより研ぎ澄まされるのでは
という雑な理論だったのだが2人の相性もあり意外とうまくいった。


さて、そんなコンビが探していたもの。それは……


ハヤト「本当に見つかるとは、事故物件……」


所謂、幽霊屋敷というものであった。

120 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:27:17 ID:???
ハヤト「一応、話によると蒼の派閥預かり、って事にはなってるみたいですけど」

佐門「まぁ、元の世界ではともかくこっちじゃ幽霊が実在するからな
    そうなれば、当然。管理するのはそれ専門の所になるだろ」

ハヤト「え、まじで存在するんですか?」

佐門「妖怪もいる。でもまぁ、その辺は前回説明した四界の別世界の別種族だ
    ややこしいが幽霊と妖怪じゃ世界の枠組みが違う。覚えとけよ」

ハヤト「覚えておきますけど、そこまで覚えてて記憶がまだ抜けてるんですか?」


怪訝な顔をして、そういったハヤト
佐門はうーん、と少し悩んだ後に

佐門「不思議な事に、そうなんだよなぁ……」

と、返した。


佐門「まぁ、話は後でつけるさ。いまだに手つかずって事は
    どうにもできてないって事だ。まぁ、話は今からつけてくる。
    駄目でも無理でも夕方には戻る。このことを皆に報告してきてくれ」

ハヤト「……無理濃厚な気がする」

佐門「俺もね、そう思う!!!」

しかし、その考えはあっさり覆された
蒼の派閥は彼らにその場所で済むことを許可したのだった

121 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:33:08 ID:???
先着1名様で


★蒼の思惑! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→∇あの場所を、ただで寄越すんだ
ハート→友好的協力関係を結びたい。そして、金の派閥からの圧が凄い
スペード、クラブ→表面上はともかく、どこか不穏な気配を感じる

ジョーカー→???

122 :名無しさんと創る物語:2020/07/07(火) 22:28:43 ID:???
★蒼の思惑 クラブ5

123 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/20(月) 18:17:35 ID:???
★蒼の思惑 クラブ5 ★

スペード、クラブ→表面上はともかく、どこか不穏な気配を感じる


エクス「それで、どうしましたか?」


金色の髪の少年は穏やかな口調でそう目の前の初老の男性に言った。
男性は明らかに年下の彼にどこか、媚びる様な笑顔を浮かべると「ええ、ええ」とうなずいた


フリップ「エクス総帥のお言いつけの通り、お渡ししました。
     しかしいささかスムーズにいきすぎて怪訝な顔はしておりましたが」

エクス「構いません。恩を売られた、ぐらいはわかっていらっしゃるでしょう
    少なくとも、これで僕が訪れても追い返されることはありません」

フリップ「……エクス様を追い返すと? 蒼の派閥の総帥を?」

エクス「話に聞いた限り、彼は穏便にすませてようと
    表面上はこびへつらうかもしれませんが魂は売りませんよ」


―――たとえ記憶を失おうとも、悪に転ぶことはないでしょう


フリップ「おぉ、それはそれは。正義に燃ゆる男という訳ですか
     蒼の派閥の理念にも、えぇ。沿った男でございます。よいご縁だ!」


フリップは怖かった。彼にそう言ったエクスの眼は「お前と違って」と言われた気がしたからだ

124 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/20(月) 18:30:57 ID:???

フリップ(だが、老いず強大な魔力を持とうと総帥とて人間なのだ。
     全ては見すかせる訳ではあるまい……そうだ、そうに違いない……
     必要なのだ! この地位と、権力を。高みに昇るには金が! そうだ、佐門を利用して)

エクス「あぁ、そうそう。彼女は……佐門さんに付ける事にしました。
    ぼくの用事がない時以外は、という事ですが……構いませんね?」


フリップ「あの密偵を? また物好きでございますなぁ
     分かりました。給仕として派遣した、という事にしましょう(ちっ、聡いなやはり)」

エクス「えぇ、お願いします。ついでにもう一つ貸しで貸し2つと解釈してくれると
    助かるのですが。彼の力は振るわないにこしたことはありませんが抑止力にはなるので」

フリップ「な、なるほど(抜剣者(セイヴァー)の力はそれほどと? 何者なのだ……だが使えるかもしれん)」


そして、深夜。派閥より文を乗せた早馬が出た……


>佐門が家を得た

>蒼の派閥のフリップが何者かに接触を図った

>佐門の家に給仕が後日、到着する

125 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/20(月) 18:34:37 ID:???
先着1名様で


★夜の旅人! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→何か感じる
スペード、クラブ→特に何も感じることなく熟睡した(翌日の運動的行動に+判定)

ジョーカー→???
クラブA→謎の夢

126 :名無しさんと創る物語:2020/07/20(月) 20:26:06 ID:???
★夜の旅人 クラブ2

127 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/03(月) 17:46:27 ID:???

スペード、クラブ→特に何も感じることなく熟睡した(翌日の運動的行動に+判定)


ファルゼン「悪霊の件ハ一段落ツイタ」

佐門「え、俺が寝ている間に? すげぇ仕事できるなファルゼン」

ファルゼン「……」

佐門「分かるぞぉ、照れてるなぁ〜! まぁ、でもよくやってくれた。
    俺も久しぶりによく眠れて絶好調だ。100人だって相手にできそうだぜ」

ファルゼン「冗談ノツモリダロウガ……事実、相手ニシテイタゾ」

佐門「えぇ……まじかよぉ。どんだけ恨まれてるんだ。まぁ、ともかく……
    この後はどうするかだな。蒼の派閥だってなんか思惑があるだろうし……ま、でもまずは」

ファルゼン「金カ」

佐門「あぁ」

シェアハウスに浮かれる暇もないぜ、とため息をこぼしながら
椅子にこしかけるとノートを開く。そして、赤い文字が記された場所をトントンと叩いた


佐門「会計に強い奴がいて助かるな、全く。リプレママの話じゃ
    家が手に入ろうと生活が厳しいのは事実だ。俺の記憶が戻れば……アテ、あんのかな」

ファルゼン「金持ちとは知り合いダ……アァ、知り合い以上カモシレヌナ」

佐門「意味深にいうのやめてくれますぅ! さて……でも、どうするか」

128 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/03(月) 17:49:23 ID:???
先着1名様で


★宿蟻金無し記憶なし! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→その知り合いに金を借りに行く
ハート→真面目に働こう。バウンティハンターとしてな(まじめとは)
スペード→しばらくは肉体労働で行く
クラブ→悪徳金持ちを襲撃するか(危険)

ジョーカー→???

129 :名無しさんと創る物語:2020/08/03(月) 20:33:28 ID:???
★宿蟻金無し記憶なし クラブ9

130 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/15(土) 18:48:05 ID:???
暑すぎてクーラーが効く日があんまない。しぬぅ!

