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サモンナイトNU

1 :サモさん ◆8wdmQW.2pQ :2020/02/16(日) 19:00:03 ID:0DDS6cnc
祝!サモンナイト20周年

このスレはキャプテン森崎及び、
そこから派生した外伝様のシステムを参考にさせて頂いております


舞台は1。
戦闘あり、サッカーは人がもうそもそもあんまいないだろうし
やりたいけどなし(今は)

前作引き続き、弱体化したくそザコ主人公の現代人、
内藤佐門君(サモンナイトを逆にしただけ)と共に困難、苦難をカードとダイスで乗り越えていきましょう


問題はただ一つ、人類がまだこの板に存在するか否かだ
まぁ、1カ月に1レスぐらい着くことを祈り開始

24 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/21(金) 23:22:11 ID:???
ハート、スペード→もう2、3日後



ガゼル「つうわけでよ、俺達も食つなぐだけでやっとなんだ」


佐門「あー、なるほどな。まぁ、怪我も治ったしでていってもいいけど

    喰った分は返さなきゃなぁ……どうすっかなぁ」


ガゼル「いや、お前。数日で治るってのがそもそも……

     まぁ、気にしても仕方ねぇか。てかよ、お前。召喚師だろ?」


佐門「召喚師? 聞き覚えはあるな……」


ガゼル「ほぼ間違いはねぇと思うぞ。

     とりあえず、使ってみろよ。ヒントにはなるだろ」


そういって渡されたのは佐門の持ち物であるという本と

同じく、持っていたという5つのサモナイト石。

佐門「……まぁ、やるだけはただだよな」

25 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/21(金) 23:24:17 ID:???
先着1名様で



★誓約の名において→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→鎧と機人
ハート→機人
スペード→鎧
クラブ→失敗
クラブA→あら……?
JOKER→魔剣招来

26 :名無しさんと創る物語:2020/02/21(金) 23:28:26 ID:???
★誓約の名において→ ダイヤ7

27 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/23(日) 19:52:22 ID:???
ダイヤ→鎧と機人



佐門「でも、召喚術っていったってどうすれば……
    わかんねぇなぁ、これ。テンプレだとなんか呪文があんだろうけど」


ガゼル「いや、そこは俺にきかれてもわかんねぇよ」


佐門「だよなぁ……とりあえず、本から調べてみるか」」


そういって佐門は本を手に取る。


佐門「見覚えはあるんだよな……えっと、そう……
    えーと……あっ! 呼び声の書! 呼び声の書って言った気がする!」


ガゼル「おっ!? ってことは!」


佐門「でも、使い方は……わかりませぇん」


ガゼル「おおぃ……」

28 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/23(日) 20:02:15 ID:???

佐門「でも……見た事はある。そう……これは

    制約を越えた。絆と絆。魂と魂で結んだ

    盟約の書なんだ……呼ぶ本じゃない。これは……」


 ―――なら、呼んで私たちを。私は誓った、貴方の盾になる

 ―――そして、私は誓ったんです、貴方の剣になる


佐門「我が名は佐門……盟約を超越する者―――」


開いた書に手を置き、静かに囁く様に言葉を唱えた。

体からあふれる魔力がゆるやかな風を起こし、

ヘアゴムでまとめられた髪の先、短いポニーの様にされた髪を揺らす

その変色した肩側の赤と緑の螺旋を描いた異色の髪が明滅する。


佐門「古き英知の術と、我が声によって今此処に召喚の門を開かん」

29 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/23(日) 20:04:16 ID:???

手を伸ばす。その手がそっと2つの手にに握りしめられた様な違和感を感じる。

実体ではない。それは、魂と魂。空間を越えて、それが結びあったのだ。


佐門「……」


開いた門の先に手を伸ばす。その手は門を超え

相手のエルゴ(真なる名)を掴み、束縛……するのではなく

触れ、ただ呼びかける。来い、来てくれと……



  ―――我が魔力に答え、彼方より来たれ


                 カッ!!!

ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!


ガゼル「う、うおおおおおおおお!!」


当たりを揺らす風。視界を覆うばかりの光。

それが収まり、ガゼルが視力を取り戻すと……そこには2人の人物がいた

30 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/23(日) 20:07:03 ID:???

鎧「……おぉ……」

女性「…………」


ガゼル「お、おい!! なんか出た! 出たぞ!」


佐門「ヘェア! 眼が、眼がぁ……!」


ガゼル「おい! 光に眼を潰されてる、場合じゃねぇん!! おーーい!」



鎧「ヨクワカランガ……ブジで、なによりだ」

女性「…………まぁ、いつもの佐門みたいね」


2人は慣れた様子でそうとだけ言った。



>ファルゼンとアルディラが合流しました

31 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/23(日) 20:10:18 ID:???


先着1名様で



★一方、そのころのかつての教え子、アリーゼ→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→佐門さんが行方不明……?
スペード→普通の作家。のんびりくらしている
クラブ→BL作家として大成していた
クラブA→異種族レビュアーと化していた
JOKER→作家兼死神代行

32 :名無しさんと創る物語:2020/02/23(日) 20:57:31 ID:???
★一方、そのころのかつての教え子、アリーゼ→ クラブ8

33 :名無しさんと創る物語:2020/02/24(月) 00:17:31 ID:???
活躍してよかったと言えるのかなこれは…

34 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/24(月) 12:01:26 ID:???
クラブ→BL作家として大成していた


作家としてある程度の成功をした、そんな彼女

アリーゼの心にあったのはどこか満たされぬ心であった

なりたかったもの。したかったことをしている。
しかし、何かが足りない。何が……

答えを求め、記憶を思い返す。

すると、そこにあったのは佐門やカイルが

汗を流しぶつかりあっている時に感じた、幸福感


「ま、まさか……」

そんな訳がない。必死に否定しながらも、

筆は真実を述べた。そうして詰みあがるBL短編……

本業の合間にこなす男色短編。はじめは戸惑いの中で
作り出す為、妄想があふれそれをぶつけ完成させた頃、いつも陽が暮れていた

そんな事を数か月繰り返したころ、

アリーゼは気づく

35 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/24(月) 12:08:53 ID:???
妄想をぶつける事に戸惑いがない。

それどころか陽がまだかろうじて暮れていない。


段々とBL小説の執筆速度は早く、作品は長くなっていく。

何時しか執筆は昼には終わり。余った時間に彼女は感謝する事が増えた。


男性をうみだしてくれた世界への感謝。BLというコンテンツへの感謝。

そして、自分の推しともいえる男たちがこの世界に生きている。そのことへの感謝。


そして……ある時、出版社の企画が立ち上がる。

それはアリーゼをまっとうな道に引き戻すための企画。

敗者はBLをやめる、腐女子にとって圧倒的絶望。しかし……


一流BL小説家「完敗よ……私の負け。言った通り、私はBLを廃業するわ」


アリーゼは……勝利した。

アリーゼ「そんな必要はありません。この世にある性癖に善も悪もない
      BLもGLも、ノーマルも、SMも……全て個人にとっては尊いもの……続けてください」

一流BL小説家「め、女神様……」

36 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/24(月) 12:14:41 ID:???