クラブ→悪徳金持ちを襲撃するか(危険)



佐門「よし、悪徳金持ちを襲撃するぞ!!」

ハヤト「またこの人は突拍子もない事を!」


元よりこの男。生粋の変人である。脳みその悪さだけではない、
運の悪さを重ね持ち、そのせいで繰り返した留年。だが、それに安心した教師もいた

「まだあの変人を世に解き放たずに済む」 「犠牲になるのは我々だけで十分だ」
など語られる高校生とはある意味、伝説である。

バスケットボールでサッカーしてみたらどうなるだろうとか
バレーボールでバスケしようとか、その辺はまだ可愛いもの。
そんな変人が追放されないのは毒も使い方次第では薬。

良い効能の方が”わずかに”上 というだけであった。
果たして今回はどうなるのか。それは神の味噌汁

131 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/15(土) 18:50:36 ID:???
先着1名様で


★佐門: 4

 突如乱入してきた仮面文豪家: 3

 ラスちゃん: 2


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:悪徳金持ちを襲撃する

いずれも3以下:(BADエンディング)工事完了です

132 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/15(土) 18:52:15 ID:???
先着1名様で


★佐門:! dice

 突如乱入してきた仮面文豪家: 2

 ラスちゃん:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:悪徳金持ちを襲撃する

いずれも3以下:(BADエンディング)工事完了です

133 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/15(土) 18:54:24 ID:???
先着1名様で


★佐門:! dice

 突如乱入してきた仮面文豪家:! dice

 ラスちゃん:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:悪徳金持ちを襲撃する

いずれも3以下:(BADエンディング)工事完了です

134 :名無しさんと創る物語:2020/08/15(土) 19:25:41 ID:???
★佐門: 4

 突如乱入してきた仮面文豪家: 3

 ラスちゃん: 5

135 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/16(日) 09:06:45 ID:???

>一先ず成功


〜深夜遅く〜

ハヤト「全く、俺は衛兵の巡回の見張りしかしませんからね。それで先輩、宛は?」

佐門「うぅぅ!」

ハヤト「せ、先輩! まさか1から10までいきあたりばったりで!!」

佐門「ああああああ!! すいません! 俺、駄目なんです!!」


―――決め台詞が思いつかなくて!

ハヤト「…………?」


佐門「対象も地道に足で情報を探して完璧に決めたんです
    侵入ルートも狙いも、でも、でも、俺……駄目なんです! 怪盗なんてしたことないから!」

ハヤト「いや、そこまで決めてるなら別に……まぁ、やってることはやばいですけど
    悪徳金持ちなら、ある程度は自業自得というか、俺も生活かかってるんで言葉を飲み込んで……」

佐門「ばかやろぉーーーーーーーーーーーー!!」ドゴォ!


ハヤト「ぐばっ!!」

殴られながらこの世の理不尽を感じたハヤトであった

136 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/16(日) 09:16:00 ID:???

佐門「決め台詞がない怪盗なんてただの泥棒だ!」

ハヤト「いや、相手が悪党だろうと泥棒……」

佐門「うぅ……このままじゃ相手の金庫を空にするだけだよぉ……
    9割半ぐらいは騙された奴らに返すとして、俺達に手元に残る金は……何のために残るんだ!」

ハヤト「俺らの生活の為、じゃないですかね」

佐門「俺らの金にするためにも決め台詞が必要なんだ!!」

ハヤト「えぇ……(変な所で変な所に拘るのはやっぱ先輩だなぁ)」

―――話は聞かせて貰いましたわ”!

佐門「何奴!!」

月夜をバックに噴水……の上には上手く乗れなかったので
円形のふちにすくっと起つのはオレンジがかった長い茶髪。そして、目元だけを隠すメガネは正義の印。
彼女の名は……

アリー(アリーゼ)「文豪怪盗アリー! お呼びにこたえてただいま参上!」

ハヤト「……先輩の知り合いですか? 呼んだんですか?」

佐門「いや、呼んではいない。だがきっと、魂が引き合ったんだ……ふっ」

アリー「ふっ……えぇ、そうですね」

ハヤトはなぜか取り残された様な寂しさを覚えたがよくよく考えると取り残された方が良い事に気づいた

137 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/16(日) 09:24:43 ID:???
何より……

ハヤト(メガネって隠れてないじゃん……)

アリー(ふっ……仮面ってよくよく考えると視力の悪い私とは相性が最悪でした
    でもこの異世界から流れて来たといわれる美人捜査官メガネによって正体は隠せました!)

佐門(よくよく考えると、あのメガネ。正体隠す要素0だな)


ばれなかったのは、単に暗かったからであった。


佐門「天に月!」

アリー「地に人!……あ、はい貴方も。これカンペです。あと仮面」

ハヤト「え、あ、はい……悪に勝るわ真なる正義……あれ、巻き込まれてる……?」

佐門「我等、3人。召喚怪盗サモン3!」


でも、月明かりの下で口上をやってしまったのでしぬほど追われた


>悪徳金持ちを襲撃して生活費を得た

>召喚怪盗サモン3の評判が上がった

138 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/16(日) 09:28:37 ID:???

先着1名様で


★無駄に無駄な知名度! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→アイツか……(数名、気づく)
ハート→アノ人ね……
スペード→暇な市民にネタを提供しただけだった
クラブ→サモン3の食玩が発売した

ジョーカー→???

139 :名無しさんと創る物語:2020/08/16(日) 10:06:46 ID:???
★無駄に無駄な知名度 ハート6

140 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/29(土) 18:20:13 ID:???
ハート→アノ人ね……

???「死んだと思っていたけど生きていたのね。いえ、違うわ……
     生きていると信じていたけど不安だった、かしら……」



※どこかの誰かに存在が知れたようですが味方です(味方とは言っていない)





〜1日後〜


リプレ「怪盗ごっこは禁止!!!」

2人「はい」

ハヤト「はい……(もうずっと巻き込まれるんだろうなぁ)」


生活費は潤い、人々は救われたが
手段が手段なので怒られた。

141 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/29(土) 18:26:32 ID:???


〜リビング〜


ガゼル「で、そっちの頭がやばそうな人は」

アリー「アリーです」

佐門「アリーだそうだぞ」

ガゼル「い、いや……そういう事じゃなくてだな」

ハヤト「勘弁してほしい……先輩はこういう人なんだ
    疑いはするけど本人が喋らない事はあんまり無理に聞き出さないんだ」

ガゼル「あー、つまりだ。何もしらねぇ。そうだな?」

ハヤト「あぁ、何も知らないけど名前と悪い奴じゃないのはわかったし、いいや……
    っていう言葉が今の一言に多分、ガンガン圧縮されてる……だと思う」

ガゼル「隙がないんだか、あるんだが……わからねぇ奴だな、本当
     でもまぁ、手綱が握れるお前が来て助かったぜ……んでだ。生活費の問題は解決したが」

ハヤト「根本的問題である安定した収入は解決してないよな
     一先ず1年ぐらいは大丈夫だけどそれも切り詰めて、だよな?」

ガゼル「あぁ、そうなる。切り詰めるのはなれちゃいるが、
     チビ共も街にきて浮かれてんだ。それを台無しにしたくねぇ……でだ」


―――お前ら、なんかないのか? 得意分野とかよ

142 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/29(土) 18:33:58 ID:???

ハヤトはうーん、という顔を浮かべると


ハヤト「俺の知る限り、先輩は普通だったと思う。言動以外は。俺もスポーツぐらいだしなぁ。アリーさんは?」


アリー「私はただの元怪盗なので(本当は作家ですが……バレるわけには)」 ※奇跡的にバレてない


ガゼル「だよなぁ。どこにいっても金ってのは俺達をひりつかせやがるぜ……」


佐門「まぁ、使われる側のままだと子供の孤児3人をまともに育てて
    大人数で暮らしていくってのは難しいよな。金の流れを作り出す側にならねぇと」

ハヤト「急に真面目に戻らないでくださいよ。アクセルとブレーキどこについてるんですか」

佐門「俺はAT車だからよ……」

ハヤト「(戦車とかの間違いじゃないかなぁ)あ、はい」

佐門「間。ねぇ、なんかすごい間がながかった!」


ガゼル「で、具体的にはどうすればいいんだ?」

アリー「お店ですかね。本人のお店があるっていうのは
    結構なステイタスだと思います。少なくとも馬鹿にはできないかと」


ガゼル「あー、なるほどな……で、現状の俺らの手札で出来る事は……」

143 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/08/29(土) 18:37:44 ID:???
先着1名様で


★俺達のお店!! card
       ! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→劇団内藤……?
ハート→宿屋……?
スペード、クラブ→宿屋

ジョーカーorダイス5以上→バンドを組もうチーム名は……

144 :名無しさんと創る物語:2020/08/29(土) 22:36:18 ID:???
★俺達のお店! スペード9
        1

145 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 18:44:43 ID:???
★俺達のお店! スペード9
        1 ★

>スペード、クラブ→宿屋


佐門「宿屋かな……通行の多い、王都。部屋を持て余すほどの屋敷とくればな」


ガゼル「だがよぉ。ここは結構、入口からも離れてるぜ?」

ハヤト「んー、いや。そこは問題にならないんじゃないか?」

ガゼル「あん?」

怪訝な顔をするガゼル。佐門も「?」という表情を浮かべている中

何かに気づいた様にエドスとレイドだけは「なるほど……」とうなずいた。

リプレも浮かんだことはあるが自身はない様で答え合わせを求める様に

リプレ「ごめんね、ハヤトくん。どういう事?」

と、続けた

146 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 18:52:36 ID:???

ハヤト「俺の世界じゃ、お金や立地もそうだけど一番は口コミ……
     要するに対応がいいとか、料理が上手いとか布団がよくてよく寝れたとか
     そういう【宿の質】って奴を人から人へ繋がってたんだ。だからさ」

佐門「なるほど、世界は違っても人間である以上。その辺は変わらないか
    サービスの質。そして、満足すればそいつは別の人間に宣伝してくれる筈、か」

ハヤト「ええ、俺もいくつか部活の仲間と行く予定だった場所が携帯に……」

佐門「けい…・・たい……?」

ハヤト「こんなもの日常の範疇でしょ! なんで忘れてるんですか!」ゆさゆさ

佐門「ワカラナイ。オレ、悪くない」ガクガク


ガゼル「ま、まぁともかく。満足させりゃいいって事だろ。料理はまぁ、大丈夫だな
     案内人もエドスとレイドで十分だろ。顔はいいしな」

エドス「ははっ! 褒められるとうれしいのう。だがそれを言うならレイドだけじゃなくお前も悪くないぞ」

ガゼル「は、冗談はよせよ。他人の世話なんてごめんだ。なら、雑用をするぜ俺はよ」

リプレ「そう、私も悪くはないかと思うんだけど」

ガゼル「! ……い、いや、俺は……ど、どうすっかな」


佐門(分かりやす……)

ハヤト(分かりやすいな……)

147 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 19:05:49 ID:???

佐門「でもさ、男性じゃなく女性の案内人……
    ていうか中居さん? まぁ、そういうのいるんじゃないか。リプレは厨房だしな」

ハヤト「ローテで回すにしても3人は欲しいな……リプレを抜いて今、2人か」

アリー(あれ、私。察そうと退散するつもりが巻き込まれてる?」

アルディラ「え、3人いるじゃない?」

佐門「は? 厨房がメインのリプレを抜いて……アリー、アルディラ……」

アルディラ「この子がいるから3人よ?」ピッ

ファルゼン「…………」

佐門「!?」

アルディラ「まぁ、夜限定だけどね。クノンがいたら医療のサービスも開設できたんだけど
      ……まぁ、私も専門ではないけど多少は対応できるわ。これで問題はないわね」

佐門「はい」

ハヤト「驚きすぎて口数が減ってる……」

ガゼル「俺も驚いたわ……鎧の大男かと」

エドス、レイド「あぁ(うむ)」

リプレ、アリー(分かってたけど、なんとなく……でも雰囲気的にだまッとこ)

148 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/09(水) 19:11:23 ID:???

>宿屋が開かれることになりました


ハヤト「あ、そうだ(唐突)。一番元気そうだし、変人ぷりで目立つし宣伝してきてくださいよぉ」

佐門「変人で目立つってお前」

リプレ「え、えーと……」

ガゼル「あぁ、そうだな。適任だ。お前いってこい」

佐門「ひでぇ扱いだ!!」



先着1名様で


★宣伝!! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→謎の金持ちが引っかかる
ハート→変人ぷりで宣伝した
スペード→いたって普通の宣伝。次へ
クラブ→はー、つっかえ!! やめたら、この仕事!

ジョーカー→傾奇者が釣れた

149 :名無しさんと創る物語:2020/09/09(水) 21:42:56 ID:???
★宣伝! ハート4

150 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:28:14 ID:???
>変人ぶりで宣伝した


それは、突然の遭遇だった。


商人「いやぁ、商談が長引いてしまった。今日はとまりだぞ息子よ……息子、どうした?」

息子「お父さん……あれ……何……?」

商人「おぉ? おお……あれはなぁ、あれは……何……?」


佐門「…………ラッパーです」


そこには緑色の皮膚をした河童の衣装をまとった人物が居た

151 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:33:21 ID:???


佐門「本当は歌って踊って宣伝がしたかった……
    でも異世界だから! 異世界だからラッパーの概念がなくて、河童しかなくて! 衣装もこれしか! うぅ……」

商人「あ、はい」

息子「すげー! この衣装。ぶよぶよする!」グイグイ

佐門「はっはっはっ。これこれ、坊や。借りものだからやめなさい」

息子「すげーーー!」グイグイ


佐門「オラァアアアアアー!!」

息子「モガゴォオオー」

商人「てめーーー! なにを息子の口に詰め込みやがった!!」

佐門「フォフォフォ……」

152 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:41:16 ID:???
佐門「きゅうりです」

商人「なんだ、野菜か……」

息子「ボリボリ……みずみずしくそれでいて青臭くない。果肉は固く、歯ごたえがあり食べ甲斐がある
   これはいいきゅうりですね。加工済みの漬物などが食べたい所ですが生でも十分食べる事ができる美味しさです」クイッ


佐門「!!!(な、なんて野郎だ……こいつ、子供の癖にきゅうりに動じねぇ! しかも正しく評価している!) 何者だ!」


息子「ただの野菜好きの商人の息子ですよ……それで、他の野菜も期待していいのでしょうか?」クイッ


佐門「当然だ…・…うちは自家栽培じゃなく仕入れ先もいいぜ……来な……うちの宿に」

息子「父上。こちらにお邪魔しましょう」クイッ

商人「父上!?」


こうしてこの出来義とをきっかけに知名度は少しずつだが広まっていく事になる……


>宿の知名度が少し上がった

★☆☆☆☆

153 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 07:52:52 ID:???

宣伝はそれからもしばしば続いた。

といっても佐門も毎回、そんな小芝居をするわけでもなく、その辺は気まぐれだった
どちらかというと普通に宣伝する事の方が多い。ビラを配ったり、酒場で旅人に声をかけたり

元々、きさくな人物だったので声を賭ける事自体に抵抗はなかった。
ただ、声をかけたはいいが雑談の方が長くなりがちなのは問題だったが充実感はあった

平和の中に在る事が楽しかったのかもしれない。戦いをしている時より、ずっと楽しい
そう思うのは、戦いをしていたことがある種、【日常】と化していた故なのかもしれない。


人は日常に退屈し、非日常に喜びを見出す存在だから……


―――俺はきっと、思い出したくないんだ。戦いの記憶を


自分を探してくれていた人間がいるのに身勝手だとも感じる

だが、楽しい今を棄ててまで取り戻す価値があるのか、佐門にはわからなかった


そして、ある日

154 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/20(日) 08:01:26 ID:???