アリーゼ「ところで新作にサインくれますか? えへへ……これいいですね」


こうして、アリーゼはBL小説家として大成したのだった……

だが届く、佐門行方不明の知らせ。

推しの消滅。そんな事、到底許されるはずもない……


アリーゼ「カップリングが片方かけるのは許さ……
     いえ! 大事な友人の危機、いてもたってもいられません!」



こうして、アリーゼは街を経ったのだ……

推しを救うため、自分のおかずを護るため。彼女は……戦う



>合流するかはダイスやカード次第です

37 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/24(月) 12:17:33 ID:???
先着1名様で



★内藤佐門・珍道中→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→飛んできた2人をあわせてお話
スペード→ガゼルと街に出かけた
クラブ→魔力切れで寝落ちしていた
クラブA→バンドを結成する。チーム名は、サモンナイトだ

38 :名無しさんと創る物語:2020/02/24(月) 12:18:38 ID:???
★内藤佐門・珍道中→ スペードJ

39 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/27(木) 19:33:07 ID:???
スペード→ガゼルと街に出かけた


ガゼル「おい、あいつらリプレの所においてきてよかったのか?
    アイツ、眼を丸くしてたぞ! 本当によかったのか!!」


佐門「いや、なんかメガネの人は頭よさそうだったし
   記憶ないです。って言ったらなんとなく察してくれたし
   まぁ、上手く説明してくれるだろ。メガネだし」


ガゼル「お前の知能の基準はメガネか否かなのか……?
    ま、そこまで言うならいいけどよ。しかし……一気に買い物が増えたな」


人が増えれば当然、食料など足りる筈もなく。
しかし、その性格的にリプレが

食事を用意できないのでおかえりください。
といえるわけもなく。どうしたものかと思っていたら
鎧の人はそっとお金を差し出した


鎧の人「ジブンノクイブチグライハダス。セキニンダ」

ガゼルは初めて、神に感謝した。
まともな人間をよこしてくれたことを

40 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/27(木) 19:34:25 ID:???
ガゼル「しかし、量が多いな……
    こいつに持たせるにしてもやっぱ多いぜ」

佐門「俺が持つのかよー」


ガゼル「金もなしに居座ってる奴がなんかいえんのか〜? なー?」


佐門「し、仕事は今探してるから……!」


お金の事を言われると、何も言い返せない

甲斐性無しであった

41 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/02/27(木) 19:37:18 ID:???
先着1名様で



★内藤佐門・珍道中withガゼル→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→謎のBL作家仮面が街にたどり着いた
ハート→佐門「お、この蕎麦屋あいてんじゃ〜ん」
クラブ、スペード→???「おいおい、ずいぶん羽振りがいいな」
         謎のチンピラたちに絡まれた

クラブA→落ちて来た竜の子を拾う……拾えるの!?

42 :名無しさんと創る物語:2020/02/27(木) 20:07:02 ID:???
★内藤佐門・珍道中withガゼル→ ハート8

43 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/04(水) 22:18:36 ID:???
>ハート→佐門「お、この蕎麦屋あいてんじゃ〜ん」


佐門「……シルターンの匂いがする」

ガゼル「いや、シルターンの匂いってなんだよ」

佐門「だよなぁ、言ってて俺も謎。なんだろ。なんか、そう

    そんな感じなんだよな……まぁ、いいや。食ってこうぜ」

ガゼル「おいおい! 金は! 言っちゃわりぃが
    うちにも俺にも金はそんなねぇぞ!」


佐門「さっきのメガネのお姉さんに
    あんまり無駄遣いはするんじゃないわよ!って貰ったわ」


ガゼル「貰ったって、お前……
     男が恵んでもらうってお前……なさけねぇ」

佐門「も、元は俺の金の一部らしいし……」


>佐門の財布を手に入れた

>穴が開いているので10分の1しか残っていなかった

>1000b(バーム)を手に入れた  
 

44 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/04(水) 22:25:15 ID:???

店主「いらっしゃいませ」

佐門「あ、シルターンの匂いって蕎麦だったのか 
   蕎麦……蕎麦? あ、俺。この世界の人間じゃねぇや」

ガゼル「飯の匂いでそういう記憶を思い出すのかよ……子供か!
    で、佐門。他の記憶は! 誰だとか、なんだとか!」

佐門「(そういうまともな記憶は思い出せ)ないです」


ガゼル「はぁー……」

深いためいきを吐きだしたガゼル。

対照的に佐門はすでに席に着席している。

佐門「店主さん、蕎麦2つ。俺とガゼル。
   あと、なんか天ぷら持ち帰りで。お土産にするわ」

店主「ははっ、愉快なお二方ですね。了解しました。
   少々お待ちください。今、準備しますね。そちらの方はどうぞ」

ガゼル「あぁ、こりゃどうも……ズズ……」

佐門「なんかおじいちゃんみてぇだな、そうやって茶を啜ってると」

ガゼル「最近の俺の気苦労の9割はお前の所為だけどな……」

45 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/04(水) 22:27:49 ID:???
先着1名様で



★蕎麦屋・NINJAシオン→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→実はすでに顔見知り
ハート→若干、何かを匂わせる
クラブ、スペード→まだ正体は隠してる

クラブA→ドーモ・ニンジャスレイヤーです

46 :名無しさんと創る物語:2020/03/05(木) 20:38:30 ID:???
★蕎麦屋・NINJAシオン→ ハート5

47 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/07(土) 19:12:23 ID:???
ハート→若干、何かを匂わせる


佐門「お、これうまいぞ!」

ガゼル「うっ! た、たしかにで、でもリプレの飯の方が……
    いや、うっ。くそ……駄目だ、こっちの方がうめぇ」

佐門「そういう、作り手を侮辱しないで素直に言うところは
   お前がやっぱりいい人間なんだって思うわ、ひねてるけど」

ガゼル「う、うるせぇ!」

蕎麦屋の店主「ははっ、気に入っていただけで何よりですよ」

佐門「いやぁ、うまいっすねー。残りのお金で少し天ぷら包んで貰えますか」


蕎麦屋の店主「えぇ、勿論。少しおまけもしておきますとも……」


―――かの召喚騎士とご縁を結べたことを記念して

耳元でそっと囁くようにそういうと、
佐門の手にそっと天ぷらの包みを店主は持たせた


佐門「召喚……騎士?」


シオン「私は店主のシオン。お二人とも今後ともどうぞ、御贔屓に」

48 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/07(土) 19:17:08 ID:???
先着1名様で



★その記憶→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→その体はすでに相手の体を捉えている。コブラツイストである
ハート→ちょっと記憶を取り戻す
クラブ、スペード→その年で中2病かぁ……

クラブA→とにかく拷問だ!

ジョーカー→おもい……だした!

49 :名無しさんと創る物語:2020/03/07(土) 20:03:08 ID:???
★その記憶→ ハートK

50 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/10(火) 19:42:28 ID:???
ハート→ちょっと記憶を取り戻す


蕎麦屋を出る頃、時間は少しずつ空に茜色が差し込んできたころであった。
頼まれた買い物をすませるためにガゼルと共に市場へ向かう途中、ふと、佐門は思い出した



佐門「んー……あ! 確かにそんな風に呼ばれたぞ、うん!」


ガゼル「おいおい、まじか。記憶が戻ったのか」


佐門「いや、まだ旧王都の改革を嫌う派閥とどんぱちやってた感じの事をふわっと……」


ガゼル「なんだなんだ、お前。何やらかしたんだぁ〜?」


佐門「いや、一方的すぎる旧王都上層部の改善とか
    農村部の水路の整備とかそういうのをやってた筈だな……」


ガゼル「良い事してんじゃねぇか……」

51 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/10(火) 19:49:42 ID:???