???「失礼、雛鳥の止まり木亭はどちらかしら?」

雛鳥の止まり木亭とは佐門達の宿の名だ。


佐門「へい! あっしらの宿は街はずれになりやす! もう少ししたら客を運んでいったレイドが
    戻ってきやす! お待ちくだせぇ! へへ……ご婦人はおひとりで?」

???「いいえ、娘と旅行に来ているの。それで……私が分からないかしら?」

佐門「いや、わかんない……わかんないんだけどもしかして知り合い」

???「えぇ……とっても親しい……知・り・・合・い・よ」

佐門「ふぇぇ……なんか落ち着いた表情してるのに雰囲気が怖いよぉ……で、友達とかだった?」


先着1名様で


★知り合い! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ→「娘と妻の名前も忘れたの?」
ハート→愛人
スペード→親しい間柄という含みを持たせる
クラブ→チームメイト(蘇るサッカーの記憶)

ジョーカー→本 妻

155 :名無しさんと創る物語:2020/09/20(日) 11:20:37 ID:???
★知り合い ハート5

156 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/22(火) 08:05:40 ID:???
★知り合い ハート5 ★

>愛人


???「実は私、家庭が家庭だけに結婚の相手は選べなくてね
     形だけでも結婚する必要があったの……」

佐門「あ、はい。すいません、今の入り方なんでそういう
    重い話に飛んだの? それ、大分嫌な入り方なんだけど。ねぇ、待って、友達だよね!」


???「愛人のファミィ・マーンよ、そして、今。あそこの噴水に居るのがあなたの娘」


佐門「アアアアアアアアアアア!! またややこしくなってきたぞぉーーーー!!」



〜拠点〜



ガゼル「抜剣者”セイヴァー”……?」

アリー「超越者、理を越えたもの、楽園の守護者
    召喚王、召喚騎士。呼び名は複数ありますけどあの人のポピュラーな呼び名ですね」

ファルゼン「ゼツダイナチカラヲモツ二振りの魔剣カラツイタ名ダ」

157 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/22(火) 08:17:17 ID:???

ハヤト「なんというか、先輩には不釣り合いな感じだな……あ、いや含みはないんだ。ただ……」

アルディラ「そうね、私もそう思う。彼は人間らしい人間だった。ただ周りの人間の為に戦い、信念の為に戦い
      魔剣すら屈服させ、戦い抜いた果てに人を越え、苦しむ人の為に剣を振るい続けた」

レイド「召喚騎士か……なるほど、そう呼ばれるだけの事はある。
    だが疑問だ。それだけの存在、なぜこちらでは名がとどろかない?」

アリー「旧王都が佐門さんの主戦場なんですよ
    聖王都と争うのではなく、分かり合う為に主戦派との闘いをしていたのです」

エドス「ふむ、それなら全てつじつまが合うのう……が、一つ気になる事があるんじゃが、いいかの?」


アルディラ「分かる範囲なら構わないわ」

エドス「おなごにばかり囲まれていた様じゃが、リプレには興味を示さんし
    もしやアヤツ……そういう、いや。まぁ、つまり……そういう事なんじゃな?」

周りは一斉にずっこけた

158 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/22(火) 08:27:26 ID:???

リプレ「え、エドス……人の趣味はそれぞれだからね?」

ハヤス「いや、そんな筈は……たしか、たしか先輩はノーマル
     でも戦場が先輩を変えたのか……? いや、それは……不味いですよ!!」


アルディラ「……魔剣の継承者。あるいは秘術の継承者としての子供は数名はいるわ」


レイド・エドス「…………」


その言葉を聞いて視線を鋭くした2人は鋭利な気配を纏いながらアルディラを見た
散々、道具として使い捨てられる孤児をみてきた2人にはその言葉はある種、致命的な一言だった

そんな2人の前に手を突き出し、遮る様にガゼルが前に出た。
短い中でも、行動をする機会が多く。彼を最も見て来た少年の眼には少なも、佐門という男は外道ではない。


ガゼル「2人とも、急にこええ顔するな。響はわりぃいが
    道具として育てたってわけじゃねぇだろ、アイツは……おい、話せよ。溝をつくらねぇためにもな」 

アルディラ「……誤解させたわね。愛情はあるわ。私たちも、彼も。
      ただそういう目的をもって作ったのは事実なの。少なくとも長い戦いを覚悟していたから」

そして、自分を落ち着かせるように一呼吸おいて、アルディラは言った


アルディラ「悪の根は深く、誰もが、佐門すらいつ命を落とすか分からない
      だから、力を彼らに渡さない為にも継承の候補者が必要だった」

159 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/22(火) 08:32:18 ID:???

アルディラ「本当は平和な生活で穏やかにあの島で子供と……
       でもあの場所を見てしまったから、私たちも、佐門も……」


―――引き返す事なんて、できなかったのよ


悲痛な表情を浮かべるアルディラに、意見をしようと思うものは誰もいなかった

ハヤトは自分の立っている足場がぐらつくのを感じた。心の奥底にあった
夢や幻だという逃避は瓦解し、いやでも現実を直視させられてしまった故に。

ふと、顔を上げて鎧姿のファルゼンを見つめた
無機質な鉄の兜の奥で誰かが涙を浮かべている様に感じた……

160 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/22(火) 08:36:58 ID:???
太鼓「だ、だめよイクオ! そんなに私を叩かないで! あぁ!」ドンドン! カッ! ドドドドン

イクオ「バブゥ!!」


佐門「見てくれ、ハヤト。新しい召喚術を思い出したぜ!!!」

ハヤト「いや、先輩。昨日まですげぇシリアスを味合わされたのに急に温度差で風邪ひきそうですよ、俺」


―――まぁ、でも。変な思い付きとかバカみたいな事してる方がらしいっちゃらしい

遠くにいってしまったと思っていた友人はまだ、確かに此処にいた
なつかしさと安堵を感じながら、2人は朝食へ向かった


先着1名様で


★朝イベント! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ→漢
ハート→女
スペード→愛人
クラブ→子供
ジョーカー→馬

161 :名無しさんと創る物語:2020/09/22(火) 09:41:38 ID:???
★朝イベント スペード8

162 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/22(火) 23:54:51 ID:???
スペード→愛人


ファミィ「あら、おはよう」

ニコニコと金髪の女性が笑顔で佐門に笑いかけている
愛人を自称するファミィ・マーンである。最も、昨日の話を聞いていたハヤトには
それがフカしでもなんでもなく、ただ事実を述べている事が分かった

ハヤト「では、あとはお若いお二人で……」

などという定型文を残してさっさと退散すれば、

佐門「ちょ、まてよ」

とどこかで聞いたような喋り方で止めるものの
すでにハヤトの姿、そこに無く。佐門、ただ、立ち尽くすのみ。
諦めて、長机のファミィの対面に腰を下ろし、見据える。


年は20台半ば程度に見える。これで子供がいるというのだから信じられない
だが、佐門が一番信じられないのは彼女から感じる自分への好意が事実、真のものである
という事であったのだ。

163 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/23(水) 00:04:45 ID:???

ファミィ「9年ぶりになるかしら。急に連絡が途絶えて心配していたわ」

佐門「それを責めない辺り、どうしてか。というのは分かってそうだな」

ファミィ「旧王都のレジスタンス組織の状況が目に見えて悪化していたのは
     知っているの。最も、長引けばそうなると貴方は予想はしていたみたいだけどね」

佐門「……今の俺は知らないんだ。よければ話してくれ」


ファミィ「……サプレスの大悪魔よ。負の感情を吸収し、糧とする
    戦争は、人の争いは、奴にとっても益がある。そういうことよ」

佐門「なるほどな……俺は間に合わなかった訳だ」


幽界サプレス。幽霊、悪魔、天使。
魂という面により近い彼らは人の感情を糧とし
魂の輝きを愛し、あるいは忌諱する。そして、悪魔が糧とするのは負の感情である。

ともかく、一つはっきりした。自分は負けたのだ、と佐門は悟った。
いや、なんとなく察しはついていたのだが認めたくなかったといえる。
根っからの負けず嫌いは記憶を失ってもなお、変わらなかった


ファミィ「……8年食い止めただけでも充分だと思うわ。
    あの子も、ミニスもなんとか召喚術を暴走しないようにはなった」

佐門「……やはり追ってくるかね?」

ファミィ「追う。いえ、違うわ。本懐を遂げるために彼らは攻めてくるだけ」

164 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/23(水) 00:11:51 ID:???

佐門「そうか……なら、戦うだけだ」

ファミィ「そう……記憶を失くし、戦う理由もないのに戦うのね」

佐門「んーにゃ、戦う理由はある。近くに世話になった奴がいて、知り合いがいる。充分だろ、おつりがくる」

こんなの当たり前だろ、そんな顔をする佐門に一瞬、あっけに取られた様な表情を浮かべるも
すぐにいつもの落ち着いた様子を取り戻し、遠慮がちに笑顔を浮かべながら口を開いた。

ファミィ「そうね、そうだった。貴方にはそれで十分だった……」


―――世界がどうこうじゃない。自分の護りたい者の為に戦う、それが貴方だったわね


決して和やとはいえない歓談だったが、それは違和感のない。

そう表現するべき、「自然な雑談だった」 と佐門は感じた。

165 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/23(水) 00:16:02 ID:???
先着1名様で


★リハビリ、デカ盛り、かしこまり! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ、ハート→抜剣
スペード→召喚術
クラブ→基礎体術
ジョーカー→ハイパー化

166 :名無しさんと創る物語:2020/09/23(水) 19:35:39 ID:???
★リハビリ、デカ盛り、かしこまり クラブ6

167 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 17:43:20 ID:???
クラブ→基礎体術


パッフェル「はいはい〜。それじゃあ、今日からよろしくお願いします〜
      それと、これがお土産の魔剣です〜〜〜」


佐門「お土産としてはすげぇ重い奴きたんだけど。これ、俺の?」


パッフェル「ですよー。というか、本当に記憶がないんですねぇ……
      違和感を感じないのか、私の言動に、少しも」


佐門「お、中2か?」

パッフェル「よくわからないんだけど、馬鹿にされてるのは分かりましたよ〜
      なら、人目が付く場所ではこんな感じでいきますね〜」


朝、メイドとしてきたのはパッフェルと名乗る人物だった。

手には佐門の魔剣。カバンにはケーキセットというアンバランスな組み合わせだったが

まぁ、いいか。と佐門は気にしなかった。ただ、その動きがただならぬ人物である、

という事以外は。その足運びは明らかに、表を歩いて来た人間のそれではないと佐門は感じた

168 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 17:58:08 ID:???
パッフェル「で、人目につかない宿の裏で何やってたんですか?」

剣とカパンを壁にたてかけておき、静かに地面に座ると
パッフェルは目の前で筋トレをする佐門に問いかけた


佐門「大きな樹が生えてるおかげでここ、陽があたんねぇんだわ
    いつもは子供の遊び場らしいけど今日はリプレと護衛つけてお出かけ中でな」


パッフェル「誰もいなくてちょうどよかったから鍛錬場所にしていたと」


佐門「そゆこと。鍛錬自体は少し前からやってる召喚術はやっぱ不安定だし、そうなると肉体の調子を
    完全に戻すのが優先だなって思ってよ。体が動けばとりあえず、なんとかなる」

パッフェル「まぁ……そうですね(なるほど、考えていない様で考えてはいる……偽物ではない)」

不安定な召喚術より、できるかわからない魔剣の力を使う技より
肉体を鍛え、元の調子に整える事で戦闘力を底上げする。少なくとも、そこらの相手ならそれで”負けない”



ヘイゼルは……いや、パッフェルはその行動を見てわずかに存在した最悪の可能性を
消す事が出来た事に静かに、しかし、心の底から安心した。胸をなでおろす、という。まさにそれであった。


パッフェルは負ける可能性を考えて行動する。普通の人はそうだ
だが、佐門は負けないことを想定し、その手段を模索する。負けなければいつか、勝てるから
それが佐門である。命のやり取りをした彼女にはそれがよく分かっていた

169 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 18:00:53 ID:???

佐門「魔剣の訓練には危険がきっと付きまとう
    召喚術も今はまだ怪しい。俺としてはこれが最も正しい選択だと思う」


パッフェル「同意します。どうでしょう、組手でも
      体術を鍛えるという意味なら、私が一番だと思います」

佐門「あー……なるほど。やっぱ、ただものじゃあなかったな
    ……うし、頼むぜ。出来るだけ激しく、手加減はしないでくれ」

パッフェル「聞けないですね。流石に命を取る戦いはもう、貴方とはできませんよ……」

170 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 18:07:02 ID:???
先着1名様で


★佐門: 6

 パッフェル:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
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合計10以上。あるいは数値が同値:

                      佐門「これが今思いついた技。流水制空圏だ……」 パッフェル「!?」

合計6〜9:完調

合計が5以上:まずまずの成果。

合計で3以下:ラブコメばりの交通事故になる

171 :名無しさんと創る物語:2020/09/26(土) 20:10:22 ID:???
★佐門: 6

 パッフェル: 4

172 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 22:20:09 ID:???
★佐門: 6

 パッフェル: 4 ★


> 佐門「これが今思いついた技。流水制空圏だ……」 パッフェル「!?」


パッフェル(可笑しい……)


組手を始めて1週間ほど。ふと、パッフェルは違和感を感じた
筋トレからはじめて、その後の疲労感が抜けきれぬうちに組手を始めた

これはいわゆる、限界を越えさせる。無茶を自分の意思できる様にする
要するに一種の心理的、肉体t系リミッターを少しの間外させる理由があった


パッフェル(可笑しい……)


違和感を再び、胸中で呟いた。
なれてきて動きがよくなってきたのは分かる。
しかし、攻撃が今日。1度も当たっていない。


パッフェル(―――可笑しい)

その思いは疑惑をこえて三度目で確信になった。
当たらないのではない。これは……打つべき場所を誘導されている……

173 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 22:26:34 ID:???

パッフェル「佐門……貴方、これ……」


佐門「あぁ、うん。ふと、思ってな
    疲労が限界でぶんまわされてる時に
    少しずつ、少しずつ、疲れてる体を動かせる最小限でってな」


パッフェル「げ、原理は分かる! だが、不可能だ!」


佐門「いや、可能だ。相手の動きを理解し、呼吸を感じ
    動きを一つとする。わずかな誤差を相手に与え、その動きを誘導する。
    流水の様に、あるいは肌をさする風の様に……いわば、これは完全迎撃の型」


佐門「これが今思いついた技。流水制空圏だ……」 


パッフェル「!?」



>佐門が流水制空圏を会得した


流水制空圏:格下の攻撃を完全回避。同格の相手を半分の確立で回避。格上は25%
        そして、回避後。受ける筈だったダメージの分のカウンターを与える

174 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/09/26(土) 22:28:06 ID:???
先着1名様で


★そして、数日が経った! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ→ハヤトが情報を持ってきた(重)
ハート→???
スペード→蒼の派閥
クラブ→宿屋ランキング記者
ジョーカー→ハイパー化

175 :名無しさんと創る物語:2020/09/26(土) 23:07:37 ID:???
★そして、数日が経った ダイヤ9

176 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/04(日) 17:08:09 ID:???