ガゼル「だがよ、ならますます意味がわからねぇ
     それは褒められることはあっても責められたり襲われることか?


佐門をリプレが運び込んできた当時、体中は刀傷と
召喚術と思われるやけどなどでぼろぼろであった。

最も、その状態から数日で復帰したのは以上ではあるが……
ガゼルは考えた所で分からない事は無駄だと、ひとまずそれについては棚上げした。


佐門「あー……うーん。不平を改善するって事は上が持っている
    権利とかを落して分配するって事だからな。そういう奴らじゃない? たぶんな」


ガゼル「なるほどな……改革に賛成しないもの
     いや、囲まれたってなるとその方が多数ってことなのかもな……」

佐門「まぁ、完全に思い出したわけじゃないけどそういう事だと思うぞ
    周りがやって欲しくない事をしてるから殺されかけたんだろ。ひゅー、あぶねぇ」


そんなことをしゃべりながら、市場にやってきたのだ

52 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/10(火) 19:55:34 ID:???
先着1名様で



★おかいもの→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→帰りの遅い2人を心配したリプレが来た
ハート→突然喧嘩を売られたので関節を決めた
クラブ、スペード→ふつう買い物。

ジョーカー→謎の小説家がBL小説を売りさばいていた

クラブA→干からびたヒトデみたいなものを拾った

53 :名無しさんと創る物語:2020/03/10(火) 20:29:10 ID:???
★おかいもの→ ハート7

54 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/17(火) 19:35:21 ID:???
ハート→突然喧嘩を売られたので関節を決めた


不良「お、俺はオプテュス……あでででで! こんなことして無事ですむと思うな!」

佐門「ふーん……オプテュス。なんだそりゃ」

ガゼル「サイジェントの北スラムを根城としている奴らだ。
    ちなみに、南スラムを根城にしている俺らはフラットだ。
    たく、もめごとを起こしたくねぇからスルーしろっていったろ!」

佐門「俺はしようとした。でも、つい反射で」

長い戦いで身に着いた、反射。
攻撃されれば反撃する。ある意味、当然の行為だが
激戦の中に身を置き続けた佐門のそれは大分、過激だった


メギィ


オプテュスのモブ不良「アデデデエエ!」

55 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/17(火) 19:39:18 ID:???

佐門「で、お前らは人を傷つけたり殺すか?」

ガゼル「……しねぇよ。ぬすみぐれぇはするがな
    そうでもしねぇと、食っていけねぇ。リプレも
    文句は言うが、こればっかりはな……この街じゃ」


佐門「……ん、そうか。積極的に人を傷つけてなければいいさ
    人を傷つけないと思い、そうしない様に思えるなら人間だ。多分……俺と違ってな」


メギギギ!


オプテュスのモブ不良「あ、あががが……」


ガゼル「ば、ばかやめろ! 首をきめられて泡拭いてるぞ! もういい! やめやがれ!」

56 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/17(火) 19:41:04 ID:???
先着1名様で



★佐門アタック→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→マッマに怒られる
ハート→記憶が飛ぶ程度にいためつけて終わりにする
スペード、クラブ→ガゼルの制止で手を解く

ジョーカー→オプテュヌスのモブ不良はドMホモに目覚めた

クラブA→キルスコア1

57 :名無しさんと創る物語:2020/03/17(火) 22:03:34 ID:???
★佐門アタック→ クラブ8

58 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/28(土) 20:17:06 ID:???
スペード、クラブ→ガゼルの制止で手を解く



ガゼル「やめろ!! それじゃあ……それじゃあ!
    何もかわらねぇだろ! 力に力だけぶつけてりゃ、なんとかなんのかよ!」


佐門「……あぁ、その通りだな。おら、この辺にしてやる」


拘束を緩めてやると、オプテュヌスの不良は ハートJ


ダイヤ:恐れて
ハート:短く感謝をガゼルに告げて
スペード、クラブ:怒りを浮かべて

59 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/28(土) 20:19:37 ID:???
オプテュヌス「佐門! 佐門だな、その名前も、顔も覚えたぞ!」

そういって、足早にその場を去っていく男。
しかし、ガゼルの横を通り過ぎる時、彼は一言ガゼルに告げた


オプテュヌスのモブ不良「……悪い、助かった」


そう短く、ガゼルに感謝の言葉を残した


ガゼル「……まさか、他人に感謝される日が来るとはな」


嫌っている相手からの感謝。
しかし、不思議とガゼルの心には温かさが満ちていた。
少しずつ、彼の中で大きな変化が起ころうとしていた

60 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/03/28(土) 20:22:09 ID:???
先着1名様で



★保護者説明会→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→ぶじ和解は成立していた
スペード→少し淵堕ちない所はある様子だが、一先ず決着はついた
クラブ→気持ち程度ですが……と渡されたのは一冊の本

ジョーカー→娘と別れて戦う父というエピソード

クラブA→秘密の写真交換会

61 :名無しさんと創る物語:2020/03/29(日) 18:13:23 ID:???
★保護者説明会→ スペードK

62 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/04/12(日) 20:39:09 ID:???
忙しくしてたら2週間すぎていた


>スペード→少し淵堕ちない所はある様子だが、一先ず決着はついた


リプレ「では、こちらに戦いを持ち込む……
    そういう事はないんですね、アルディラさん?」


アルディラ「えぇ、旧王都も今は軍の再編中だと思うわ。2人が結構、激しくやったから……
何より、聖王都側に入ってくることはまず考えられない。そうよね、ファリエ……ファルゼン」


ファルゼン「アァ。例外ハアルダロウガ。マズアリエナイ」


リプレ「分かりまし……いえ、分かったわ。それじゃあ、私もこれ以上は何も言わない。ただ、申し訳ないけど……」


ファルゼン「アァ。自分ノクイブチグライハカセグ」

リプレ「本当にごめんね、ファルゼンさん……うちも厳しいから」


一先ず和解は成立したが、それは波を立てない限りは
という危うい関係ではあった……

63 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/04/12(日) 20:53:09 ID:???
先着1名様で



★おぷてゅぬすの方針→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→美容にストレスは大敵なんだよぉ……
ハート→様子を見ろ
スペード、クラブ→舐められる訳にはいかねぇ

ジョーカー→…………

クラブA→いい男じゃないの……(ジュルリ)

64 :名無しさんと創る物語:2020/04/12(日) 23:12:56 ID:???
★おぷてゅぬすの方針→ ハート3

65 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/04/22(水) 18:57:16 ID:???
★おぷてゅぬすの方針→ ハート3 ★


〜オプテュス本部〜



バノッサ「様子を見ろ」


モブ「そ、それでいいんですか?」


バノッサ「あぁ、所詮は一人つええのがきたところでごみはごみ。ほっておけ」


モブ「は、はい(まぁ、俺も助けられたガゼルを敵に回したくはなかったぜ……)」



だが、バノッサの思惑は別の所にあった

66 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/04/22(水) 19:06:33 ID:???
ハート→様子を見ろ