>ダイヤ→ハヤトが情報を持ってきた(重)


佐門「……何? お前の居た場所に人の痕跡があった?
    ところで、わりと前だから忘れてるけどどこにいたんだっけ?」


レイド「……やれやれ。召喚儀式と思われる場所の爆心地だ
    彼は事故的に召喚された側だから無事だった。という説明をしたね?」

佐門「あ、いや……多分、したね」


ため息をつきながら、かぶるを振ると
エドスが笑いながらレイドの肩を叩いた。許してやれ、という意図が籠っているのだろう


エドス「何か別のものを呼ぼうとしてたんじゃろうな
     失敗した儀式場は死体の山じゃった」

佐門「その失敗でハヤトは運悪く……か」  


疑念判定: ハートA (ダイヤ、ハート。あるいは7以上)

177 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/04(日) 17:14:00 ID:???
 
>ハート成功、A(特殊)

ハヤト「それで、その……人の死体の中にカバンが落ちてたんだ
     見覚えがあるなと思ったけど同じ学校ので……
     橋本夏美、ってネームタグが。バレーボールシューズも入ってたし」

―――間違いないと思う、ナツミも此処にいる


信じたくない、うつむいた彼の表情からそんな思いが見て取れた。


ガゼル「で、男衆だけは集めたのは最悪、厄介ごとになるって事を踏んでだな」


ハヤト「いや、それは……」


ガゼル「おい、ハヤト―――覚悟、決めろや」

ハヤト「!?」


ガゼル「そうしたら、俺は協力してやる」

ハヤト「あ、あぁ……分かった。助けてくれ」

ガゼル「あぁ、いいぜ」

誰よりも早くそう返答したガゼルに、ハヤトは安堵を覚えた。
少なくとも、味方は居た。間近に居たのだ

178 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/04(日) 17:19:24 ID:???

佐門「……妙だな」

ハヤト「えっ……」


佐門「あ、いや。お前の言葉にじゃない
    俺も別に普通に協力するしな。まぁ、エドスとレイドは無理だろうけど」

レイド「面目ない……」

エドス「ま、家族優先じゃからな。すまんが……
    敵の規模がわからん以上、どうにもできんわい」

ハヤト「いや、いいんだ。家族が大事ってのは分かるし……それで、先輩?」


佐門「召喚儀式が失敗した。それにより異世界の人間が2人も?
    あるいはもっとかもしれない……都合がよすぎる。大規模に周りを巻き込まずだ」

レイド「……そういわれると確かに。ハヤトを疑う訳ではないが……」


ハヤト「いや、今。疑われる要素しかないなって急激に焦って来たんですけど」


佐門「落ち着けって。誰もお前を疑っちゃいいねぇよ。ただ、お前からかすかに感じる
    サプレスの気配も気になって…………いや、待て。いや、そうか。呼ばれたのが4人なら……」

179 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/04(日) 17:26:01 ID:???

佐門「……「機界・ロレイラル」「鬼妖界・シルターン」「霊界・サプレス」「幻獣界・メイトルパ……」

レイド「リィンバウム取り囲む世界、4界だな」


佐門「そうだ、そこに無数にあると言われる世界を名も無き世界と一まとめにして。
    5つの世界があるというのが召喚術、サモーニングの基礎だ……ハヤトから感じるのはサプレス」

レイド「……まさか、彼の召喚が4界に関係あると考えているのか」


佐門「あぁ、今、思い出したんだけどあの場所、アホみたいな大規模
 召喚陣だった。なら。だから、召喚されるならそれに応じたものだ」


ガゼル「おうおう! じゃあ、何が召喚されたってんだよ!」


佐門「……考えられるのは2つ。界の守護神、エルゴ。理の破壊者……魔王」


―――恐らく、召喚されたのはエルゴ。そして、それに選ばれたものだ
     さらにいえばそれだけじゃない……もっと、面倒な事態だ


佐門「恐らく、魔王も召喚されているな。エルゴがこちらの世界に直接
    手出しができない以上、こっちの方が厄介だぜ…………どうするか」

180 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/04(日) 17:34:23 ID:???

エドス「ガゼル……やってくれたのう」

ガゼル「今のは俺がせっついたからじゃねぇだろ!」

佐門「やってくれたな……責任とってくれyp」


ガゼル「おぉい!! くそー、分かった!
     こうなりゃエルゴでも魔王でももってこい! ぶったおしてやる!」

佐門「ぶったおされる?」


ガゼル「あぁ!? ちくしょう、まずはお前をぶったおしてやるーー!」


エドス「いいぞ! やれやれぃ!」



レイド「やれやれ……急にうるさくなってしまったな。緊張感がない」

ハヤト「はは、いいじゃないですか。常に硬くなってたら全力だせませんよ」

レイド「むっ……耳が痛いな。だが、そうだな……このぐらいがいいのかもしれない
    そうなると、君や佐門が来て雰囲気が和らいだのは……実にいい拾いものだった」


ハヤトはは、そうですね」

今はまだ、この瞬間を。刹那を愛そう。ハヤトはそう思った。胸に宿る、決戦への確信を抱いて……

181 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/04(日) 17:37:00 ID:???
先着1名様で


★内藤佐門散歩へいざ参る! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ→謎のテントへ
ハート→蒼の派閥へ
スペード→下+同行者あり(3名)
クラブ→同行者なしでサイジェントへ調査へ
ジョーカー→!?

182 :名無しさんと創る物語:2020/10/04(日) 18:07:43 ID:???
★内藤佐門散歩へいざ参る クラブ5

183 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/21(水) 18:57:09 ID:???
★内藤佐門散歩へいざ参る クラブ5 ★


佐門「単独で調査にいってくる。後はたのんだわ」

ハヤト「いや、ちょっと。どういう事ですか?」

佐門「お前以外に来てる可能性のあるやつらってなーんか覚えがあんだよ
   だから急に心配になってな。少し様子を見てくるわ」


ハヤト「だったら皆でいけば……」

佐門「少人数の方が見つかり辛い。小柄な奴ならつれてってもいいが
   ガゼルはここの家族の中核の一人だ。あと、女性メンツは
   背が高くて目立つ。なら、独りで行く方が生きて帰れる」

ハヤト「っ……」

生きて帰れる。佐門としては何の気なしに出て来た言葉なのだろうが
それがどうしようもなくハヤトの心を揺さぶった。

生きるか、死ぬか。そういう世界で目の前の先輩は生きて来たのだ
変わる事なく、だからこそ重い者を背負い続けて

184 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/21(水) 19:05:05 ID:???

だからこそ、ハヤトは止める事が出来なかった
一人で行く。そう決断したのは誰でもない、佐門という信頼できる先輩だったからだ
その方が安全だ。そう彼が考えたのならそれを信じる事にハヤトはした。


ハヤト「ちょっと、待ってください……よし
    これ、他の奴らの見た目とか性格とか
    口調とか思いつく限り書き留めました。まぁ、流石に絵は……ないですけど」


佐門「ありがとな。それじゃあ、行ってくる」


佐門(俺の記憶が戻ってないにしても、周りの話で状況はつかめた
    無色とかいう奴らも長い間国境を越えている筈はない)


拠点が国境に作ったとしても、あれから数か月。
戦闘を織り込むなら一度は大規模な補給に戻らざる終えない筈


佐門(空振りに終わるとして、何か当たるとしても今が最初で最後のチャンスだ)


流行る思いを飲み込んで、彼は足早に馬車へと向かった

185 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/10/21(水) 19:07:06 ID:???
先着1名様で


★へき地へと! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ、ハート→無事大規模償還陣へ
スペード→到着するが敵に襲われる(敵は体術のおかげで倒した)
クラブ→囲まれた
ジョーカー→!?

186 :名無しさんと創る物語:2020/10/22(木) 22:08:18 ID:???
★へき地へと スペード10

187 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/02(月) 19:19:06 ID:???
スペード→到着するが敵に襲われる(敵は体術のおかげで倒した)


佐門「まだ残党がいる……それとも戻って来たのか?」


倒した相手を見下ろし、思案にふける佐門。
だがこの結果だけ見れば、少人数で来たのは正解だった、そう自分に言い聞かせることはできた。


5 (奇数:暗殺者 偶数:召喚師 6:悪魔)

188 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/02(月) 19:25:21 ID:???

佐門(体術がメインの暗殺者でよかったな。こいつらぐらいならなんとなかなる
    いつかの時みたいに召喚師と混合してるのは……何時か?)

首をかしげつつ、暗殺者の懐を漁るが特に何かは見つからない
一応、片足は折ってあるのでもう不意打ちされることはない。


佐門「これ以上何もなければ、問題なくたどり着けそうだが……」


先着1名様で


★大規模召喚術痕! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ、ハート→無事大規模償還陣へ
スペード→襲われつつも大規模償還陣へ(少し危険)
クラブ→オルドレイクくん
ジョーカー→!?

189 :名無しさんと創る物語:2020/11/02(月) 19:29:31 ID:???
★大規模召喚術痕 クラブ10

190 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/07(土) 12:56:59 ID:???
クラブ→オルドレイクくん


佐門「此処か……確かに大きい瓦礫に埋もれてる箇所もあるがすげぇ大きさだ」


陣は魔力を増幅する補助的なものであり、召喚師は基本的にそんなものは使わない
それこそ、多数の召喚獣を一度に召喚しない限りはサモナイト石で足りる。
強力な召喚獣はその限りではないが……


佐門「……やっぱり結構知ってるんだよな」


だれのものとも知らない知識が自分の中に存在する
それ過去の自分の者と言われても違和感がある。

まるでその部分だけ自分と切り離されてしまったかの様な
そんな違和感する感じる……

???「欠けた身であってもその直感の冴えはかわらぬか……内藤佐門」

佐門「この声は……」

”覚え”がある。 否、すぐに理解した

佐門「オルドレイク!」

オルドレイク「久しいな。かつての友よ」

長髪の間から覗くくぼんだ眼光に生気はない。
友と呟いた言葉すら無価値だといわんばかりの視線……

191 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/07(土) 13:05:07 ID:???
オルドレイク「来ると思っていた。いや、確信していた
        おまえは昔から自分以外の他人が傷つくのを嫌う節がある。特に友人や女性はな」

佐門「……そんな善人じゃねぇよ。一人の方が動けると思ったから一人で来ただけだ」


オルドレイク「ふむ、その言い方だとやはり誰かと行動を共にしているな
        なるほど……もう、合流できたか。彼らも流石というべきだろうな」

佐門「こ、こいつ……」


言動や動きの一つ一つが全て、目の前の人物の助けるになるかの様な鋭い見通し。


オルドレイク「魔剣は持っていないようだが……何、問題ない」


―――戦えば嫌でも呼ぶことになる


そういって、オルドレイクは手を掲げた。


佐門「……こいつぁ、不味い。不味いなぁ! いつもこんなんか俺はぁ!」

192 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/07(土) 13:08:22 ID:fpeUJd0c
先着1名様で


★悪夢のラスボス! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ→にげるんだよぉ!
ハート→召喚術行使による撤退チャレンジ
スペード、クラブ→覚悟を決めるしかねぇ!(全力バトル) ※ゲームオーバーあり
ジョーカー→これぞ主人公

193 :名無しさんと創る物語:2020/11/07(土) 22:26:07 ID:???
★悪夢のラスボス ハート4

194 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/11(水) 21:34:06 ID:bCJwLIlQ
ハート→召喚術行使による撤退チャレンジ


佐門「我が名は佐門……盟約を超越する者……!

    真に結びたる縁をたどり来たれ、我が友よ!」


オルドレイク「誓約を越えた召喚術! させん! 準備は終わっている!」


佐門「ッ!!」 スペードQ

195 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/11(水) 21:36:47 ID:bCJwLIlQ

判定値書き忘れたけど8以上なので成功


先着1名様で


★盟約を越えるもの! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。

ダイヤ→アシュタル(勝ち確+α)
ハート→オボロ  (勝ち確+αのチャレンジ)
スペード、クラブ→???(逃走成功のみ)
ジョーカー→??

196 :名無しさんと創る物語:2020/11/11(水) 21:46:40 ID:???
★盟約を越えるもの ダイヤA

197 :名無しさんと創る物語:2020/11/11(水) 21:56:20 ID:???
何のボーナスなんだろうなー

198 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/20(金) 23:23:23 ID:dRNdeKis


>ダイヤ→アシュタル(勝ち確+α)



〜1週間後〜


パッフェル「なるほど、それで……そのぼろくずは」

佐門「敵の親玉的な奴。生かしてつれてきた!
    大丈夫! 取りついてた悪魔は引きはがした!)

パッフェル「いや、そういう事じゃなくて……そういう事じゃなくて……あなたはーーー!」



>オルドレイクくん(正気)を手に入れた

>同時期に飛んできたと思われる者たちの情報を得た

>暫定ラスボスが消えたのでなんかこう。なんかやんわり考えます

199 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/11/20(金) 23:30:19 ID:dRNdeKis
先着1名様で


★今後の方針を話し合え! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→囚われている友人を救え+敵を潰す
ハート→囚われている友人を救え
スペード、クラブ→相手の組織を潰せばなんとかなるやろ(パワープレイ)
ジョーカー→??

200 :名無しさんと創る物語:2020/11/21(土) 12:46:19 ID:???
★今後の方針を話し合え ダイヤA

201 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/12/06(日) 20:08:22 ID:sgwqCWNE
>ダイヤ→囚われている友人を救え+敵を潰す


ハヤト「これ、夏美のカバン……」


佐門「あとは学生服の切れ端とか、まぁ、数人の奴がいたのは間違いない」


オルドレイク「私は乗っ取られていて記憶があやふやだが、悪魔はデグレアへの収監を指示したようだな」


パッフェル「なんでこの人、乗っ取られた後に当然の様に帰還してるんですか」

オルドレイク「佐門にぶちかまされてな」

アルディラ「アンタはすぐそういう事をする……」

佐門「なんだ、この……微妙に責められてる!?」

ファルゼン「イヤ、スナオデハイガホメテイル」

ハヤト「えっと、で。結局この人は?」

佐門「まぁ、当人の話によると悪魔に乗っ取られてた親玉かつ仲間」

ハヤト「はぁー、なるほど! なるほど……本当、この人は」

佐門「ま、まぁ、ともかく……」

202 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/12/06(日) 20:16:13 ID:sgwqCWNE

佐門「助けにいかにゃならない、と俺は思う。
    知り合いらしいってのもそうだけど何より……事故に巻き込まれその上、運命も翻弄される」



―――あっちゃいけねぇ事だろぉ


佐門「だが、旧王国に乗り込んで勝てるのかって話」

オルドレイク「はっきり言おう、無理だ。
        1年ほど前ならともかく、今は悪魔に完全に支配されている。
        連絡員として潜伏しているツェリーヌと連絡が取れたが戦力的にも向こうが上だ」


アルディラ「サモナイトソードを持った佐門を数で追いつめるだけの戦力はあったわ
      そして、質もかなり高かった……ぬるまゆにつかりきった聖王国が勝てる相手では」

パッフェル「私、そこのスパイも今はかねてるんですが……まぁ、ですね」

ハヤト「先輩……」

佐門「今回ばかりは勢いだけで乗り切れる話じゃねぇ
    それは俺もなんとなくだけど分かっている……」

ハヤト「でも、それじゃああいつらは……」

佐門「そうだ、どうにもならない。そいつらを救うには勝しかない」

―――そして、勝つって事は敵を倒さないといけない

203 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/12/06(日) 20:26:13 ID:sgwqCWNE