カノン「いいんですか、バノッサさんが一声かければ終わりですよ? 
    ……というのは分かっていらっしゃると思うので何かあるんですね」

物腰のやわらかい少年が彼に笑顔で語りかける。


バノッサ「カノン……召喚師どもが騒ぎ出したこの時期に、このタイミングで
     全く身分の分からない奴が流れつく。そこに違和感を俺は覚える」

カノン「裏があると?」


バノッサ「あるいは俺がしらねぇだけで、実はそれは世界というスケールで見れば     
     それは表の出来事なのかもしれねぇ。ともかく、様子を見ろ。今はだ」

バノッサ、その男はたしかに血筋たがわぬ優秀さを宿していた。

オルドレイクの息子として生まれ、間違いなく、大器を持っていた

67 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/04/22(水) 19:08:03 ID:???
先着1名様で



★世界の流れ→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→流石に魔王召喚が行われた
スペード、クラブ→行われたが……

ジョーカー→なんということでしょう

クラブA→世界が割れた

68 :名無しさんと創る物語:2020/04/22(水) 20:40:50 ID:???
★世界の流れ→ ハートQ

69 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/03(日) 12:30:42 ID:???
ダイヤ、ハート→流石に魔王召喚が行われた


ガゼル「おい、聞いたか。サイジェントの近郊で爆発があったらしい」

リプレ「え、本当!?」

佐門「俺を見ないでくれ、俺を。怪しいのは理解してるけども!!」

アルディラ「貴方……何もしてないわよね? 一応、聞くけど」

佐門「何もしてないよぉ!!!!! 信じて!! 知らない人!!」

ファルゼン「マガワルカッタノダロウ。ウンガナイヒトダ……」

70 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/03(日) 12:38:22 ID:???
レイド「……召喚師が何かをしていたという話も聞く。確かめるべきか……分かった、私が行こう」

エドス「ふむ……では、ワシも同行するぞレイド。ガゼル、お主は今日は此処で残れ。
     わしらが不在の間にお主までいなければ、オプテュスが何をするかわからん」

ガゼル「あぁ、分かったぜ」

エドス(……ほう。聞き訳がいいのう)


本来なら餓鬼扱いするなと激昂すると思っていたエドスは
ガゼルのその返答に成長を感じた。

エドス(親がなくても子は育つ。わしらなど、すぐにおいこされてしまうか)


そんなことをエドスは感じていた。

71 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/03(日) 12:40:38 ID:???
先着1名様で



★はじまるの?→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→佐門、お前も同行しろ
スペード→佐門、お前は残れ
クラブ→あ、待ってくださいよ! 此処は俺に任せて先を行け!(ソロ突入)

ジョーカー→なんということでしょう

クラブA→さっき気づいた、孤児院の真の機能を解放する時が来た様だな

72 :名無しさんと創る物語:2020/05/03(日) 20:02:04 ID:???
★はじまるの?→ ダイヤ8

73 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/09(土) 18:31:14 ID:???
ダイヤ、ハート→佐門、お前も同行しろ


エドス「……佐門、お主も同行してくれんかね?」

佐門「断る理由はないし、というか断ると信頼されねぇだろ。行くよ」

アルディラ「なら、私も同行しましょう」

ファルゼン「ワカッタ。ワタシモイコウ」

エドス「ふーむ、両手に花じゃのう、佐門?
    だが気を抜かれては困るぞ。無論、それはお二方にもだがのう」


佐門「心配するなよ。気を抜いた事の方が少ないぞ、多分。
   特にここに来る前はそんな余裕、なかった気がするんだよなぁ」

アルディラ「……」

ファルゼン「……」

エドス(たしかに、そのようじゃのう)

74 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/09(土) 18:39:40 ID:???
レイド「では、帰宅は深夜に。翌日の朝に仕事が伸びたとでもいえば
    子供たちも納得するだろう。頼むぞ、エドス」

エドス「任された」

佐門「……そういえば、未だに俺。孤児院の子供と会ってないんだけど?」

リプレ「ごめんね……様子を見る為に離れの倉庫を掃除してそこに
    隔離させて貰ってたの。明日からはあちらに部屋を用意するわ」

佐門「うっす……それにしても召喚術か。場合によっては資料とか回収してもいいかもな。ものによっちゃ、他の奴に売れるんじゃね?」

エドス「ふむ、その視点はなかったの。だがそれはたしかだ
    何かあれば金の派閥に持ち込んでみるとするかの。気は進まんが……」


こうして、エドスを筆頭に。佐門、アルディラ、ファルゼンの4人は
近郊の荒野へと向かう事にした

    

75 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/09(土) 18:47:17 ID:???
先着1名様で



★who are you?→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→ハヤト
ハート→トウヤ
スペード→アヤ
クラブ→ナツミ

ジョーカー→オールリンカーVS悪魔

クラブA→何者だお前は!

76 :名無しさんと創る物語:2020/05/09(土) 19:51:24 ID:???
★who are you?→ ダイヤK

77 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/17(日) 20:06:11 ID:???
ダイヤ→ハヤト


ハヤト「なんだ、なんなんだよ……」


多くの死体の中をハヤトは歩いていた
荒野に積みあがった死体とちりぢりと火の粉を上げる
小さな火は、周りの炭とかしたものの様子から
数時間前までは大火事だったことが想像するに容易い


そして、そんな場所に自分は居た。 【無傷】で


何かの声を聴いた気がする。誰かではない。
もっと、大きな何かの声を……

ここはどこで、自分に一体、何が起きたのか
あれは何で、なぜ自分は此処にいるのか
多くの疑問を抱きながらも、ハヤトは正気を保つために
屍の山の中を進みつづけた

78 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/17(日) 20:16:08 ID:???
ハヤト「誰か……誰かいないのか!」

縋るように声を張り上げた。高く、高く。
そして、時同じくしてエドスたちはその現場に到着していた。


エドス「こりゃ酷い……死体の山じゃ」

アルディラ「かなり大規模な儀式だったみたいね。魔法陣もかなり大きいわ」

ファルゼン「コレホドノオオキサナラバ。喚起の門ホドノチカラモアロウ」

アルディラ「目的があったのか……あったんでしょうね。一体……」

佐門「……サプレス」

エドス「サプレス……っちゅうのは異界だったな。確か悪魔の世界じゃったか?」

佐門「あ、あぁ、多分。そんな感じが……する」

ファルゼン「ワタシモドウカンダ」

アルディラ「ファルゼンに……佐門も言うなら確かね
      記憶は失っててもその感性までも失われてるとは思わないし……そうなると、
      召喚対象はよほど大きな存在。悪魔ね、それもかなり強大な力を持つ……悪魔」


―――魔王

79 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/17(日) 20:22:51 ID:???

ファルゼン「…………」


佐門「……な、なんてな。いや、なんでもねぇ。口からなんか出て…・…」


アルディラ「いえ、ありえるわ。ありうるのよ。
       この死体の数、儀式の規模の大きさ。ありうる……」


―――誰かいないのか!―――


佐門「声だ! 聞こえたな、お前ら!」

エドス「人じゃのう。まぁ、敵か味方か知らんが見捨てるのは気持ち悪いかのう」


そうして、声の方向を目指し歩を進める4人。その先にいたのは……


ハヤト「せ、先輩!?」

佐門「う、うるせぇ!! 誰が留年野郎だ! くそぉ、それを知ってるてめぇは誰だ!」

ハヤト「え、お。俺ですよ! 俺、新堂勇人! バスケ部の!」

佐門「しらん! あ、いや……知ってる様な。でも、今はしらん!」

エドス(まぁ、悪い奴じゃなさそうだし巻き込まれたか……仕方ないのう)

80 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/17(日) 20:25:12 ID:???
先着1名様で



★すかべんじ→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ、ハート→死体の中からたんまり漁った
スペード→そこそこ漁った
クラブ→なんもないやん!!

ジョーカー→全てを知る

クラブA→これが4次元ポケットちゃんですか

81 :名無しさんと創る物語:2020/05/17(日) 22:20:53 ID:???
★すかべんじ→ スペード6

82 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 22:04:57 ID:???
スペード→そこそこ漁った


〜ハヤトを見つける少し前〜


エドス「ふむ、サモナイト石と焼け残った資料が少し手に入ったが
    こんなもの売れるのかのう。わしにはわからんが……」


アルディラ「まぁ、何もわからないまま売りにいけば二束三文でしょうね。
      特に金の派閥は商業的に召喚術を利用する機関だしね」

ファルゼン「道中キイタカギリ。
      サイジェントの金の派閥ハトクニソノ面がメダツ……ナゼノコル?」

エドス「故郷だから……という綺麗な理由ではないんじゃ。
    単純に言えば、資金的問題じゃのう。子供3人を抱えておるし
    わしらも学があるわけではない。外で生きていけるわけもない……」


サモナイト石に写る自分の顔を見つめるエドス。
その顔は20代という年齢以上に老いて見えた

83 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 22:14:47 ID:???
佐門「でも、それも今日を境に変えられるかもしれない。
   サモナイト石は貴重だ。人工的な方法でサモナイト石を
   精製するなんてことは出来ない……希少なものには価値があるんだ」


 ―――だからこそ、争いの種にもなる


エドス「……佐門、お主」

佐門「ん? あ、あれ……? 俺、何か言った?」

アルディラ「ショックが原因の一時的な健忘が治りつつあるんでしょうね。
      エドス、私が補足するわ。彼が言った事は事実。
      サモナイト石は人工的に精製できたものはおらず、貴重よ」

ファルゼン「モットモ。裏にナガレルコトモアル。一級品の宝石トマデハイカナイ
      シカシ、ソレデモコレダケノカズガアレバジュウブンダ」

佐門「あ、うん。ということらしいしさ、交渉は俺らがやるとして
   そのかねはほぼお前らに渡すよ。だから。引っ越せばいいんじゃねぇかな」

エドス「なるほどのう……」

エドスは考えた。自分たちの事以上に、幼い子供たち。
自分の兄弟分ともいえる孤児たちの事を。彼らの事を考えれば
それが間違いなく、実現できる範囲で正しい事であるように、エドスはかんじていたのだ。

84 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 22:20:16 ID:???
エドス「……そうだな、そうすることにしよう」


【フラットのメンバーが引っ越しすることを決めました】



エドス「それに、この国境は危険すぎる……そうじゃろ?」


アルディラが心中に隠している事を射抜く様に、エドスはそういった。
アルディラは一つため息を吐き出すと。


アルディラ「そうね。侵略には戦略拠点が必要だもの」

ファルゼン「戦の定石、トイウモノダナ……」


サイジェント、旧王都と聖王都の国境に存在するこの街は
恐らく、世界で一番。危険な街でもあるのだから……

85 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 22:25:21 ID:???
先着1名様で



★うごめく闇→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤハート→まだうごめているだけだった
スペード→準備は整いつつあった
クラブ→今いくよぉ〜

ジョーカー→魔剣が持ち出された

クラブA→サッカーグラウンドの建築が始まった

86 :名無しさんと創る物語:2020/05/18(月) 22:32:55 ID:???
★うごめく闇→ JOKER

87 :名無しさんと創る物語:2020/05/18(月) 22:34:27 ID:???
大事だw

88 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 22:42:58 ID:???
ジョーカー→魔剣が持ち出された


それは、月が輝く満月の日だった。
旧王都を清浄化すべく、日夜レジスタンス活動に赴く
旧サモンナイトNでJOKERで綺麗なオルドレイクとなった
その男が、夜遅く。佐門の警護にあてていた彼女を呼び出した


オルドレイク「ヘイゼル。これはこの旧王都に点在する施設の場所と
       その場所の分かる限りの内部構造だ。全て暗記しておけ」

ヘイゼル「……情報を持って逃げられると面倒だとは思わない?」


オルドレイク「思わんな。私はともかく、佐門については
       それほど悪くは思っておるまい……?」

ヘイゼル「ちっ……嫌な男」


※ヘイゼルもJOKERで戦闘時に逆転された結果、
 可能性を見せられて浄化されている

89 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 22:53:38 ID:???
ヘイゼル「でも、どうして急にこんな情報を?」

オルドレイク「旧王都を……否、世界というスケールでいってもいい
       この世界の深い闇には常にサプレスの悪魔が潜む
       奴らの力の恐ろしさは、時に追いつめ、時に甘言で惑わし
       しかし、それすらも一部の悪魔にとっては遊び、という事だ」


ヘイゼル「あんたか佐門が操られるって? 冗談……
     召喚師でしょ、あんたらは」

オルドレイク「それでも……油断できぬ相手である、のだよ
       現に我等は20年という規模の戦いを経てもなお……ふっ
       いや、よそう。時を省みるほど老いたつもりはないのだよ。さて」

ヘイゼル「……分かったは、覚えておけばいいんでしょ? 
     最も、それが役に立つとは……思わないんだけども……」


と、その時は思っていた。彼女も
しかし、オルドレイクの予想は正しかった。
事実、彼は操られた。佐門は魔剣を奪われ、力を失い、記憶を失ったのだ


そして、仲間すらも散り散りになり、2カ月(佐門が流れ着いた日。

瀕死のヘイゼルもまた、聖王都にたどり着いた。

90 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 23:07:23 ID:???

聖王都は彼女が持っていると思われる情報の重要性を考慮し
秘術を用いた治療を行う事を決定した……



パッフェル「あの……この姿は」

メイメイ「にゃ、にゃはは……めんごめんご!
     ほら、重要な情報は握ってるのは確かだし友達にね、頼んだのよ?
     そのね、その回復の副作用っていうか……まぁ、若返ったんだし!
     まぁまぁ! いい化粧水でも使ったと思って! 」

パッフェル「美容ってレベルじゃないでしょう……ていうか、
      これじゃ下手すると気づいて貰えないわよ皆に……」


メイメイ「そこはぁ〜、あたしもフォローするからー! ねっ!
     (それにしても、サモナイトソードを振るう抜剣者と
      稀代の天才を追いつめる相手か……こりゃ、よっぽどの悪魔が
      旧王都に降臨したって事になるわねぇ……まずいんじゃない?)」


もたらされた情報により回収された碧と紅の2本の剣。
しかし、それがすでに解析済だとするならば……


メイメイ(相手はさらに強大な力を持つサモナイトソードをすでに
     いえ、可能性はあるわねぇ……鍛冶師くんは囚われたままだしぃ)

91 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 23:09:08 ID:???
明滅する剣。それはまるで何かと呼び合うかのように……