佐門「1つの国と戦うって事はもう戦争って事だ。そうだろ、オルドレイク」

オルドレイク「そうだ、我らはそれをさけるためにレジスタンスとして戦った
        だが悪魔が戦いの中で膨れ上がった力で復活した以上、決着をつけるならば、な……」

ハヤト「戦争……」


その言葉はハヤトの中で夢物語の様な言葉でしかなかった
しかし、仲間が残していったボロボロの切れ端やカバン。
包帯を巻いて戻って来た佐門の姿。そのいずれもが彼にそれを現実のものであると伝えてくる。


佐門「聖王国は小競り合いだけを続けて来て始末をつけようとしなかった
    そのツケが今、ここにきて俺らに降りかかった。運がなかったな」

オルドレイク「で、どうするのかね……?」

佐門「諦めるという選択肢はない。売られた喧嘩は買うまでだ」


―――それが俺が此処にいる理由だ、きっとな


遥か昔、4界のエルゴは狂い。楽園は煉獄へと姿を変えた
エルゴの王へリィンバウムの破壊を迫ったエルゴたちの真意は分からない
ただ、世界が破滅を望んでいる。理がそれを求めている。


だが、それを認めない男が1人いた。これはただ、それだけの話……

204 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/12/06(日) 20:27:13 ID:sgwqCWNE
先着1名様で


★オルドレイク診断! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
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ダイヤ→テレビパンチで修理完了
ハート→魔剣ずっとぶらさげとげばなおる
スペード、クラブ→時間はかかりそうだ
ジョーカー→??

205 :名無しさんと創る物語:2020/12/06(日) 20:36:02 ID:???
★オルドレイク診断 クラブ6

206 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/12/19(土) 19:42:45 ID:qx4/1rLc
スペード、クラブ→時間はかかりそうだ


オルドレイク「要するに一部の魂をわけて完全な死を防ぐことで仮死状態になっていたのだろう」

佐門「ド座衛門のまま漂流してていきてるのはおかしいよなぁ」


オルドレイク「魔剣が戻ったのに回復の兆候がない所を見ると苦肉の策だったのだな」

時間はかかるぞ、と念押しされる中、佐門は魔剣を見つめた


―――記憶が戻ったら俺は俺のままなのか。それとも俺は消えて佐門になるのか


恐い、胸に宿った思いを彼は言葉に出さず呑み込んだ

207 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/12/19(土) 19:43:58 ID:qx4/1rLc
先着1名様で


★ボスコンビの旅! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
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ダイヤ→蒼の派閥へ
ハート→金の派閥へ
スペード、クラブ→王城へ
ジョーカー→??

208 :名無しさんと創る物語:2020/12/19(土) 21:02:41 ID:???
★ボスコンビの旅 クラブA

209 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2021/01/16(土) 22:52:15 ID:nhzIeS1M

エクス「まさか城に忍び込もうとするとはね」

佐門「酔っぱらったふりすれば牢屋だけですむな!って思って」

オルドレイク「ふっ、実質。その通りだったろう」

エクス「そして、聞き耳のいいものに伝わる」

佐門「実質、そうだっただろう……まぁ、誰が駄目で誰がいい。と決められなくてな」


エクス「それでこういう行動か。馬鹿なのか、それともなんとやらなのか

     しかし、面白い着眼点ではある……さて、話を聞こうか。牢屋越しだけどね」


佐門「充分だ……さて、俺達はこの後。戦える奴らで旧王国に攻め込むつもりだ」

オルドレイク「忍び込むのは容易い。庭だからな……にげる時の援護が欲しいのだ」

210 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2021/01/16(土) 22:56:29 ID:nhzIeS1M
エクス「分かった。だがにげる時に援護する。それだけだよ。それで見返りは」

佐門「戦力としての俺ら……充分だろう?」


エクス「そうか、そういうことか……僕を巻き込むということか」


―――戦争に


オルドレイク「牽制だけでは何も変わらん。終わらせる時、それがきたのだ。そうだろう、総帥」

エクス「……あぁ、そうだね。その通りだ」


佐門「急に2人の世界になるなよ」

エクス「そ、そういうボケをするのが君なんだね」

オルドレイク「まぁ、そういう人間だ。これはな……だがだからこそ面白い」

211 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2021/01/16(土) 22:57:57 ID:nhzIeS1M
先着1名様で


★! card★

スペースを消して、★に囲まれた範囲を
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ダイヤ→戦える奴は全員集合だ
ハート→何人か同行
スペード、クラブ→少数でいく事になる
ジョーカー→??

212 :名無しさんと創る物語:2021/01/17(日) 17:30:28 ID:???
ハート9

213 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2021/02/13(土) 17:32:22 ID:nXNdJ7qw
>何人か同行だ


オルドレイク「随分久しぶりだな」


荒廃した街を見下ろし、オルドレイクは呟く。
それに怪訝な顔を浮かべて佐門がツッコンだ。

佐門「お前、ずっといたろ」

オルドレイク「意識を奪われていたのでな。さて……時間はない。
        最高の戦力ではあるが直接対決になれば人数で潰される」

佐門「分かってる。無理なら、諦める」

オルドレイク「抜かせ。一度退却するとしてもすぐ戻るだろう」

佐門「よくわかってるぅー。さぁ、行くぞ。皆、丸太は持ったな!!!! 行くぞ!!」

オルドレイク「うむ!!!」

パッフェル「駄目です。潜入任務ですのでおいていきなさい」


クラブK

クラブ9

ダイヤA

ハート6

214 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2021/02/13(土) 17:42:49 ID:nXNdJ7qw

>ダイヤがある

???「もごぉおおおお!! もごぉおおお!」

パッフェル「正しい事したのにこの悪役の様な……」

佐門「元アサシンと悪の首領をお供にしてつれていったら救出任務は完全に誘拐現場かぁ」

オルドレイク「寝かせて荷物として運んだ方が怪しまれんからな」

佐門「お前の今の見た目、変装とはいえ仮面つけてる時点でアウトだからな」

そんなやりとりをしてる間にパッフェルが再び当身を打ち込む

薬を使うより効果的な上に一瞬のやり取りで数人を眠らせる手際。思わず拍手をする

パッフェル「こんなことで褒められてもうれしくないんですよねぇ……」

オルドレイク「昔はほこっていたと思ったがかわればかわるものだ……さて、どうする?」


佐門「一度、戻るさ……でもいずれは戻ってくる。
    それが必要なんだろう、とおもう。多分な……」

オルドレイク「そうだな……何時か」


それは、だれにするでもない。自分にする約束だった

決意と言い換えてもいい。過去から今の自分に受け渡された意志……

215 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2021/02/13(土) 17:51:09 ID:nXNdJ7qw
 
というところで中途半端ですが完結にさせていただきます

理由は

@ラスボスをしばいて仲間にした結果、展開が思いつかなくなったという事

Aそもそも一度終わったあとの続篇として始めてみたが
 この形式は全く自分に合わないと完全に理解した事


続け、一先ずおわらせてみないと分からない
後先考えてもやってみるまで実際は分からないのは自身の未熟の致す所で申し訳ない
ですが、これ以上やっても続けられず途中で急に筆を折るだけと、区切りをつけて終わらせて頂きました

ダイス、カードというのは面白いシステムでここの経験は
自分の一種の原型ともいうべきものになりました。得難いものであった、と感じています


創作は、長く続けて来ました。ここまでくれば、1次、2次、3次だろうと
死ぬまで続けていこうと思います。本当に貴重な経験をありがとうございました。

216 :名無しさんと創る物語:2021/02/16(火) 20:16:10 ID:???
いいお話だったです。ありがとうございました

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