【2本の魔剣を聖王国が旧王国よりうばいました】

 旧王都 × 旧王国 ◎  ※訂正

【向こう側の情報をいち早く察知できたようです】

92 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/18(月) 23:12:42 ID:???
★ひっこし→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→サラマンダーより早かった。すでに出発
ハート→多少ごたついてはいるがなんとかなりそう
スペード→問題が起きていた
クラブ→なんか静かですねぇ……(少し危険)

ジョーカー→そんなもん、召喚獣で終わりなんだなぁ

クラブA→移動型孤児院ビークル・サイジェン・フラット

93 :名無しさんと創る物語:2020/05/18(月) 23:16:06 ID:???
★ひっこし→ ダイヤJ

94 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/25(月) 07:44:27 ID:???
ダイヤ→サラマンダーより早かった。すでに出発


〜数日後〜


ハヤト「あの、先輩。この状況って……」

佐門「先輩いうな、先輩と……大体、俺にはお前の記憶が……
   まぁ、知り合いって気はすんだけど……面倒だなぁ、記憶喪失って」

ハヤト「話した感じ、元の世界の一般常識とかはありますもんね」


佐門「だなぁ……自分が自分であることの核となるものってのは
   ちょっとやそっとじゃ消えないって事なのかぁ。まぁ、わからねぇわ。
   ともかく、次の休憩地点で食料とかの減り具合の確認を頼む、ほい!」


ハヤト「あ、はい。このリスト……何語?」

佐門「あ、すまん。ルビ振っとくわ……日本語で」


少し不足分こそはあったが、そのあたりは
荷や施設自体を解体し木材にすることで補填した佐門一同は
荷馬車を用意し、足場にサイジェントをたっていた

95 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/25(月) 07:56:03 ID:???
ガゼル「しかしなぁ、宛はあんのか?」

手綱をにぎる佐門の隣で不安な表情を浮かべながらガゼルが口を開く。

それに対して、
佐門は顔の向きも変えることなく。正面を。
その遥か先にある街にある想像の中にある街を見つめながら言った


佐門「ない。だけどさ、考えてみろって
   ろくな働き口がないサイジェントより
   少なくとも、ある程度にぎわった街。どっちが仕事がある?」

ガゼル「あー、まぁ。そりゃそうだな」

佐門「そういう事なんだよ。それに、お前に俺に。エドスに、レイドだっけ。
   男手は基本的に健康で力も強い。重宝される人材だと思うぜ」

若い者が重宝される。
それは異世界リインバウムにおいても当然の事である

96 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/25(月) 08:00:45 ID:???

佐門「見た目のいいリプレなんかも可能性があるし、まだ何ができるかわからない
    ハヤトだって、若い男だ。それに、素早く地盤を築ければ子供たちに教養もつけられる
    状況と人材。様々なものを加味して、やっぱベストなんだよ。今、動くのがさ」


引っ越しは通常。下見などを行い計画的にするべきだ。
しかし、背後にテロリスト扱いの危険な王国がある場所なら
やはり話は別という事になる

準備に必要な資金が出来た、不測の事態にも対応できる人材はおり
布団を敷き詰めた荷馬車ならある程度暖も取れる

だからこそ、佐門は言った。「すぐに動こう。今を変えたいなら」

異はなかった。今を変える。その言葉はフラットの者たちにとって、
待ち望み、焦がれた。希望だったのだから

■フラットのメンバーが佐門たちと共にサイジェントを出発しました

97 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/25(月) 08:03:41 ID:???

先着1名様で


★ひっこし〜道中〜→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→誰や君は
ハート→謎の美少女(自称)小説家が合流する
スペード→問題が起きる
クラブ→特になし! すこしはなんかおきてから到着しろ!

ジョーカー→???

98 :名無しさんと創る物語:2020/05/25(月) 20:11:41 ID:???
★ひっこし〜道中〜→ クラブ7

99 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:17:26 ID:???
〜聖王都ゼラム〜


佐門「なるほど……んじゃ、店とかは慎重に選ばないとダメなんですね?」

門番「あぁ、市場じゃ普通のものを扱ったりする店も多いが所高値なものを取り揃えたりしてるところも多い
    そういう店が所狭しと並びたってるってわけだ。しかも相手はやりての商人だ。一度盛ったら逃げられないぜ」

佐門「はは、ツケとかにされてでも払わされそうで怖いなぁ。それじゃ、ありがとうございます」

門番「おう、孤児院総出で引っ越しとは大変だろうが此処ならなんとかなる! 頑張れよ」


門番に手を降り、街の中へと入っていく。
此処は聖王国の中心城都。蒼の派閥の総本部が存在するその名もずばり、聖王都ゼラム。首都だ。

活動の拠点として、漁業などがある交易都市ファナンも候補として挙げられたが
それに対してはリプレがNOを出した。


―――子供たちには、いろんな可能性を上げたいから


王都なら、それが出来る。苦しくても、大変でも
自分たちより年下の3人の子供たちの未来は広く澄み渡って居るべきだ。
母親役を長年務めていた、リプレの心からの思いだった。

これに対しては佐門が異を唱えたが

ガゼル「そっか……じゃ、仕方ねぇな。わりぃ、頼むよ」

誠実に頭を下げられて頼まれれば、佐門はうなずくしかなかった

100 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:34:57 ID:???
ハヤト「先輩、先輩」

佐門「なんですかぁ!!」

ハヤト「キレ君に怒らないでくださいって! 大体、いつもそう呼んでたじゃないですか」

佐門「畜生。そんな気もするしそれでいいわ……で、ハヤトくん。何かね」

ハヤト「人が増えてるんで、こう。一応挨拶はしたけどさらっと、さらっと。どういう人が教えてください」

佐門「しょうがねぇなぁ……いいか?」カキカキ


フラット組

レイド:騎士にちかい恰好をした黒髪の剣士。リーダー。冷静沈着

エドス:わし、と話す半裸の男。じじくさいが比較的温厚

リプレ:赤髪のみつあみ少女。皆の母親役。優しい(オレ以外)

ガゼル:お前の隣で寝てるこれ。短髪で野生的。
    かつ直情的。だが、一番話が分かる

アルバ:わんぱく坊やらしい、あったことない

フィズ:耳年魔で活発な短い緑髪の女の子

ラミ:金髪の大人しい女の子

101 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:40:36 ID:???
佐門「で、後は……」


アルディラ:ロングヘアーメガネ美女。半分機械の人らしい。俺の知り合いっぽい

ファルゼン:鎧の騎士。めっちゃかたこと。俺の知り合いぽい


佐門「で、俺と同輩? っぽいお前とで全員。
    因みに子供とは会ったことない。危険人物扱いだったんだ、最近まで」

ハヤト「相変わらず変な事になってますね。んで、先輩……一番聞きたいのはあの
    やっぱ、元の世界じゃないですよね? いや、説明は受けてるんですけど……」

佐門「……あぁ、そうだ」


ハヤト「そう、すか……」


そういうとハヤトは目をつぶり、ぴしゃっと頬をうつと


ハヤト「うし! 分かりました! そういう事と納得します、とりあえず!
    元の世界に戻る事をとりあえずの目標にして、目の前に集中する!」


佐門(ふーん、やるじゃん。強い心を持ってるな、お前。
   まぁ、出来れば協力してあげたいところだがまずは身辺を固めないとな……さて)


佐門「どうすっかなー」

102 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:46:54 ID:???

小さく呟いた言葉は、佐門の不安な内心を如実に表していた

お金もあった、敵意を払いのけるだけの力もあった。

だが、立場と居場所は信頼でのみ築ける。


新天地に降り立ったばかりの今の彼らに、それはまだ。存在していなかった……   


1 話 【終】

103 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/05/30(土) 19:48:58 ID:???


先着1名様で


★夜会話〜→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。数字によって分岐します。


1,7:レイド

2,8:エドス

3,9:リプレ

4,10:ガゼル

5,11:アルバ、フィズ、ラミ

6,12:ファルゼン、アルディラ

13:ハヤト

JOKER:?

クラブA:チェンソーの悪魔

104 :名無しさんと創る物語:2020/05/30(土) 20:01:49 ID:???
★夜会話〜→ ダイヤ2

105 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 19:57:15 ID:???
>エドス



エドス「記憶は、どの程度戻っておるんじゃ?」

宿屋で同室となったエドスが呼び声の書をめくる佐門に声をかける
佐門はうーんと唸りながら本を閉じると手を握り、開いていく。

1つ、2つ、3つ。4つ。

佐門「別の世界から来たって事。自分の性別とか年齢とカそういう事。
    召喚術の基本的な事と、後は、こいつのことぐらい」


エドス「呼び声の書、であったかの?」

佐門「あぁ、俺と盟約を結んだものだけを呼び出せる。そういうものだな」

エドス「ふむ……普通の召喚術とは違うのじゃな」

佐門「召喚術はまぁ、強制力ってのがやっぱあるからな
    俺の技は双方の合意の元に行われるっていう感じ」


エドス「そう聞いていると、召喚術はまるで奴隷制度のようじゃのう……」

佐門「あー……うん。部分的にはそうかもな
    でも、全部が全部そういう事ではないと思うぜ」

エドス「確かにの。そういう技であっても信頼関係が絶対ない
    とはいいきらんさ。ただ、多くはない。と思うのだ。ワシはな」

106 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 20:06:40 ID:???

エドス「少なくとも、リインバウムには虐げる者と虐げられる者がいる
    幸福の天秤は傾いておるとはおもう。いや、それは間違いなかろう」

佐門「……そうだな。こうして一先ず、先がない場所から出て気はした
   でも何もかも上手くいくかと聞かれれば違うしな。出発点にすぎねぇよな」

エドス「そうじゃの。まさに、ここからじゃ。しかし……いや、すまん。なんでもない」

佐門「?」


エドス(しかし、わしらだけではその出発点にすらこれなかった
    そんなものすらないと目を瞑っていた。だから、此処までこれた
    そういう意味では感謝しておるのじゃ。だから……)


―――わしらはもう、自分たちが弱者だとは思わん。口にもせん


エドス「やるだけやってみるとしよう。死ぬまでの。すまんが、協力して貰うぞ」

佐門「いいさ、乗りかかった船だ。ただし、すぐに沈没するんじゃねぇぞ」

エドス「いいおるわ。当たり前じゃ蝋。沈めば、皆。死ぬしかないんじゃしな!」

佐門「縁起でもねぇ!」



縁起でもねぇが、やる気だけは十分みたいだな。安心したぜ

107 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 20:13:21 ID:???
>エドスが友好的人物になった


〜make more money〜  もっとお金を稼ぐのよ!


リプレ「お金がありません」

ガゼル「チビ共が寝てる早朝に集めたらなんだと思ったら
    ふわ……知ってるぜ、そんなん。寝るわ」

リプレ「お?」

ガゼル「いやぁ、金がないなんて大変だな。おい! なぁ、佐門!」

佐門「なんで俺に振るんだよ……まぁ、でも事実だな
   住む場所も決まってねぇし」

エドス「宿に泊まり続けるわけにもいかんしのう」

レイド「そうだな。まずは住み込みにするにしても
    居場所を確保するのが先決だろう。リプレ、あと何日止まれる?」

リプレ「うん……3日ぐらいかな」

佐門「短い……短くない?」

ハヤト「現実世界で3日止まると安ホテルじゃなけりゃ7、8000円っすよ」

佐門「あ、そっか。んじゃ結構あるな……」

レイド「だが数日で消えるのは確かだな。さて……」

108 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/07(日) 20:16:14 ID:???

佐門(でも、現実世界、か。ハヤトはまだ少し、此処が夢かも
    そういう事に期待してる部分があるんだろうな……)



先着1名様で


★金! 金! 金!→! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→佐門の隠し財産を使うわ
ハート→この辺にぃ、幽霊屋敷ぃ。あるそうっすよ
スペード、クラブ→探せ!! 家を!!

ジョーカー→???

109 :名無しさんと創る物語:2020/06/07(日) 20:26:04 ID:???
★金! 金! 金!→ スペード7

110 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/16(火) 18:31:39 ID:???
スペード、クラブ→探せ!! 家を!!

佐門「宿賃というだけ考えれば1カ月分程度はある
    だが目的が観光ではなく永住だ。だからこそ家がいる」

ガゼル「うーん……いや、だがよ。厳密にはどうすりゃいいんだ?」

レイド「現実的に考えれば家は買うよりは借りる、だろうな。
    どんな場所にしろ、家はある意味永住権のようなもの。値段は張る」


エドス「じゃな。昼の家探しはリプレに。夕方からはワシたちで回るとするか」

リプレ「分かったわ。でも、子供たちはじっとしていられるかしら……」

佐門「いや、ムリだな。子供は1秒休んだら10秒走る。そういうもんだ」

アルディラ「貴方がいうと妙な説得があるのよね」

ファルゼン「ソウダナ」


佐門「なん……だと……?」


こうして、家探しを始める事になったのだ

111 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/16(火) 18:40:27 ID:???
しかし……


佐門「金! 金! 金!! 騎士として恥ずかしくないのか!!」

ガゼル「いや、騎士じゃねぇし当然なんじゃね?」

裕福な土地であればあるほど高い。それは当然の定理であった

エドス「まぁ、ある意味わかっていた結果じゃの。
    だが、現地にきて確認出来る事もあろう」

レイド「その通りだ。少なくとも、難しいという事は分かった
    だが子供たちの事を考えて日の当たる場所で生きていく事を決めた以上
    難しくても、やりとおさねばならん。それもまた、事実なのだ。そうだろう?」

佐門「あ、はい……レイドってなんだ、もしかして元騎士だったりする?」

ガゼル「あぁ。本人も気にしてはいねぇだろうが、一応謝っておけよ」

佐門「うっす! しかし、先行きが早々怪しくなってるなぁ……と、なると」

112 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/16(火) 18:46:25 ID:???
先着1名様で


★私にいい考えがある! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→召喚術の伝手をたどってみるかぁ
ハート→港街ファナンに
スペード、クラブ→しらみつぶしにいくぞ! ※危険

ジョーカー→やると決めた時、すでに俺の行動は終わっている

113 :名無しさんと創る物語:2020/06/16(火) 20:17:24 ID:???
★私にいい考えがある クラブ10

114 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/25(木) 16:29:46 ID:???
スペード、クラブ→しらみつぶしにいくぞ! ※危険




佐門「しかし手段を考える時間もコネもない
   なら、やはり物量戦で行くしかない……」

ハヤト「先輩! それしっぱしたら終わりな奴ですよ!!」


佐門「失敗しなきゃいいんだ。可能性は気合と勇気で補え!!
  

ハヤト「無茶だって言ってる!!」


佐門「知ってる!!!!」

115 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/25(木) 16:33:16 ID:???
先着1名様で


★佐門:  2

 フラット:! dice

 ラスちゃん:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:家が見つかった

いずれも3以下:(エンディング)工事完了です

116 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/06/25(木) 16:34:30 ID:???
先着1名様で


★佐門:! dice

 フラット:! dice

 ラスちゃん:! dice★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。ダイスによって分岐します。


いずれかが3以上:家が見つかった

いずれも3以下:(エンディング)工事完了です

117 :名無しさんと創る物語:2020/06/25(木) 19:12:34 ID:???
★佐門: 6

 フラット: 3

 ラスちゃん: 3

118 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:04:20 ID:???
>★佐門: 6  クリティカル

 フラット: 3

 ラスちゃん: 3 ★




ガゼル「なんとかなったな……」

エドス「まぁ、期日までにお金を払えるかじゃがの」

レイド「冗談でもやめてくれ。しっかり計算した上で挑んだんだ。
    値上げされでもしたらびた一文払えないんだ」

リプレ「一応、結構値下げして貰ったから少しだけ余裕はあるけどそれでもきついわ」

ガゼル「おい、まじか。うちの母ちゃんは何時、そんな交渉してたんだ」

レイド「そういえば5分ほど出てくるのが遅かったな」

エドス「うーむ、女性はおそろしいのう。さて、佐門はどうなっているのか……」


フラットの面々の成果は上々とはいえないが
なんとか首一枚を繋げる事に成功した、という意味では優秀な結果だった。
そして、その少し前。佐門とハヤトは2人で街に繰り出していた……

119 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:12:56 ID:???

ハヤト「……先輩、まじで見つかるもんですね」

佐門「いや、俺も正直うまくいくとは……二人とも結構高いサプレスの
    適性を持ってる感じだからさ。強い力を持つ者同士が傍に居れば増幅現象が起きるかもってさ」

機界に特に高い適性を持つ佐門は霊界にも高い適性を持っている
もっとも、今は盟約を結んだ対象にのみ行使される特殊な召喚術であるため、
その属性の有無はさほど意味がない。

合体召喚術という部類の技がある。いわゆる高い適性を持つ同士が
同属性の召喚を行使するものだが、高い威力を発揮する。部分的にしか思い出せなかったが
その存在を思い出した佐門はハヤトをつれだした。

2人が揃えば、霊界の力を探知するセンスがより研ぎ澄まされるのでは
という雑な理論だったのだが2人の相性もあり意外とうまくいった。


さて、そんなコンビが探していたもの。それは……


ハヤト「本当に見つかるとは、事故物件……」


所謂、幽霊屋敷というものであった。

120 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:27:17 ID:???
ハヤト「一応、話によると蒼の派閥預かり、って事にはなってるみたいですけど」

佐門「まぁ、元の世界ではともかくこっちじゃ幽霊が実在するからな
    そうなれば、当然。管理するのはそれ専門の所になるだろ」

ハヤト「え、まじで存在するんですか?」

佐門「妖怪もいる。でもまぁ、その辺は前回説明した四界の別世界の別種族だ
    ややこしいが幽霊と妖怪じゃ世界の枠組みが違う。覚えとけよ」

ハヤト「覚えておきますけど、そこまで覚えてて記憶がまだ抜けてるんですか?」


怪訝な顔をして、そういったハヤト
佐門はうーん、と少し悩んだ後に

佐門「不思議な事に、そうなんだよなぁ……」

と、返した。


佐門「まぁ、話は後でつけるさ。いまだに手つかずって事は
    どうにもできてないって事だ。まぁ、話は今からつけてくる。
    駄目でも無理でも夕方には戻る。このことを皆に報告してきてくれ」

ハヤト「……無理濃厚な気がする」

佐門「俺もね、そう思う!!!」

しかし、その考えはあっさり覆された
蒼の派閥は彼らにその場所で済むことを許可したのだった

121 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/07(火) 18:33:08 ID:???
先着1名様で


★蒼の思惑! card★


スペースを消して、★に囲まれた範囲を
まとめて書き込んで下さい。スートによって分岐します。


ダイヤ→∇あの場所を、ただで寄越すんだ
ハート→友好的協力関係を結びたい。そして、金の派閥からの圧が凄い
スペード、クラブ→表面上はともかく、どこか不穏な気配を感じる

ジョーカー→???

122 :名無しさんと創る物語:2020/07/07(火) 22:28:43 ID:???
★蒼の思惑 クラブ5

123 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/20(月) 18:17:35 ID:???
★蒼の思惑 クラブ5 ★

スペード、クラブ→表面上はともかく、どこか不穏な気配を感じる


エクス「それで、どうしましたか?」


金色の髪の少年は穏やかな口調でそう目の前の初老の男性に言った。
男性は明らかに年下の彼にどこか、媚びる様な笑顔を浮かべると「ええ、ええ」とうなずいた


フリップ「エクス総帥のお言いつけの通り、お渡ししました。
     しかしいささかスムーズにいきすぎて怪訝な顔はしておりましたが」

エクス「構いません。恩を売られた、ぐらいはわかっていらっしゃるでしょう
    少なくとも、これで僕が訪れても追い返されることはありません」

フリップ「……エクス様を追い返すと? 蒼の派閥の総帥を?」

エクス「話に聞いた限り、彼は穏便にすませてようと
    表面上はこびへつらうかもしれませんが魂は売りませんよ」


―――たとえ記憶を失おうとも、悪に転ぶことはないでしょう


フリップ「おぉ、それはそれは。正義に燃ゆる男という訳ですか
     蒼の派閥の理念にも、えぇ。沿った男でございます。よいご縁だ!」


フリップは怖かった。彼にそう言ったエクスの眼は「お前と違って」と言われた気がしたからだ

124 :サモさん ◆kC7LnE4qpc :2020/07/20(月) 18:30:57 ID:???

フリップ(だが、老いず強大な魔力を持とうと総帥とて人間なのだ。
     全ては見すかせる訳ではあるまい……そうだ、そうに違いない……
     必要なのだ! この地位と、権力を。高みに昇るには金が! そうだ、佐門を利用して)

エクス「あぁ、そうそう。彼女は……佐門さんに付ける事にしました。
    ぼくの用事がない時以外は、という事ですが……構いませんね?」


フリップ「あの密偵を? また物好きでございますなぁ
     分かりました。給仕として派遣した、という事にしましょう(ちっ、聡いなやはり)」

エクス「えぇ、お願いします。ついでにもう一つ貸しで貸し2つと解釈してくれると
    助かるのですが。彼の力は振るわないにこしたことはありませんが抑止力にはなるので」

フリップ「な、なるほど(抜剣者(セイヴァー)の力はそれほどと? 何者なのだ……だが使えるかもしれん)」


そして、深夜。派閥より文を乗せた早馬が出た……


>佐門が家を得た

>蒼の派閥のフリップが何者かに接触を図った

>佐門の家に給仕が後日、到着する

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